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第3章夏休み編
パトロン3
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「だれか出ていった音がしたでござる。話はどうなったでござるか?」
「えっと...」(アル)
「なるほど。確かに難しいですね。ちょうど規模を拡大しようと思った矢先に戦争ですか」(メル)
「確かに仕方ないわね。お金がないんだろうしどうしようもできない...」(ミーナ)
「そろそろ戦闘集団欲しいよな?」(アル)
「「「えっ???」」」
「いやだって戦闘集団持ってないといけないだろ」(アル)
「でも暗殺部隊もいるし、その人らに各地で人材探してもらってるんでしょ?」(ミーナ)
「暗殺部隊は暗殺部隊だ。各地で探している人材は確かにいるけど、即戦力になるような人じゃない。そういう人はお金かかるからな」(アル)
「なるほど」(ミーナ)
「だからね?いいだろ?(笑)」(アル)
「こっちがいいとして向こうが了承しないんじゃないですか?」(メル)
「どうだろうな。確かにその可能性もあるけどお金をもっらうだけの契約だし大丈夫だろ」
「えっお金渡すだけの契約にするの?」(ミーナ)
「あーえっと、いずれうちの奴ら育ててくれって言うのが交換条件」
「いずれ?」(ミーナ)
「あぁ、えっとそれは向こうとの話し合いだな。」
「じゃあ行ってくるよ。ミーナも来てくれ」
「拙者は?」
「そんな大勢で行っても仕方ないだろ(笑)」
コンコン
...
コンコン
「はぃ。」
「失礼します」
「誰だ?」
「えっと、隣の部屋で食事をしていた商人です」
ガタッ
「なに!?」
「落ち着いてください(笑)」
「あぁ、すまない」
「まずは自己紹介をしましょう。私たちはメイドリー国のリックス商会です。今この国の方と商談をするためにこの国に来ています。」
「メイドリー国から...それはご苦労様です」
「えぇ、それで私はリックス商会の幹部で今回の商談での責任者を行っております」
「なるほど。やはり海外の交渉となると、幹部の方が来られるのですね」
「まぁそうですね。私たちも初めての海外商会との商談というもので、その部門が得意な人が選ばれたということです」
「なるほど...えっと申し訳ないのですがリックス商会とは、何を行っているのでしょうか?」
「メインは服など人が身に着けるものを中心に商売を行っております。最近は新たな試みとして新事業を立ち上げたのですが...まぁメインはそういう感じです(笑)」
「服、なるほど...」
「俯かれてどうかしましたか?」
「いえ、私たちはその、戦闘運用ギルドなので、お役に立てるかどうか...」
「あぁ、実はそれについてはうちの方針に関わることなんですが...私たちのギルドは身寄りのない子たちを保護してるんです。それでその子たちの仕事先としてうちの商会への就職以外に戦闘系統の就職先を確保したいんですよ」
「あぁなるほど...しかし私たちは今補強を行っている最中ですのでそんな余裕は...」
「はい。すぐにとは言いません。うちの取引先の一つとなってくれれば良いです」
「なるほど。しかしそれではあまりにもうまみが薄いのでは?」
「ハハハッ」
「何がおかしいので?」
「いやいや。失礼。そもそもうまみを考えるなら孤児を保護するようなことはしませんよ(笑)」
「あぁ確かにそうですね。(笑)いやぁ実はこういうのには慣れてなくて...お恥ずかしい(笑)」
「いえいえ。得手不得手はあるものですから(笑)契約についてもまた正式なものを持っていくのでお仲間と話し合ていただいてからで結構です。次の日程だけ決めたいですね」
「私たちはいつでも大丈夫です」
「そうですか。私は3日後と多分そこから1週間後あたりに商談があるのでそれ以外なら日程を合わせれます」
「なるべく早い方がいいので...2日後のこの時間とかでも大丈夫ですか?」
「えぇ大丈夫ですよ。場所はどこにしましょう?」
「そうですね...」
「何なら交渉役の人もつれてきていいですよ(笑)私も顔合わせもかねて何人か連れてくるので」
「そうなれば広い場所の方がいいですね。私が知っている店があるのですが、その、少し高くて。」
「私が持ちますよ(笑)」
「申し訳ないです。」
