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第6章*聖女の派遣と新婚旅行
60*マリー頑張ります!
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マリーの私を見る目が変わって来たみたいだと近頃気付く。
やはり癒しをフォローしていて何かを感じ取っているのだと思う。元々幼いとはいえ聖女として使命を持って生まれて来た子なのだ。きっと通じるものがあるのだろう。
昼食の時でした。
「お姉さまにお願いがあります。マリーに癒しの伝え方と回復魔法の使い方を教えてください」
と言われ焦ってしまう。隣にいたバージルも真っ青になっていたくらいそれは唐突でした。
でも私には彼女の心の中が見えたんです。
マリーは私の事を聖女だと疑ったのではなく自分より出来る人と認識したのです。バージルが魔力が強く魔法を使える事を知っているマリーは彼と一緒にいられる私の事を凄い人と思っているのです。だから癒しは聖女しか使えないと云うのをすっ飛ばしてただ、師と認定し教えを乞うて来たのです。
ならば無理に否定はせずやんわりと教えて差し上げましょう。
子供の頃にビオラが私にしてくれたようにね。
バージル、ダニエル、ビオラ、フォルヴァそしてドロップを集め私はこの事を話しました。
精霊たちと聖獣は「良いんじゃないの」と賛成したのでバージルとダニエルも渋い顔をしてながらも承諾をしてくれたのでした。
ナリス様のお部屋へマリーと向かいながら私は彼女に告げます。
「マリー様今日から私が貴女の先生になります。立派な聖女にして見せますからあなたもそのつもりで勉強してください」
「はい、分かりました。マリーはお姉さまの様になれるよう頑張ります」
「私は聖女では無いのですよ。ただ今のあなたより少しばかり何でもできるだけなの。頑張ればすぐに追いついて追い越すことが出来るわ。あとこの事は二人だけの秘密よ。それが守れなければ先生にはなりません」
「はい」
マリーは素直で良い子です。きっと素晴らしい聖女に成長してくれると思います。
「ではナリス様の所へ行きましょう」
「はい、お姉さま」
「ナリス様、体調はい如何ですか?」
三日前とは別人のように血色がよくなってきたナリスが二人を笑顔で迎えます。
「ええ、術が1つ解けるたびに身体が軽くなって、癒しの力を注いでいただいてとっても良くなりました」
「それは良かったです。では今日も早速始めましょう」
「聖女様よろしくお願いします」
いつものように手を差し出しそれをマリーが握ります。
アンナがその手を覆いマリーの耳元で囁きます。
「集中して。絶対に治してやろうとかじゃなく穏やかな気持ちでゆっくりと力を注いでいくのよ」
「はい」
マリーが心を落ち着けてゆっくりと癒しを注いでいくとナリスは深いに眠りに落ちて行きました。
・・・うん、良い感じだわ。ちゃんと送れている・・・
「マリー見てごらんなさい。ナリス様の頬に赤みが射して来たでしょう」
「はい」
「ちゃんと流れている証拠よ」
アンナに褒められたことによりマリーの癒しの力は二割増しになった。
・・・これなら大丈夫かも
アンナはそっとマリーの手の上に置いた自分の手を離しました。
・・・少しくらい弱くても夜に私がやるので大丈夫だわ。今はマリーが自信を持ってくれれば注ぐ力も安定するはず・・・
そうしてしばらく見守り三十分を過ぎた頃を見計らい
「今日はこのくらいにいたしましょう」
と声を掛けました。
マリーはふぅと息を吐いたところで初めてアンナの手が添えられていない事に気付きます。
「お姉さま?」
不安げにに問いかけてきました。
「大丈夫。ちゃんと出来てましたよ」
嬉しそうに頬を染めるマリー。
ナリス様が目覚ましました。
「ご気分は如何ですか?ナリス様」
「聖女様。今日はいつもと少し違ったけどなんだかほっこりしたような。そんな気分です」
それを聞いてマリーはアンナを振り返り満面の笑みを浮かべたのでした。
部屋をあとに二人で歩いていると
「お姉さま聖女のお仕事って凄いお仕事なんですね。ナリス様あんなに喜んで下さってマリーも本当にうれしく思いました」
「うん、その気持ちが大事なの。痛いとか辛い苦しいことから解放してあげたい。そう思いながら力を送るの」
「はい、まだ難しいけど明日はもっと出来るようにがんばります」
「うん、がんばりましょう」
マリーを部屋まで送って行き久しぶりにフォルヴァとドロップをモフモフして私も癒されます。
「フォルヴァとドロップは本当にお姉さまが好きなんですね。マリーの時とゴロゴロの鳴き方が違います」と言って来ました。
そんな事ないと言ってはみたもののこればかりは。。。
「お姉さま、前にマリーがお勉強の為に神殿に行かなかった時があったでしょう?」
「そんな事もあったわね」
当時の我儘なマリーの事を思い出して思わず笑ってしまう。
「その時に聖獣が神殿に現れたのを知ってますか?」
げっ、どうしてそんな事を知っているのだろう?
