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二回の休憩を挟み、まだ暗いうちに村に着いた。
前を走っていた兵が馬の手綱を引いて速度を落とし、俺の隣に並ぶ。
「リアム様、この石垣に囲まれた一帯が、ゼノ様とジル様が調査に向かわれた村です」
「広くて立派な村だな。ユフィは来たことがあるのか?」
俺は隣の兵にたずねる。
ユフィという名のこの兵は、伯父上の城で何度か見かけたことがあった。とても凛々しい顔つきで、落ち着いた雰囲気をもってる。
「はい。数回来たことがあります」
「そうか。テラ、おまえは?」
「俺は初めてです。こことは正反対の西の出身なので」
「西か。なら気性が荒いのか?」
「俺はそんなことありません!とても優しいですっ!なっ、ユフィ?」
俺の後ろにいたもう一人の兵のテラが、ユフィに向かって大きな声を出す。
テラとは初めて会うが、まだ少年ぽさが残る顔立ちで、ユフィと同じ年には見えない。
ユフィがテラを振り返り首を傾けた。
「そうか?おまえはよく鍛錬中に叫んでるじゃないか」
「あっ、あれは気合いを入れてるだけで…っ。リアム様、俺は決して短気を起こして暴れたりしませんからっ」
「あははっ!そんなに必死になるってことは、すぐ怒んるだって言ってるようなもんだぞ?」
「違いますよぅ」
「わかったわかった。意地悪なことを言って悪かったよ。ユフィとテラ、俺はおまえ達を気に入った。後ろをまかせるからな。よろしく頼む」
「かしこまりました」
「おまかせください」
ユフィとテラが、胸に右手を当てて頭を下げる。
俺は笑って頷くと、ユフィが示した入口がある方角へと馬を進めた。
この村は、周囲をグルリと低い石垣で囲まれている。外部からの侵入者を防ぐためのものではなく、ただ単に村が所有する領地をわかりやすくするためのものらしい。
そして所々石垣が途切れた箇所がある。それが入口なんだそうだ。
ユフィが教えてくれた入口から中へ入った。
誰でも入れるようになっている入口だが、人にしろ動物にしろ何かが通れば村人全員に知れ渡るように魔法がかけられているらしい。
「すぐに村の誰かが来るでしょう」というユフィの言葉に頷いて、入ってすぐの場所で、馬を降りて待っていたが、しばらくしても誰も来ない。
「おかしいですね。いつもならすぐに王都から来た警備の兵か村人が駆けつけて来るのですが」
「ふむ…やはり元からある不審なこと以外にも、何かが起こったのかもしれないな」
「俺はここの村長を知ってます。彼の家に行ってみましょう」
「そうだな」
俺は頷くと、馬の手綱を引きながら村の中心を通る道を進んだ。
前を走っていた兵が馬の手綱を引いて速度を落とし、俺の隣に並ぶ。
「リアム様、この石垣に囲まれた一帯が、ゼノ様とジル様が調査に向かわれた村です」
「広くて立派な村だな。ユフィは来たことがあるのか?」
俺は隣の兵にたずねる。
ユフィという名のこの兵は、伯父上の城で何度か見かけたことがあった。とても凛々しい顔つきで、落ち着いた雰囲気をもってる。
「はい。数回来たことがあります」
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「西か。なら気性が荒いのか?」
「俺はそんなことありません!とても優しいですっ!なっ、ユフィ?」
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ユフィがテラを振り返り首を傾けた。
「そうか?おまえはよく鍛錬中に叫んでるじゃないか」
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「あははっ!そんなに必死になるってことは、すぐ怒んるだって言ってるようなもんだぞ?」
「違いますよぅ」
「わかったわかった。意地悪なことを言って悪かったよ。ユフィとテラ、俺はおまえ達を気に入った。後ろをまかせるからな。よろしく頼む」
「かしこまりました」
「おまかせください」
ユフィとテラが、胸に右手を当てて頭を下げる。
俺は笑って頷くと、ユフィが示した入口がある方角へと馬を進めた。
この村は、周囲をグルリと低い石垣で囲まれている。外部からの侵入者を防ぐためのものではなく、ただ単に村が所有する領地をわかりやすくするためのものらしい。
そして所々石垣が途切れた箇所がある。それが入口なんだそうだ。
ユフィが教えてくれた入口から中へ入った。
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