90 / 111
最終章
75*大聖女の軌跡
しおりを挟む
翌朝フォルヴァの案内で村外れの森へと入っていくアンナたち。
「我はずっと身を隠してジュリアーナの事を見ていたがこの森で初めて幼い彼女に見つけられてしまってな」
フォルヴァは懐かむように当時の話をしてくれた。
「その時魔物が出て彼女を助けてやろうと狼の子に扮したのだが、ジュリアーナはいとも簡単に魔物を退治し我を見つけて
【親とはぐれてしまったのかな?怖かったでしょうでももう大丈夫だからね】
と言いそして【自分はまだやることがあるから早くお母さんの所に帰りなさい】と言いおったのじゃ」
フォルヴァの話を聞いて四人は思わず笑ってしまう。
「何百年も生きてる聖獣に早くお母さんの所へ戻りなさいって、あはは、流石ジュリアーナだわ」
ビオラが笑い転げている。
「その当時のジュリアーナはまだマリーぐらいだっだぞ」
「ぷっ」
「あはは、もうダメー」
ダニエルとアンナもお腹を抑え必死に堪えています。
そんな笑い話のような昔話を聞きながら足を進めていくと何もない草地に出ました。
その先には大きな森が広がっています。
「結界だわ」
「凄いな二百年以上持ち堪えているなんて信じられない」
アンナとバージルは驚きを隠せません。
「でもかなり薄くなってるわね。これだとすり抜けられる魔物もいる筈だわ」
ビオラの言葉に
「数か所はその時ジュリアーナが補修したが全体的に弱くなっておる」
「それはこの村全体を覆っている結界がと云う事よね?」
「ああ、そういう事じゃな」
「じゃ全体を新しい結界に張り替えましょう」
「えっ、アンナこの村全体に結界なんて出来るのか?」
「大丈夫よ、ジュリアーナが出来たなら私にもできるわ。それに忘れたの?私が転生してきた時にはアデライト王国全土を包む結界が張られたのを」
清々しいほど自信に満ちた顔で言うアンナにバージルはため息をついた。
「そうね、全体になら村の中央からね」
それならばやはり教会と修道院のある場所だと云う事なり今来た道を戻ります。
森を抜け村に入ると村人達も動き始めており朝の活気に包まれていました。
村人はアンナの姿を見ると驚きはしたものの騒ぎ立てしない代わりに手を組み祈りを捧げてきます。アンナは穏やかな笑みを一人一人に向けながら修道院へと向かっていくのでした。
「やっぱり大聖女信仰は凄いな」
ダニエルがバージルにこそりと言うと
「これからもこの村だけに留めて貰わねばならないな」
と少しだけ顔を曇らせます。
まずは教会へ行き神父に結界の張り直しの事を伝えます。
教会から出て来ると聖女が戻ったという噂を聞いた村中の人が集まって来ておりアンナ達を驚かせました。
「大聖女様」
人々は口々に大聖女様の名を呼び涙します。
「アンナ、大聖女の存在がこの村から他へ伝わったら大変なことになるぞ」
「バージル大丈夫よ、この村の人たちは他言しないわ」
バージルの不安を拭うようにアンナは胸を張り一歩前に出ました。
「村の皆さん、私は大聖女ジュリアーナでは御座いませんが彼女の魂をこの胸の中に持っております。私がこの村に来れたのは二百年以上もの間、皆さんたちが代々修道女エニスタの教え守りこの村以外の者に大聖女の存在を秘密にし続けて下さったからです。この国には聖女マリー様がおります。もう一人の聖女はいてはならないのです。どうかこれか先、未来永劫大聖女ジュリアーナの存在はこの村の皆さんの胸の中だけに留め置いて頂きたいのです。それが彼女の願いだと思うからです。
私はこれから大聖女ジュリアーナが生まれた村を守る為に張った結界を張り直します。この先百年。いえ、二百年、大聖女ジュリアーナの加護によりこの村は今まで通り平穏な日々が送られると信じております」
「そのさきはどうなるの?」
最前列にいた男の子が聞いてきました。
アンナはしゃがみ込み男の子の目線に合わせ
「それはね、アナタのおじいさんやお母さんがやって来たように大聖女を守っていけばまた結界が薄くなった時には次の大聖女が現れてご褒美にご加護をくれるんじゃないかな」
とにっこりと笑ってみせました。
「エニスタ殿が書き残された通りこうして大聖女様は再びこの村に帰って来て下さったのです。今まで通り私たちはその教えを信じこの暮らしを続けていけば良いのです」
神父の言葉に皆が頷く。
アンナは立ち上ると両手を広げコロシアムの時と同じようにふわりと宙に浮きあがります。
