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2話 メトロポリス
しおりを挟む扉が開き始めると、シェルター内に警報が鳴り響き、赤いランプが点滅した。
ブー、ブー、異常事態発生!、ブー、ブー、異常事態発生、ブー、ブー、、、、
竜と桜は顔を歪め喉を抑え、上昇する室温から逃げるように奥に避難しようとしたその時、、、、、、
扉の先から青い光が扉全体を覆い、警報が鳴り止み、見たことない青髪の女性型GIBUSが歩み寄ってきた。
足音に気づいた二人が振り向いた瞬間、GIBUSの両手から青い光が発せられ、室温が下がり始め、空気の流出が止まった。そして青い光の中に文字が現れる。
シェルター外は空気がありません。
速やかに防護服を着用して下さい!
警報を聞きつけ、シェルター入口に大勢の防護服を着た住民が集まってきて、一同驚きの余り足を止めた。
約100年ぶりの外部との接触である。
シェルター長佐々江 凛がゆっくりと前へ歩み寄り、GIBUSに問いかけた。
何故最重要秘密であるこのシェルター入口にあなたがいるの?
そして外に広がる街は何?
GIBUSは先ほどの浮かび上がった文字が消え、新たな文字が浮かび上がった。
2060年、主人を失ったGIBUS達は生き残った人々を求めて検索を開始した、、、、、、
最も生き残っている可能性の高い場所を特定した際、その場所にシェルターがある事を発見しました。
シェルターの事が広まり、集まったGIBUS達によって作られたメトロポリスと言う街である。
凛は絶句した。
何故なら、機械が機械や建物を作り始めたならば、人とは一体何なのか?と言う疑問に至るからである
入口の修理に駆けつけていた博士大八木 武がGIBUSに問いかけた。
約100年、シェルターの設備も劣化し始めている。もし良かったら予備の部品があれば分けて貰えないか?
再び文字が消え、新たな文字が浮かび上がった。
エネルギーの残量が残り僅かです!、補給が必要な為、一旦入口を閉じます。
早急にシェルター用のGIBUSを生成致しますので、明日また足りない部品なども含めて話し合い致しましょう。
文字が点滅し始め、ゆっくりとGIBUSは後退していった。どうやらシェルターのコントロールパネルはGIBUSの管理下になっているようだ。
シェルターの入口が閉まり始めた時、美しい毛並みのキツネが入ってきた。
しかし全身から光を放っており、生き物では無い事が分かる。
入口が閉まると、キツネはその場でとぐろを巻いて蹲った。
竜が近づいても触っても反応しなかった。
入口が閉まると同時にシェルターの重役達を集め、緊急会議が行われた。
キツネは竜にしか見えていないようだった。
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