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051 エルフィネス国王の能力
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俺の前世とリュシーファとの関係を全て話した。
エルフィネス国王とブリュンティールは困惑の面持ちで低く唸っている。
予想の遥か上を行く内容だからだろう。
さすがに荒唐無稽な話すぎて判断に悩んでいるようだ。
やはりこうなったか。
懸念はしていたが。
事実だから仕方がない。
本来なら一生にわたって秘匿すべき内容なのだ。
理解を求める前提がそもそも無い。
判断に迷って当然だろう。
「にわかには信じ難い話だ」
エルフィネス国王は思案顔で呟いた。
気持ちを落ち着けるべく入れ直した温かい紅茶で一服する。
ブリュンティールも温かい紅茶を一口啜った。
暫しの沈黙が流れる。
そして両名は冷静さを取り戻した頭で答えを導き出した。
「信じ難い話だが他に説明がつかん。逆に納得すれば全ての辻褄が合う。初見から違和感を抱いていたのだ。子供とは思えぬ強者だと。少なくとも聖騎士よりも上の能力。余に切迫するだけの能力があろう」
さすが先の大戦を生き抜いた武人だけあって正確に実力を見抜いている。
その通りだ。
俺は神託の騎士となり、さらに一段階上の境地に至ったのだ。
転生のキッカケとなったリュシーファの恩恵が聖騎士なみの実力だった。
それが神託の騎士の称号を得た事で進化し、剣聖の称号に進化している。
もちろんステータスも補正されて爆上がりだ。
すでに11歳のステータスではない。
長い年月を経て修練を積んだ剣士の境地に至っている。
もちろん子供の肉体以上の力が出せる訳ではない。
それでも生半可な相手では俺の相手は務まらないだろう。
エルフィネス国王が実力ではなく能力と言ったのはそのためだ。
いかにステータスが高かろうと技術や経験が無ければ活かせるものではない。
日々の努力と修練を怠れば宝の持ち腐れなのだ。
その点で俺はエルフィネス国王の足元にも及ばない実力だと言えるだろう。
「リュシーファ様により遣わされた者であるならば納得できますが。真なのですか?恐れながらエルロンド殿がエルフィネス様に匹敵する実力者とは思えぬのですが」
ブリュンティールは困惑の色を隠せない。
エルフィネス国王の武力は語り草になるほど凄まじい。
その武力に匹敵すると本人が言っているのだ。
わずか11歳の少年がだ。
耳を疑って当然だろう。
「実力ではない、潜在的な能力がだ。今の実力では余の足元にも及ばん。それでも熟練の騎士を凌駕する実力であるがな」
武人としての片鱗を覗かせつつエルフィネス国王は笑った。
亜種族は人間より強靭な身体能力を持つ。
その亜種族が多いモストティアの中で今の俺は中級程度の実力らしい。
ちなみにリオンとハンゾウは上級の中という感じだ。
やはり亜種族の層は厚い。
上位種のオーガでさえ敵わぬ者がいる。
それはエルフィネス国王が鍛えた近衛兵や親衛隊などの猛者達だ。
長命種だけに積み重ねた修練は抜きん出ている。
リオンとハンゾウですら彼等には足元にも及ばないのだから。
「では真の事として、改めてエルロンド殿にお尋ねしたい。貴方は亜種族との関係をどのように考えられているのか?人間族としてではなく、リュシーファ様の御使い、神託の騎士としての意見をうかがいたい」
ブリュンティールは真剣な顔で問いかけてきた。
その圧に自然と背筋が伸びる。
あきらかに憂慮を感じる。
リュシーファに認められた者が亜種族ではなく人間族だからか。
確かに神様に認められた者の影響力は計り知れないものがあるだろう。
俺が亜種族を敵視して差別的な意識を持っているとしたら。
彼等にしてみれば脅威以外の何物でもない。
なるほど、当然の質問だな。
リュシーファの御使いになったつもりはサラサラ無いが。
事ここに至っては致し方ない。
もはや払拭する事は不可能なのだから。
割り切って話をするとしよう。
「私は人間と亜種族との共存共栄を考えています。先程も申し上げましたが、私の前世は異世界にありました。そこでは異なる人種が共存して生活圏を構築していたのです」
「戦争は無かったと?」
「いえ、ありました。人種の差別や宗教上の確執、野心的な侵略行為などが主です」
「同じ人種で戦争を?ならば種族の違う我等とでは理解し合うのは難しいのではありませんか?」
ブリュンティールの懸念はもっともだ。
