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君島律子②
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◆君島律子②
「おほほほほっ!」
小山蘭子の高笑いが公園中に響きわたった。
「また一人、出来損ないの吸血鬼が死ぬのね」
小山蘭子が勝ち誇ったように言うと、同時に、吉田女医がドサッと崩れ落ちるように倒れ込んだ。
佐々木は続けて、「君島さんを松村くんのような姿にして、屑木くんは、それでいいんですか!」と叫んだ。
その言葉に、僕は松村のなれの果てを思い出していた。
そして、佐々木は、残った力を振り絞るように言った。
「君島さんは、屑木くんを愛しているんですよ」
愛?
どうして、君島さんが、僕のことを・・
僕が景子さんを愛しているように、君島さんも僕のことを・・
僕が吸血鬼になった時から、君島さんはずっと僕の傍にいて、お互いに血を吸い合った。
君島さんは、大事な人だ。
そう思った瞬間、
僕の両腕がビクンと動いた。同時のその手は君島さん両肩を持ち上げた。
既に意識がないのか、君島さんはされるがままだ。僕は君島さんの小さな口をこじ開けるようにして、舌を入れた。
「ごめん、君島さん。こうするしかないんだ」
他に方法が見つからない。
力を失った君島さんの首を支え、僕は口腔の奥底から「あれ」を引き摺りだすようにした。だが、「あれ」は無理をせずとも、その対象を見つけると体の奥から出てくるようだ。
「ああっ」君島さんの身悶えするような切ないような声が洩れた。
「奈々・・あれって、キス?」神城が不安そうに佐々木に訊ねている。
「涼子ちゃん、キスはキスかもしれませんが、少し違います」と否定して、
「屑木くんは、今、君島さんの体に、『あれ』を入れようとしているんです」と言った。
「そんなことをして大丈夫なの?」
「ちっとも大丈夫じゃありません」佐々木はそう言って、「だって、君島さんは、『あれ』を体に入れられたら、私や吉田女医のようになってしまうんですから」と説明した。
「そんなっ」
絶句した神城を見ながら、佐々木が言っているのが聞こえた。
「屑木くんは、自分と戦っているんですよ。そして、君島さんを生かしたい、その願いだけだと思いますよ」
君島さんとの交合は、ほんの数秒の出来事だったのかもしれないが、その時間は永遠のように思えた。君島さんと生かしたい、という気持ちと、交合に伴う快楽が入り混じったような感覚だった。
但し、この交合には危険が伴う。快楽と君島さんを生かすという気持ちが強くなりすぎると、自分の中の「あれ」を出し切ってしまう可能性がある。そうなれば、僕の体が死滅する。
それ故に、「あれ」を僕と君島さんとで均等に分配しなければならない。
僕の中の「あれ」の一部が、君島さんの口腔の中へと消えたのを確認するや否や、僕は君島さんから離れ、叫んだ。
「君島さん! 頼む、生きてくれ、僕なんかの為に死んではダメだ!」
僕は君島さんの体をぎゅっと抱き締めた。
「あら、お二人さん、あついわねえ」
小山蘭子が僕たちの様子を見ながら皮肉った。
全ての元凶はお前だ、と言わんばかりに僕は小山蘭子を睨みつけた。
「ああ、和也くん、怖い怖い」
僕も君島さんも血の量は少ないが、体内に「あれ」が、少し入っている。それだけで、体を維持できる。
しばらくすると、熱い吐息が上がり、
「屑木くん?」君島さんの目が開いた。その手には、まだナイフの柄が握られている。そんな君島さんを愛しく思った。
僕は静かにその柄を手にした。僕は君島さんの血を確かに受け取った。同時に松村のナイフを・・の思いを握りしめた。
「屑木くん、今のうちにっ!」
突然の声は、吉田女医だった。
見ると、倒れ込んでいた吉田女医が、小山蘭子の足首を掴んでいる。
「ええいっ! この女、離しなさいっ!」
小山蘭子は懸命に先生の腕を振り払おうとしている。
今度こそ!
