異世界の冒険の果てに。~ハーレムなんて当たり前!果てに至るは天帝~

シロガネーダ

文字の大きさ
7 / 88
落ちた異世界

5話 蒼守と命名スキルの凄さ

しおりを挟む
うさみとスライムの先程の戦闘に疑問を持ちつつ、スライムとの戦闘終了後、蒼守を抱き締めているうさみに近付いて声をかけ、なでなでした。

「うさみ頑張ったな!お疲れ様!」

「うん♪ありがとぉぴょん♪お疲れ様ぴょん♪蒼守に色々教えて貰って戦ってみたぴょん♪蒼守ありがとぉぴょん♪」

うさみは、なでなでされながら嬉しそうに返答し、久二郎に蒼守の譲渡に感謝し、蒼守にも感謝した。

久二郎は蒼守の事が気になり、うさみに聞いてみた。

「うさみ。蒼守に教えて貰ったってどういう事なんだ?さっきの水刀と氷刀といい、戦闘も様になっていたが?」

久二郎はうさみに蒼守の事を聞くが鑑定しようと確認してみた。

(蒼守、鑑定)

 武器《蒼守》(短刀)古刀

 作成者  刀鍛冶師 九条 源六


源六が緋緋色金で久二郎の為だけに造られた短刀。

銘は源六が付け蒼い短刀に久二郎の護り刀として蒼守と名付けた。

久二郎の護り刀としていつも一緒にいて久二郎を見守って来た。

久二郎の命名によって進化したが未知数、新たなる蒼守となり、命名力によって、蒼守が意思を持ち、短刀の刀身に水の力、鞘に氷の力が付加された。魔力を込めると発動する。

短刀の刀身に刃こぼれや壊れる事は無い。同じく鞘も壊れることは無い。

納刀した状態で魔力を込めると鞘の氷の力が蒼守の刀身に移動される。

手元に蒼守が無くなっても呼べば使用者に戻って来る。使用者がいない場合、作成者及び所有者に戻る。現在、所有者 九条久二郎  使用者 うさみ とされている。



 (命名って凄いなぁ!やたら滅多に命名できないな!!蒼守凄いな。あっ俺の刀に銘入れしてないや……しまったなぁ)

蒼守の鑑定してるとうさみが答えてきた。

「蒼守がね色々と教えてくれるの!戦い方とか納刀や抜刀や蒼守の力とかいっぱい教えてくれるぴょん♪」

「あっ蒼守がご主人様と話しがしたいって言ってるぴょん♪」

両手で蒼守を久二郎に渡して来る。

「えっ?蒼守が?分かった。」と言って受け取る。

受け取った蒼守が蒼白く光り話しかけてきた

『久二郎様、お話しでき嬉しく思います。命名され私わたくし蒼守に意思を頂きお陰様でこうして話せるようになりました。源六様に私を作って貰い銘を貰って源六様の久二郎様への思いを継ぎ、これまで久二郎を見守って来ました。久二郎様はいつも大事に私を手入れし、いつも大事にして頂いた事を感謝しています。これからはうさちゃんと意思疎通を図り共に、久二郎様を蒼守の銘のもとに久二郎様と、うさちゃんを護りたい次第に存じます。)


(ん?女の声だな。そうなんだな。俺も蒼守と話せてとても嬉しいよ!うさちゃんか。うさみと仲良くしてるんだな。俺よりもうさみを護ってやってくれないか?俺は自分の身は自分で守るよ。その為にうさみに蒼守を渡したのだからな。)


『久二郎様うさちゃんはとてもいい娘です。私、蒼守は源六様の意思と久二郎様の意思、うさちゃんの意思で私、蒼守の意思は成り立ってます。うさちゃんの事は勿論の事お護り致しますが、うさちゃんは久二郎様を護りたいと思っています。源六様と今の使用者うさちゃんの意思に従い護りたく存じます。』

(そうかー。よろしく頼むよ。俺が危険が無いときはうさみを護ってくれないか。これからうさみの事をよろしくな。)

『はい!久二郎様宜しくお願い致します。うさちゃんの事は私にお任せ下さい!短刀の扱いと、源六様と久二郎様の短刀術と、水氷の力をうさちゃんに伝授し教育して参ります。手拭いをうさちゃんに渡して頂けますか?今回は水の力を使い汚れませんでしたが、短刀の手入れを教えます。)

(あっ手入れ仕方教えるの忘れてた。手拭い3枚あったな「うさみ!手拭い渡しとくな!詳しくは蒼守に聞け!」蒼守宜しくな!)

『宜しくお願い致します』

蒼守と話し終えた久二郎は、蒼守をうさみに渡した。

「うさみ、これから蒼守の言う事聞いて精進しろよ。」っと渡し終わったうさみに言い、

「分かりましたぴょん♪」

うさみは嬉しそうに蒼守を抱き微笑んでいた。

(蒼守凄すぎだろう!うさみのこれからの成長がが楽しみだな)と思う久二郎だった。

(てか命名凄すぎだろう!鑑定してみるか!鑑定!)

 ユニークスキル  《命名》

名を与えるスキル。

人物や物に命名すれば力を得、進化したり意思を持つ事がある。

既に有る名や銘でもスキル所持者への思いや両者の意思よって命名し、同じ名前を付けても初めての命名と同じ効果がある時もある。

スキル所持者が作成者の場合、命名によって銘が刻まれる。

他者の作品の銘入れは命名による力が、殆どが発現出来ない。


「うわっ!凄すぎだろう!命名で悪用はできないが、する気も無いが、はぁ、初めからうさみのステータスと命名の鑑定しとけば良かったな。まぁ終わった事は仕方がないがな。(笑)」

思わず命名スキルの凄さに声を出してしまった久二郎だか、その声にうさみは吃驚して声をかけてきた。

「あわややや~!ご主人様どうしたぴょん!悪者ぴょん?何処から来るぴょん?うさ耳には反応無かったぴょん!」

うさみに声を聞き振り返ると、

「あっ悪い!何でも無い!ちょっとな、って何で裸だ!!!」

うさみは左手に手拭い、右手に鞘から抜かれた蒼守を持ちこっちに走って来て久二郎の前に止まった。

「何でも無くて良かったぴょん♪裸?それはね。蒼守ちゃんに水浴びさせて貰ってたぴょん♪ヌメヌメ気持ち悪くて助かったぴょん♪」

久二郎は、眼をあんぐりさせ、固まっていたが、暫くしてうさみに返答した。

「そ、そ、そうか……まっ、まっ、まぁあれだ!ちゃ、ちゃ、ちゃんと警戒はしていたようだが、そ、そ、そういう事はちゃんと報告しなさい。」

眼をそらしながらもチラッチラッとうさみの裸を見つつ話していたが、内心ドキドキでとても平常心では無かった。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

処理中です...