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第三章 魔を回収、虐めっ子の背後に隠れた妖魔 ①
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第三章 魔を回収、虐めっ子の背後に隠れた妖魔
①
魔法美少女仮面ヴィクトワールが目覚めた時には朝だった。
どうやら、姿を消して透明人間になったので、位置情報で眠らせた魔法美少女仮面ヴィクトワールを探しに来たファンティン博士に見つからんかったようだ。変身解除したアリスのスマホには、家からの心配メールがたくさん届いていた。友達の家に寄って、眠ってしまい、連絡出来なかったことをメールすると、すぐに家に帰った。
「行ってきま~す」
朝食を済ましたアリスは、お嬢様・お坊ちゃま学校の制服に着替えて家を出た。紺の制服、紺のミニスカート、胸に赤いリボン、頭には、丸い帽子をかぶり、赤いランドセル、靴も指定の黒っぽいもので、お嬢様小学生の姿だ
電車では、男性に近寄らないように指導されているが、世の中の半分は男なので無理である。
「花ちゃん、ほきげんよう」
「アリスちゃん、ごきげんよう」
二人は仲が良く、朝の挨拶をして、学校へと向かった。他の女の友達には、お嬢様言葉を多く使うが、花ちゃんと、良く知っている男の子には、あまり、使わない。
「アリスちゃん、また、佳代ちゃんが後ろを付いてきてるけど、何かしたの?」
「してないわ、でも、付いて来てることに、慣れっこなの、ふふ~」
佳代は弱みを握られている相手がいる。才色兼備なアリス、新体操も優秀な成績、内面の優れた知性と品格とを兼ね備え、負けん気の強い、勝気で何事もできるアリスに嫉妬してる相手から、アリスの弱み、脅しをかけられるようなことを早急に見つけて報告しなければならないのだ。
佳代は性的なことはわからないが、鉄棒練習の時に跨っていたら、股が気持ちよくなって、擦ってしまった。そして、だれもいない机の角で擦っていたところを、あるクラスメイトに動画を撮られてしまったのだ。その動画を消し、他言しないことを条件に従っていた。
クラスに入ると先生からの信頼のある幹夫が、いつものように人の嫌がることを言ったり、友達にさせたり、いわゆる嫌がらせを、大人しい男の子を標的にやっていた。きっと、幹夫は、朝、嫌なことがあって、その気持ちをぶつけているのだろう。
「やめなさい!」
アリスは、持ち前の正義感から一括する。
「アリス、おい、終わりだ、俺は、もうしてないぜ、席につこう」
アリスは、クラスでも正義の味方なのだ。そして、他のクラスメイトに笑顔で挨拶をする。
「みなさん、ごきげんよう」
隣の席の女の子がアリスを心配してくれた。
「あまり、目立つことは、しないでくれますこと?」
アリスは、心配させないために、笑顔でいつも同じ言葉だった。
「はいっ、よろしくってよ」
嫌がらせをされていた男の子はお礼をアリスにしにきたが、逆に、幹夫達は睨んでいる。前に、幹夫達はアリスに嫌がらせをしたが、逆にこらしめられてしまった。新体操部で華々しいアリスを味方する者は多い。幹夫が実際に手を出した時は、腕をねじ伏せられてしまった経験もあり、アリスには弱いのだ。
しかし、アリスは、才色兼備、正義感が強く何事も出来ちゃうので、嫉妬で嫌う女の子もいるが、まったく気にしない明るい女の子だ。
レインボーのレオタードを着て新体操の練習が終えた時、魔法のストーンが光った。
「妖魔が出たんだわ、犠牲者が出ないように、誰にも見られない場所で変身しなくっちゃ」
ストーンを真上に上げて変身した。
「魔法美少女仮面ヴィクトワール!」
外側が白くて内側が赤いマント、赤いアイマスク、耳飾りがキラリン、光沢グリーンのミニワンピースで腰にベルト、胸には赤い大きなリボン、鼓笛隊のような白い帽子とグリーンの羽根、白い膝上ニーハイ―ロングブーツとロング手袋、手には魔法のステッキを持っている魔法美少女仮面ヴィクトワールに変身した。