そのまま修道院の屋根まで上がり三角屋根のてっぺんに降り立ちました。
村人は神に祈る様に手を組んだままアンナの事を見上げています。
アンナは一度祈りを捧げてから天を仰ぎその手を大きく広げました。すると眩しいほどの光に全身が包まれそこから溢れんばかりの光が村全体に広がり新しい結界の壁を張り巡らせいきました。もう一度祈りを捧げるとアンナは屋根の上からふわりと元の場所に下りてきました。
「この村に神と大聖女のご加護を」
彼女の言葉に全員が跪き祈りを捧げます。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
涙を浮かべる老婆に号泣する鍛冶職人。人それぞれの喜びようにアンナは笑顔で頷きます。
「だいせいじょさま」
先ほどの男の子がアンナに駆け寄って来ました。アンナが腰を屈めるとその子は抱き付きアンナの頬にちゅっとキスをしてきました。
「あら、ありがとう♪」
アンナがお返しに額にキスを返してあげます。
すると男の子の身体が中に浮きアンナの腕から消えてしまいしゃがんだまま見上げるとその子はバージルの腕の中できょとんとしています。
「おい坊主、大聖女様は私の奥さんなんだからキスをするなら私に断ってからだぞ」
一瞬その場が静まり返り呆気にとられる村人とアンナ達。
「えへへ、ごめんなさい」と舌を出す男の子にバージルは微笑みその子の頬にキスをします。そして片腕で男の子を抱いたままもう片方の手でアンナの手を取り立ち上らせると
「早く私たちにも可愛い子供が欲しいな」
とアンナに微笑みかけました。
真っ赤になるアンナに人々から歓声と拍手が送られ村全体がほのぼのとした空気に包まれたのでした。
◆
翌日神父や修道女そして村人に見送られながらアンナ達が乗る馬車は王都へと出発しました。
御者をするダニエルの横にはビオラが座り手を振っています。
「なんだか不思議な気持ちです」
感慨深そうに窓の外を見つめるアンナ。
たぶん自分はこの村にもう二度と来ることはないんだろうな。
小さくなっていく村を見ながら意図せぬ涙がポロリと零れました。
バージルはアンナの小さな肩を引き寄せ
「君のお陰であの村はまた平穏な日々を送れるのだから」
と優しく囁きます。
ゴトゴトと田舎道を走る馬車の屋根の上でのんびりと横たわるフォルヴァ。
穏やかに時は過ぎていくのでした。
「我はずっと身を隠してジュリアーナの事を見ていたがこの森で初めて幼い彼女に見つけられてしまってな」
フォルヴァは懐かむように当時の話をしてくれた。
「その時魔物が出て彼女を助けてやろうと狼の子に扮したのだが、ジュリアーナはいとも簡単に魔物を退治し我を見つけて
【親とはぐれてしまったのかな?怖かったでしょうでももう大丈夫だからね】
と言いそして【自分はまだやることがあるから早くお母さんの所に帰りなさい】と言いおったのじゃ」
フォルヴァの話を聞いて四人は思わず笑ってしまう。
「何百年も生きてる聖獣に早くお母さんの所へ戻りなさいって、あはは、流石ジュリアーナだわ」
ビオラが笑い転げている。
「その当時のジュリアーナはまだマリーぐらいだっだぞ」
「ぷっ」
「あはは、もうダメー」
ダニエルとアンナもお腹を抑え必死に堪えています。
そんな笑い話のような昔話を聞きながら足を進めていくと何もない草地に出ました。
その先には大きな森が広がっています。
「結界だわ」
「凄いな二百年以上持ち堪えているなんて信じられない」
アンナとバージルは驚きを隠せません。
「でもかなり薄くなってるわね。これだとすり抜けられる魔物もいる筈だわ」
ビオラの言葉に
「数か所はその時ジュリアーナが補修したが全体的に弱くなっておる」
「それはこの村全体を覆っている結界がと云う事よね?」
「ああ、そういう事じゃな」
「じゃ全体を新しい結界に張り替えましょう」
「えっ、アンナこの村全体に結界なんて出来るのか?」
「大丈夫よ、ジュリアーナが出来たなら私にもできるわ。それに忘れたの?私が転生してきた時にはアデライト王国全土を包む結界が張られたのを」
清々しいほど自信に満ちた顔で言うアンナにバージルはため息をついた。
「そうね、全体になら村の中央からね」
それならばやはり教会と修道院のある場所だと云う事なり今来た道を戻ります。
森を抜け村に入ると村人達も動き始めており朝の活気に包まれていました。
