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異世界の冒険の旅立ち(ジェルゴ王国篇)
68話 お風呂
しおりを挟む屋敷に帰って来たヒサは奴隷契約を済ませ、鑑定が上手く出来ない事からこれからの事が面倒な事に発展する予感がするも、今からはゆっくりまったりのんびりとすると決意し、リビングで寛ぎ、夕飯を食べ風呂に向かった。
「ん~?そういえば、この屋敷で風呂って初めてだよなぁ。石造りの風呂だったな。檜風呂とか作りたいな。檜ってあるのかな」
っと独り言を話していたつもりだったが、何故かずっとパティが後ろに付いてきており、ヒサの返事を返す。
「はい!屋敷のお風呂は石造りです。檜は確かかなり値を張りますが、御座います。檜のお風呂は聞き及びませんが、良いのですか?」
「えっ?あぁ。檜はあるのか。檜風呂は檜の香りも楽しめるんだ。って、な、何でいつまでも付いてきているのだ?」
「いえいえ。御主人様の御背中を流そうと思いまして。いえ!流したく思いまして!いえ!流したいです!絶対です!」
「要らん!俺は風呂に一人で入りたい!」
「そ、そんなぁ。駄目なんですか?絶対ですか?そ、その~私もは、裸で………御背中………流します。だ、駄目………ですか?」
「だ!だだだ駄目に決まっておろうが!」
「分かりましたぁ。シュン。チラッチラッ」
「そんなシュンとかチラッチラッとか言っても駄目だかんな!」
「はい………。」
本当に泣きそうに落ち込むが、ヒサは知らん顔で一人風呂に向かった。
屋敷購入時に風呂の確認はしており、脱衣場で服を脱ぎ、風呂場に直ぐ様向かった。
風呂場に入ると直ぐに掛け湯をして、風呂に入った。
「はぁ~。やっぱ風呂はいいなぁ!なんかホッとするというか、疲れが取れるというか、一日の終わりは風呂がいいなぁ」
ずっと風呂に入れず、クリーンの魔法で清潔に保っていたが、やはり風呂入った方が気持ち的に綺麗になった気がする。
風呂でまったりとして目を瞑り風呂を楽しんでいると、誰か風呂場に近付いているのを感じた。
「お風呂♪お風呂♪初めてのお風呂♪楽しみだぁぴょ~ん♪」
「ワカバも楽しみ~♪お風呂♪お風呂♪とっても楽しみ~にゃ~ん♪」
ウサミとワカバの声だ。
二人は入って来る気満々だ!
食後の後、シルフィ、ウサミ、ワカバに「俺は風呂に一人で入るから入って来るなよ」っと言った筈なのに、何故来るっと思っていると。
「ウサちゃん、ワカちゃん、走ったら駄目ですわ!脱衣場、風呂場は特に駄目ですわよ!」
「「はーい!シルフィお姉ちゃん」」
っとウサミとワカバはきちんと返事をして、脱衣場の入口扉の開く音がした。
そしてウサミ、ワカバ、そしてシルフィの声が脱衣場から聞こえてくる。
「な、何でシルフィまで風呂場来てんの?確かに俺は風呂に一人で入ると行った筈だぞ!」
ヒサは思い悩むが、決意してシルフィ達に叫んだ。
「シルフィ!俺は一人で風呂に入りたい!だから風呂に入って来ないでくれ!」
ヒサはシルフィ達に聞こえるように叫んだ、が、返事が来ない!?
シーンっとした風呂場で何故か服を脱ぐ音が聞こえて来た。
(ま、まさか入って来る気か)
っとヒサが湯面を見ながら思っていると、ヒサを背にウサミ、ワカバ、が入って来た。
「ごめんなさいぴょん。でもやっぱりご主人様と一緒にお風呂入りたいぴょん!」
「ワカバもご主人様と一緒に入りたいにゃん!ご主人様が独りぼっちは寂しいにゃん!」
ウサミとワカバは裸で隠さず泣きそうな声で自分達の思いを話しだした。
そしてシルフィは一応布で隠しながら風呂場に入って来て話しだした。
「ごめんなさいですわ。でもウサちゃんとワカちゃんはやっぱりヒサ様と一緒が良いのですわ!家族なのでしょう?確かに一人になりたい時もありますが、でも今は、いえ、ずっと一緒にいたいと思っているのですわ。わ、私も勿論一緒に………いたいですわ。も、勿論今いる私達以外は駄目ですわ!(これから増えそうなきがしますが……)」
シルフィ達の思いに負け、仕方がないかと思い
「はぁ~。分かったよ。掛け湯してから風呂に浸かれよ」
「はーいぴょん♪「はーいにゃん」」
ウサミとワカバは嬉しそうに掛け湯して、ウサミは右側、ワカバは左側のヒサの隣に座った。
そしてシルフィも掛け湯をしてウサミの隣に、顔を朱に染めながら布を外し湯船に浸かった。
(はぁ。シルフィ達の混浴に慣れないとな。下半身を抑える事、できるかなぁ。)
っと思いながらずっと目を瞑っていた目を開けた。
ウサミの嬉しそうな顔を見て、そしてワカバの嬉しそうな顔を見て本当に俺と一緒にいる事が嬉しいのだなっと思った。
ふとシルフィを見ると、顔を俯きながら顔を真っ赤に染めていて、やっぱり恥ずかしいのだなっと思っていると、
