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7章 先生ら忙しそうだな。でもなんか変じゃね?まさか…
3話 戦争
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目の前に広がる荒野。焼野原。何もない。瓦礫さえ残っていない。
「いったいここで何が...」
俺があっけにとられていると、後ろから甲冑を来た人間が歩く音がした。振り向くと、ぼろぼろの甲冑を来た兵士がいた。
「アンタ、何か知らないか?気づいたらこうなってて...」
「お前、このブリトーンの者か?」
「ブリトーン...」
「カールトンの者だろ?」
「ああ」
「俺はチーニアから来た兵だ。悪いが死んでもらう」
「へ?」
次の瞬間、俺は自分の下半身が立っているのが見えた。自分の腰の方を見下ろすと、腰から下がない。
「っは!」
「大丈夫ですか?うなされてましたよ」
そこで目が覚めた。どうやら夢だったようだ。
「悪い夢でも見ましたか?私も見ましたよ。荒野にいて、兵士さんに声をかけられるんです。そのあと...やめときましょう。大丈夫ですよ。もし怖かったら私がそばにいますから」
「...大丈夫です」
そうか。俺が無意識意識発動したまま寝てたから、近くにいたミリアさんに伝染して...
「学校、行けますか?」
「はい。大丈夫です。悪夢くらい見ますよ。不思議ですね、同じタイミングで悪夢見るなんて」
「ふふ。そうですね。さ、朝ごはんはできてますよ」
「はい。すぐ行きます」
ミリアさんは俺に笑顔を向けた。
学校につくと異様にざわついていることに気づいた。ちょうど俺が容疑者にされたときのような。クラスのおしゃべりな女子たちも、いつもの笑顔ではなく恐怖の表情を浮かべている。
何が起こっているんだ...
ふと、教室の席の一つにいるハルに気づいた。
「ああハル、ちょうどいいところにいた」
「リック君、体大丈夫?」
「おう。なんか騒がしいけど、どうした?」
「なんか不思議なことが起こったって...」
「ふーん。何があったんだろ」
「なんでもみんな同じ夢見たとか...」
...ほうほう。俺は何も知らない俺は何も知らない俺は何も知らない。
「そりゃあホラーだな。それがそんな内容だったかって知らない?」
「なんか荒れ果てた場所でチーニア兵にブリトーン人か聞かれて、はいって答えたら一瞬で殺されるって...」
「ああ~、俺もそんな夢見た気が...」
「そうなの?僕も見たんだ」
まあ、家隣なんでね。距離は関係あるか知らんけど。
「でさあ、ざわついてるのは同じ夢見たからだけじゃないみたいだよ」
「へ?」
「昨日リック君もなんか言ってたでしょ?なんかあるんじゃないかって。もしかして明日か今日にでも戦争が始まるんじゃないかって」
「そんなまさかな」
「...そうだといいけどなあ」
間違いなく俺のせいだな。昨日魔法切り忘れて寝ちゃったから。こたつ切り忘れたら怒られる。あれと同じ感じ。それよりも戦争のほうが深刻。
「戦争...か」
「まさかとは思うけどリック君、今回は首突っ込まないよね?」
「ああ、もちろんだろ」
...行くって言ったら止めるだろ。
「行くんだとしても行かないって言いそうだけど」
うっ...
「安心しな。なんかあってもアダムが守ってくれるってさ」
「...リック君は守ってくれないの?」
「...守るよ。だって彼女だろ?」
「そうだね」
そばで、ではないかもしれないがな。申し訳ないが、国ごと守らなきゃ気が済まないんでね。
「俺が守るから、後生自慢しな」
「あはは、何それ」
「戦争が起きるとは限らないんだから。とりあえず今日は卒業式な」
「そうだね」
ちょうどその時、先生が教室に入ってきた。
「卒業式、始まるぞ。体育館へー」
「いったいここで何が...」
俺があっけにとられていると、後ろから甲冑を来た人間が歩く音がした。振り向くと、ぼろぼろの甲冑を来た兵士がいた。
「アンタ、何か知らないか?気づいたらこうなってて...」
「お前、このブリトーンの者か?」
「ブリトーン...」
「カールトンの者だろ?」
「ああ」
「俺はチーニアから来た兵だ。悪いが死んでもらう」
「へ?」
次の瞬間、俺は自分の下半身が立っているのが見えた。自分の腰の方を見下ろすと、腰から下がない。
「っは!」
「大丈夫ですか?うなされてましたよ」
そこで目が覚めた。どうやら夢だったようだ。
「悪い夢でも見ましたか?私も見ましたよ。荒野にいて、兵士さんに声をかけられるんです。そのあと...やめときましょう。大丈夫ですよ。もし怖かったら私がそばにいますから」
「...大丈夫です」
そうか。俺が無意識意識発動したまま寝てたから、近くにいたミリアさんに伝染して...
「学校、行けますか?」
「はい。大丈夫です。悪夢くらい見ますよ。不思議ですね、同じタイミングで悪夢見るなんて」
「ふふ。そうですね。さ、朝ごはんはできてますよ」
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ミリアさんは俺に笑顔を向けた。
学校につくと異様にざわついていることに気づいた。ちょうど俺が容疑者にされたときのような。クラスのおしゃべりな女子たちも、いつもの笑顔ではなく恐怖の表情を浮かべている。
何が起こっているんだ...
ふと、教室の席の一つにいるハルに気づいた。
「ああハル、ちょうどいいところにいた」
「リック君、体大丈夫?」
「おう。なんか騒がしいけど、どうした?」
「なんか不思議なことが起こったって...」
「ふーん。何があったんだろ」
「なんでもみんな同じ夢見たとか...」
...ほうほう。俺は何も知らない俺は何も知らない俺は何も知らない。
「そりゃあホラーだな。それがそんな内容だったかって知らない?」
「なんか荒れ果てた場所でチーニア兵にブリトーン人か聞かれて、はいって答えたら一瞬で殺されるって...」
「ああ~、俺もそんな夢見た気が...」
「そうなの?僕も見たんだ」
まあ、家隣なんでね。距離は関係あるか知らんけど。
「でさあ、ざわついてるのは同じ夢見たからだけじゃないみたいだよ」
「へ?」
「昨日リック君もなんか言ってたでしょ?なんかあるんじゃないかって。もしかして明日か今日にでも戦争が始まるんじゃないかって」
「そんなまさかな」
「...そうだといいけどなあ」
間違いなく俺のせいだな。昨日魔法切り忘れて寝ちゃったから。こたつ切り忘れたら怒られる。あれと同じ感じ。それよりも戦争のほうが深刻。
「戦争...か」
「まさかとは思うけどリック君、今回は首突っ込まないよね?」
「ああ、もちろんだろ」
...行くって言ったら止めるだろ。
「行くんだとしても行かないって言いそうだけど」
うっ...
「安心しな。なんかあってもアダムが守ってくれるってさ」
「...リック君は守ってくれないの?」
「...守るよ。だって彼女だろ?」
「そうだね」
そばで、ではないかもしれないがな。申し訳ないが、国ごと守らなきゃ気が済まないんでね。
「俺が守るから、後生自慢しな」
「あはは、何それ」
「戦争が起きるとは限らないんだから。とりあえず今日は卒業式な」
「そうだね」
ちょうどその時、先生が教室に入ってきた。
「卒業式、始まるぞ。体育館へー」
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めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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