まほカン

jukaito

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第130話 部活! 鈴の報せがつなぐ少女の絆 (Aパート)

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「これ、どういうこと?」
 かなみは腹に据えかねた面持ちで涼美へ問う。
「え、えぇっと……」
 涼美は、珍しく狼狽していて返答に困っていた。
「この朝ごはん、どうしたの?」
 かなみは文句を言ったのは、食卓に並べられた朝食のメニューだった。
 茶碗には一口分の米が寄せ集められて、固まっている。なんというか、炊飯器にこびりついた米粒を必死にかき集めたような印象。そして、米とセットに置かれている味噌汁のお椀も鍋に残っていた汁をかき集めている感じがする。そして、おかずは鮭の切り身ではなく、皮で、残飯でももうちょっと、って言いたくなる。
「そ、それはねぇ……」
「お金なくなったの?」
 涼美の顔が硬直する。ギクッと擬音が聞こえたような気さえする。
 こんなにわかりやすい母は珍しい。
「そ、それはねぇ……あははぁ……」
 笑ってごまかした上、一息つき、かなみを見据える。
「わかるぅ?」
「そりゃもういつも手が込んでる母さんがこんなの出したんだから一大事だと思うわよ」
「こんなのぉ……」
 涼美は笑みが引きつっている。
「これでもぉ」
「それはもういいわよ……それで、お金が無いのよね?」
「うーん、まあねぇ……」
 涼美は観念したのか、肯定する。
「はあ……最近お金使い荒いと思ってたのよ……」
 ため息混じりに、かなみは怒りを口にする。
「前々から言ってたじゃない……お金使いすぎてたら、無くなっちゃうって……!」
「うん、それはねぇ、わかってたんだけどぉ……」
「わかってない!!」
 かなみはダン! とテーブルを叩く。
「もう! いらないから母さん食べておいて!!」
 かなみはカバンをもって、急いで部屋を出て行く。

ダン!

 扉の開閉の音が騒がしく響いた。
 シーン、と効果音がなるような静けさが部屋の中にあった。
 部屋に入っても、今は誰もいないとさえ錯覚するくらい人の気配が消えている。
「どうしてえ、こうなっちゃったのぉ……」
 しばらくして、涼美は独り言を口にする。
 そもそもの原因は昨日の夕方のことだった。
 夕食を作るために商店街へ買い物にやってきた。
 かなみの帰りは遅い。でも、食欲は旺盛だから作り甲斐がある。
「今日の献立はぁ……何にしようかしらねぇ……」
 ひとまず八百屋に並んでいる野菜を品定めして、レタスを買おうとしたところで気づく。
「お金がなぁい……」
 乾いた笑みとともに、小銭でわずかばかり入っている財布をチャラチャラと振ってみる。
 この金額では、おかずはとうてい買えない。
「しからばぁ」
 涼美は携帯電話を取り出す。
 仕事仲間に電話をかける。
『あなたからかけてくるなんて珍しいわね』
 涼美にとっては馴染みのある女性の声だ。
「うぅん、ちょっとぉ入り用でねぇ」
『そういう頼み方をするのも珍しいけど、御生憎様おあいにくさま。今はあなたに回せる仕事はないわ』
「そんなぁ……何かないのぉ?」
『ないわね』
 断言されて、涼美は肩を落とす。
『明日になったら何か来るかもしれないけどね』
 女性はそう言って、電話を切る。
「そんなぁ……」
 あてが外れて、涼美は商店街を彷徨い歩く。
「うーん、こうなったらぁ1」
 涼美は思いきって、電話をかける。
『はい、こちら株式会社魔法少女です』
「あぁ、仔馬こうまくぅーん」
『君か』
「あらぁ、さすが仔馬くぅん。声色一つでぇ、私だと声色一つでぇわかるのねぇ」
『私をそんな風に呼ぶのは、涼美君くらいだからね』
「愛情表現よぉ」
『そして、そんな風にいうということは、何か困りごとをきいてほしいときかな』
「さすが仔馬くぅん。実はねぇ、ちょっとぉ、お金に困っててねぇ」
『あぁ、今君に回せる仕事はないね』
「そんなぁ……ねぇねぇ、何か無いのぉ?」
『私にそんなおねだりをするということは、よほど切羽詰まっているということだね』
「そうなのよぉ」
『しかし、無いものは無い』
「えぇ……仕方ないわねぇ」
 涼美は諦める。
「それじゃぁ、また仕事があったらぁいつでもぉ連絡してねぇ」
 通話を切る。
「かなみがぁ愚痴る気持ちがぁよくわかるわぁ」
 涼美はぼやいて、商店街を後にする。金がなくて買える物が何もないのだから、いても仕方がないと考えたからだ。
 そういうわけで、アパートの部屋に残っていたわずかばかりの食糧をかき集めてできたのが昨晩の夜食と今朝の夕食だった。夜食の方はかなみも疲れていたせいか、なんとかごまかせたけど、今朝はさすがにそうはいかなかった。
「失敗したわねぇ」
 涼美は自嘲して、電話をかける。



