44 / 45
7章 先生ら忙しそうだな。でもなんか変じゃね?まさか…
5話 決着
しおりを挟む
「手は出さないでください。俺が全部片づけます」
「そんなことできるわけが...ああなんかねむ...」
兵士はその場で眠りについた。これも習得した。無意識世界で他人との境界をとるだけだ。相手側は意識が無意識世界にないので、こっちが触れればすぐに反応してしまう。
「すみませんが、今回は仕事ください」
俺は敵のいる方に向かって歩き出す。その間も攻撃はやまないが、すべて戦意を失って停止していく。
「無駄だよ。全部な」
俺はとうとう敵兵の目と鼻の先まで来た。
「你想死吗?」
チーニア兵が言う。「死にたいのか?」と言っているようだ。無意識世界、便利だな。
「死ぬ気はねえよ。テレパシーで聞こえんだろ?」
全チーニア兵がざわついた。
「俺のことは殺せない。お前らの負けだ」
その瞬間、全チーニア兵がその場に倒れこんだ。寝てるんだろうな。
俺はまた歩いてブリトーン兵がいる方へ向かう。その間も警戒は解かないが、何も起きない。
「敵は全員対処しました。殺さないでください。寝てるだけです」
俺は兵に告げる。
「しかし殺さなければまた襲ってくるだろう」
「大丈夫です。あいつらにはもう戦意はありませんよ」
兵は納得していないようだったが、無意識で操る気にはならなかった。
あとは...
俺は、いったん魔法を解除した後、再度発動、姿の投影を中国に当たる場所に座標指定する。次の瞬間、目の前が中国に切り替わる。
「王朝は...あれか」
さらにその中に投影体を動かす。
目の前に、派手な格好をした人物が目の前に現れる。いや、現れたのは俺の方か。
「(あんたがこの国の王か?)」
「貴様は何者だ」
「(あんたが王か?)」
「そうだがなんだ」
「(まず、今の俺は実体ではない。何をしても無駄だし、こちらから何もできない)」
「だからどうした」
「(これ以上かわす言葉はない)」
俺は、チーニア王から戦意を抜き取った。
「...帰るか」
そして、またカールトンへと戻る。
「ただいま、ハル」
俺はハルにまず声をかけた。
「...っ、...っ!」
ハルは言葉になっていないようだった。
「信じてたよ。『またな』って言ったから」
「はは、ありがと。ところで、ここを出た時には既に言おうと思ってたことがあるんだ」
「何?」
俺はハルに近寄る。
「え?なになに?」
俺はハルの手を取る。
「ハル、付き合おう」
そうだ。俺は別れようと言ってここを出た。戻ってきたら、まず付き合い直す事を考えていた。
「リック君、ありがと」
「俺は俺がやりたいことやってただけだ」
「うそだー、僕のこと好きだったんじゃん」
「嫌いな奴の告白受けねーや」
「リック君らしいや」
「なんだそりゃ」
こうして、俺たちは復縁した。というかこんな会話を体育館の玄関口でやってたものだから、通りがかった人全員に聞かれ、翌日噂になった。というか学校内新聞に載った。なんでや。
後日談だが、どうやらチーニアとブリトーンは和平を結んだらしい。ブリトーン王の戦意を抜き取ったんじゃないかって?
...内緒で。
「そんなことできるわけが...ああなんかねむ...」
兵士はその場で眠りについた。これも習得した。無意識世界で他人との境界をとるだけだ。相手側は意識が無意識世界にないので、こっちが触れればすぐに反応してしまう。
「すみませんが、今回は仕事ください」
俺は敵のいる方に向かって歩き出す。その間も攻撃はやまないが、すべて戦意を失って停止していく。
「無駄だよ。全部な」
俺はとうとう敵兵の目と鼻の先まで来た。
「你想死吗?」
チーニア兵が言う。「死にたいのか?」と言っているようだ。無意識世界、便利だな。
「死ぬ気はねえよ。テレパシーで聞こえんだろ?」
全チーニア兵がざわついた。
「俺のことは殺せない。お前らの負けだ」
その瞬間、全チーニア兵がその場に倒れこんだ。寝てるんだろうな。
俺はまた歩いてブリトーン兵がいる方へ向かう。その間も警戒は解かないが、何も起きない。
「敵は全員対処しました。殺さないでください。寝てるだけです」
俺は兵に告げる。
「しかし殺さなければまた襲ってくるだろう」
「大丈夫です。あいつらにはもう戦意はありませんよ」
兵は納得していないようだったが、無意識で操る気にはならなかった。
あとは...
俺は、いったん魔法を解除した後、再度発動、姿の投影を中国に当たる場所に座標指定する。次の瞬間、目の前が中国に切り替わる。
「王朝は...あれか」
さらにその中に投影体を動かす。
目の前に、派手な格好をした人物が目の前に現れる。いや、現れたのは俺の方か。
「(あんたがこの国の王か?)」
「貴様は何者だ」
「(あんたが王か?)」
「そうだがなんだ」
「(まず、今の俺は実体ではない。何をしても無駄だし、こちらから何もできない)」
「だからどうした」
「(これ以上かわす言葉はない)」
俺は、チーニア王から戦意を抜き取った。
「...帰るか」
そして、またカールトンへと戻る。
「ただいま、ハル」
俺はハルにまず声をかけた。
「...っ、...っ!」
ハルは言葉になっていないようだった。
「信じてたよ。『またな』って言ったから」
「はは、ありがと。ところで、ここを出た時には既に言おうと思ってたことがあるんだ」
「何?」
俺はハルに近寄る。
「え?なになに?」
俺はハルの手を取る。
「ハル、付き合おう」
そうだ。俺は別れようと言ってここを出た。戻ってきたら、まず付き合い直す事を考えていた。
「リック君、ありがと」
「俺は俺がやりたいことやってただけだ」
「うそだー、僕のこと好きだったんじゃん」
「嫌いな奴の告白受けねーや」
「リック君らしいや」
「なんだそりゃ」
こうして、俺たちは復縁した。というかこんな会話を体育館の玄関口でやってたものだから、通りがかった人全員に聞かれ、翌日噂になった。というか学校内新聞に載った。なんでや。
後日談だが、どうやらチーニアとブリトーンは和平を結んだらしい。ブリトーン王の戦意を抜き取ったんじゃないかって?
...内緒で。
0
あなたにおすすめの小説
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる