42 / 111
第4章*隣国の王女
27滞在三日目・変化
しおりを挟む
今日は王妃様も公務でお出かけなので私がフェリーシア王女のお相手をすることになりました。
後からデオドール殿下も来て下さるとのことなので二人きりではないと知り少しホッとしいます。
サンルームで王女を待っているとバージル様が覗きに来ました。
「おはようアンナ」
「おはようって、ジル様もうお昼過ぎですよ」
「そうだけど、いつも朝の挨拶が出来ないからね」
「・・・あのう、ジル様はいつも何時に起きられているのですか?」
「ん-、アンナと寝るようになってから頗る調子が良いんだ。短い時間でも熟睡できているせいか寝不足も解消してる。だから空が明るくなった頃には起きて剣の鍛練をしているよ」
「そんなに早く・・・それで私が目覚めた時いつもいらっしゃらないんですね」
「あれ、もしかして目覚めた時に私が隣に居なくて寂しかったのかな?」
悪戯っ子の様な瞳で覗いて来るバージルの口元が僅かに上がる。
「そ、そんな事ある訳ないじゃありませんか!」
慌てて否定するアンナを見てバージルはなんて可愛いんだと思ってしまう。
「では、明日の朝はアンナが目覚めるまで隣にいてあげる」
「いいです、そんなこと・・・」
「真っ赤になって可愛いな。違う意味で寝不足になりそうだ」
くくくっ。と口を押えて笑いを押し殺すバージルの意味が分からないアンナ。
「そういえば王女は遅いね」
「ええ」
「まだ時間があるから王女が来るまで付き合うよ」
「ありがとうございます。ジル様もう意地悪は言わないで下さいね」
上目使いでアンナに言われ
「はぁ、そんな顔されたら思いっきり抱きしめたくなる」
とアンナの手を取りました。
「もう、知りません!」
彼女はバージルの手振り解き話題を変えます。
「それにしても何の動きもないですね、何の為の【呼び水】だったのかしら?」
「全く分からないな」
魔女の魔法について話をしていると王女がこちらに向かって歩いてくるの見えました。
あら、後からと言っていたデオドール殿下とご一緒だわ。
「やぁ、アンナちゃん。何だバージルもいたのか」
「ごきげんよう。デオドール殿下、フェリーシア王女さま」
「ごきげんよう。バージル殿下、ジュリアンナ様」
「デオドール殿下からお聞きしましたけど来年には婚姻を結ばれるそうですね」
「はいそうです」
バージルが答えると
「お好きな方と一緒になれるなんて羨ましいわ」
と少し寂しそうなお顔で話されたのが気になります。
あら?何となく王女とデオドール殿下の間の空気が昨日とは違っている気がするのですけど。
デオドール殿下の王女を見る目、なんか違う。
その時そよ風が吹いて何かの香りが漂って来ました。
向かいに座っているデオドール殿下の香水かしら?
香水と云うよりハーブみたいな香りだけど。
「ジュリアンナ様、お料理の件ですが私が帰国する前日でお願いできませんか?」
えっ、あれ本気だったんですか?社交辞令だとばかり思っていた私の料理試食会?。
「えっ、あっはい」
「何だい料理って?」
デオドール様が何その話とばかりに聞いてきます。
「ジュリアンナ様の創作お料理を是非食させて頂きたいとお願いしたんですの」
「アンナちゃんが作るの?」
デオドールはまさかと言わんばかりの顔でアンナを見ます。
「ええ、そうなんですけど・・・」
助けてとバージル様の顔見ると
「そんな話になっていたの?兄上、アンナの作るものは今まで食べたことがない料理でしかも美味しいんですよ」
やめて下さい、バージル様まで。
「なんだ、バージルは食べたことがあるのか、是非我も食べてみたい」
「ご一緒しましょうデオドール殿下。よろしいですよね、ジュリアンナ様?」
「そんな、ほんの趣味程度の料理ですので皆さんに食して頂く程のものではございません」
勘弁してください、王女様。
「よし、では、フェリーシア殿の帰国前日食事会をセッティングしよう。勿論バージルも参加するよな?」
「ええ、当然です」
私の困惑を無視してデオドール殿下はどんどん話を進めて来ます。
バージル様まで話に乗らないで下さいよ。
「楽しみですわ」
「そうだな」
王女と殿下が顔を見合わせ微笑み合う姿を見ながら「はぁ」と溜息を吐き俯くと。
えっ?