「それで、その話を私にして、どうするつもりなのよ?」
 あるみは頬杖をついて、呆れた態度で涼美に問う。
「なんとかしてぇ」
「無理よ」
 あるみは突き放すように断言する。
「そんなぁ、あなたのぉ仔馬こうま君がぁ仕事をくれなかったのがぁいけないのよぉ」
「仕事が無かったから仕方ないでしょ。大体あなたが無計画に生活費使ったのが悪いんでしょ」
「グウの音がでない正論ねぇ……」
「その割には、グウグウ言ってるわね」
「アハハハァ、お腹グウグウ」
「いや、腹の虫のつもりじゃないんだけどね。まあいいわ、コーヒー飲み終わったら早く帰ってね」
「えぇ、せっかくだからぁ、もっとぉおしゃべりしましょぉう」
「あなたと話すことはあんまりない気がするのだけどね」
「私はぁあるわよぉ」
「あの人の行方だったら、まだようとしてしれないわ」
「それは残念ね」
 涼美は何気なく答えたつもりだけど、その声色は聞いた人間に冷水をかけられたような寒気を走らせる。
「面倒な性格ね」
「あるみちゃんみたいにぃ単純にできてないのぉ」
「かなみちゃんのために歩み寄るってつもりはないの?」
「うぅん、そう割り切れればぁいいんだけどねぇ」
「それじゃ、仮に見つかったとしても教えられないわね」
「あるみちゃんの意地悪ぅ」
「そうして欲しくなかったら、早くかなみちゃんと仲直りしなさい」
「そうしたいのだけどねぇ。そのためにもぉ仕事ちょうだい」
「それは他をあたって」
 あるみは無下にする。
「いけずぅ」
「子供達の仕事で手一杯なのよ。あなたはあなたのできることをしなさい」
「ええぇ、そのつもりよぉ」
 涼美は立ち上がって、あっという間にオフィスを去る。



 昼休み前の授業にて、かなみは今朝のことを反省していた。
(あれ、私のために頑張って用意してくれたのよね……)
 家のお金を使い果たしてしまったことに動転して、涼美の言い分に聞く耳を持てなかった。
 こうして、学校の授業で、教室の椅子でじっとしている時間が経つにつれて、落ち着いて朝のことを振り返られるようになった。
 それとともに反省の念が込み上げてくる。
(でも、母さんにはもっと計画性をもってほしいのよね。節約とか家計簿とか……母さんが財布を握ってるからいけなくて、でも、私も上手にやりくりできないし……ともかく! 母さんに財布をもたせるのはなしなし!!)
 帰ったら、もっとちゃんと話そう。