僕の動きは瞬間だった。
まるで瞬間移動のように、僕は小山蘭子の前に躍り出た。
「え?」
小山蘭子の顔に驚きの表情が浮かんだ。
無敵に思われた彼女にも油断や弱点があるのかもしれない。
ナイフは、小山蘭子の腹部を突いていた。心臓を一突きするはずだったが、
瞬間的に小山蘭子は、ナイフを払い除けようとした。そのせいで狙いが下部にずれてしまったのだ。
ならば、もう一度! 僕は再びナイフを振りかざした。
だが、彼女は、吉田女医の拘束を振り解き、飛ぶように後退した。
「和也くん・・」
数メートル先、小山蘭子は弱弱しい声で言った。
その手は腹部をしっかりと押さえ込んでいる。そして、手の間から、見る見ると血が溢れ出してきた。
「ぶほおおおっ」
更に彼女は大量の吐血をした。地面に血が広がる。
小山蘭子は、口元を押さえ、
「あの人の息子に、刺されるなんて・・何の因果かしら」と、苦笑した。
吉田女医がよろよろと立ち上がった。
「無様な格好になったわね」吉田女医が皮肉った。だが、大量に血を吸われたせいで、立っているのがやっとのようだ。
小山蘭子は、吉田女医を見ながら、「鬱陶しい女ね」と舌打ちをした。
再びナイフを構えた僕を見て、吉田女医が、「彼女、今は弱っているわ」と言った。
「刺すのなら、今よ」という意味だ。
そう、今しかない。
僕の背中には君島さんが寄り添っている。そして、その後ろには神城、佐々木がいる。僕にはみんながついている。
今度こそ、小山蘭子の心臓を!
そう思った時、
「うふふっ」
小山蘭子は冷笑した。まるで魔女のような笑みだ。
そして、何かを迎えるように両手を広げた。
すると、公園の地面の砂が、サラサラと渦を巻くように動き出した。
砂塵?
枯葉がパラパラと音を立て、浮かびか上がった。更に様々な形の土や砂が舞い出した。
目がかすむ・・
神城が「砂が目に入ったわ」と言い、目を瞑っている。佐々木は目を細めて、小山蘭子の姿を追った。
その小山蘭子は、まるで霧の向こう側に立っているように見えた。
だが、その声はハッキリと届いた。
「和也くんを、完全な吸血鬼にして、私たちの仲間入りをさせてあげようと思ったのだけれど、しばらくお預けね」と残念そうに言った。
「逃げる気?」吉田女医が呼びかけるように言った。
小山蘭子は、吉田女医に向かって、「なんとでも言いなさい」と言って、
「あなたのような鬱陶しい存在は、早めに消しておくべきだったわ」と続けた。
それだけ言うと、小山蘭子は砂塵の中に消えていった。
「えっ、消えたの?」神城が小さく言った。それに対して佐々木が、
「消えたわけじゃありませんよ。私たちが砂に気を奪われているうちに、逃げたのでしょうね」と言った。おそらく、その通りだろう。
吸血鬼は、その動作が早い。公園から瞬時にして立ち去ることなど容易なことだ。
小山蘭子は去った・・
だが、彼女との戦闘の代償はあまりに大きい。僕も含めて、吉田女医、君島さんも体にダメージを受けている。特に君島さんは、かなり酷い状態だ。いつも饒舌な君島さんが、黙ったままだ。
その君島さんが口を開いた。
「屑木くん・・」
僕が君島さんの目を見ると、君島さんはこう言った。
「屑木くんのお姉さん・・景子さんを助けに行くんでしょう?」
君島さんの言葉に熱いものを感じながら、僕は力強く返事をした。
そして、佐々木が言った。
「景子さん、あの屋敷にいるような気がします」
神城が「奈々、どうして、そう思うの?」と訊いた。
佐々木はこの場の全員に言うように答えた。
「伊澄さんの姉のレミを蘇らせるため、景子さんの体を使うのなら、儀式のような場所が、必要だと思うんです」
「だろうな」と僕が言った。
「そんなことが出来る大がかりな場所は、あの幽霊屋敷しか、考えられません」
佐々木がそう断言すると、神城が、
「あの山の上の新興宗教の建物じゃないの?」と訊いた。
「いえ、小山蘭子のやろうとしていることは、邪教です。いかに新興宗教でも、人の道を外れたことを自分の建物ですることを教祖が許すはずがありません」と答えた。
佐々木が体験してきたこと、そして、佐々木の判断。今はそれに頼るしかない。
「私もそう思うわ」と吉田女医が後押しするように、
「消えた小山蘭子もそこにいるわね」と言った。
その話が終わるか終らないうちに、僕の後ろでズサッと音がした。
「君島さん!」神城が叫んだ。
振り返ると、君島さんがうつ伏せに倒れ込んでいた。
「おほほほほっ!」
小山蘭子の高笑いが公園中に響きわたった。
「また一人、出来損ないの吸血鬼が死ぬのね」
小山蘭子が勝ち誇ったように言うと、同時に、吉田女医がドサッと崩れ落ちるように倒れ込んだ。
佐々木は続けて、「君島さんを松村くんのような姿にして、屑木くんは、それでいいんですか!」と叫んだ。
その言葉に、僕は松村のなれの果てを思い出していた。
そして、佐々木は、残った力を振り絞るように言った。
「君島さんは、屑木くんを愛しているんですよ」
愛?