「昔、軍にいる時は男に見られても恥ずかしくなかったのですわ。それは家族みたいな人ばかりで固まっていたのですわ。そして恋愛何てした事無かったのですわ。ヒサ様、やっぱり私はヒサ様が好きですわ。少し恥ずかしいけど、見られても全然大丈夫ですわ」
シルフィは胸も隠さずヒサの方に顔を向け少し過去の事話してヒサにありのままの姿を見てもらおうと思った。
が、
「シルフィ。とても嬉しい。でもやっぱり俺だって男だからなるべくならと思うかな。でもシルフィの事好きだ。勿論恋愛有りきでだ。ウサミもワカバは、今は妹的にだが、好きだ。守ってやると思う程だ。シルフィ。俺も恋愛した事が無いから分からないが、ゆっくりでいいと思うぞ」
ヒサは今の気持ちをはっきりと皆の前で、今の気持ちを話した。
ヒサの話を聞いたウサミは好きと言葉だけの意味でヒサの右腕に抱き付き、ワカバは妹的って聞いて少し残念そうにしながらも、恥ずかしげに嬉しそうに左腕に寄り添った。
シルフィは嬉しさのあまり、気が動転して立ち上がりヒサの前に行くと、ヒサに真正面からそのままヒサの首を抱き締めるようにヒサを抱き締めた。
そしてヒサの胸でシルフィの胸が直にむにょんむにょんと潰れるが、ヒサはいきなしのシルフィの行動に吃驚したが、性欲よりもシルフィの事が愛しく思い、ワカバが寄り添っていた左手でヒサの体とワカバと密着させて自由になった左手でシルフィの頭を撫で落ち着かせるようにした。
それ見たウサミは、撫でて欲しくて右腕を離しヒサの右側の脇下に寄り添い目で訴え、分かったとヒサは頭を撫でてあげた。
ふとワカバを見るとジーッとヒサを見つめていて、仕方がないなとシルフィとワカバとウサミを交互に順番に撫でていた。
そして抱きついてからずっと無言のシルフィは心の中は、
(わーわーわー!私ったら、何しているのですか!は、はしたないので無いのですかーっ!わーわーわー!ヒサ様頭を撫でてくれるのは嬉しいのですが……何というか……うぅ~むぅ~、う、嬉しいですわ!もぉどうにもなれぇですわ!)
シルフィの心の中はとても発狂していたが………とても嬉しそうであった。
ワカバはは心の中では、
(シルフィお姉ちゃん、大胆だなぁ!凄いなぁ。ワカバももう少し大人になったらシルフィお姉ちゃんみたいに大胆になろう。そしていつか初めてをご主人様に捧げます!)
っと思っていた。
ウサミは一緒に風呂に入れて撫でられてそれだけでとても嬉しかった。
そしてその後、シルフィ、ウサミ、ワカバはあまり風呂慣れしていなかったので長湯で湯あたりしてしまい、慌ててヒサはメイド達を呼び、何故かすぐ近くにメイドが待機しておりシルフィ達を素早く風呂から上がらせ風呂場から連れてかれた。
「ふぅーっ。なんだかんだと言っても、シルフィ、ウサミ、ワカバは可愛く思うし、愛おしく思うな。これからもあいつらを守る為、俺は心も体もならなくてはな。やはり風呂でのんびり考えると纏まるのも早いな。早急に旅立つ準備をしないとな。」
っとヒサは今後のことを少し考えをのんびりと風呂を楽しみながら考え、旅立ちという冒険を楽しみにしていた。
そしてずっと成り行きを観察して黙り込んでいた残念理沙さんの心の中では、
(はぁ。私も体が欲しいよぉ。一人で悲しくしたくないよ)
何をしたいとは言わない。
──────────────
そしてその頃ヒサがいつでも刀を持てるようインベントリの中に収納していた緋里は、
(私も久二郎様とお風呂御一緒したいです!火之華さん。早く力取り戻して!)
と大精霊の炎帝の火之華は緋里(刀)の中で刀と同化する為に完全に精霊の力を消していた為に擬人化出来ない緋里だった。
脱衣場で放置されている蒼守と雷薇は、
(私達も早く擬人化出来るようになり、あわよくばお情けを頂きたい)
っと思っていた。
...おまけ
ユニコーンの櫻彌とペガサスの白婀は屋敷に付いて疲れていたので直ぐ部屋を案内されたら、二人は別々の部屋で擬人化した状態でベットに飛び込み、気持ち良いなぁっと思っているとウトウトしだした。
櫻彌、白婀は住処を出てから一番の安心な状況で、とてもベットが気持ち良く、安心しきった二人は安らかにぐっすりと眠ってしまった。
因みに眠る二人の様子というと。
ツンデレ櫻彌は普段とは違い大人しくて可愛いく丸まりながら涎を垂らして微笑みながら眠っていた。
おっとりとしてしっかりしていた白婀だったが、残念な事にとても寝相が悪く、枕を抱き締めながらベットの中でクルクル転がったり、体を上下逆さまにクルクルと回り、良くもベットから落ちないように楽しげに眠っていた。
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