私の隣にいるバージル様からは見ていないと思われますが、テーブルの下で王女とデオドール殿下が手を繋いでいる?
私は自分の目を疑った。
どうして?何時からそんな親密になったの?
その時ダニエルがバージルを呼び戻しに来、私はこれでとアンナの頬に挨拶のキスをして政務へと戻って行ってしまいました。
バージルが立ち上ったことで二人は繋いでいた手を離したが、変に生ぬるい空気が漂い居心地が悪いアンナ。
「王女様が帰国されるのは四日後でございますよね。食事会迄三日しか御座いませんので早々に準備しなくてはなりませんわ」
「まぁ、そんなに準備に時間が掛かりますの?」
「はい、食材の調達もしませんとなりませんので。申し訳ありませんが今日はこの辺で失礼させて頂きます」
私は早くこの場を離れたかった。
「そうか、アンナちゃん楽しみにしているからね」
「私もです」
デオドール殿下と王女に軽ーく励まされ?私は一礼して逃げるようにその場を後にしました。
大ごとになってしまったわ、早急にビオラに食材の調達を頼まなきゃ。
私はメニューを考えながら日本語で材料をメモしていきます。
一通り決めてビオラへ念話で伝えると、その日は彼女も手伝いに来てくれるといってくれ焦っていた気持ちも少し落ち着きました。
ソファで寛いでいるとふと先ほどの香りの事が気になり始めました。
何だったんだろう?ラベンダーの香りもした気がするけどサンルームには無かったわよね。
先日のユリの件があるから香りに敏感になり気なってしまうのかしら。
その時ドアをノックされ、足を投げ出し寛いでいたのを慌てて取り繕い、どうぞと返事を返しました。
「失礼します。フェリーシア王女様からお手紙をお預かりして参りました」
「王女様からですか?」
侍女から手紙を受け取ると直ぐに開いてみました。
【ジュリアンナ様に聴いて頂きたいことが御座います。夕食の前にわたくしのお部屋へ来て頂けますか?】
なんだろう?聞いて欲しい事って。
不安はあったもののお断りする訳にいかず、お伺いしますと侍女に伝えて貰う事にしました。
魔女の魔法も気になるけれど王女が帰国するまであと四日頑張らなくてはと自分に言い聞かせるアンナでした。
後からデオドール殿下も来て下さるとのことなので二人きりではないと知り少しホッとしいます。
サンルームで王女を待っているとバージル様が覗きに来ました。
「おはようアンナ」
「おはようって、ジル様もうお昼過ぎですよ」
「そうだけど、いつも朝の挨拶が出来ないからね」
「・・・あのう、ジル様はいつも何時に起きられているのですか?」
「ん-、アンナと寝るようになってから頗る調子が良いんだ。短い時間でも熟睡できているせいか寝不足も解消してる。だから空が明るくなった頃には起きて剣の鍛練をしているよ」
「そんなに早く・・・それで私が目覚めた時いつもいらっしゃらないんですね」
「あれ、もしかして目覚めた時に私が隣に居なくて寂しかったのかな?」
悪戯っ子の様な瞳で覗いて来るバージルの口元が僅かに上がる。
「そ、そんな事ある訳ないじゃありませんか!」
慌てて否定するアンナを見てバージルはなんて可愛いんだと思ってしまう。
「では、明日の朝はアンナが目覚めるまで隣にいてあげる」
