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市長! お仕事です!
いつか君と一緒に見たいところがあるんだよ。
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今、5年目の新年を迎えようとしている。
――ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。
――ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。
「明けましておめでとう。アレクサンドラ。今年も宜しくな!」
「ヘルイェス様、今年も宜しくおねがいしますね!」
今年も王都で新年の挨拶だ。アレクサンドラは最近とても大人っぽいなと思い始めてきたぞ。本当に何歳なんだろう?
実は昨年の1月に魔銀貨5枚を半年返済、100分の5の利率で借金していた。
で、昨年6月には2年目の3月の借金を返済し終え、昨年の9月には1月分の借金を返済した。
そして、昨年の4月から人頭税、法人税ともに5割の増税をした。いや、ちょっとね。どうも税収がこの都市の支出に見合ってない感じだからね。
で、昨年4月から6の1地区、6の3地区、6の4地区を中心に開発し始めて、7の4地区にはポツンと伯爵家にふさわしい屋敷を建てましたよ。アルマの苗木は移築しました。その代わり、別荘にあった苗木を子爵時代までの屋敷に移築し、新しい苗木を別荘に植えました。
6月に人口20万人を超えたよ。
7月には8の1地区、8の2地区、8の3地区、9の1地区、9の2地区、9の3地区、10の1地区、10の2地区、10の3地区の住民を2の3地区、2の4地区、3の3地区、4の3地区、8の4地区、9の4地区、10の4地区、11の4地区、そして7の4地区の計9地区に移転させたよ。
んで、8月には6の1地区、6の2地区、6の3地区、6の4地区、7の1地区、7の2地区、7の3地区、11の1地区、11の2地区、11の3地区の住民を1の4地区、1の5地区、3の2地区、4の2地区、5の1地区、5の2地区、5の3地区の計7地区と前月に移転して空いた計9地区に移転させた。
まあ、2度に渡る大規模移転祭りなのでお見舞金も出しましたよ! 2回で魔銀貨4枚金貨77枚くらいが消え去りましたよ!
特殊建築物についてだけど、新たに中心地区となる7の4地区については全部最高ランクの建物を用意した。それ以外の地区については高ランクで揃えることにしたよ。それについても全部で魔銀貨73枚くらい消える試算だったから、これまでの繰越金が魔銀貨50枚相当であることを考えると魔銀貨60枚の借金は必定だよね! 利率は変わらずで2年返済です!
なんかアレクサンドラ曰く、『都市が更に大きく育った場合に最高ランクを超えるランクのものが設置できるかもしれない』という噂があるんだとか? ただ、その噂の信憑性は定かではないとか?
うん。まあ、よく分からん。ああ、ただね? もし、それが出来るとか言うんだったら、それは是非お目にかかりたいものだね。
そうそう。昨年の9月下旬に人口が25万を、昨年の12月中旬初めに人口が30万を突破しました! 人口が25万人を突破したということで国から特別奨励金として魔銀貨25枚と地区無料割譲権を1つ貰った。地区無料割譲権については伯爵になった時に1つ増えて、行使は未だにしていないから、2つ保有していることになるか。
それはさておき、特殊建築物について新たに設置できるようになったもののおさらい。
人口20万突破で最高レベルの商業地、工業地、集積住宅地が、人口30万突破で最高レベルの住宅地と歓楽街が設置出来るようになった。魔導パレットについてはとてもきらびやかな金縁に光り輝く赤、黄、灰、赤紫、桃だったよ。
人口20万になると動物園や市民公園が置けるようになったし、人口25万になると植物園を置ける様になった。どれも最初は無料なので中心地区に設置したよ。もちろん、プレオープンは行った。とっても楽しかったということだけはお知らせしよう。
「なあ? アレクサンドラ? 今年のどこかで海を見に行かないか? 多分、今はまだ開発も追いついてないと思うけど、夏までには1の4地区、1の5地区あたりも開発が進んでるだろうし」
「ええ! いいですね! 是非行きたいものですね! 海ってどんな感じなんでしょうね!」
「うーん。それは行ってみてのお楽しみだな! あ、1の4地区、1の5地区って……夏はちゃんと暑いんだろうかな? それだけが気がかりだな」
「はい! 夏に海に行けることを楽しみにしてますよ! そうだ! 1の4地区、1の5地区に面してる海って、とても暖かい海流に接しているっていうのは誰かから聞いたことがあるんですけどね……」
「そうか! ならば、ちょっと安心だな! 冷たい海から流れた海水とかだとちょっと夏でも大変だというのは聞くからな!」
うん。これはちょっと計画を立てよう! ちなみに水着っていうのはこっちの世界もあるからな。中心地区の市民プールを屋敷の者たちも含めて1日まるごと貸し切りっていうことも年に2度はやるからな! だから、アレクサンドラの水着も見たことはあるぞ!
