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プルガトリオ
黄金時代の在り所
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グノートス遺跡 第8階層 20:10 p.m.(推定) フランチェスコ
「悪いわねフランチェスコ、お待たせ」
待ちかねた人物の来訪にフランチェスコの表情は明るくなった。全然大丈夫だとかぶりを振る。水溜に腰掛け、隣を手でぽんぽんと叩くとベアトリーチェはそこに座った。
しばらくは横に座る彼女の顔色を窺っていた。どうもあまり優れない様子だったからだ。
「ベアトリーチェ卿、ずいぶん疲れた顔をしてらっしゃいますね」
「そう見えるかしら」
眉を上げ、白い歯を見せて笑う。見惚れてしまう愛おしさだが、やはりどこか元気がない印象がフランチェスコに残った。
「部屋に来る前は何をしていたんですか」
「ええ、ちょっとパラヘルメースの部屋に。彼も真犯人を見つけるために捜査をしてくれているみたいなのよ」
「はあ、そうですか」
「彼の協力もあって捜査はかなり進展したわ。あとは証拠品としてナイフはおさえたいところね。色々情報を集めたけれど、最後に犯人を追いつめるにはあれが不可欠だと思うの」
フランチェスコは口元を緩ませて聞く。
「進展、ということは犯人が分かったんですか」
「当たりを付けた程度よ。言い逃れのできない証拠がないから問い詰めたりはしないけれど。それに、私の推理にはどうしても避けて通れない穴があるの」
「穴、ですか」
ついオウム返しで訊いてしまう。フランチェスコは未だ暗中模索するように情報を拾い集めているが、彼女はもう全容をつかみかけているというのだ。そういえば、彼女はパラヘルメースとも情報を交換していた。フランチェスコとパラヘルメース、2人を捜査の足として利用しているのだから真相にたどり着いていてもおかしくない。ベアトリーチェは頷き返すだけでその先を言及しなかった。
「あのベアトリーチェ卿、穴とはなんですか。推理の決め手に欠けているということですよね」
「ええ」
ベアトリーチェは茶を濁して言葉を避けた。彼女を前にして得も言えぬ疎外感を感じた。
「なぜ云わないんです。もしかして、それを知った僕がまた下手を打つと思っているんですか」
「そういうわけじゃないのよ」
彼女は煮え切らない様子で質問をかわす。フランチェスコは努めて優しい口調で話した。
「なぜ教えていただけないのか、わけを説明してくださいよ。僕と二人で犯人を捕まえると約束したじゃないですか。僕ってそんなに信用できない人間ですか」
「ッそんなのじゃないわ」
突然の大声にフランチェスコは思わず身を退かせた。
声を聞きつけてアイディンが部屋をのぞいてきたが、ギョッとした様子で首を引っ込めた。これではまるで僕と彼女が口論していたようではないか。
「アイディンさん、これは別になんでもないですから」
「いえ、若いお二人ならすれ違いの一つや二つありますよ。どうぞお話を続けてください。私は去りますから」
そそくさと足音が遠ざかっていく。おそらくまだ誤解されているだろうから明日辺りに弁解しよう。僕たちはまだ恋仲にもなっていないのだから。
「ごめんなさいフランチェスコ、私」
「謝らないでください。しつこく聞いた僕が悪いですから」
「でも私はあなたを、信頼できなかったから」
最後の方はごにょごにょとうまく聞き取れなかったが、「信頼できなかった」という部分だけははっきりと分かった。
フランチェスコは唖然として目を見開いた。動揺気味にため息をつくと、矢継ぎ早に云う。
「どうしてそんなことを云うんですか。僕が貴方に嘘をついたことがありましたか。ベアトリーチェ卿のことを心から信頼しているから、貴方の方からも信頼されていると思ったのに」
「でも隠したじゃない、この調査に来た理由を」
それは、と口から漏れ出たもののフランチェスコは弁解する言葉を持ち合わせていなかった。フランチェスコもまた、言いたくないことをもったいぶって隠していたことを思い出す。悪を憎んでいたはずが自分が悪だったという自己嫌悪感に身を震わせた。
