ご令嬢は一人だけ別ゲーだったようです

バイオベース

文字の大きさ
14 / 27

12

 月の見えない深夜、唐突に現れたその来訪者の姿にエレノアは見覚えがあった。

「魔神の部下の……」

 エレノアが頭の中にある『リスティ・ワールド』の知識を掘り起こしてみれば、作中このような姿の悪魔が度々登場していた覚えがあった。
 ゲーム終盤復活した魔神の使いとして、各地の魔物に伝令を飛ばす端役の存在だ。

 果たしてそんなエレノアの予想は正しかったのか、悪魔は満足げに深く頷いた。

「ほう! よくぞ我が魔神様の右腕、大悪魔キリゴールだと見抜きおったな。人間共の歴史の中でも、この勇壮にして邪悪な姿はしかと伝えられているようだ!」

 悪魔は何やら誤解して喜んでいる。
 エレノアはこの悪魔の名前など知らない。
 『ゲーム』の中では名も無い、その他大勢のモブの一人である。

「それでその大悪魔様が何の御用でしょう?」

 しかしそこを突っ込むのも野暮だろう。
 エレノアは何だか目の前の悪魔が気の毒な心持ちになり、そのまま話を進めた。

 悪魔はすぐに居住まいを正すと、咳を一つ。
 そうしてまた尊大な声を取り戻した後に本題を口にした。

「光栄に思うが良い、人間にしては叡才なる娘よ。貴様の行いは魔神様の御目に留まったのだ!」
「はぁ……」

 配下であるこの悪魔がそのように述べるという事は、魔神は既に復活しているという事。
 そちらの事実に気が行ったエレノアは気の無い返事をするのがやっとだった。

 よくよく考えて見れば当然の事ではある。
 『ゲーム』の中で魔神が人間に戦線布告をするのが今年の夏の終わりの辺り。
 ならば時系列的には既に復活しており、戦の準備をしている期間があってもおかしくは無い。

「そうは言われても、私に心当たりなどありませんが?」

 悪魔は「良い話がある」と言ってきた。
 それはつまり何かしらの取引をしたいという事だ。
 だがこれがエレノアには合点がいかなかった。

 こちらは魔神になど用は無いし、それはあちら側も同じである筈だ。
 魔神が人間の小娘一人に何を願うというのか。
 エレノアに出来る事と言えば作物を実らせる事ぐらいだが、魔物たちにそれが必要だとも思えない。
 勝手に人を襲って喰えば良いだけなのだから。

 そんな疑問をぶつけてみると、悪魔は訳知り顔で笑った。

「クククッ、願いが無いだと? 嘘を言うな。貴様は魔界の汚泥のように黒く重い願いを抱えている。そしてそれは我らの目的と釣り合うものの筈だ!」

 悪魔は自信たっぷりに翼を広げる。
 しかしそうは言われてもやはりエレノアに心当たりなど無い。

「……やはり何か思い違いでもなさってるのでは無いでしょうか?」
「隠すな、と言っている!」

 悪魔は再度大きく翼を広げた。

「魔神様の闇よりも深い智謀の瞳の前には! 人間の欲望の灯など容易く見破られるものなのだッ!」
「そうは言われましても……」
「ならばその闇の灯、このキリゴールがここで明らかにしてやろう! 得体の知れない術で呼び出した大量の食物、そしてそれを喰わせた人間たちによる大量の『レベルアップ』、そして村の分不相応な要塞化……。これらの事象から導き出される答えは明らかである!」

 そしてにやり、と悪魔は決め顔でこう口にした。

「貴様は王国に反旗を翻し、恨みを晴らす腹積もりだろう? 魔神様のご慧眼は全てお見通しであるぞ?」

 ――わあ、節穴!

