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第三章 疑念
明晰夢〜めいせきむ〜
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うん…此処は…
「君大丈夫?どうした?ぼーっとして」
私の目の前にミツヒデが居る。その目は私を心配している様に見えた。そうか昨日の夢の続き…私が起きている間の時間はこの夢の世界では一瞬の出来事のようだった。
「大丈夫です…」
「で、暇だったら今日1日付き合ってよ」
あっ、そうかこの後映画見に行くんだっけ小説通りなら…
「いいですよ、暇だし何処でもお付き合いしますよ」
あーこの展開ドキドキする…
私は胸の高鳴りを感じながらストーリーと同じ行動をとりミツヒデと言葉を交わすのだった。
何か夢みたい…って、これ私の見てる夢なんだよね…ほんと現実と変わらない…リアルだよな…小説通りならこの後映画館で男に襲われてる所をミツヒデが助けに来て、それからミツヒデの家に行く事になってその後…あっ…ミツヒデと…どうしよう!心の準備出来てないよ~!
私の書いた小説なんだから先の展開がわかってしまうのは仕方ないんだけど…回避も出来そうにないし…本当どうしよう…待てよ、まだこの先最後まで書いてないよね、眠っちゃったリオンに手を出せず朝を迎える所まで書いて更新したんだった。後のストーリーはまだ頭の中だし…書けてる所まで進んだら目が覚める。起きたらちょっと頭の中整理して書かなきゃ…
「どうした?又ぼーっとして、大丈夫か?」
「う…うん大丈夫だから…」
私とミツヒデはストーリー通り映画館に行き最終的にはミツヒデの家へと行く事になった。そしてミツヒデはリオンに手を出す事なく朝を迎え、予想通り私の夢もそこで途絶え私は夢から目を覚ましたのだ。
「あー良かった…現実に戻ってる…そうだ昨日から何も食べてないな、不思議とお腹すかないんだけど一応何か食べとこ」
私は冷蔵庫の中を物色し始め少し違和感を覚えた。そういえばここ最近昼間に買い物してないような…それにこのハムと卵2個この前食べたのが最後だったような気がしたんだけど…まだ残ってた…?今日何日だっけ…?弥彦と出会って、会社が倒産して…神社で弥彦と話して弥彦が神社にまつられてる神様だって知って…毎晩弥彦に会いに行くようになってから全く昼間外に出ないようになった。だからだろうか近所の人とも顔を合わせる事がなくなった。人の話す声も長い事聞いてないように思える。それにやっぱりお腹空いてない…喉も渇かないし私は今まで小説を書くのに没頭して気が付かなかった。カレンダーの日付…これ去年のカレンダー…何これ…私は慌ててパソコンを開いてみる。そこには何も映らずパソコン自体が機能していないようだった。
「昨日の夜小説更新したはずなのに…昨日の夜まで使えてたのに!壊れた?!」
カーテンを開け外の様子を見てみると朝目が覚めたと思っていたのに外はもうとっくに日が落ち辺りは月夜に照らされていた。
私は弥彦に会いに神社へとむかった。
「君大丈夫?どうした?ぼーっとして」
私の目の前にミツヒデが居る。その目は私を心配している様に見えた。そうか昨日の夢の続き…私が起きている間の時間はこの夢の世界では一瞬の出来事のようだった。
「大丈夫です…」
「で、暇だったら今日1日付き合ってよ」
あっ、そうかこの後映画見に行くんだっけ小説通りなら…
「いいですよ、暇だし何処でもお付き合いしますよ」
あーこの展開ドキドキする…
私は胸の高鳴りを感じながらストーリーと同じ行動をとりミツヒデと言葉を交わすのだった。
何か夢みたい…って、これ私の見てる夢なんだよね…ほんと現実と変わらない…リアルだよな…小説通りならこの後映画館で男に襲われてる所をミツヒデが助けに来て、それからミツヒデの家に行く事になってその後…あっ…ミツヒデと…どうしよう!心の準備出来てないよ~!
私の書いた小説なんだから先の展開がわかってしまうのは仕方ないんだけど…回避も出来そうにないし…本当どうしよう…待てよ、まだこの先最後まで書いてないよね、眠っちゃったリオンに手を出せず朝を迎える所まで書いて更新したんだった。後のストーリーはまだ頭の中だし…書けてる所まで進んだら目が覚める。起きたらちょっと頭の中整理して書かなきゃ…
「どうした?又ぼーっとして、大丈夫か?」
「う…うん大丈夫だから…」
私とミツヒデはストーリー通り映画館に行き最終的にはミツヒデの家へと行く事になった。そしてミツヒデはリオンに手を出す事なく朝を迎え、予想通り私の夢もそこで途絶え私は夢から目を覚ましたのだ。
「あー良かった…現実に戻ってる…そうだ昨日から何も食べてないな、不思議とお腹すかないんだけど一応何か食べとこ」
私は冷蔵庫の中を物色し始め少し違和感を覚えた。そういえばここ最近昼間に買い物してないような…それにこのハムと卵2個この前食べたのが最後だったような気がしたんだけど…まだ残ってた…?今日何日だっけ…?弥彦と出会って、会社が倒産して…神社で弥彦と話して弥彦が神社にまつられてる神様だって知って…毎晩弥彦に会いに行くようになってから全く昼間外に出ないようになった。だからだろうか近所の人とも顔を合わせる事がなくなった。人の話す声も長い事聞いてないように思える。それにやっぱりお腹空いてない…喉も渇かないし私は今まで小説を書くのに没頭して気が付かなかった。カレンダーの日付…これ去年のカレンダー…何これ…私は慌ててパソコンを開いてみる。そこには何も映らずパソコン自体が機能していないようだった。
「昨日の夜小説更新したはずなのに…昨日の夜まで使えてたのに!壊れた?!」
カーテンを開け外の様子を見てみると朝目が覚めたと思っていたのに外はもうとっくに日が落ち辺りは月夜に照らされていた。
私は弥彦に会いに神社へとむかった。
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