とはいえそんな話を彼女に打ち明けたとしてどうなる。確かに母親を人質に取られている。正直な話、リュディガーを手にかけてしまいたいほど恨んでもいる。それで同情を買ってもらえたか、解決してもらえたか。何も変わらないはずだ。フランチェスコが云わなかった理由は、ただ彼女に伝えるだけ無駄だという諦念だった。
「誰に聞いたんですか」
「パラヘルメースよ。彼はエーレンフリートから聞いたらしいわ」
彼女の声が徐々に震える。顔は歪んでしわを作り、赤く熱を帯びていく。
「それで、どうして僕の信頼が失われるんです」
「過去の調査にレアンドロも参加していたそうじゃない。あなたが何かの気の違いで父親の仇を取ろうと殺したのかもしれない、その可能性を私は捨てきれないのよ。今遺跡にいる人たちの中でレアンドロを殺す動機があるのはあなただけなのよ」
そんな馬鹿な。彼女の云う可能性はいったん置いておくとして、レアンドロが10年前の遺跡調査に参加していたなんてことは初めて聞いた。動機という点では確かに僕一人しかいないかもしれない。しかし僕は殺人が行われた午前5時に自分の部屋で寝ていたんだ。地下に誰も降りていないことは見張りのラルフが証言している。僕とラルフが共犯なら実行は可能かもしれないが、それはあまりにラルフにメリットがない。それこそ身内を人質に取られたりでもしない限り協力などするはずがないではないか。
ということは、彼女の推理には僕だけの証言が大きく関係しているということになる。僕だけが証言した情報、それは石室の扉が閉まっていたことだ。彼女は僕が証言を偽って見張りか見回りの時間に殺したと思っているのだ。死亡推定時刻と乖離が発生するが、それを解決できる証拠を彼女は握っているのだろう。
「ベアトリーチェ卿、僕は誓ってレアンドロさんを殺してなんかいません」
懇願するようにフランチェスコは云ったが、彼女は顔を背けた。
「……ごめんなさい」
立ち上がるとベアトリーチェはわき目もふらずに走っていく。彼女の部屋はすぐ隣だが、フランチェスコは追うことができなかった。
走り去る瞬間、ベアトリーチェの背けていた顔が垣間見えたからだ。
彼女は——聖母が磔刑から降ろされた息子を見るように悲しく——涙を流していた。
フランチェスコはグシャグシャと頭を搔きむしると、水溜の中に膝を抱えて転がった。
どうすればよかったのだろう。あの時、打ち明けてしまえばよかったのか。
後から問題点を指摘することは容易だ。そんなことはフランチェスコの自尊心が許さない。過去を否定するもいれば、過去を肯定する自分もいる。本能が過去を否定するから必死に理性で自分を肯定した。そうしてフランチェスコは自己嫌悪と自尊心の葛藤を抑え込み、意識を闇に葬った。
その日の晩の見張りは憂鬱そのものだった。ベアトリーチェという存在の欠乏がここまで心身に影響を及ぼすとは彼自身も意外だった。
ろうそくに灯るを眺める度に彼女の顔が浮かんだ。堪えられず、何度もため息をついた。
見張りは昨日の晩と同じ時間、同じ順番に仕事を行う。ただ昨日と違うのはこの第8階層にいる人物が二人減っていたことと、第9階層を見回る必要が無かったこと。北通路の突き当りにある下り階段は石畳によって封じられ、その上に積み重なった荷物は日中と変わらずそこにある。食料は減ったから重量自体は減っているか、と無駄に思考していると砂時計がすべて落ちた。
フランチェスコの見張りの時間は終わった。昨晩はラルフを起こしに行ったが、今夜はエーレンフリートが代わりにその仕事を担う。
エーレンフリートは昨晩と同じように鎧を着て寝ていた。ぺちぺちと頬を叩いて起こす。
寝起きがいいのか、エーレンフリートはすばやく身支度を済ませてくれた。
昨日と同じように廊下を闊歩する。ふとベアトリーチェの部屋の前に立った時、彼女の顔を見たくなった。
ふとのぞき込むと、ベアトリーチェは部屋の右隅で寝ていた。よく見るとフランチェスコの上着を羽織っている。壊れてしまいそうなほど小さな背中、艶がかった美しい黒髪。顔を伺うことはできないけれど、寝息で小刻みに動く肩からあどけない彼女の寝顔を想像した。フランチェスコの心は彼女でいっぱいだった。
つい足を踏みこもうとしてしまう。しかし信頼できないと拒絶されたことが頭をよぎり、フランチェスコは再びうなだれた。
