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全裸散歩
会合
しおりを挟む何度となく通ったルート。
防犯メールで見てから気になって、初めは気まぐれで、目撃ルートを辿った。
服を着て、腕時計で周りの生活時間を把握して行く内に、身体に染み込み時計を見ずとも全てが分かるようになった。
服を脱いだのは今日が初めてだ。
夢にまで見た散歩。全裸で住宅街を渡りながら坂道を登る。
きっと窓から見た影も向かってるはず。
『ピンクのスニーカーの全裸男。』
最近まで防犯メールを騒がしていた男のはず。
夢では彼が自分だった。
憧れの人に会う為に正装で向かわねば!
音を立てずに先を急ぐ。
お股がちょっと落ち着かないが、粗相があっては目も当てられない。興奮が抑えられないが、ソコは興奮させてはダメだろう。
自制、規制で先を急ぐ。
そろそろ、追いつく頃だ。
勢いで出てきてしまったが、どう言って接触を図ればいいのだろう。
嬉しさのあまり、考えなしに飛び出してしまった。
住民の生活時間は把握してるので、イレギュラーな事がない限り、バッタリは無いはずだが、周りの気配に神経を張っていた。
ジャリ…
微かな靴音が前方でしている。この音は、あの方……ッ!
嗚呼…!!!
危うくイクところであった。
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ピンクスニーカーとの会合へGO!
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