どうして、君島さんが、僕のことを・・
僕が景子さんを愛しているように、君島さんも僕のことを・・
僕が吸血鬼になった時から、君島さんはずっと僕の傍にいて、お互いに血を吸い合った。
君島さんは、大事な人だ。
そう思った瞬間、
僕の両腕がビクンと動いた。同時のその手は君島さん両肩を持ち上げた。
既に意識がないのか、君島さんはされるがままだ。僕は君島さんの小さな口をこじ開けるようにして、舌を入れた。
「ごめん、君島さん。こうするしかないんだ」
他に方法が見つからない。
力を失った君島さんの首を支え、僕は口腔の奥底から「あれ」を引き摺りだすようにした。だが、「あれ」は無理をせずとも、その対象を見つけると体の奥から出てくるようだ。
「ああっ」君島さんの身悶えするような切ないような声が洩れた。
「奈々・・あれって、キス?」神城が不安そうに佐々木に訊ねている。
「涼子ちゃん、キスはキスかもしれませんが、少し違います」と否定して、
「屑木くんは、今、君島さんの体に、『あれ』を入れようとしているんです」と言った。
「そんなことをして大丈夫なの?」
「ちっとも大丈夫じゃありません」佐々木はそう言って、「だって、君島さんは、『あれ』を体に入れられたら、私や吉田女医のようになってしまうんですから」と説明した。
「そんなっ」
絶句した神城を見ながら、佐々木が言っているのが聞こえた。
「屑木くんは、自分と戦っているんですよ。そして、君島さんを生かしたい、その願いだけだと思いますよ」
君島さんとの交合は、ほんの数秒の出来事だったのかもしれないが、その時間は永遠のように思えた。君島さんと生かしたい、という気持ちと、交合に伴う快楽が入り混じったような感覚だった。
但し、この交合には危険が伴う。快楽と君島さんを生かすという気持ちが強くなりすぎると、自分の中の「あれ」を出し切ってしまう可能性がある。そうなれば、僕の体が死滅する。
それ故に、「あれ」を僕と君島さんとで均等に分配しなければならない。
僕の中の「あれ」の一部が、君島さんの口腔の中へと消えたのを確認するや否や、僕は君島さんから離れ、叫んだ。
「君島さん! 頼む、生きてくれ、僕なんかの為に死んではダメだ!」
僕は君島さんの体をぎゅっと抱き締めた。
「あら、お二人さん、あついわねえ」
小山蘭子が僕たちの様子を見ながら皮肉った。
全ての元凶はお前だ、と言わんばかりに僕は小山蘭子を睨みつけた。
「ああ、和也くん、怖い怖い」
僕も君島さんも血の量は少ないが、体内に「あれ」が、少し入っている。それだけで、体を維持できる。
しばらくすると、熱い吐息が上がり、
「屑木くん?」君島さんの目が開いた。その手には、まだナイフの柄が握られている。そんな君島さんを愛しく思った。
僕は静かにその柄を手にした。僕は君島さんの血を確かに受け取った。同時に松村のナイフを・・の思いを握りしめた。
「屑木くん、今のうちにっ!」
突然の声は、吉田女医だった。
見ると、倒れ込んでいた吉田女医が、小山蘭子の足首を掴んでいる。
「ええいっ! この女、離しなさいっ!」
小山蘭子は懸命に先生の腕を振り払おうとしている。
今度こそ!