結局フランチェスコはその場を後にした。
見回りを終えて部屋に戻ると、瞼の裏に映る彼女を見つめてその晩は眠りについた。
「悪いわねフランチェスコ、お待たせ」
待ちかねた人物の来訪にフランチェスコの表情は明るくなった。全然大丈夫だとかぶりを振る。水溜に腰掛け、隣を手でぽんぽんと叩くとベアトリーチェはそこに座った。
しばらくは横に座る彼女の顔色を窺っていた。どうもあまり優れない様子だったからだ。
「ベアトリーチェ卿、ずいぶん疲れた顔をしてらっしゃいますね」
「そう見えるかしら」
眉を上げ、白い歯を見せて笑う。見惚れてしまう愛おしさだが、やはりどこか元気がない印象がフランチェスコに残った。
「部屋に来る前は何をしていたんですか」
「ええ、ちょっとパラヘルメースの部屋に。彼も真犯人を見つけるために捜査をしてくれているみたいなのよ」
「はあ、そうですか」
「彼の協力もあって捜査はかなり進展したわ。あとは証拠品としてナイフはおさえたいところね。色々情報を集めたけれど、最後に犯人を追いつめるにはあれが不可欠だと思うの」
フランチェスコは口元を緩ませて聞く。
「進展、ということは犯人が分かったんですか」
「当たりを付けた程度よ。言い逃れのできない証拠がないから問い詰めたりはしないけれど。それに、私の推理にはどうしても避けて通れない穴があるの」
「穴、ですか」
ついオウム返しで訊いてしまう。フランチェスコは未だ暗中模索するように情報を拾い集めているが、彼女はもう全容をつかみかけているというのだ。そういえば、彼女はパラヘルメースとも情報を交換していた。フランチェスコとパラヘルメース、2人を捜査の足として利用しているのだから真相にたどり着いていてもおかしくない。ベアトリーチェは頷き返すだけでその先を言及しなかった。
「あのベアトリーチェ卿、穴とはなんですか。推理の決め手に欠けているということですよね」
「ええ」
ベアトリーチェは茶を濁して言葉を避けた。彼女を前にして得も言えぬ疎外感を感じた。
「なぜ云わないんです。もしかして、それを知った僕がまた下手を打つと思っているんですか」
「そういうわけじゃないのよ」
彼女は煮え切らない様子で質問をかわす。フランチェスコは努めて優しい口調で話した。
「なぜ教えていただけないのか、わけを説明してくださいよ。僕と二人で犯人を捕まえると約束したじゃないですか。僕ってそんなに信用できない人間ですか」
「ッそんなのじゃないわ」
突然の大声にフランチェスコは思わず身を退かせた。
声を聞きつけてアイディンが部屋をのぞいてきたが、ギョッとした様子で首を引っ込めた。これではまるで僕と彼女が口論していたようではないか。
「アイディンさん、これは別になんでもないですから」
「いえ、若いお二人ならすれ違いの一つや二つありますよ。どうぞお話を続けてください。私は去りますから」
そそくさと足音が遠ざかっていく。おそらくまだ誤解されているだろうから明日辺りに弁解しよう。僕たちはまだ恋仲にもなっていないのだから。
「ごめんなさいフランチェスコ、私」
「謝らないでください。しつこく聞いた僕が悪いですから」
「でも私はあなたを、信頼できなかったから」
最後の方はごにょごにょとうまく聞き取れなかったが、「信頼できなかった」という部分だけははっきりと分かった。
フランチェスコは唖然として目を見開いた。動揺気味にため息をつくと、矢継ぎ早に云う。
「どうしてそんなことを云うんですか。僕が貴方に嘘をついたことがありましたか。ベアトリーチェ卿のことを心から信頼しているから、貴方の方からも信頼されていると思ったのに」
「でも隠したじゃない、この調査に来た理由を」
それは、と口から漏れ出たもののフランチェスコは弁解する言葉を持ち合わせていなかった。フランチェスコもまた、言いたくないことをもったいぶって隠していたことを思い出す。悪を憎んでいたはずが自分が悪だったという自己嫌悪感に身を震わせた。
とはいえそんな話を彼女に打ち明けたとしてどうなる。確かに母親を人質に取られている。正直な話、リュディガーを手にかけてしまいたいほど恨んでもいる。それで同情を買ってもらえたか、解決してもらえたか。何も変わらないはずだ。フランチェスコが云わなかった理由は、ただ彼女に伝えるだけ無駄だという諦念だった。