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魔法美少女仮面ヴィクトワールが目覚めた時には朝だった。
どうやら、姿を消して透明人間になったので、位置情報で眠らせた魔法美少女仮面ヴィクトワールを探しに来たファンティン博士に見つからんかったようだ。変身解除したアリスのスマホには、家からの心配メールがたくさん届いていた。友達の家に寄って、眠ってしまい、連絡出来なかったことをメールすると、すぐに家に帰った。
「行ってきま~す」
朝食を済ましたアリスは、お嬢様・お坊ちゃま学校の制服に着替えて家を出た。紺の制服、紺のミニスカート、胸に赤いリボン、頭には、丸い帽子をかぶり、赤いランドセル、靴も指定の黒っぽいもので、お嬢様小学生の姿だ
電車では、男性に近寄らないように指導されているが、世の中の半分は男なので無理である。
「花ちゃん、ほきげんよう」
「アリスちゃん、ごきげんよう」
二人は仲が良く、朝の挨拶をして、学校へと向かった。他の女の友達には、お嬢様言葉を多く使うが、花ちゃんと、良く知っている男の子には、あまり、使わない。
「アリスちゃん、また、佳代ちゃんが後ろを付いてきてるけど、何かしたの?」
「してないわ、でも、付いて来てることに、慣れっこなの、ふふ~」
佳代は弱みを握られている相手がいる。才色兼備なアリス、新体操も優秀な成績、内面の優れた知性と品格とを兼ね備え、負けん気の強い、勝気で何事もできるアリスに嫉妬してる相手から、アリスの弱み、脅しをかけられるようなことを早急に見つけて報告しなければならないのだ。
佳代は性的なことはわからないが、鉄棒練習の時に跨っていたら、股が気持ちよくなって、擦ってしまった。そして、だれもいない机の角で擦っていたところを、あるクラスメイトに動画を撮られてしまったのだ。その動画を消し、他言しないことを条件に従っていた。
クラスに入ると先生からの信頼のある幹夫が、いつものように人の嫌がることを言ったり、友達にさせたり、いわゆる嫌がらせを、大人しい男の子を標的にやっていた。きっと、幹夫は、朝、嫌なことがあって、その気持ちをぶつけているのだろう。
「やめなさい!」
アリスは、持ち前の正義感から一括する。
「アリス、おい、終わりだ、俺は、もうしてないぜ、席につこう」
アリスは、クラスでも正義の味方なのだ。そして、他のクラスメイトに笑顔で挨拶をする。
「みなさん、ごきげんよう」
隣の席の女の子がアリスを心配してくれた。
「あまり、目立つことは、しないでくれますこと?」
アリスは、心配させないために、笑顔でいつも同じ言葉だった。
「はいっ、よろしくってよ」
嫌がらせをされていた男の子はお礼をアリスにしにきたが、逆に、幹夫達は睨んでいる。前に、幹夫達はアリスに嫌がらせをしたが、逆にこらしめられてしまった。新体操部で華々しいアリスを味方する者は多い。幹夫が実際に手を出した時は、腕をねじ伏せられてしまった経験もあり、アリスには弱いのだ。
しかし、アリスは、才色兼備、正義感が強く何事も出来ちゃうので、嫉妬で嫌う女の子もいるが、まったく気にしない明るい女の子だ。
レインボーのレオタードを着て新体操の練習が終えた時、魔法のストーンが光った。
「妖魔が出たんだわ、犠牲者が出ないように、誰にも見られない場所で変身しなくっちゃ」
ストーンを真上に上げて変身した。
「魔法美少女仮面ヴィクトワール!」
外側が白くて内側が赤いマント、赤いアイマスク、耳飾りがキラリン、光沢グリーンのミニワンピースで腰にベルト、胸には赤い大きなリボン、鼓笛隊のような白い帽子とグリーンの羽根、白い膝上ニーハイ―ロングブーツとロング手袋、手には魔法のステッキを持っている魔法美少女仮面ヴィクトワールに変身した。
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