「いいです、そんなこと・・・」
「真っ赤になって可愛いな。違う意味で寝不足になりそうだ」
くくくっ。と口を押えて笑いを押し殺すバージルの意味が分からないアンナ。
「そういえば王女は遅いね」
「ええ」
「まだ時間があるから王女が来るまで付き合うよ」
「ありがとうございます。ジル様もう意地悪は言わないで下さいね」
上目使いでアンナに言われ
「はぁ、そんな顔されたら思いっきり抱きしめたくなる」
とアンナの手を取りました。
「もう、知りません!」
彼女はバージルの手振り解き話題を変えます。
「それにしても何の動きもないですね、何の為の【呼び水】だったのかしら?」
「全く分からないな」
魔女の魔法について話をしていると王女がこちらに向かって歩いてくるの見えました。
あら、後からと言っていたデオドール殿下とご一緒だわ。
「やぁ、アンナちゃん。何だバージルもいたのか」
「ごきげんよう。デオドール殿下、フェリーシア王女さま」
「ごきげんよう。バージル殿下、ジュリアンナ様」
「デオドール殿下からお聞きしましたけど来年には婚姻を結ばれるそうですね」
「はいそうです」
バージルが答えると
「お好きな方と一緒になれるなんて羨ましいわ」
と少し寂しそうなお顔で話されたのが気になります。
あら?何となく王女とデオドール殿下の間の空気が昨日とは違っている気がするのですけど。
デオドール殿下の王女を見る目、なんか違う。
その時そよ風が吹いて何かの香りが漂って来ました。
向かいに座っているデオドール殿下の香水かしら?
香水と云うよりハーブみたいな香りだけど。
「ジュリアンナ様、お料理の件ですが私が帰国する前日でお願いできませんか?」
えっ、あれ本気だったんですか?社交辞令だとばかり思っていた私の料理試食会?。
「えっ、あっはい」
「何だい料理って?」
デオドール様が何その話とばかりに聞いてきます。
「ジュリアンナ様の創作お料理を是非食させて頂きたいとお願いしたんですの」
「アンナちゃんが作るの?」
デオドールはまさかと言わんばかりの顔でアンナを見ます。
「ええ、そうなんですけど・・・」
助けてとバージル様の顔見ると
「そんな話になっていたの?兄上、アンナの作るものは今まで食べたことがない料理でしかも美味しいんですよ」
やめて下さい、バージル様まで。
「なんだ、バージルは食べたことがあるのか、是非我も食べてみたい」
「ご一緒しましょうデオドール殿下。よろしいですよね、ジュリアンナ様?」
「そんな、ほんの趣味程度の料理ですので皆さんに食して頂く程のものではございません」
勘弁してください、王女様。
「よし、では、フェリーシア殿の帰国前日食事会をセッティングしよう。勿論バージルも参加するよな?」
「ええ、当然です」
私の困惑を無視してデオドール殿下はどんどん話を進めて来ます。
バージル様まで話に乗らないで下さいよ。
「楽しみですわ」
「そうだな」
王女と殿下が顔を見合わせ微笑み合う姿を見ながら「はぁ」と溜息を吐き俯くと。
えっ?
私の隣にいるバージル様からは見ていないと思われますが、テーブルの下で王女とデオドール殿下が手を繋いでいる?
私は自分の目を疑った。
どうして?何時からそんな親密になったの?
