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4話 ホーム
しおりを挟む青年の家には普段使われていない隠し通路が存在した。それは倉庫にあるタンスの後ろの壁の中にあり、シェルターの入り口の真上に繋がっていた。
しかし隠し通路には破損して動かなくなったスクラップも山積みになっている箇所がいくつかあり、通路が狭くなっていた。
明かりもない為、ヘッドライトのみが頼りの片道20分くらいの通路である。
竜は桜と共に蜘蛛の巣やホコリだらけの家の倉庫へと足を運んだ。
電気は無いの?
桜は蜘蛛の巣やホコリがヘルメットに掛からないように手で払いのけながら竜へと問いかける。
先頭を歩く竜は防護服にホコリや蜘蛛の巣が絡みついたまま払いのける様子もなく竜は答えた。
今つけたら引火して丸焼けになるけど、、、、
つけよっか?
桜から竜の顔は見えないが絶対したり顔をしてると思った桜は竜の背にある酸素ボンベを思いっきり押し、竜は鎖の付いているホコリ被った黒いタンスに勢いよく激突した。そのままタンスと一緒に竜は壁側に倒れこみ辺り一面の蜘蛛の巣とホコリが舞い上がり、通路が姿を現す。
通路の壁にはホコリ塗れの防護服が三着ぶら下げられていた。
まさかそのホコリ塗れの防護服を着せようと思ってないでしょうね?
桜は腰に手を当て、ヘルメットが白くなった竜を見下ろしながら問いかけた。
そのまさかだよ?
と起き上がりながら答えた際、ホコリで見えづらくなっていたヘルメットが桜の胸に打つかる。
僅かに押し戻された竜に理不尽な腹パンが炸裂する。
うっ!何で、、、、
桜は竜が蹲ってる間に、背中の酸素ボンベを外し、ボロボロの防護服の上からホコリ塗れの防護服を重ね着し始めた。
知らないっ!
桜がムクれた顔で言い放ったその時、竜は美しく光るキツネが通路の向こうから走ってくる様子を見ていた。
キツネは三つに分身し、別々のスクラップの山に入り込んだ瞬間、三つの人影が眩い光と共に二人の視界を遮った。
4話完
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