私の横でフォルヴァも固まっています。
「何か聞いたような聞かなかったような・・・」
「私は神官長さんから聞いたんですけど、それはもう神々しくて強そうで威厳があって・・・カッコ良かったそうです!」
チラリとフォルヴァを見ると何か恥ずかしそうにしていてそれをまた横にいるドロップが猫らしくない冷めた目でフォルヴァの事を見ています。
「いつか私も聖獣に会えるでしょうか?大昔の聖女には聖獣が付いていたこともあるらしいって」
「そ。そうね、マリーが立派な聖女になったら来てくれるかもしれないわね」
「よし、頑張ります。色々おしえて下さい先生!」
「先生はやめてー。誰かに聞かれたら困るでしょう。二人の秘密って約束したんですからね」
「あっ、そうでしたわ」
マリーは可愛らしく舌を出して自分の頭を叩く真似をしたのでした。
マリーがトイレに立つとドロップが小声で話し始めました。
「あの子きっと寂しいのよね。フォルちゃん、聖獣は他にも結構いるでしょう紹介してあげたら?」
「そんな簡単に出来ることではないぞ。出会いと云うものがあるのだ。後は自分の盾となる召喚獣を呼ぶしかないな」
「ふーん、召喚はあの子にはまだ無理ね。ある程度力のある魔術師なら出来るんだけどねー」
ドロップの言葉にアンナはハッとしました。
「そうだったわ、魔術師の中には召喚獣を持つ人もいるのよね。これはちょっと厄介かも」
「なに、どうした主?」
「ううん、何でもない」
マリーが戻って来たので話はそこで中断したのですが。
やはり癒しをフォローしていて何かを感じ取っているのだと思う。元々幼いとはいえ聖女として使命を持って生まれて来た子なのだ。きっと通じるものがあるのだろう。
昼食の時でした。
「お姉さまにお願いがあります。マリーに癒しの伝え方と回復魔法の使い方を教えてください」
と言われ焦ってしまう。隣にいたバージルも真っ青になっていたくらいそれは唐突でした。
でも私には彼女の心の中が見えたんです。
マリーは私の事を聖女だと疑ったのではなく自分より出来る人と認識したのです。バージルが魔力が強く魔法を使える事を知っているマリーは彼と一緒にいられる私の事を凄い人と思っているのです。だから癒しは聖女しか使えないと云うのをすっ飛ばしてただ、師と認定し教えを乞うて来たのです。
ならば無理に否定はせずやんわりと教えて差し上げましょう。
子供の頃にビオラが私にしてくれたようにね。
バージル、ダニエル、ビオラ、フォルヴァそしてドロップを集め私はこの事を話しました。
精霊たちと聖獣は「良いんじゃないの」と賛成したのでバージルとダニエルも渋い顔をしてながらも承諾をしてくれたのでした。
ナリス様のお部屋へマリーと向かいながら私は彼女に告げます。
「マリー様今日から私が貴女の先生になります。立派な聖女にして見せますからあなたもそのつもりで勉強してください」
「はい、分かりました。マリーはお姉さまの様になれるよう頑張ります」
「私は聖女では無いのですよ。ただ今のあなたより少しばかり何でもできるだけなの。頑張ればすぐに追いついて追い越すことが出来るわ。あとこの事は二人だけの秘密よ。それが守れなければ先生にはなりません」
「はい」
マリーは素直で良い子です。きっと素晴らしい聖女に成長してくれると思います。
「ではナリス様の所へ行きましょう」
「はい、お姉さま」
「ナリス様、体調はい如何ですか?」
三日前とは別人のように血色がよくなってきたナリスが二人を笑顔で迎えます。
「ええ、術が1つ解けるたびに身体が軽くなって、癒しの力を注いでいただいてとっても良くなりました」
「それは良かったです。では今日も早速始めましょう」
「聖女様よろしくお願いします」
いつものように手を差し出しそれをマリーが握ります。
アンナがその手を覆いマリーの耳元で囁きます。
「集中して。絶対に治してやろうとかじゃなく穏やかな気持ちでゆっくりと力を注いでいくのよ」
「はい」