その時ダニエルがバージルを呼び戻しに来、私はこれでとアンナの頬に挨拶のキスをして政務へと戻って行ってしまいました。
バージルが立ち上ったことで二人は繋いでいた手を離したが、変に生ぬるい空気が漂い居心地が悪いアンナ。
「王女様が帰国されるのは四日後でございますよね。食事会迄三日しか御座いませんので早々に準備しなくてはなりませんわ」
「まぁ、そんなに準備に時間が掛かりますの?」
「はい、食材の調達もしませんとなりませんので。申し訳ありませんが今日はこの辺で失礼させて頂きます」
私は早くこの場を離れたかった。
「そうか、アンナちゃん楽しみにしているからね」
「私もです」
デオドール殿下と王女に軽ーく励まされ?私は一礼して逃げるようにその場を後にしました。
大ごとになってしまったわ、早急にビオラに食材の調達を頼まなきゃ。
私はメニューを考えながら日本語で材料をメモしていきます。
一通り決めてビオラへ念話で伝えると、その日は彼女も手伝いに来てくれるといってくれ焦っていた気持ちも少し落ち着きました。
ソファで寛いでいるとふと先ほどの香りの事が気になり始めました。
何だったんだろう?ラベンダーの香りもした気がするけどサンルームには無かったわよね。
先日のユリの件があるから香りに敏感になり気なってしまうのかしら。
その時ドアをノックされ、足を投げ出し寛いでいたのを慌てて取り繕い、どうぞと返事を返しました。
「失礼します。フェリーシア王女様からお手紙をお預かりして参りました」
「王女様からですか?」
侍女から手紙を受け取ると直ぐに開いてみました。
【ジュリアンナ様に聴いて頂きたいことが御座います。夕食の前にわたくしのお部屋へ来て頂けますか?】
なんだろう?聞いて欲しい事って。
不安はあったもののお断りする訳にいかず、お伺いしますと侍女に伝えて貰う事にしました。
魔女の魔法も気になるけれど王女が帰国するまであと四日頑張らなくてはと自分に言い聞かせるアンナでした。
1
あなたにおすすめの小説
王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~
しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。
豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。
――食事が、冷めているのだ。
どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。
「温かいごはんが食べたい」
そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。
地下厨房からの高速搬送。
専用レーンを爆走するカートメイド。
扉の開閉に命をかけるオープナー。
ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!?
温かさは、ホッとさせてくれる。
それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。
冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、
食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ!
-
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
『5階にトラック突撃!?ポンコツ女神の使役権と地球通販を得た医学生、辺境の村でワスプ薙刀と現代医療を駆使し最強防衛ライフを始める』
月神世一
ファンタジー
マンションの5階でカレーを作っていたら、なぜかトラックが突っ込んできた件。
外科医を目指す医学生・中村優太(24)は、特製の絶品バターチキンカレーを食べる寸前、マンションの「5階」に突撃してきた理不尽なトラックによって命を落としてしまう。
目を覚ますと、そこはコタツでカップ麺を啜るジャージ姿の駄女神・ルチアナの部屋だった。
「飲み会があるから定時で帰りたい」と適当な理由で異世界転移をさせられそうになる優太だったが、怒りのガラポン抽選でユニークスキル【地球ショッピング】と【女神ルチアナこき使い権】を引き当てる!
かくして、ポンコツ女神を強制連行して剣と魔法の世界『アナステシア』に降り立った優太。
しかし、彼にはただのチートスキルだけではない、元SEALs直伝の「CQB(近接戦闘術)」、有段者の「薙刀術」、そして何より「現代医療の知識」があった――!
降り立った辺境のポポロ村で彼を待っていたのは、クセが強すぎる住人たち。
キャルル: マッハの飛び蹴りを放つ、ファミレス大好きなウサ耳村長。
リーザ: タダ飯とポイ活に命を懸ける、図太すぎる地下アイドル人魚。
ルナ: 善意で市場や生態系を破壊する、歩く大災害の天然エルフ。
ルチアナ: 優太のポイントでソシャゲ課金と酒を目論む、労働拒否の駄女神。
優太は【地球ショッピング】で召喚した現代物資と、自身のサバイバル能力&薙刀術で野盗や魔物を無双! さらには特製のスパイスカレーで異世界人の胃袋を完全に掌握していく。
そして、村人に危機が迫った時。
優太の「絶対に命を救う」という善意の心が、奇跡の黄金ガチャを引き起こす……!
「俺は医者だ。この村の命も、平和な日常も、俺の戦術(スキル)で全部守り抜く!」
現代の【医療・戦術・料理】×【理不尽ギャグ】×【異世界サバイバル】!
凶悪な「ワスプ薙刀」を振るい、ヤバすぎる仲間たちと送る、最強医学生のドタバタ辺境防衛ライフが今始まる!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。
再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。
妻を一途に想い続ける夫と、
その想いを一ミリも知らない妻。
――攻防戦の幕が、いま上がる。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる