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オレたちの夏
後日】夏の名残り ※
しおりを挟む汗だくで絡んでる。
チカの部屋に上がり込んで、押し倒してた。
宅飲みだって来たんだけど、酒はそこそこにそんな雰囲気になりまして…。
チカがさぁ、お色気ムンムンなんですぜ?
絶対、準備してたんだぜ?
で、我慢できずに、自分で弄ってたんだ。
少ししか飲んでないのにこの頬の染まり具合。
オレがしてやるのに、何故かお膳立てが済んでんだよな。
オレもしっかり乗っかってるけどな。
チカにしっかりな!
あぁああ、なんなのこのナカの具合。
このむっちりした身体!
何回イっても、まだイける!
チカは大きいからお姫様抱っこしてやれないけど、気持ちはある!
最近筋トレ頑張ってたりしてるが内緒だ。ちっとも成果が出てないからな。
オレの方がお姫様抱っこされてたりするけど、そこはそこ。
悶えてるチカに煽られる。
普段も照れてるのに、キリッとしてる顔もなんとも唆られる。
ギャップがクルって、この野郎!
そのバリトンボイスを存分に響かせて、喘いでくれ。
オレのちんぽで、前立腺っていうコリコリしたところを押すように、ぐりぐりと往復すると、よだれ垂らして悶えてる。
オレが逞しいチカを組み敷いてる。
善がらせてる。
優越感…。
もっとその声を聞きたいのに、防音が効いたラブホじゃないからチカの野郎、声を抑えてやがる。
田舎のあの家では、ご近所の距離が十分だったから、遠慮が無かったけど。
チカも辛いよな。オレもだけどなァァ。
また行こうな、ラブホ!
チュッパ、チュッパと乳首を吸って、舌先で突いて、舐めて、刺激する。
雄っぱいもモミモミ。感触が気持ち良過ぎます。
この胸はなんなのですか?
オレを虜にするぅぅ。
すーりすり…
オレの息子がぐんと大きく元気になります。
チカの奥の奥が恋しい。
先っぽが包まれて、クポっとめり込んで向こう側に抜ける感覚!
あそこに注ぎたくなるのは、雄の性か?
コンドームしてるから、この願いは無理なんだけど……。
中出ししてェェ!
「……ナカァァだしぃ」
心で思ってるだけだったのに、ダダ漏れてしまったようだ。
「サブぅぅ……、今日、中出し、していいぞぉっ。……ただ、約束ぅん、終わったら、直ぐに、ちゃんと、お風呂で洗う事ぉ……」
「チカ?」
「やって、みたいん、だろう?」
喘ぎを抑えながら、言葉を繋いでる。
「準備したからぁん……」
「終わったら一緒にお風呂入ろうな?」
コクコク頷いてる。
オレの恋人は、大きな身体なのに繊細で気遣いの男だ。
ズブッと名残惜しいが引き抜く。
精液でドロドロのオレのが、ゴムから解放される。
チカを見れば、四つん這いから片脚を引き寄せて、斜めになってオレを見遣ってくる。
限界まで広げられ、全てが晒されてる。
ローションが漏れ出てヌレヌレの後孔が、さっきまで散々掘られてたから薄っすら開いて、ヒクつきながらオレを待ってる。
煽情的…。
ローションを足して、精液とローションでベタベタのガッチガチになったオレをお待たせとその口に挿し込む。
ゴム越しじゃない直のチカ……。
うぎゅうううう……
ここでイってはいけません!
早漏じゃない…もん。
尻肉を開いて、更に広げて捩じ込むように挿れていく。あの場所を目指す。
プルプルとチカが震えてる。
怖い?
「チカ、大丈夫? 痛かったら、やめるから」
心臓が跳ねて、息が上がる。
チカは痛いのが嫌い。
この肉付きのお尻を引っ叩きたくなるけど、チカが痛い思いをして欲しくないからしない。
だって、蕩けた声の方が聴きたい!
「大、丈夫…気持ちいぃい…だ、けぇん…」
コレ、感じてるってヤツ?
チカもオレと同じ?
う、嬉しいぃい!
クインと突っ込んでしまった。
「はぁぁあああん!」
いい声ェェ……。
挿れてるだけなのに…。
途中、クイクイと前後して肉襞をカリで擦る。
チカがアンアン啼いてる。
その声! クル!
……なるほどォ~。
トンと奥に到達。
チカの前に手を伸ばす。
「サ、サブぅぅぅん……!」
◇◇◇
今日は念入りに洗浄した。
捨てられてるゴムもチラリと見た。
たぶん大丈夫だ。
一度だけなら、サブがやりたがってる事を実行してもいいじゃないか…。
俺だって、サブとしてみたいと思っていた。
サブの為と言ってても、結局は自分の為だ……。
自分の浅ましさに後ろ暗くなっていた。
だから、この行為がサブにとって気持ちいいものにしたいだけだった。
ゴムの壁がないという事でも気持ちが昂まってるのに、ナカをぐりぐりと刺激してくるとは思ってもみなかった。
俺が翻弄されてる!
ここでは、サブとの行為での声は我慢しないと思ってる。学生相手のマンションでは、壁の厚さが気になる。
高い声なら女の声だと誤魔化せるかもしれないが、この声では……。すまん、サブ。
だから、何か叶えたくなった。
夏が終わり、秋が深まって来る。
人肌が恋しくなってくる季節がくる。
サブをもっと近くに感じたい。サブを離したくない。
奥にサブが触れている。
俺は自分の脚を引き寄せ、身体を支えてるから、思うように動けない。
ビクビックンと身体が跳ねる。
あの抜ける感覚を身体は覚えてる。
さぁ、来るぞ!と構えてるのに、サブの手が俺の陰茎に触れた。
一瞬何が起こったのか分からなかった。
ツツーっと撫でられ、扱きにかかる。
キュンキュンと肉筒が絞まって、サブの形がまざまざと感じる。
浅く息を吐きながら、苦しい体勢での予想外の事に心臓が煩く跳ねて、呼吸が荒れる。
思いもしない声も出そうになる。
なんとかサブに声をかけるが、なんだってこんなに鼻にかかった声なんだぁ!
自分の声に身悶えながら、再度声をかける。
「あ、はぁぁああ、サ、サブぅぅ、なん、でぇェェ…」
痴態に悶えて痴態の上塗り。
身悶えながらも体勢を維持する。
「チカが気持ち良くなってくれれば、オレも気持ちいいもん」
元気の良い答え。
キッパリは良いんですけどね、この体勢では、霰もない声とか言葉とか…!
兎に角、恥かしさにどうにかなりそうだ。
「は、早くぅ。奥に、奥に……サブの出してぇぇん…」
ほらぁぁあああ! 言っちゃってるじゃないかぁあああ……
「よろこんでぃ!」
居酒屋じゃない!
ちょっとムッとしたけど、すぐに、あはぁあん!と突き抜ける衝撃に頭が真っ白になる。
今の自分の顔は見れたものじゃないと思う。
完全にイってる。
自覚するぐらいどうしようもなくイってる。
クプクプとアソコを往復してる。擦れて、痺れて、あはぁぁぁん、もうどうなってるなんてどうでもいい!
イイ!
とってもイイ!
声が出ちゃう。
もう声を抑えるとかどうとかの事態じゃない。
ビクビク揺れる身体。
抑えようもない声。
そして、注ぎ込まれる熱い射出…。
うっとりする温もりを抱え込みたい感覚に気が遠のく。
「チカぁぁ、滅茶苦茶イイなぁ…」
クイクイと押し込まれてる。
ーーーー良かった。
「ナカが…絡みついてくる。搾り取られてる……ハァァ。締め付けられながらの射精……、壁がないのって凄いな」
俺の尻を撫でながら、呟いてる。
サブが満足してくれるなら、して良かった。
でも、感想聞かされるのは、恥ずかしいです。
彼的には、自然な事だと思うけど……。
「抜きたくねぇ…」
さっきから、俺のナカが痙攣を起こすように蠢いてる。
イった感覚がずっと上の方にあって降りてこれない。
この前は、潮吹いて気を失ったみたいだったが、一緒に風呂と言われてたから、意地で踏み止まってるが、気を緩めたら沈む。
「チカ? お前のちんぽ萎えて来てるのに、出続けてるけど大丈夫?」
「はぁぁあん?」
「さっき射精してさ、そのあと縮んだんだけど、ちょっとちょっと出てる」
そういう説明して貰いたい訳じゃなくてぇぇ!
「壊れちゃった? 大丈夫?」
もう! そんなの俺知らないよぉ~!
「イって、るぅのぉ……」
俺の喘ぎの中の呟きを拾って、腰を動かし出した。
はぁあ?!
「こうしたら、もっと気持ちいい?」
コイツ、鬼畜か?!
俺はイってるから触らないで欲しいんだよ!
イキ狂いそう!
もうご近所の事とか考えられない状態で喘いでた。
サブにしたら、俺の声は好きだから至福だろう。
暫く弄ばれていたが、震える手でサブを押し退け、肉の楔の引き抜きに成功して、風呂に向かわせた。
準備を任せると言えば、嬉しそうに向かっていった。
余韻に喘ぎながら、鎮まらせ、暫しぼんやりしてたと思う。
トロッとしたローションとは違うものが後孔を押して出てこようとしてるのに気づいて、我に返った。
サブの待つ風呂に向かう。
夏の名残りのような空気に秋の香りが漂ってる。
サブとならどんな季節も新しい事が待ってるような気がする。
ーーーーただ……、ちょいとでいいから、突っ走るのだけは…、もう少し抑えれくれ……。
応援ありがとうございます!
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