マリーが心を落ち着けてゆっくりと癒しを注いでいくとナリスは深いに眠りに落ちて行きました。
・・・うん、良い感じだわ。ちゃんと送れている・・・
「マリー見てごらんなさい。ナリス様の頬に赤みが射して来たでしょう」
「はい」
「ちゃんと流れている証拠よ」
アンナに褒められたことによりマリーの癒しの力は二割増しになった。
・・・これなら大丈夫かも
アンナはそっとマリーの手の上に置いた自分の手を離しました。
・・・少しくらい弱くても夜に私がやるので大丈夫だわ。今はマリーが自信を持ってくれれば注ぐ力も安定するはず・・・
そうしてしばらく見守り三十分を過ぎた頃を見計らい
「今日はこのくらいにいたしましょう」
と声を掛けました。
マリーはふぅと息を吐いたところで初めてアンナの手が添えられていない事に気付きます。
「お姉さま?」
不安げにに問いかけてきました。
「大丈夫。ちゃんと出来てましたよ」
嬉しそうに頬を染めるマリー。
ナリス様が目覚ましました。
「ご気分は如何ですか?ナリス様」
「聖女様。今日はいつもと少し違ったけどなんだかほっこりしたような。そんな気分です」
それを聞いてマリーはアンナを振り返り満面の笑みを浮かべたのでした。
部屋をあとに二人で歩いていると
「お姉さま聖女のお仕事って凄いお仕事なんですね。ナリス様あんなに喜んで下さってマリーも本当にうれしく思いました」
「うん、その気持ちが大事なの。痛いとか辛い苦しいことから解放してあげたい。そう思いながら力を送るの」
「はい、まだ難しいけど明日はもっと出来るようにがんばります」
「うん、がんばりましょう」
マリーを部屋まで送って行き久しぶりにフォルヴァとドロップをモフモフして私も癒されます。
「フォルヴァとドロップは本当にお姉さまが好きなんですね。マリーの時とゴロゴロの鳴き方が違います」と言って来ました。
そんな事ないと言ってはみたもののこればかりは。。。
「お姉さま、前にマリーがお勉強の為に神殿に行かなかった時があったでしょう?」
「そんな事もあったわね」
当時の我儘なマリーの事を思い出して思わず笑ってしまう。
「その時に聖獣が神殿に現れたのを知ってますか?」
げっ、どうしてそんな事を知っているのだろう?
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「何か聞いたような聞かなかったような・・・」
「私は神官長さんから聞いたんですけど、それはもう神々しくて強そうで威厳があって・・・カッコ良かったそうです!」
チラリとフォルヴァを見ると何か恥ずかしそうにしていてそれをまた横にいるドロップが猫らしくない冷めた目でフォルヴァの事を見ています。
「いつか私も聖獣に会えるでしょうか?大昔の聖女には聖獣が付いていたこともあるらしいって」
「そ。そうね、マリーが立派な聖女になったら来てくれるかもしれないわね」
「よし、頑張ります。色々おしえて下さい先生!」
「先生はやめてー。誰かに聞かれたら困るでしょう。二人の秘密って約束したんですからね」
「あっ、そうでしたわ」
マリーは可愛らしく舌を出して自分の頭を叩く真似をしたのでした。
マリーがトイレに立つとドロップが小声で話し始めました。
「あの子きっと寂しいのよね。フォルちゃん、聖獣は他にも結構いるでしょう紹介してあげたら?」
「そんな簡単に出来ることではないぞ。出会いと云うものがあるのだ。後は自分の盾となる召喚獣を呼ぶしかないな」
「ふーん、召喚はあの子にはまだ無理ね。ある程度力のある魔術師なら出来るんだけどねー」
ドロップの言葉にアンナはハッとしました。
「そうだったわ、魔術師の中には召喚獣を持つ人もいるのよね。これはちょっと厄介かも」
「なに、どうした主?」
「ううん、何でもない」
マリーが戻って来たので話はそこで中断したのですが。
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