銃世界でハーレム部隊をッ!

ラト鬼

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第1章

買い物

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翌朝俺は起きるまで、サキアを抱き枕にして寝ていた。
起きた音を聞き取ったのか、サキアが起きた。
そしてサキアがハグをしてくる。
10秒くらいするとキスに移る。
今回も俺が舌を入れようとすると、サキアが唇のくっついた瞬間に舌を入れてくる。
結局俺がサキアの口の中に舌を入れる事は叶わなかった。
今日の夜には絶対に口の中に入れてやる!
唇が離れる。
「おはようございます。ご主人様」
「おはよう。サキア」
顔を洗おうと思い、洗面所に行くと洗面台には蛇口とその上に水色の水晶が壁に取り付けられていた。
「サキア、ちょっと来てくれ」
そう言うとサキアは小走りでこちらにやってくる。
「なんでしょう?」
「これはどうやって水を出すんだ?」
「それはですね。水晶の所を触って頂くと水が蛇口から出てきます」
「こうか?」
そう言いながら水晶を触るとサキアの言った通り、水が出てきた。
「そうです。こちらの世界には属性水晶があり至る所に利用されていて、その属性水晶によって私達はこのように暮らしていけます。」
サキアの説明を聞きながら顔を洗う。
その後部屋を出る準備をして、荷物を持って食堂に行く。
行く途中またサキアが、
「ご主人様の食べ残しが...関節キスが...」
とか言っていたが無論食べ残しを食べさせる訳にはいかない。
朝食はベーコンみたいな肉を半分に切ったスナッフィーで挟み、サンドイッチにした物だった。
味は肉が口の中に入った途端にチーズのように溶けたので驚いたが、とても美味しかった。
食べ終わり階段を下る時にもサキアは、
「ご主人様と私の関節キスがぁー」
とか言っていた。
その後カウンターに行き宿泊料を払う。
「値段は銀貨4枚です」
案外安かったので嬉しかった。
「ありがとうございました。」
店を出る時に無精髭の店主が言う。
店を出た後中央通りを沿って行くと、服屋が丁度開店したのでそこで服と寝巻きを買う。
その店に入ると店員がカウンターから、
「いらっしゃいませー」
と言ってくる。
「サキア、今からお前の寝巻き2着と私服を4着、俺の寝巻き2着と俺の私服3着を買う。だから好きな服を選んで来い」
そう言うとサキアはウルウルした目で、
「良いのですか?」
と聞いてくる。
「もちろん」
と答えると早速サキアは服を選んでいた。
まぁ俺は適当に選んで、灰色のフード付き寝巻き2着を買う事にした。
材質やデザインは、日本等の世界と一緒だったから家の物で済ませる事にしたのだ。
30分くらい経つと奥の方からサキアが来る。
サキアはジーパン2着と白黒のボーダーと白のセーターを選んだ。
「似合いますか?」
「似合ってる似合ってる」
うん日本だったら俺の命に関わってくるほど危険なセリフだった。
「ご主人様」
「ん どうした?」
「ご主人様の寝巻きはどこにありました?」
「そこだけど」
「ありがとうございます」
どうやら色違いにするらしい。
サキアはやはり白が気に入っているのか、白のフード付き寝巻きにしていた。
サキアと一緒にカウンターに行き、代金を支払う。
値段は銀貨3枚と銅貨20枚だった。
まぁ一つずつ職人が作っているのだろうし、この値段が妥当だろう。
その後「リーシャ狩猟専門店」という店があったのでそこに行った。
中に入ると若い女性が入り口で
「いらっしゃい」
と言ってきた。
彼女を鑑定してみる。
「リーシャ グリス
   性別 女性
   職業 商人
   年齢  25
   性格  姉御」
この人がリーシャらしい。
「すみません。狩猟に必要な道具を売ってますか?」
「あぁそりゃあるさ 。狩猟専門店だもの 。じゃあこれはどうたい?」
見るとリーシャさんが持ってきたのは、初心者セットと書かれた袋だった。
「この中に狩猟用活動服 剥ぎ取りナイフ フライスーツ バレットフライ2個 リュックサック 回復錠 マナ錠 肉用皮用袋10枚ずつが入っているよ。これで銀貨20枚買うかい?」
「二つお願いします」
「あいよ」
銀貨を渡すと、リーシャさんがレクチャーしてくれるらしいのでついて行く。
店の裏口から外に出て行き、初心者セットの袋を開ける。
まず最初に取り出したのは、10cm四方の黒い正方形の箱で、箱の一面には穴がいくつも空いていた。
「これがフライバレットさ。これに風弾を込める容量で魔法をかけて。まぁ魔法はどれでも弾を込める容量だけどね」