「いえいえ。美味しいご飯屋さんを教えてくださる代金ですよ(笑)では2日後にそこで。」
「わかりました、場所は...」
「えっと...」(アル)
「なるほど。確かに難しいですね。ちょうど規模を拡大しようと思った矢先に戦争ですか」(メル)
「確かに仕方ないわね。お金がないんだろうしどうしようもできない...」(ミーナ)
「そろそろ戦闘集団欲しいよな?」(アル)
「「「えっ???」」」
「いやだって戦闘集団持ってないといけないだろ」(アル)
「でも暗殺部隊もいるし、その人らに各地で人材探してもらってるんでしょ?」(ミーナ)
「暗殺部隊は暗殺部隊だ。各地で探している人材は確かにいるけど、即戦力になるような人じゃない。そういう人はお金かかるからな」(アル)
「なるほど」(ミーナ)
「だからね?いいだろ?(笑)」(アル)
「こっちがいいとして向こうが了承しないんじゃないですか?」(メル)
「どうだろうな。確かにその可能性もあるけどお金をもっらうだけの契約だし大丈夫だろ」
「えっお金渡すだけの契約にするの?」(ミーナ)
「あーえっと、いずれうちの奴ら育ててくれって言うのが交換条件」
「いずれ?」(ミーナ)
「あぁ、えっとそれは向こうとの話し合いだな。」
「じゃあ行ってくるよ。ミーナも来てくれ」
「拙者は?」
「そんな大勢で行っても仕方ないだろ(笑)」
コンコン
...
コンコン
「はぃ。」
「失礼します」
「誰だ?」
「えっと、隣の部屋で食事をしていた商人です」
ガタッ
「なに!?」
「落ち着いてください(笑)」
「あぁ、すまない」
「まずは自己紹介をしましょう。私たちはメイドリー国のリックス商会です。今この国の方と商談をするためにこの国に来ています。」
「メイドリー国から...それはご苦労様です」
「えぇ、それで私はリックス商会の幹部で今回の商談での責任者を行っております」
「なるほど。やはり海外の交渉となると、幹部の方が来られるのですね」
「まぁそうですね。私たちも初めての海外商会との商談というもので、その部門が得意な人が選ばれたということです」
「なるほど...えっと申し訳ないのですがリックス商会とは、何を行っているのでしょうか?」
「メインは服など人が身に着けるものを中心に商売を行っております。最近は新たな試みとして新事業を立ち上げたのですが...まぁメインはそういう感じです(笑)」
「服、なるほど...」
「俯かれてどうかしましたか?」
「いえ、私たちはその、戦闘運用ギルドなので、お役に立てるかどうか...」
「あぁ、実はそれについてはうちの方針に関わることなんですが...私たちのギルドは身寄りのない子たちを保護してるんです。それでその子たちの仕事先としてうちの商会への就職以外に戦闘系統の就職先を確保したいんですよ」
「あぁなるほど...しかし私たちは今補強を行っている最中ですのでそんな余裕は...」
「はい。すぐにとは言いません。うちの取引先の一つとなってくれれば良いです」
「なるほど。しかしそれではあまりにもうまみが薄いのでは?」
「ハハハッ」
「何がおかしいので?」
「いやいや。失礼。そもそもうまみを考えるなら孤児を保護するようなことはしませんよ(笑)」
「あぁ確かにそうですね。(笑)いやぁ実はこういうのには慣れてなくて...お恥ずかしい(笑)」
「いえいえ。得手不得手はあるものですから(笑)契約についてもまた正式なものを持っていくのでお仲間と話し合ていただいてからで結構です。次の日程だけ決めたいですね」
「私たちはいつでも大丈夫です」
「そうですか。私は3日後と多分そこから1週間後あたりに商談があるのでそれ以外なら日程を合わせれます」
「なるべく早い方がいいので...2日後のこの時間とかでも大丈夫ですか?」
「えぇ大丈夫ですよ。場所はどこにしましょう?」
「そうですね...」
「何なら交渉役の人もつれてきていいですよ(笑)私も顔合わせもかねて何人か連れてくるので」
「そうなれば広い場所の方がいいですね。私が知っている店があるのですが、その、少し高くて。」
「私が持ちますよ(笑)」
「申し訳ないです。」
「いえいえ。美味しいご飯屋さんを教えてくださる代金ですよ(笑)では2日後にそこで。」
「わかりました、場所は...」
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