「誰に聞いたんですか」
「パラヘルメースよ。彼はエーレンフリートから聞いたらしいわ」
彼女の声が徐々に震える。顔は歪んでしわを作り、赤く熱を帯びていく。
「それで、どうして僕の信頼が失われるんです」
「過去の調査にレアンドロも参加していたそうじゃない。あなたが何かの気の違いで父親の仇を取ろうと殺したのかもしれない、その可能性を私は捨てきれないのよ。今遺跡にいる人たちの中でレアンドロを殺す動機があるのはあなただけなのよ」
そんな馬鹿な。彼女の云う可能性はいったん置いておくとして、レアンドロが10年前の遺跡調査に参加していたなんてことは初めて聞いた。動機という点では確かに僕一人しかいないかもしれない。しかし僕は殺人が行われた午前5時に自分の部屋で寝ていたんだ。地下に誰も降りていないことは見張りのラルフが証言している。僕とラルフが共犯なら実行は可能かもしれないが、それはあまりにラルフにメリットがない。それこそ身内を人質に取られたりでもしない限り協力などするはずがないではないか。
ということは、彼女の推理には僕だけの証言が大きく関係しているということになる。僕だけが証言した情報、それは石室の扉が閉まっていたことだ。彼女は僕が証言を偽って見張りか見回りの時間に殺したと思っているのだ。死亡推定時刻と乖離が発生するが、それを解決できる証拠を彼女は握っているのだろう。
「ベアトリーチェ卿、僕は誓ってレアンドロさんを殺してなんかいません」
懇願するようにフランチェスコは云ったが、彼女は顔を背けた。
「……ごめんなさい」
立ち上がるとベアトリーチェはわき目もふらずに走っていく。彼女の部屋はすぐ隣だが、フランチェスコは追うことができなかった。
走り去る瞬間、ベアトリーチェの背けていた顔が垣間見えたからだ。
彼女は——聖母が磔刑から降ろされた息子を見るように悲しく——涙を流していた。
フランチェスコはグシャグシャと頭を搔きむしると、水溜の中に膝を抱えて転がった。
どうすればよかったのだろう。あの時、打ち明けてしまえばよかったのか。
後から問題点を指摘することは容易だ。そんなことはフランチェスコの自尊心が許さない。過去を否定するもいれば、過去を肯定する自分もいる。本能が過去を否定するから必死に理性で自分を肯定した。そうしてフランチェスコは自己嫌悪と自尊心の葛藤を抑え込み、意識を闇に葬った。
その日の晩の見張りは憂鬱そのものだった。ベアトリーチェという存在の欠乏がここまで心身に影響を及ぼすとは彼自身も意外だった。
ろうそくに灯るを眺める度に彼女の顔が浮かんだ。堪えられず、何度もため息をついた。
見張りは昨日の晩と同じ時間、同じ順番に仕事を行う。ただ昨日と違うのはこの第8階層にいる人物が二人減っていたことと、第9階層を見回る必要が無かったこと。北通路の突き当りにある下り階段は石畳によって封じられ、その上に積み重なった荷物は日中と変わらずそこにある。食料は減ったから重量自体は減っているか、と無駄に思考していると砂時計がすべて落ちた。
フランチェスコの見張りの時間は終わった。昨晩はラルフを起こしに行ったが、今夜はエーレンフリートが代わりにその仕事を担う。
エーレンフリートは昨晩と同じように鎧を着て寝ていた。ぺちぺちと頬を叩いて起こす。
寝起きがいいのか、エーレンフリートはすばやく身支度を済ませてくれた。
昨日と同じように廊下を闊歩する。ふとベアトリーチェの部屋の前に立った時、彼女の顔を見たくなった。
ふとのぞき込むと、ベアトリーチェは部屋の右隅で寝ていた。よく見るとフランチェスコの上着を羽織っている。壊れてしまいそうなほど小さな背中、艶がかった美しい黒髪。顔を伺うことはできないけれど、寝息で小刻みに動く肩からあどけない彼女の寝顔を想像した。フランチェスコの心は彼女でいっぱいだった。
つい足を踏みこもうとしてしまう。しかし信頼できないと拒絶されたことが頭をよぎり、フランチェスコは再びうなだれた。
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