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7章 先生ら忙しそうだな。でもなんか変じゃね?まさか…
2話 実験
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「リック君、大丈夫!?」
俺は肩を揺さぶられて目が覚めた。
「ああ、寝てただけだ」
「ほんと?大丈夫?」
目の前にいたのはハルだった。
「女の子としゃべってたから気になってみてたら急に倒れるんだもん。話してる相手の魔法も確か関係ないから心配したよ」
「うん。ありがとう。急に眠くなっちゃっただけだって」
「そうなの?それはそれで心配だけど...」
「心配してくれてありがとう。大丈夫だから」
そうか。眠りの世界ってのも無意識の世界か。無意識寄りに意識が持ってかれると眠くなる。なるほどな。
眠くなる前になんか見たような...確か光。人ががいる方に光。やけにぼんやりしてた。記憶がじゃなくて見た目が。目の前に人がいたのにやけにぼんやりしていた。あれは...てかあの女の声も聞こえていた。あれは心の声か?じゃあ、無意識に意識を持っていくことで他人の心が読める。あるいは他人の無意識にアクセスできる?こうなると...
「他人の無意識と自分の無意識はつながってる?」
「え?無意識がどうって...」
「ああハル、ごめんなこっちの話だ」
別に話してもいいんだが、話しても理解できるか...
「なんかそっけなくない?困ってることあるなら話してよ」
「いや、本当になんもないから。大丈夫」
「んー。そう」
ハルは釈然としない顔で自分の席に戻っていった。
席に着いたら本を読みだした。めちゃくちゃページさかのぼってる。あ、こっち見てたからか。
さっきのが正しいとすると...
意識と無意識、ミックス。実体に一部入れて転送。
さらに無意識世界でハルがいる場所へ。
(...が...だった。トンネルを抜けると...)
やっぱりだ。他人の頭ん中をのぞける。もしかして...
俺に会いたい俺に会いたい俺に会いたい...
その時、たったったっと足跡がした。
「リック君!」
「ああ、ハル。まだなんか心配事か?」
「いや?」
「じゃあなんでわざわざ...」
「なんでだろう?」
「ハハッ、お前こそ大丈夫かよ」
「そうだね。二人して、おかしいや」
「そうだな、じゃあ、本読んでただろ?続き読みに行かなくていいのか?」
「そうだ。図書館で借りてきたんだよね」
鼻歌を歌いながらハルは席に戻った。
「ごめんな、ハル」
なんか謝らないといけない気がしたので、謝っておく。聞こえないくらいの音量だが。
でも、これなら。
俺は、ワクワクとドキドキでそのあとの5限が頭に入らなかった。いつもだって聞いちゃいないが。
「リックく~ん。帰ろっ」
ハルだ。ここ最近は毎日一緒に帰っている。
「おう。帰るか」
「本当に体大丈夫?」
「ああ。攻撃ならすでに解決してるよ。自分の魔法についていろいろ実験してたらああなっちゃってな」
「まだ強くなるつもり?」
「まあな。強さに限界はないよ」
「ふふふ。リック君らしいや」
俺たちがそんなことを話していると、教会前まで来ていた。
「念のためきょうは早く寝るよ。また明日な」
「お大事に。またね」
こうして、俺は魔法の発展を生み出した。戦争の予感。これは本当に起こってしまうんだろうか。戦争なんかしたら、死人が大量に出てしまう。
それだけは避けなくてはならない。この国が残ってるってことは、この国が残ってるってことは、ほかから奪ってきたってことかもしれない。それでも国を守るためなら仕方がないのかもしれない。
そんなことを考えていても仕方がない。俺は意識と無意識のミックス透過状態になり、右目を閉じた。
俺は無意識の世界へとゆっくり落ちていった。
俺は肩を揺さぶられて目が覚めた。
「ああ、寝てただけだ」
「ほんと?大丈夫?」
目の前にいたのはハルだった。
「女の子としゃべってたから気になってみてたら急に倒れるんだもん。話してる相手の魔法も確か関係ないから心配したよ」
「うん。ありがとう。急に眠くなっちゃっただけだって」
「そうなの?それはそれで心配だけど...」
「心配してくれてありがとう。大丈夫だから」
そうか。眠りの世界ってのも無意識の世界か。無意識寄りに意識が持ってかれると眠くなる。なるほどな。
眠くなる前になんか見たような...確か光。人ががいる方に光。やけにぼんやりしてた。記憶がじゃなくて見た目が。目の前に人がいたのにやけにぼんやりしていた。あれは...てかあの女の声も聞こえていた。あれは心の声か?じゃあ、無意識に意識を持っていくことで他人の心が読める。あるいは他人の無意識にアクセスできる?こうなると...
「他人の無意識と自分の無意識はつながってる?」
「え?無意識がどうって...」
「ああハル、ごめんなこっちの話だ」
別に話してもいいんだが、話しても理解できるか...
「なんかそっけなくない?困ってることあるなら話してよ」
「いや、本当になんもないから。大丈夫」
「んー。そう」
ハルは釈然としない顔で自分の席に戻っていった。
席に着いたら本を読みだした。めちゃくちゃページさかのぼってる。あ、こっち見てたからか。
さっきのが正しいとすると...
意識と無意識、ミックス。実体に一部入れて転送。
さらに無意識世界でハルがいる場所へ。
(...が...だった。トンネルを抜けると...)
やっぱりだ。他人の頭ん中をのぞける。もしかして...
俺に会いたい俺に会いたい俺に会いたい...
その時、たったったっと足跡がした。
「リック君!」
「ああ、ハル。まだなんか心配事か?」
「いや?」
「じゃあなんでわざわざ...」
「なんでだろう?」
「ハハッ、お前こそ大丈夫かよ」
「そうだね。二人して、おかしいや」
「そうだな、じゃあ、本読んでただろ?続き読みに行かなくていいのか?」
「そうだ。図書館で借りてきたんだよね」
鼻歌を歌いながらハルは席に戻った。
「ごめんな、ハル」
なんか謝らないといけない気がしたので、謝っておく。聞こえないくらいの音量だが。
でも、これなら。
俺は、ワクワクとドキドキでそのあとの5限が頭に入らなかった。いつもだって聞いちゃいないが。
「リックく~ん。帰ろっ」
ハルだ。ここ最近は毎日一緒に帰っている。
「おう。帰るか」
「本当に体大丈夫?」
「ああ。攻撃ならすでに解決してるよ。自分の魔法についていろいろ実験してたらああなっちゃってな」
「まだ強くなるつもり?」
「まあな。強さに限界はないよ」
「ふふふ。リック君らしいや」
俺たちがそんなことを話していると、教会前まで来ていた。
「念のためきょうは早く寝るよ。また明日な」
「お大事に。またね」
こうして、俺は魔法の発展を生み出した。戦争の予感。これは本当に起こってしまうんだろうか。戦争なんかしたら、死人が大量に出てしまう。
それだけは避けなくてはならない。この国が残ってるってことは、この国が残ってるってことは、ほかから奪ってきたってことかもしれない。それでも国を守るためなら仕方がないのかもしれない。
そんなことを考えていても仕方がない。俺は意識と無意識のミックス透過状態になり、右目を閉じた。
俺は無意識の世界へとゆっくり落ちていった。
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