誰だって確たる保証など出来はしない。
俺が提案している事は異世界において理想論でしかないだろう。
「理解し合う事は時間が解決すると信じています。現に私が統治するアクセルという町では人間とオーガが共に暮らしているのです」
「人間とオーガが?」
エルフィネス国王が反応した。
そんな馬鹿な。
という意思を感じる。
「ハンゾウが申した報告を受けておられると思いますが?」
「聞いています。確かに人間の町でオーガが暮らしていると」
「事実です。もちろん最初は怖がられ警戒されていました。やはり人間と亜種族との溝は深いものがあります。ですが共に暮らす内に互いを観察し、理解し合う努力をすれば打ち解け合う事は可能だと分かったのです」
「その奇跡がアクセルという町にあるというのか?」
「現にハンゾウは私に仕えてモストティアまで従っています。これが何よりの証拠でしょう。もし嫌々ながら私に従っていたのなら、すでにエルフィネス国王陛下が見抜いておられるのでは?」
俺の指摘にエルフィネス国王は薄ら笑いを浮かべた。
「ほう、余の能力を察したか」
「薄々と。おそらく対象の実力を、潜在能力まで把握する能力ではありませんか?」
「半分正解で半分ハズレだ。余の能力は相手の力量を正確に把握するものだ。まあ、詳しくは言えんがな」
やはり。
なぜ俺の能力を知り得たのか。
なぜリュシーファとの関係を疑ったのか。
これで納得できた。
エルフィネス国王は特殊なスキルを持っている。
だから本来は知り得る事のできない俺の潜在能力まで見抜いたのだ。
だって俺の潜在能力は普通に有り得ない数値になっているのだから。
子供の身体でまだまだ鍛錬が必要なだけに実用できる数値は極限に低いが。
潜在能力をMAXで使えたら。
エルフィネス国王と互角に渡り合えるはずだ。
「確かにハンゾウは心から従属していた。それは余が保証しよう。ならばお前の言葉にも一考の価値がある」
「では、人間との交流をお考えで?」
ブリュンティールの問いかけにエルフィネス国王は首を横に振った。
「それは早計に過ぎよう。エルロンドは信用に足ると余も思う。だが、それが人間族の評価にはなるまい。先の大戦では卑劣な手段を臆面もなく使った人間族だ。信用するには実績が欲しい所だな」
「実績ですか……では、こうしたら如何でしょうか」
ブリュンティールの提案はエルフ族にとって渡りに船という内容だった。
エルフィネス国王とブリュンティールは困惑の面持ちで低く唸っている。
予想の遥か上を行く内容だからだろう。
さすがに荒唐無稽な話すぎて判断に悩んでいるようだ。
やはりこうなったか。
懸念はしていたが。
事実だから仕方がない。
本来なら一生にわたって秘匿すべき内容なのだ。
理解を求める前提がそもそも無い。
判断に迷って当然だろう。
「にわかには信じ難い話だ」
エルフィネス国王は思案顔で呟いた。
気持ちを落ち着けるべく入れ直した温かい紅茶で一服する。
ブリュンティールも温かい紅茶を一口啜った。
暫しの沈黙が流れる。
そして両名は冷静さを取り戻した頭で答えを導き出した。
「信じ難い話だが他に説明がつかん。逆に納得すれば全ての辻褄が合う。初見から違和感を抱いていたのだ。子供とは思えぬ強者だと。少なくとも聖騎士よりも上の能力。余に切迫するだけの能力があろう」
さすが先の大戦を生き抜いた武人だけあって正確に実力を見抜いている。
その通りだ。
俺は神託の騎士となり、さらに一段階上の境地に至ったのだ。
転生のキッカケとなったリュシーファの恩恵が聖騎士なみの実力だった。
それが神託の騎士の称号を得た事で進化し、剣聖の称号に進化している。
もちろんステータスも補正されて爆上がりだ。
すでに11歳のステータスではない。
長い年月を経て修練を積んだ剣士の境地に至っている。
もちろん子供の肉体以上の力が出せる訳ではない。
それでも生半可な相手では俺の相手は務まらないだろう。
エルフィネス国王が実力ではなく能力と言ったのはそのためだ。
いかにステータスが高かろうと技術や経験が無ければ活かせるものではない。
日々の努力と修練を怠れば宝の持ち腐れなのだ。
その点で俺はエルフィネス国王の足元にも及ばない実力だと言えるだろう。
「リュシーファ様により遣わされた者であるならば納得できますが。真なのですか?恐れながらエルロンド殿がエルフィネス様に匹敵する実力者とは思えぬのですが」
ブリュンティールは困惑の色を隠せない。