 エレノアはそう叫びたいのをぐっと堪え、貴族的な笑みを張り付けた。

「やはり思い違いをなさっているようですわね。私の望みは日々の平穏、ただそれだけですわ」
「しつこい奴だな……。ここに来る前に我も動かぬ証拠を見たぞ? 貴様の配下の村人共が、農作業の陰で王都襲撃の予行演習をしているでは無いか」
「なにそれ知らない」

 少なくとも自分の命じたことでは無い。
 開拓民たちはそんなに自分たちが辺境に飛ばされた事を恨んでいたのか。
 エレノアはそのように考えて蒼い顔をしていたが、悪魔はそれを別の意味に捉えたようだ。

「フッ、やはり図星のようだな……」
「違うってば、ちょっと待って」
「それにしてもあの訓練に明け暮れる村人共の狂信的な顔! 思わず我も身震いしたぞ。秘密はあの得体の知れない作物か?」

 エレノアが言葉を取り繕う事も忘れていると、悪魔の勝手な誤解は増々加速していった。

「あの作物には食べた者の身体を増強する効果に加え、麻薬のような成分も含まれているな……!」
「なによそのえげつない食べ物!」
「ああ、本当にえげつないとも! 同胞にあのような危険物を喰わせるとは! 人間の恨みとは誠恐ろしい……!」
「だから違うのよ!」
「そうとも、人間の世界ではそのような行い認められぬよな? 貴様は大した魔女だ。あのような奇怪な異界の食物を召喚するその術! そしてそれを躊躇すること無く扱うその悪辣なる精神!」

 手本にしたいぐらいだ。
 悪魔はそのように言ってしきりに感心している。

「しかし魔神様はそんなお前の事を大層買っておられる。人の世で認められぬなら、我らが認めよう」

 つまりは「良い話」とはこの悪側への勧誘。
 盛大な勘違いの果てにそんな無駄な事をする為に、この悪魔はわざわざこんな辺境までやって来たのだ。

 エレノアは悪魔の目も気にせず、目の前で頭を掻きむしった。
 この勘違いを思いっきり否定してやりたい。
 だが証拠も無く否定した所で聞く耳を持たないだろう。
 その辺りはかつての聖女を巡る王子とのやり取りで嫌と言うほど学んだエレノアだった。

 散々悩んだ挙句、結局は話はそのままの体で先に進められる事になった。

「……で、キリゴールさんは私に何をお望みなのですか?」
「ふん、観念したか。そうだな、まずは挙兵時の共闘だ」

 返って来た答えが意外と真っ当な事に、エレノアは少し驚く。
 魔神側がそのような搦手の策を弄するなど、想像の埒外だった。

 『ゲーム』では魔神など、聖女しゅじんこうを冒険に誘い伝説を作り上げさせる為のギミックの一つに過ぎない。
 この悪魔の名前が作中語られなかったように、魔神は台詞の一つも無い存在だった。
 ただ復活して国中に魔物をバラまき、倒されるべき悪として呆気なく最後を終える。
 言ってしまえばただ強力なだけの理性の無い害獣――それがエレノアの持つ魔神のイメージだった。

 だが実際は復活後に機を伺い、策を練っている。
 これは少々厄介な事態だと言えた。

「それに貴様の召喚したあの作物を譲り受けたい。あれを使えば我が魔神軍も更に強靭な兵が揃うに違いない!」
「ですからあれは普通の作物で、村の皆さんは個人的な努力で腕を磨かれているだけですってば……」
「バカを言うな。普通の作物が一瞬で育ったり、素面の人間が恐れも知らずに無双をするか」

 そして最も厄介なのはやはりこのあらぬ誤解の方である。
 その後の会話の中でもエレノアは幾度と無く否定をしても、やはり悪魔は聞く耳を持たない。

「……分かりました。では仮に、仮にあなたのおっしゃる通りだとしましょう!」

 最終的には誤解を解く事を諦めたエレノアは、疲れた顔で悪魔を真正面から見据えた。

「その見返りに、魔神様は私に何を下さるとおっしゃるのですか?」
「だから先刻言ったでは無いか。挙兵時に協力をする、と」
「それは相互に担うべき義務ですわよね? しかもその上にそちらは私の作物を要求するのでしょう?」
「な、何と強欲なッ! 恐れ多くも魔神様が力をお貸しくださるのだぞ!」

 悪魔に清貧と礼節を窘められるという貴重な経験を得ながら、エレノアは鼻で笑う。

「別にこちらは頼んでませんもの。そちらが話を持ってきた以上、対価を得るべきは私だという事をお忘れなく」
「ぬぬぬぅ……! では更なる兵をそちらに貸しだそう!」
「アナタの話では、私は村人だけでも十分だと判断して挙兵する女なのでしょう? それに魔神が関わっているなんてあからさまにして、アチラに大義名分を与えるだけじゃありませんか」