キンコンカンコーン

 昼休み開始を告げるチャイムが鳴り響く。
 かなみは理英と貴子とともに食堂へ向かう。
 今日は一応学食にありつけるだけの小銭はあった。
(明日のことは明日考えよう……)
 マニィが「行き当たりばったり」とそっと耳打ちしたような気がする。
(仕方ないじゃない……これだけは外せないの)
 自分に言い訳しているようだけど、学友との昼食は何よりも大事にしたい時間だった。
(母さんに悪いことしたかな……)
 食堂で今日のランチのおかずのとんかつを受け取りながら、そんなことを考える。
「かなみ、なんかあった?」
 昼食を受け取って、席に着くなり、貴子が訊いてくる。
「なんかって?」
「いつもよりのほほんとしてる感じがする。今なら簡単にかつがとれそうだ」
「とらないでよ!」
 手をトレイより前に出して、守る体制に入る。
「ははは、冗談半分だから安心しろよ」
「本気半分ってことじゃない! 安心できない!」
「「はははははは」」
 貴子が笑い、理英までつられて笑ってしまう。
 かなみとしては、なけなしの家計を絞り出して得ているおかずであり、それを盗られるというのは死活問題だった。要するに笑い事じゃない。
「……っていうか、いつもより……って、私って、そんなにのほほんとしてるの?」
「あ、気づいてなかった?」
「のほほんかどうかはわからないけど、のんびりしてる感じ、かな? ぼーとしてる感じ? ちょっとあるかなって」
 そう言われて、かなみは納得がいかず、不機嫌になる。
「のんびりしてるつもりはないけど……」
「でも、おかずは盗ろうと思ったら、ライオンみたいになりそう」
「そりゃ、絶対に盗られたくないし……っていうか、盗ろうとしたことあったの?」
「ん、たまに」
 貴子は悪びれもなく答える。
「もう、貴子とランチするのやめようかな……」
 かなみはわりと本気目にそんなことを考えて言ってやった。
「あー、盗ろうとしたことがあっただけで盗ったことはないだろ」
「そういえばそうね」
「盗るんだったら、理英の方だよな」
 貴子は流れるように、理英の皿からとんかつを一切れとっていく。
「あ、ずるい! 理英、いいの!?」
「ん、ちょっと食べきれないかな、って思ってたから……」
「食べきれないんだったら、私にくれたらよかったのに!」
「あ~、だったら、かなみ食べる?」
「食べる!」
 かなみは即答して、とんかつを一切れもらう。
「かなみは単純だな」
「貴子に言われたくない」
「じゃあ、どっちも単純ってことで」
「「よくない!!」」
 かなみと貴子は同時に反論する。
「息ぴったりね」
 理英は満足げに笑う。
 こうしてなんやかんや友達とランチするのを、かなみは楽しんだ。
 それととともに今朝のことを思い出す。
(なんで、私はあんなことしちゃったんだろう……!)
 寝起きで少々切羽詰まっている状況で、ついカッとなってしまった。
 そう納得させようにも、後悔ばかり募る。
(謝った方がいいかしら……?)
 そう考えるまでにさほど時間は要しなかった。
(でも、母さんに……?)
 あの泰然自若とした母の態度を思い浮かべると謝る気が失せる。
(そもそも、お金使い果たした母さんが悪いんだし、謝るのはむしろ母さんの方なんじゃないの……? うーん、でも、あの、ご飯……)
 思い返してみると、朝のあのみすぼらしい朝ご飯。
 多分残っている食材を頑張ってかき集めたような気がする。
 それは、誰のためか? 決まっている他ならないかなみのためだ。
 そう思うと、やっぱり悪い気がする。
(うーん、帰ったら、どうしよう……私が謝る? 母さんが謝る? いや、母さんが謝るわけがないし、やっぱり私が謝る? うーん、どうしたら……)
 お昼休みが終わって、午後の授業が始まってから、思案が堂々巡りに入ってしまった。



「母さんが、攫われた……?」
 アパートの部屋に置いてあった一枚の置き手紙を呼んで呆然とする。
 学校の授業が終わって、オフィスへ行き、事務仕事をしてから深夜、アパートの部屋に戻った時、そこにいるはずの母の姿はなかった。
 「またどこかに出かけたのね……」と元々放浪癖のある母だから仕方がない、と思っていたところに、テーブルの紙を発見した。
 そこにはこう書かれていた。
『魔法少女スズミの身柄は預かった。音速ジェンナ』
 その文面を、二度も三度も見た。
 そして、もう四度見て、やっぱり信じられなかった。
「音速ジェンナ……!」
 その名前をこの部屋でこのタイミングで目にするとは思いもしなかった。
 音速ジェンナ。
 ネガサイドの最高役員十二席の一人で、以前スズミとジェンナは一戦交えたことからジェンナはスズミを気にかけていた。
 そのせいで、かなみも標的にされかけたことがあった。
 ジェンナがスズミをさらう。
 考えてみれば、彼女ならそういう強硬手段に出ることだってあり得る。
「母さん……」
 気づいたら、不安の声を漏らしていた。
 ジェンナとスズミがもし戦いになったら負ける。
 そう以前、涼美は口にしていたことを思い出す。
 スズミは自分よりも強くて、経験があって、ピンチをなんとかできる魔法少女だと思っている。
 そのスズミが「負ける」と言ったのなら負ける。
 そして、それだけレベルの高い戦いとなったら、負けは命に関わる。
 今、涼美はどうしているか。
「母さん!?」
 かなみは、涼美の安否が気になった。
 マニィから差し出された携帯電話を手にとって、涼美へ電話をかける。

