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【夜の治験 卒業編】 メイドは一晩限りの過ちを望む
10☆
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ファルナの動きを封じたグリジットは、何度も深呼吸をして昂る感情を落ち着かす。
その後、わずかに余裕が生まれると両手を付いて身体を起こした。
見下ろすファルナと視線が絡まり、口元に自然と笑みが浮かぶ。
「たまらないな」
ファルナの胸をやわやわと揉み、先端を軽く摘まむ。
「……ん……んっ、あんっ」
甘い声と共に中がキュッと締まって、グリジットは己が墓穴を掘ったことを知る。
(少しでも気持ち良くなって欲しかっただけなのだが、これでは私が持たない)
とはいえ、初めての行為は女性側は苦痛を覚えるもの。
媚薬を飲んでいるから、多少は楽しんでくれると思ったけれど、きつきつになっているそこを感じればファルナが今受けている痛みはかなりのもののはずだ。
「辛いだろう。……今日は、すぐに終わらそう」
それはファルナのためでもあるが、自分に向けた言い訳でもあった。
まだろくに動いていないというのに、もう既に限界が近い。これでは初めて女の身体を知った少年みたいじゃないか。
ただファルナだからこそ、これまでの経験など役に立たないほど夢中になっているのだと冷静に思う自分がいる。
そんな中、小さな手がグリジットの頬に触れる。
「グリジット、私は辛くなんかない……すぐは嫌です」
ペタペタと頬に触れる手は赤子のようにたどたどしいというのに、口に出す言葉は情愛を含むもの。
「でも……もしかして、グリジットは……もう終わらせたいですか?」
「そんなわけあるかっ」
寂しそうに眉を下げるファルナにグリジットはつい強い口調で言い返してしまう。でも、
「……すぐになんて嫌だが……君の中があまりに気持ち良いから、正直どこまで持つが自分でもわからない」
「へへっ……うれし」
みっともない本音を吐き出せば、ファルナは恥ずかしそうに笑う。
恥ずかしいのはこっちだというのに。情けない顔をすれば、今度は慈愛のこもった眼差しを向けられてしまった。
どうやらすっかり主導権を握られてしまったようだ。だが不思議と不快感は無い。
とはいえ、グリジットは男だ。
ここまで愛しい女性から積極的に求められたら、雄が持つ本能に忠実になるのは当然のことで。淫猥に笑った彼は、ファルナの腰を掴むと、一旦引いた腰を打ち付けた。
「んっ……あ、あんっ……ん、んぁ」
浅く、深く、ゆっくりと、グリジットは同じ動作を繰り返す。
その度に、ファルナは声を上げ、繋がった部分からは絶え間なく熱い蜜が零れる。
「ファルナ、苦しいかい?」
シーツを強く掴んで、時折はふはふと痛みを逃がす浅い呼吸をしていることに気付いたグリジットは、気遣う言葉を掛ける。
「あっ……ん、ううん……へいきです。私……この痛みが欲しかった。へへっ……せんせ、うれし」
「こら、グリジットだ」
慣れ親しんだ方の名で呼ばれ、グリジットは苦笑する。
少し眉間に皺を寄せたのは、単なる照れ隠しだ。
こんなにも満たされる情交など初めてで、行為の最中だというのに胸が締め付けられるように苦しい。幸せで。
(かつて私に向けて、痛みすら欲しいと手を伸ばしてくれた者などいただろうか)
グリジットは快感に身を任せながら、過去を振り返るがーーどれだけ探しても、ついぞ見付けることはできなかった。
その後、わずかに余裕が生まれると両手を付いて身体を起こした。
見下ろすファルナと視線が絡まり、口元に自然と笑みが浮かぶ。
「たまらないな」
ファルナの胸をやわやわと揉み、先端を軽く摘まむ。
「……ん……んっ、あんっ」
甘い声と共に中がキュッと締まって、グリジットは己が墓穴を掘ったことを知る。
(少しでも気持ち良くなって欲しかっただけなのだが、これでは私が持たない)
とはいえ、初めての行為は女性側は苦痛を覚えるもの。
媚薬を飲んでいるから、多少は楽しんでくれると思ったけれど、きつきつになっているそこを感じればファルナが今受けている痛みはかなりのもののはずだ。
「辛いだろう。……今日は、すぐに終わらそう」
それはファルナのためでもあるが、自分に向けた言い訳でもあった。
まだろくに動いていないというのに、もう既に限界が近い。これでは初めて女の身体を知った少年みたいじゃないか。
ただファルナだからこそ、これまでの経験など役に立たないほど夢中になっているのだと冷静に思う自分がいる。
そんな中、小さな手がグリジットの頬に触れる。
「グリジット、私は辛くなんかない……すぐは嫌です」
ペタペタと頬に触れる手は赤子のようにたどたどしいというのに、口に出す言葉は情愛を含むもの。
「でも……もしかして、グリジットは……もう終わらせたいですか?」
「そんなわけあるかっ」
寂しそうに眉を下げるファルナにグリジットはつい強い口調で言い返してしまう。でも、
「……すぐになんて嫌だが……君の中があまりに気持ち良いから、正直どこまで持つが自分でもわからない」
「へへっ……うれし」
みっともない本音を吐き出せば、ファルナは恥ずかしそうに笑う。
恥ずかしいのはこっちだというのに。情けない顔をすれば、今度は慈愛のこもった眼差しを向けられてしまった。
どうやらすっかり主導権を握られてしまったようだ。だが不思議と不快感は無い。
とはいえ、グリジットは男だ。
ここまで愛しい女性から積極的に求められたら、雄が持つ本能に忠実になるのは当然のことで。淫猥に笑った彼は、ファルナの腰を掴むと、一旦引いた腰を打ち付けた。
「んっ……あ、あんっ……ん、んぁ」
浅く、深く、ゆっくりと、グリジットは同じ動作を繰り返す。
その度に、ファルナは声を上げ、繋がった部分からは絶え間なく熱い蜜が零れる。
「ファルナ、苦しいかい?」
シーツを強く掴んで、時折はふはふと痛みを逃がす浅い呼吸をしていることに気付いたグリジットは、気遣う言葉を掛ける。
「あっ……ん、ううん……へいきです。私……この痛みが欲しかった。へへっ……せんせ、うれし」
「こら、グリジットだ」
慣れ親しんだ方の名で呼ばれ、グリジットは苦笑する。
少し眉間に皺を寄せたのは、単なる照れ隠しだ。
こんなにも満たされる情交など初めてで、行為の最中だというのに胸が締め付けられるように苦しい。幸せで。
(かつて私に向けて、痛みすら欲しいと手を伸ばしてくれた者などいただろうか)
グリジットは快感に身を任せながら、過去を振り返るがーーどれだけ探しても、ついぞ見付けることはできなかった。
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