村人はアンナの姿を見ると驚きはしたものの騒ぎ立てしない代わりに手を組み祈りを捧げてきます。アンナは穏やかな笑みを一人一人に向けながら修道院へと向かっていくのでした。
「やっぱり大聖女信仰は凄いな」
ダニエルがバージルにこそりと言うと
「これからもこの村だけに留めて貰わねばならないな」
と少しだけ顔を曇らせます。
まずは教会へ行き神父に結界の張り直しの事を伝えます。
教会から出て来ると聖女が戻ったという噂を聞いた村中の人が集まって来ておりアンナ達を驚かせました。
「大聖女様」
人々は口々に大聖女様の名を呼び涙します。
「アンナ、大聖女の存在がこの村から他へ伝わったら大変なことになるぞ」
「バージル大丈夫よ、この村の人たちは他言しないわ」
バージルの不安を拭うようにアンナは胸を張り一歩前に出ました。
「村の皆さん、私は大聖女ジュリアーナでは御座いませんが彼女の魂をこの胸の中に持っております。私がこの村に来れたのは二百年以上もの間、皆さんたちが代々修道女エニスタの教え守りこの村以外の者に大聖女の存在を秘密にし続けて下さったからです。この国には聖女マリー様がおります。もう一人の聖女はいてはならないのです。どうかこれか先、未来永劫大聖女ジュリアーナの存在はこの村の皆さんの胸の中だけに留め置いて頂きたいのです。それが彼女の願いだと思うからです。
私はこれから大聖女ジュリアーナが生まれた村を守る為に張った結界を張り直します。この先百年。いえ、二百年、大聖女ジュリアーナの加護によりこの村は今まで通り平穏な日々が送られると信じております」
「そのさきはどうなるの?」
最前列にいた男の子が聞いてきました。
アンナはしゃがみ込み男の子の目線に合わせ
「それはね、アナタのおじいさんやお母さんがやって来たように大聖女を守っていけばまた結界が薄くなった時には次の大聖女が現れてご褒美にご加護をくれるんじゃないかな」
とにっこりと笑ってみせました。
「エニスタ殿が書き残された通りこうして大聖女様は再びこの村に帰って来て下さったのです。今まで通り私たちはその教えを信じこの暮らしを続けていけば良いのです」
神父の言葉に皆が頷く。
アンナは立ち上ると両手を広げコロシアムの時と同じようにふわりと宙に浮きあがります。
そのまま修道院の屋根まで上がり三角屋根のてっぺんに降り立ちました。
村人は神に祈る様に手を組んだままアンナの事を見上げています。
アンナは一度祈りを捧げてから天を仰ぎその手を大きく広げました。すると眩しいほどの光に全身が包まれそこから溢れんばかりの光が村全体に広がり新しい結界の壁を張り巡らせいきました。もう一度祈りを捧げるとアンナは屋根の上からふわりと元の場所に下りてきました。
「この村に神と大聖女のご加護を」
彼女の言葉に全員が跪き祈りを捧げます。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
涙を浮かべる老婆に号泣する鍛冶職人。人それぞれの喜びようにアンナは笑顔で頷きます。
「だいせいじょさま」
先ほどの男の子がアンナに駆け寄って来ました。アンナが腰を屈めるとその子は抱き付きアンナの頬にちゅっとキスをしてきました。
「あら、ありがとう♪」
アンナがお返しに額にキスを返してあげます。
すると男の子の身体が中に浮きアンナの腕から消えてしまいしゃがんだまま見上げるとその子はバージルの腕の中できょとんとしています。
「おい坊主、大聖女様は私の奥さんなんだからキスをするなら私に断ってからだぞ」
一瞬その場が静まり返り呆気にとられる村人とアンナ達。
「えへへ、ごめんなさい」と舌を出す男の子にバージルは微笑みその子の頬にキスをします。そして片腕で男の子を抱いたままもう片方の手でアンナの手を取り立ち上らせると
「早く私たちにも可愛い子供が欲しいな」
とアンナに微笑みかけました。
真っ赤になるアンナに人々から歓声と拍手が送られ村全体がほのぼのとした空気に包まれたのでした。
◆
翌日神父や修道女そして村人に見送られながらアンナ達が乗る馬車は王都へと出発しました。
御者をするダニエルの横にはビオラが座り手を振っています。
「なんだか不思議な気持ちです」
感慨深そうに窓の外を見つめるアンナ。
たぶん自分はこの村にもう二度と来ることはないんだろうな。
小さくなっていく村を見ながら意図せぬ涙がポロリと零れました。
バージルはアンナの小さな肩を引き寄せ