ツーツーツー

 応答が無い。
 そうなると、今涼美はどこにいるのかわからない。心当たりすら無い。
「母さん、どこ? どこにいるの?」
 ふと玄関に目をやる。
 涼美がいつものように帰ってくることを期待していた。
 でも、それで涼美が帰ってこない。
「私どうしたら……」
「落ち着いて」
 マニィが言う。
「マニィ……?」
「まずは落ち着くことだよ。あたふたするだけじゃ何も解決しないよ」
「う、うん……すーはー」
 かなみは深呼吸する。それでかなり落ち着いた。
「まずは……」
 かなみはあるみに電話をかける。
 こういうときは一番頼りにしている人を頼る。
『涼美がさらわれたのね』
 あるみはワンコールで出てくれて、事情を察していた。
「そうなんです。母さん、大丈夫でしょうか?」
『うーん、わからないわね』
「そんな!」
 思ったよりも頼りにならないかもしれない、と、かなみは密かに思った。
『私にだってわからないことはあるのよ』
「それはそうですけど……」
『そもそも、私と話した後にさらわれるなんて思わなかったし』
「母さんと話した? な、何をですか?」
『……かなみちゃんを怒らせたこと』
「……なんか、すみません」
 あるみのちょっと言いづらそうな口調に、かなみはいたたまれなくなった。
「とにかく、本当に音速ジェンナにさらわれたとしたら一大事ね」
「でも、社長。母さんが音速ジェンナにさらわれるなんてことあるんでしょうか?」
「無い、とは言い切れないわね。音速ジェンナは最高役員十二席で、涼美も負けると言ってるくらいだから」
「やっぱり……」
 かなみの不安が増大する。
「母さん、無事でしょうか?」
『わからないわね』
「わからないって!」
『だから、これから探すのよ』
「探すってどこに?」
『心当たりあるところね』
「心当たりってどこですか?」
『かなみちゃんも探してくれる?』
「え?」
 あるみにそう言われるまで、かなみは自分が涼美を探すことをちゃんと考えていなかったことに気づく。
「私が、母さんを、探す……」
 改めて、考えるとその必要があるのかと疑問が浮かぶ。
「私が母さんを探して、何ができるんでしょうか?」
 涼美は強い。
 かなみよりも強い。涼美の助けが必要とは思えないくらいに。
 むしろ、最高役員十二席と敵対して
 自分が足を引っ張ってしまう可能性すらある。
『何ができるか、じゃなくて、何がしたいか、でしょ』
「――!」
『それに、かなみちゃんなら絶対に涼美の力になれるわ。敵がどんな強大だったとしてもね』
 あるみの声に力が宿っている。
 電話越しでもその力を分けてもらっているような気がする。
「社長、母さんがどこにいるか心当たりを教えて下さい」



 かなみはとある高層ビルを前にして見上げる。
 ここに来るのは初めて、ではないけど、何度来ても慣れることがない。
 この都会のオフィスビル郡の中で立派にそびえ立つ高層ビルこそ悪の秘密結社ネガサイドの関東支部の本拠地である。
「よし!」
 かなみは自分に喝を入れて、ビルの自動ドアをくぐる。
「ようこそ」
 前と同じように、入口の受付にいる女性は出迎えてくれる。
「――!」
 かなみは緊張して強張る。
 この女性はいつもここにいて、温和な態度をしているけど、何を考えているのかわからない得体の知れなさがある。
「ご用件をなんでしょうか?」
「あ、えっと……音速ジェンナについて教えて下さい!」
 かなみは少し臆して、
「音速ジェンナ様ですか。少々お待ちください」
 受付の女性は手元のパソコンを操作する。
 その間、かなみは身構えている。
 突然、足元の床が消えたり、奥から怪人が出てきて囲まれたりしてもいいように、心と身体の準備をしておく。
 できれば、そんなことになって欲しくないけど。
「――申し訳ありません。当支部では、音速ジェンナ様については一切感知しておりません」
 受付の女性は一礼して謝罪する。
「代わりになりますが、関東支部長ヨロズ様が面会を望んでいます」
「ヨロズ……!」
 その名前を口にして、かなみに緊張が走った。
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