僕の動きは瞬間だった。
まるで瞬間移動のように、僕は小山蘭子の前に躍り出た。
「え?」
小山蘭子の顔に驚きの表情が浮かんだ。
無敵に思われた彼女にも油断や弱点があるのかもしれない。
ナイフは、小山蘭子の腹部を突いていた。心臓を一突きするはずだったが、
瞬間的に小山蘭子は、ナイフを払い除けようとした。そのせいで狙いが下部にずれてしまったのだ。
ならば、もう一度! 僕は再びナイフを振りかざした。
だが、彼女は、吉田女医の拘束を振り解き、飛ぶように後退した。
「和也くん・・」
数メートル先、小山蘭子は弱弱しい声で言った。
その手は腹部をしっかりと押さえ込んでいる。そして、手の間から、見る見ると血が溢れ出してきた。
「ぶほおおおっ」
更に彼女は大量の吐血をした。地面に血が広がる。
小山蘭子は、口元を押さえ、
「あの人の息子に、刺されるなんて・・何の因果かしら」と、苦笑した。
吉田女医がよろよろと立ち上がった。
「無様な格好になったわね」吉田女医が皮肉った。だが、大量に血を吸われたせいで、立っているのがやっとのようだ。
小山蘭子は、吉田女医を見ながら、「鬱陶しい女ね」と舌打ちをした。
再びナイフを構えた僕を見て、吉田女医が、「彼女、今は弱っているわ」と言った。
「刺すのなら、今よ」という意味だ。
そう、今しかない。
僕の背中には君島さんが寄り添っている。そして、その後ろには神城、佐々木がいる。僕にはみんながついている。
今度こそ、小山蘭子の心臓を!
そう思った時、
「うふふっ」
小山蘭子は冷笑した。まるで魔女のような笑みだ。
そして、何かを迎えるように両手を広げた。
すると、公園の地面の砂が、サラサラと渦を巻くように動き出した。
砂塵?
枯葉がパラパラと音を立て、浮かびか上がった。更に様々な形の土や砂が舞い出した。
目がかすむ・・
神城が「砂が目に入ったわ」と言い、目を瞑っている。佐々木は目を細めて、小山蘭子の姿を追った。
その小山蘭子は、まるで霧の向こう側に立っているように見えた。
だが、その声はハッキリと届いた。
「和也くんを、完全な吸血鬼にして、私たちの仲間入りをさせてあげようと思ったのだけれど、しばらくお預けね」と残念そうに言った。
「逃げる気?」吉田女医が呼びかけるように言った。
小山蘭子は、吉田女医に向かって、「なんとでも言いなさい」と言って、
「あなたのような鬱陶しい存在は、早めに消しておくべきだったわ」と続けた。
それだけ言うと、小山蘭子は砂塵の中に消えていった。
「えっ、消えたの?」神城が小さく言った。それに対して佐々木が、
「消えたわけじゃありませんよ。私たちが砂に気を奪われているうちに、逃げたのでしょうね」と言った。おそらく、その通りだろう。
吸血鬼は、その動作が早い。公園から瞬時にして立ち去ることなど容易なことだ。
小山蘭子は去った・・
だが、彼女との戦闘の代償はあまりに大きい。僕も含めて、吉田女医、君島さんも体にダメージを受けている。特に君島さんは、かなり酷い状態だ。いつも饒舌な君島さんが、黙ったままだ。
その君島さんが口を開いた。
「屑木くん・・」
僕が君島さんの目を見ると、君島さんはこう言った。
「屑木くんのお姉さん・・景子さんを助けに行くんでしょう?」
君島さんの言葉に熱いものを感じながら、僕は力強く返事をした。
そして、佐々木が言った。
「景子さん、あの屋敷にいるような気がします」
神城が「奈々、どうして、そう思うの?」と訊いた。
佐々木はこの場の全員に言うように答えた。
「伊澄さんの姉のレミを蘇らせるため、景子さんの体を使うのなら、儀式のような場所が、必要だと思うんです」
「だろうな」と僕が言った。
「そんなことが出来る大がかりな場所は、あの幽霊屋敷しか、考えられません」
佐々木がそう断言すると、神城が、
「あの山の上の新興宗教の建物じゃないの?」と訊いた。
「いえ、小山蘭子のやろうとしていることは、邪教です。いかに新興宗教でも、人の道を外れたことを自分の建物ですることを教祖が許すはずがありません」と答えた。
佐々木が体験してきたこと、そして、佐々木の判断。今はそれに頼るしかない。
「私もそう思うわ」と吉田女医が後押しするように、
「消えた小山蘭子もそこにいるわね」と言った。
その話が終わるか終らないうちに、僕の後ろでズサッと音がした。
「君島さん!」神城が叫んだ。
振り返ると、君島さんがうつ伏せに倒れ込んでいた。
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