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謎の男 2
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翌朝にはすっかり頭痛もなくなり、脇腹の痛みも引いていた。
でもお腹に力を入れたり押さえたりすると、まだズキンと痛い。
骨にヒビが入ってるんだし、そう簡単には治らないだろうと、今日も一日ゆっくりと休むことに決めた。
食事を摂る以外は、リオと話したりうとうとと微睡んだりして過ごした。
昼過ぎに昨日の医者が、俺の様子を見に来た。
「お、今日は顔色もいいし、大丈夫みたいだね。でもまだゆっくりと休んでるんだよ。あ、そうそう、えーと彼…ハマト…だったか。昨日の夜には目が覚めて、今朝には起き上がって歩いていたよ。傷の塞がりも早いし。しばらくは休んでるように言ったんだけど、明日には任務に戻るって言ってたよ」
「あ…元気になったんだ。よかった…」
俺は、大きく安堵の息を吐く。
元気になって良かった。俺を守ったせいで、後遺症とか残ってしまったら申し訳ないもんね。
でも、昨日サッシャが言ってたことが気になって、俺はもう一度医者を見た。
「あの、ハマトは普通に任務に戻れるのですか?だってサッシャが…」
言いかけて、口を噤む。
サッシャがどんな罰を与えるつもりなのか。あまり、ひどくなければいいな。
「ん?どうしたの?うん、本当はもう一日くらい任務を休んで欲しかったけど、まあ…大丈夫でしょ」
医者はそう言って笑うと、追加の塗り薬の容器を置いて帰って行った。
夕食の前に、今度はサッシャが部屋に来た。
俺の具合を聞き、「そんなにひどくなくて良かったよ。もう治ってきてる?これなら、アルファム王も怒らないよね?」と苦笑いをする。
俺がちゃんと説明をするし、こんなことでアルは怒らないと笑って言うと、サッシャは笑顔になって、その後すぐに真剣な表情に変わった。
「カナデ…、カナデを襲った奴だけど。中々頑固でさ。誰に頼まれたか口を割らない。早くわからないとカナデは不安だよね…」
「そっか…。あ、ねぇ、髪の色とかでどこの国の人かはわかるんじゃ…」
「ハッキリとした赤や青、俺みたいな黄色の髪色ならわかるんだけど。アイツみたいな茶色系の髪は、どこの国にもいるんだよ。だから、どこの国か特定できない」
「そうなんだ…」
俺は、胸に下げたペンダントの先の石を握りしめて、小さく息を吐く。
また、どこかの王族が俺を狙ってる?もしかして…風の国のバルテル王子?でもあの王子なら、人に頼んだりしないで本人が来そうだ。あるいは月の国のシルヴィオ王?う~ん…、あの冷酷な王様も、絶対に人に頼らないだろう。じゃあ一体誰が…。
俺は無性にアルファムに会いたくなって、予定を早めて帰ろうかと思っていると、扉がノックされて、「入っていい?」という声と共にリオが扉を開けた。
でもお腹に力を入れたり押さえたりすると、まだズキンと痛い。
骨にヒビが入ってるんだし、そう簡単には治らないだろうと、今日も一日ゆっくりと休むことに決めた。
食事を摂る以外は、リオと話したりうとうとと微睡んだりして過ごした。
昼過ぎに昨日の医者が、俺の様子を見に来た。
「お、今日は顔色もいいし、大丈夫みたいだね。でもまだゆっくりと休んでるんだよ。あ、そうそう、えーと彼…ハマト…だったか。昨日の夜には目が覚めて、今朝には起き上がって歩いていたよ。傷の塞がりも早いし。しばらくは休んでるように言ったんだけど、明日には任務に戻るって言ってたよ」
「あ…元気になったんだ。よかった…」
俺は、大きく安堵の息を吐く。
元気になって良かった。俺を守ったせいで、後遺症とか残ってしまったら申し訳ないもんね。
でも、昨日サッシャが言ってたことが気になって、俺はもう一度医者を見た。
「あの、ハマトは普通に任務に戻れるのですか?だってサッシャが…」
言いかけて、口を噤む。
サッシャがどんな罰を与えるつもりなのか。あまり、ひどくなければいいな。
「ん?どうしたの?うん、本当はもう一日くらい任務を休んで欲しかったけど、まあ…大丈夫でしょ」
医者はそう言って笑うと、追加の塗り薬の容器を置いて帰って行った。
夕食の前に、今度はサッシャが部屋に来た。
俺の具合を聞き、「そんなにひどくなくて良かったよ。もう治ってきてる?これなら、アルファム王も怒らないよね?」と苦笑いをする。
俺がちゃんと説明をするし、こんなことでアルは怒らないと笑って言うと、サッシャは笑顔になって、その後すぐに真剣な表情に変わった。
「カナデ…、カナデを襲った奴だけど。中々頑固でさ。誰に頼まれたか口を割らない。早くわからないとカナデは不安だよね…」
「そっか…。あ、ねぇ、髪の色とかでどこの国の人かはわかるんじゃ…」
「ハッキリとした赤や青、俺みたいな黄色の髪色ならわかるんだけど。アイツみたいな茶色系の髪は、どこの国にもいるんだよ。だから、どこの国か特定できない」
「そうなんだ…」
俺は、胸に下げたペンダントの先の石を握りしめて、小さく息を吐く。
また、どこかの王族が俺を狙ってる?もしかして…風の国のバルテル王子?でもあの王子なら、人に頼んだりしないで本人が来そうだ。あるいは月の国のシルヴィオ王?う~ん…、あの冷酷な王様も、絶対に人に頼らないだろう。じゃあ一体誰が…。
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