なに? 羨ましいだと? 勝手に羨んでいろ!
――ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。
――ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。ゴーーン。
「明けましておめでとう。アレクサンドラ。今年も宜しくな!」
「ヘルイェス様、今年も宜しくおねがいしますね!」
今年も王都で新年の挨拶だ。アレクサンドラは最近とても大人っぽいなと思い始めてきたぞ。本当に何歳なんだろう?
実は昨年の1月に魔銀貨5枚を半年返済、100分の5の利率で借金していた。
で、昨年6月には2年目の3月の借金を返済し終え、昨年の9月には1月分の借金を返済した。
そして、昨年の4月から人頭税、法人税ともに5割の増税をした。いや、ちょっとね。どうも税収がこの都市の支出に見合ってない感じだからね。
で、昨年4月から6の1地区、6の3地区、6の4地区を中心に開発し始めて、7の4地区にはポツンと伯爵家にふさわしい屋敷を建てましたよ。アルマの苗木は移築しました。その代わり、別荘にあった苗木を子爵時代までの屋敷に移築し、新しい苗木を別荘に植えました。
6月に人口20万人を超えたよ。
7月には8の1地区、8の2地区、8の3地区、9の1地区、9の2地区、9の3地区、10の1地区、10の2地区、10の3地区の住民を2の3地区、2の4地区、3の3地区、4の3地区、8の4地区、9の4地区、10の4地区、11の4地区、そして7の4地区の計9地区に移転させたよ。
んで、8月には6の1地区、6の2地区、6の3地区、6の4地区、7の1地区、7の2地区、7の3地区、11の1地区、11の2地区、11の3地区の住民を1の4地区、1の5地区、3の2地区、4の2地区、5の1地区、5の2地区、5の3地区の計7地区と前月に移転して空いた計9地区に移転させた。
まあ、2度に渡る大規模移転祭りなのでお見舞金も出しましたよ! 2回で魔銀貨4枚金貨77枚くらいが消え去りましたよ!
特殊建築物についてだけど、新たに中心地区となる7の4地区については全部最高ランクの建物を用意した。それ以外の地区については高ランクで揃えることにしたよ。それについても全部で魔銀貨73枚くらい消える試算だったから、これまでの繰越金が魔銀貨50枚相当であることを考えると魔銀貨60枚の借金は必定だよね! 利率は変わらずで2年返済です!
なんかアレクサンドラ曰く、『都市が更に大きく育った場合に最高ランクを超えるランクのものが設置できるかもしれない』という噂があるんだとか? ただ、その噂の信憑性は定かではないとか?
うん。まあ、よく分からん。ああ、ただね? もし、それが出来るとか言うんだったら、それは是非お目にかかりたいものだね。
そうそう。昨年の9月下旬に人口が25万を、昨年の12月中旬初めに人口が30万を突破しました! 人口が25万人を突破したということで国から特別奨励金として魔銀貨25枚と地区無料割譲権を1つ貰った。地区無料割譲権については伯爵になった時に1つ増えて、行使は未だにしていないから、2つ保有していることになるか。
それはさておき、特殊建築物について新たに設置できるようになったもののおさらい。
人口20万突破で最高レベルの商業地、工業地、集積住宅地が、人口30万突破で最高レベルの住宅地と歓楽街が設置出来るようになった。魔導パレットについてはとてもきらびやかな金縁に光り輝く赤、黄、灰、赤紫、桃だったよ。
人口20万になると動物園や市民公園が置けるようになったし、人口25万になると植物園を置ける様になった。どれも最初は無料なので中心地区に設置したよ。もちろん、プレオープンは行った。とっても楽しかったということだけはお知らせしよう。
「なあ? アレクサンドラ? 今年のどこかで海を見に行かないか? 多分、今はまだ開発も追いついてないと思うけど、夏までには1の4地区、1の5地区あたりも開発が進んでるだろうし」
「ええ! いいですね! 是非行きたいものですね! 海ってどんな感じなんでしょうね!」
「うーん。それは行ってみてのお楽しみだな! あ、1の4地区、1の5地区って……夏はちゃんと暑いんだろうかな? それだけが気がかりだな」
「はい! 夏に海に行けることを楽しみにしてますよ! そうだ! 1の4地区、1の5地区に面してる海って、とても暖かい海流に接しているっていうのは誰かから聞いたことがあるんですけどね……」
「そうか! ならば、ちょっと安心だな! 冷たい海から流れた海水とかだとちょっと夏でも大変だというのは聞くからな!」
うん。これはちょっと計画を立てよう! ちなみに水着っていうのはこっちの世界もあるからな。中心地区の市民プールを屋敷の者たちも含めて1日まるごと貸し切りっていうことも年に2度はやるからな! だから、アレクサンドラの水着も見たことはあるぞ!
なに? 羨ましいだと? 勝手に羨んでいろ!
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