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7章 先生ら忙しそうだな。でもなんか変じゃね?まさか…
4話 襲来
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この学校に体育館があることに驚きを隠しつつも、俺は体育館に向かった。もちろん、途中で抜け出すことになるだろう。基本的に戦争が始まるより兵を運ぶ船のほうが早く出るのだから当然だ。
「それでは、第288回カールトン魔法騎士高等学校卒業証書授与式を開会いたします」
始まった。ここからいつ出るかなんだよなあ。さすがに始まりにはいないと迷惑かなって。
その時だった。
「伏せて!!」
卒業生席のうちの一人。あの声はクリス先輩だ。
その時、とにかく巨大な爆音がした。とにかくでかい。交流会の爆弾の比ではない。クリス先輩の声に驚き、その場にいた全員が体を伏せた。窓は吹き飛び、壁は崩れ、向こう側は見えている。
「来たか。予想よりだいぶ早かったな」
俺はすでに駆け出していた。
「待って!」
後ろから呼び止める声が聞こえる。
「止めるのか、ハル」
そこにいたのはハルだった。
「守ってくれるって言ったじゃん」
「ああ、だから今から守りに行くんだよ」
「どうしても行かなきゃダメなの?」
「ああ。俺じゃなきゃダメだ」
「どうして?こんな時くらい一緒に居てよ」
「どうしてもだ。ごめんな」
「どうしても行くの?」
「ああ」
「リック君、僕、リック君が僕のこと好きなのかわからないや」
「そうか」
「別れよう。リック君は僕のこと好きじゃないんでしょ?じゃあ別れよ?僕だけ好きでバカみたいじゃない。僕のことが好きならいかないで」
ハルは泣きそうになっている。でも...
「いかなくちゃならないんだやって後悔するのとやらずに後悔しないのだったら、それはやって後悔する方がいいさ」
「でも...」
「今から、やって成功しに行く」
「そんな...」
「別れよう」
ハルは言葉も発せない様子だった。これで置いていくのは気が引けるが、どうしようもない。
「またな」
俺はその場を後にした。
「やってんなー」
爆音がした方へ行くと、そこに中華系の顔の兵士たちが視界の端から端まで並んでいる。
「戦争か。これは圧巻だな。さすが中国。チーニアってチャイナのことか」
兵士のうちの一人が、俺を見つけたようだ。
スイッチ、ON。意識無意識ミックス。
兵士の一人が、こちらに銃口を向ける。魔法があっても結局科学の力は偉大だな。
その銃口から、銃弾が発射された。
「透過してもいいんだが...流れ弾は困るんだよな~」
誰か追ってくるかもしんないし。
無意識世界に無意識を集中する。
俺の腹当たり、直撃3㎝前で弾は落下した。
「こういうこともできるんだよな」
俺が倒れないことを確認してか、より多くの銃口がこちらに向けられる。それらのすべてから銃弾が発射される。
それが、すべて俺の目の前で落下する。
「びっくりしてんだろうなー。銃弾触れずに止めるなんてな」
アリアさんが似たようなことやってたが、俺は銃弾自体に何もせずに止める。これはびっくりだぞう。
どうやっているかというと、無意識世界で銃弾に込められた殺意を取り除くことで銃弾のエネルギーを奪うことができる。他人の感情を操ることができたのだから、これもできるだろうと。ちなみに自然現象のエネルギーは止められない。アレに何も意図はない。
俺に向かって銃弾が乱射される。しかし、銃弾はすべて戦意をを失って落ちていく。すげえな。あんだけ兵がいて、俺一人を殺せずに戸惑ってる。今のとこ一人も死んでない。これだけがやりたかったわけではない。
「大丈夫か君!」
後ろから人の声がした。
「ここは戦場だ!一般人は立ち去れ!」
見ると、甲冑を着たこの国の兵だ。チッ、早かったな。
「手は出さないでください。俺が全部片づけます」
「それでは、第288回カールトン魔法騎士高等学校卒業証書授与式を開会いたします」
始まった。ここからいつ出るかなんだよなあ。さすがに始まりにはいないと迷惑かなって。
その時だった。
「伏せて!!」
卒業生席のうちの一人。あの声はクリス先輩だ。
その時、とにかく巨大な爆音がした。とにかくでかい。交流会の爆弾の比ではない。クリス先輩の声に驚き、その場にいた全員が体を伏せた。窓は吹き飛び、壁は崩れ、向こう側は見えている。
「来たか。予想よりだいぶ早かったな」
俺はすでに駆け出していた。
「待って!」
後ろから呼び止める声が聞こえる。
「止めるのか、ハル」
そこにいたのはハルだった。
「守ってくれるって言ったじゃん」
「ああ、だから今から守りに行くんだよ」
「どうしても行かなきゃダメなの?」
「ああ。俺じゃなきゃダメだ」
「どうして?こんな時くらい一緒に居てよ」
「どうしてもだ。ごめんな」
「どうしても行くの?」
「ああ」
「リック君、僕、リック君が僕のこと好きなのかわからないや」
「そうか」
「別れよう。リック君は僕のこと好きじゃないんでしょ?じゃあ別れよ?僕だけ好きでバカみたいじゃない。僕のことが好きならいかないで」
ハルは泣きそうになっている。でも...
「いかなくちゃならないんだやって後悔するのとやらずに後悔しないのだったら、それはやって後悔する方がいいさ」
「でも...」
「今から、やって成功しに行く」
「そんな...」
「別れよう」
ハルは言葉も発せない様子だった。これで置いていくのは気が引けるが、どうしようもない。
「またな」
俺はその場を後にした。
「やってんなー」
爆音がした方へ行くと、そこに中華系の顔の兵士たちが視界の端から端まで並んでいる。
「戦争か。これは圧巻だな。さすが中国。チーニアってチャイナのことか」
兵士のうちの一人が、俺を見つけたようだ。
スイッチ、ON。意識無意識ミックス。
兵士の一人が、こちらに銃口を向ける。魔法があっても結局科学の力は偉大だな。
その銃口から、銃弾が発射された。
「透過してもいいんだが...流れ弾は困るんだよな~」
誰か追ってくるかもしんないし。
無意識世界に無意識を集中する。
俺の腹当たり、直撃3㎝前で弾は落下した。
「こういうこともできるんだよな」
俺が倒れないことを確認してか、より多くの銃口がこちらに向けられる。それらのすべてから銃弾が発射される。
それが、すべて俺の目の前で落下する。
「びっくりしてんだろうなー。銃弾触れずに止めるなんてな」
アリアさんが似たようなことやってたが、俺は銃弾自体に何もせずに止める。これはびっくりだぞう。
どうやっているかというと、無意識世界で銃弾に込められた殺意を取り除くことで銃弾のエネルギーを奪うことができる。他人の感情を操ることができたのだから、これもできるだろうと。ちなみに自然現象のエネルギーは止められない。アレに何も意図はない。
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「大丈夫か君!」
後ろから人の声がした。
「ここは戦場だ!一般人は立ち去れ!」
見ると、甲冑を着たこの国の兵だ。チッ、早かったな。
「手は出さないでください。俺が全部片づけます」
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皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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