 仮定の話ではあるが、エレノアが王家に反旗を翻すのなら味方は人間だけの方が良い。
 先の騒動の顛末と、それぞれの評判は世間の知る所である。
 そうなればアチラに付く兵も幾らか減るし、士気も下がるというもの。

 そう魔神の見立てをチクチクと批判すると、悪魔は唸って代替案を上げて来た。

「で、では目を見開かんばかりの宝石を……!」
「作物売れば良いじゃ無いですか。それに戦後国が荒廃すれば奢侈品は暴落します」
「では強靭な魔力を貴様に与えよう!」
「それも戦争が終わったら無用ですわよね?」
「永遠の若さッ!」
「永遠に独り身で若くてもねぇ……」
「ええい、贅沢ばかり言うな! 昔はパンの一欠けらを目当てに悪魔に魂を売る者も大勢居たのだぞ!」

 結局望みのものを上げられず、悪魔はついに説教を始めた。
 それについても穴を見つけては突っ込みを入れ、反論に反論を重ねる。

 そんな事を一晩中続け、悪魔がようやく諦めたのは日の出になった時だった。

「と、取り敢えずお前の要求は一旦持ち帰る……。また来るからな!」
「営業マンって大変ですわね」
「訳の分からぬ事を言うな!」

 エレノアは飛び去る悪魔を笑顔で見送る。
 なんてことの無い顔をしているが、実際は前世の知識が思わず口を突いて出る程度には疲れ果てていた。

「また来ますのね……」

 厄介ごとは終わりそうにも無い。
 朝日に目を眩ませながら、エレノアは瞼の裏に浮かぶ不吉な未来にため息を吐くのだった。



「やはり、見張っておいて正解だった……!」

 ビョルンは魔導士を押しのけて目の前の水晶玉にのめり込んだ。
 そこに映るのはヴァイス村。
 その中心にあるエレノアの住む家の庭先だった。

 あれから近くの町まで引きかえったビョルンは、大義を為すにはかつて自分が「姑息」と吐き捨てたような手練手管も使う必要があるのだと心に決めた。
 その前哨としてとりあえず初めたのが、使い魔によるエレノアの監視である。

 何か弱みの一つでも握って、次の一手に繋げられれば良い。
 そんな儚い望みに掛け、なけなしの自尊心を捧げた甲斐が形として現れた。

 使い魔の鳥が目にしたのは、エレノアの家から飛び出す悪魔の姿。
 これは何かしら後ろめたい事情があるに違いない、とビョルンは鼻息を荒くする。

「外聞は悪いのは確かですが、あれはインプの一種でしょう。使い魔として魔術師の間では一般的ですよ?」
「何を言うか! 魔神の復活も噂されるこの時に、悪魔の一種族の力を借りる等!」
「そういうもんでしょうか……?」

 魔術の輩として思う所があるのか、水晶玉に使い魔の見た映像を写す魔導士はどこか不満気だ。
 だがビョルンはそんな事など一顧だにさず、不敵な笑みを浮かべた。

「まぁさすがに僕もこれだけでどうこう出来るとは思っていない。ただ軽い一手になる、というだけだ」
「如何なさるおつもりで?」
「どうもしないさ。ただ見たままを人に知らせるだけだよ」

 そう言ってビョルンは魔導士に証人として今見た事を人々に言って回る様言い含めた。

「別に嘘は付かなくて良いさ。正直に真実を、みんなに教えてやるだけだからね?」

 魔導士の目に映るビョルンの顔は、気持ちが悪いほど爽やかなものだったという。
感想 433

あなたにおすすめの小説

毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。

克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。

悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。

潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。

【完結】帳簿令嬢の答え合わせ ~その不正、すべて帳簿が覚えています~

Lihito
ファンタジー
公爵令嬢アイリスは、身に覚えのない罪で婚約破棄され、辺境へ追放された。 だが彼女には秘密がある。 前世は経理OL。そして今世では、物や土地の「価値」が数字で見える能力を持っていた。 公爵家の帳簿を一手に管理していたのは、実は彼女。 追い出した側は、それを知らない。 「三ヶ月で破産すると思うけど……まあ、私には関係ないわね」 荒れ果てた辺境領。誰も気づかなかった資源。無口な護衛騎士。 アイリスは数字を武器に、この土地を立て直すことを決意する。 ——追い出したこと、後悔させてあげる。 ※表紙画像はAIにて作成しています ※ 旧題:婚約破棄された令嬢ですが、帳簿があれば辺境でも無双できます

悪役令嬢ですが、ヒロインの恋を応援していたら婚約者に執着されています

窓辺ミナミ
ファンタジー
悪役令嬢の リディア・メイトランド に転生した私。 シナリオ通りなら、死ぬ運命。 だけど、ヒロインと騎士のストーリーが神エピソード! そのスチルを生で見たい! 騎士エンドを見学するべく、ヒロインの恋を応援します! というわけで、私、悪役やりません! 来たるその日の為に、シナリオを改変し努力を重ねる日々。 あれれ、婚約者が何故か甘く見つめてきます……! 気付けば婚約者の王太子から溺愛されて……。 悪役令嬢だったはずのリディアと、彼女を愛してやまない執着系王子クリストファーの甘い恋物語。はじまりはじまり!

未来の記憶を手に入れて~婚約破棄された瞬間に未来を知った私は、受け入れて逃げ出したのだが~

キョウキョウ
恋愛
リムピンゼル公爵家の令嬢であるコルネリアはある日突然、ヘルベルト王子から婚約を破棄すると告げられた。 その瞬間にコルネリアは、処刑されてしまった数々の未来を見る。 絶対に死にたくないと思った彼女は、婚約破棄を快く受け入れた。 今後は彼らに目をつけられないよう、田舎に引きこもって地味に暮らすことを決意する。 それなのに、王子の周りに居た人達が次々と私に求婚してきた!? ※カクヨムにも掲載中の作品です。

偽りの家族を辞めます!私は本当に愛する人と生きて行く!

ユウ
恋愛
伯爵令嬢のオリヴィアは平凡な令嬢だった。 社交界の華及ばれる姉と、国内でも随一の魔力を持つ妹を持つ。 対するオリヴィアは魔力は低く、容姿も平々凡々だった。 それでも家族を心から愛する優しい少女だったが、家族は常に姉を最優先にして、蔑ろにされ続けていた。 けれど、長女であり、第一王子殿下の婚約者である姉が特別視されるのは当然だと思っていた。 …ある大事件が起きるまで。 姉がある日突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまったことにより、姉のマリアナを守るようになり、婚約者までもマリアナを優先するようになる。 両親や婚約者は傷心の姉の為ならば当然だと言う様に、蔑ろにするも耐え続けるが最中。 姉の婚約者を奪った噂の悪女と出会ってしまう。 しかしその少女は噂のような悪女ではなく… *** タイトルを変更しました。 指摘を下さった皆さん、ありがとうございます。

悪役令嬢発溺愛幼女着

みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」  わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。  響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。  わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。  冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。  どうして。  誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。

「愛があれば十分だ」と私を捨てた婚約者へ――では、その婚約破棄の条件から確認いたしましょう

師走
恋愛
伯爵令嬢リディア・エーヴェルは、貴族たちの婚約や離縁、持参金や相続に関わる条件調整を陰でまとめてきた実務家だった。 だがある夜会で、婚約者である王太子側近ユリウス・グランツから「君は条件ばかりで冷たい。愛があれば契約などいらない」と一方的に婚約破棄されてしまう。 静かに婚約破棄を受理したリディアは、その場で持参金返還、贈与品、名誉回復の文言など必要事項の確認を始めるが、誰もその意味を理解しない。 けれど彼女が婚約から外れた直後から、王都では縁談、婚約、離縁の調整が次々と滞り始める。今まで多くの案件を陰でまとめていたのは、ほかでもないリディアだったのだ。 そんな中、法務局の裁定官補佐セオドア・ヴァレントから、王女ヘレナの婚姻条件を見直してほしいと依頼が舞い込む。 北方大公家との政略結婚。けれど提示された条件は、婚姻ではなく人質の引き渡しに等しいものだった。 「条件は愛の代わりではありません。ですが、愛が壊れたときに人を守ることはできます」 傷つきながらも再び交渉の場に立つリディアは、王女の未来を守るため、そして自分自身の人生を取り戻すため、契約と誠意を武器に王都最大の婚姻交渉へ挑む。 一方、自分を支えていたものの大きさに気づいた元婚約者は、今更になって復縁を望み始めるが――。 小説家になろう様でも掲載中