エルフィネス国王の武力は語り草になるほど凄まじい。
その武力に匹敵すると本人が言っているのだ。
わずか11歳の少年がだ。
耳を疑って当然だろう。
「実力ではない、潜在的な能力がだ。今の実力では余の足元にも及ばん。それでも熟練の騎士を凌駕する実力であるがな」
武人としての片鱗を覗かせつつエルフィネス国王は笑った。
亜種族は人間より強靭な身体能力を持つ。
その亜種族が多いモストティアの中で今の俺は中級程度の実力らしい。
ちなみにリオンとハンゾウは上級の中という感じだ。
やはり亜種族の層は厚い。
上位種のオーガでさえ敵わぬ者がいる。
それはエルフィネス国王が鍛えた近衛兵や親衛隊などの猛者達だ。
長命種だけに積み重ねた修練は抜きん出ている。
リオンとハンゾウですら彼等には足元にも及ばないのだから。
「では真の事として、改めてエルロンド殿にお尋ねしたい。貴方は亜種族との関係をどのように考えられているのか?人間族としてではなく、リュシーファ様の御使い、神託の騎士としての意見をうかがいたい」
ブリュンティールは真剣な顔で問いかけてきた。
その圧に自然と背筋が伸びる。
あきらかに憂慮を感じる。
リュシーファに認められた者が亜種族ではなく人間族だからか。
確かに神様に認められた者の影響力は計り知れないものがあるだろう。
俺が亜種族を敵視して差別的な意識を持っているとしたら。
彼等にしてみれば脅威以外の何物でもない。
なるほど、当然の質問だな。
リュシーファの御使いになったつもりはサラサラ無いが。
事ここに至っては致し方ない。
もはや払拭する事は不可能なのだから。
割り切って話をするとしよう。
「私は人間と亜種族との共存共栄を考えています。先程も申し上げましたが、私の前世は異世界にありました。そこでは異なる人種が共存して生活圏を構築していたのです」
「戦争は無かったと?」
「いえ、ありました。人種の差別や宗教上の確執、野心的な侵略行為などが主です」
「同じ人種で戦争を?ならば種族の違う我等とでは理解し合うのは難しいのではありませんか?」
ブリュンティールの懸念はもっともだ。
誰だって確たる保証など出来はしない。
俺が提案している事は異世界において理想論でしかないだろう。
「理解し合う事は時間が解決すると信じています。現に私が統治するアクセルという町では人間とオーガが共に暮らしているのです」
「人間とオーガが?」
エルフィネス国王が反応した。
そんな馬鹿な。
という意思を感じる。
「ハンゾウが申した報告を受けておられると思いますが?」
「聞いています。確かに人間の町でオーガが暮らしていると」
「事実です。もちろん最初は怖がられ警戒されていました。やはり人間と亜種族との溝は深いものがあります。ですが共に暮らす内に互いを観察し、理解し合う努力をすれば打ち解け合う事は可能だと分かったのです」
「その奇跡がアクセルという町にあるというのか?」
「現にハンゾウは私に仕えてモストティアまで従っています。これが何よりの証拠でしょう。もし嫌々ながら私に従っていたのなら、すでにエルフィネス国王陛下が見抜いておられるのでは?」
俺の指摘にエルフィネス国王は薄ら笑いを浮かべた。
「ほう、余の能力を察したか」
「薄々と。おそらく対象の実力を、潜在能力まで把握する能力ではありませんか?」
「半分正解で半分ハズレだ。余の能力は相手の力量を正確に把握するものだ。まあ、詳しくは言えんがな」
やはり。
なぜ俺の能力を知り得たのか。
なぜリュシーファとの関係を疑ったのか。
これで納得できた。
エルフィネス国王は特殊なスキルを持っている。
だから本来は知り得る事のできない俺の潜在能力まで見抜いたのだ。
だって俺の潜在能力は普通に有り得ない数値になっているのだから。
子供の身体でまだまだ鍛錬が必要なだけに実用できる数値は極限に低いが。
潜在能力をMAXで使えたら。
エルフィネス国王と互角に渡り合えるはずだ。
「確かにハンゾウは心から従属していた。それは余が保証しよう。ならばお前の言葉にも一考の価値がある」
「では、人間との交流をお考えで?」
ブリュンティールの問いかけにエルフィネス国王は首を横に振った。
「それは早計に過ぎよう。エルロンドは信用に足ると余も思う。だが、それが人間族の評価にはなるまい。先の大戦では卑劣な手段を臆面もなく使った人間族だ。信用するには実績が欲しい所だな」
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