どうやら魔法は弾を込める容量でかけるらしい。
弾を込める容量で風魔法と念じると、緑の光が手元に現れ数秒すると消えた。
そうしたら自分のステータスフィールドに、
スキル「魔法」を手に入れました。
と表示された。
「よしできたな。次はフライスーツだ。」
次に取り出したのは、モモンガのように手と足の間に皮膜のような物がついた黒のフライスーツだった。
「これを今着ている服の上に着てくれ」
フライスーツを俺は難無く着れたが、サキアはメイド服が引っかかって着るのに時間がかかった。
「よし着れたな。じゃあ私の真似をしてついて来い!」
そう言うとリーシャさんは、いきなりフライバレットを真下に投げて空に舞い上がった。
えっこれをやれと?
まぁ仕方ない。
やらなきゃいけないんだ!
俺はフライバレットを真下に投げる。
突如ボフンという音と共に俺は空にいた。
そして目の前にリーシャさんがいた。
後ろにはサキアがいる。
「腕と足を張って皮膜を限界まで引っ張って!」
言われた通りにする。
滑空していた。
「上体を上に上げて!」
そうすると減速し少しバックした。
「元に戻して、今度は左半身を上に!」
同じようにすると右側に行った。
「今度は反対」
左側に行った。
「上半身を下に!」
これは...うん急降下だ。
急降下すると、地面に後30mの距離でリーシャさんの店と離れていた。
「右旋回して地面が残り10mくらいになったら上体を上にして着陸!」
言われた通りに右旋回し、着陸した。
これで移動するらしい。
ワープじゃねぇのかよ。
その後魔物(獲物や家畜)の剥ぎ取り方を説明してもらった。
「ありがとうございました。また来ます」
次は武具店に行く。
サキアの武器を買うためだ。
「サキア武器は何か使えるか?」
「私は基本的には妖虎になって近づいてハンドガンで仕留めます。なのでハンドガンが使えます」
「 妖虎?」
「はい!基本的に耳が獣の者はその動物に変化できます。なので私は白虎なので白虎になれます」
「へーそうなんだ」
そう言ってると店についた。
「いらっしゃいませー」
「この子に合うハンドガンを」
「承知しました」
サキアは、男性店員に任せて俺は自分のを見ておこう。
色々な武器があった。
ショットガンやスナイパーライフル ライフル等があり、防具やコンバットナイフもあった。
その中に持ち手しかない見覚えのある剣があった。
「魔力剣
   持ち手を握り何らかの属性魔法を念じる事によって、刃を生み出しレーザー弾を跳ね返す事が可能。
   刃を出している限り10秒に1ずつMPが減っていく。」
うん 、これも俺の知っている某有名SF映画に出てくる剣だ。
うん、買おう。
そう思い手に取る。
「ご主人様ー決まりましたー」
「分かった。今行く」
そう言って俺は魔力剣を手に取り、サキアの声がした方に行く。
店員がサキアに触れようとしていたので殺気を放つ。
オメェサキアに手ェ出そうとするたぁいい度胸じゃあねぇか。
殺気を感じたのか店員はすぐに手を引っ込めた。
「これが一番自分に合いました」
そう言ってサキアが渡してきたのは、
「FIGA-01
   一発の攻撃力を極限までに引き上げた暗殺者御用達のハンドガン。
   麻痺や毒を付与可能。」
サキアさん あなたは暗殺者志願者の方ですか?
それとも破壊工作をしようとでも思っているのですか?
「分かった。じゃあ買おう」
「はっ、はい、それではこちらに商品を」
そう言われたので魔力剣とFIGA-01を置く。
「二点で金貨10枚と銀貨8枚です」
ちょっと魔力剣が高いのは考えていたけど、さすがに金貨10枚はなぁ...
「なぁ金貨5枚にまけてくれよ」
「金貨5枚はさすがに無理です」
「じゃあ7枚!」
「できたとしても8枚です」
「そこをなんとか!」
「ん~いいでしょう。7枚にします。これ以上は下げませんよ」
「ありがとうございます」
ステータスフィールドが浮き上がってきた。
スキル「交渉術」を手に入れました。
使えそうなスキルが来たな。
店員に金貨を渡しながら確認する。
「毎度ありがとうございました。またお越しください」
いかねぇよ。
その後生活用品を買い、バレットフライを使って家に帰った。
どうやらバレットフライは投げて炸裂すると手に戻ってくるらしい。
ウルパカ車で40分がバレットフライで10分。
早すぎて死んだ。
精神が。
道はステータスフィールドのナビでなんとかなったが、着地失敗で俺の精神が...





   
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