「君のお陰であの村はまた平穏な日々を送れるのだから」
と優しく囁きます。
ゴトゴトと田舎道を走る馬車の屋根の上でのんびりと横たわるフォルヴァ。
穏やかに時は過ぎていくのでした。
0
あなたにおすすめの小説
王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~
しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。
豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。
――食事が、冷めているのだ。
どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。
「温かいごはんが食べたい」
そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。
地下厨房からの高速搬送。
専用レーンを爆走するカートメイド。
扉の開閉に命をかけるオープナー。
ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!?
温かさは、ホッとさせてくれる。
それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。
冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、
食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ!
-
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
『5階にトラック突撃!?ポンコツ女神の使役権と地球通販を得た医学生、辺境の村でワスプ薙刀と現代医療を駆使し最強防衛ライフを始める』
月神世一
ファンタジー
マンションの5階でカレーを作っていたら、なぜかトラックが突っ込んできた件。
外科医を目指す医学生・中村優太(24)は、特製の絶品バターチキンカレーを食べる寸前、マンションの「5階」に突撃してきた理不尽なトラックによって命を落としてしまう。
目を覚ますと、そこはコタツでカップ麺を啜るジャージ姿の駄女神・ルチアナの部屋だった。
「飲み会があるから定時で帰りたい」と適当な理由で異世界転移をさせられそうになる優太だったが、怒りのガラポン抽選でユニークスキル【地球ショッピング】と【女神ルチアナこき使い権】を引き当てる!
かくして、ポンコツ女神を強制連行して剣と魔法の世界『アナステシア』に降り立った優太。
しかし、彼にはただのチートスキルだけではない、元SEALs直伝の「CQB(近接戦闘術)」、有段者の「薙刀術」、そして何より「現代医療の知識」があった――!
降り立った辺境のポポロ村で彼を待っていたのは、クセが強すぎる住人たち。
キャルル: マッハの飛び蹴りを放つ、ファミレス大好きなウサ耳村長。
リーザ: タダ飯とポイ活に命を懸ける、図太すぎる地下アイドル人魚。
ルナ: 善意で市場や生態系を破壊する、歩く大災害の天然エルフ。
ルチアナ: 優太のポイントでソシャゲ課金と酒を目論む、労働拒否の駄女神。
優太は【地球ショッピング】で召喚した現代物資と、自身のサバイバル能力&薙刀術で野盗や魔物を無双! さらには特製のスパイスカレーで異世界人の胃袋を完全に掌握していく。
そして、村人に危機が迫った時。
優太の「絶対に命を救う」という善意の心が、奇跡の黄金ガチャを引き起こす……!
「俺は医者だ。この村の命も、平和な日常も、俺の戦術(スキル)で全部守り抜く!」
現代の【医療・戦術・料理】×【理不尽ギャグ】×【異世界サバイバル】!
凶悪な「ワスプ薙刀」を振るい、ヤバすぎる仲間たちと送る、最強医学生のドタバタ辺境防衛ライフが今始まる!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。
再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。
妻を一途に想い続ける夫と、
その想いを一ミリも知らない妻。
――攻防戦の幕が、いま上がる。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる