【完結】魔王ってなにさ【続編開始。。。】

アキノナツ

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本編

1】そもそも始まりってさ…。(後)

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 この小国は、この魔法を使う者たちが他国の比べて多く住んでいた。
 異端の者たちが集まってきたというのが正しいのだが、その者たちは、悪さをする訳でもないので、すんなり受け入れていた。
 そして、自給自足が出来ていた国は、いつの間にか魔法を取り込んだ発展を遂げていた。

 大きな円卓の会場に呼び出された王様は、色々と質問された。詰問と言ってもいい状態だった。

 答えられる事は微々たるものだったい。他国が注目してるのは、ひとつの事実、その国には『穢れ』がなかった。
 『汚れ』はある。病も犯罪もあるが、それは通常と認識できるものである。

 強国、大国の囲みに心底怯えてしまった王様は、狼狽えてる内に『対策の任』を押し付けられてしまったのだ。

 『魔法でどうにかしろ』と。
 お前のところは出来てるんだから、出来るだろう?と。

 小国に言い返せる力はない。慣れない場に連れ出され、質問責め。お前のところだけというやっかみのような押し付けである。

 弱りきったい王様は、早く帰りたくて、引き受けて逃げるように帰国した。

 こんな王様だったが人望はあったようで、人材は揃っていた。
 居たのが不味かったのか、『穢れ』の研究が進んでしまった。

 そんなこんなしてる内に人任せにした国々は勝手をして、事態は悪化した。自覚なく。

『穢れ』が増大し、瘴気となって広がった。

 瘴気の中で生き物は生きれず追いやれる。そんな状態でも、瘴気はある程度は抑え込まれ、なんとか均衡が保たれてた。『聖魔法』を扱える者たちの活躍であった。

 その者たちが、ヒーロー扱いもされるが、道具としても扱われる。
 その者たちがその状態に甘んじてくれたのは、只々、心根が優しくあったから。この扱いを寛容してくれていただけだった。

 小国の研究者たちは思った。
 強大な『聖魔法』を人ではなく、発生させる道具が作れれば…と。

 一方、小国の王族には秘密があった。
『穢れ』を浄化する血族であるという事。国の清浄はこれによるところもあるのだが…。

 『我こそは救世主なり!』と出たらいいと思われるだろうが、言い出せない。言い出したくもない。
 それに自国はそんなに『穢れ』はないのは、魔法を使える者が多いからになってるし。普通に生活できるのだから、恥ずかしいし、このまま静かに埋もれていていいじゃないかと。

 ある王子の誕生が起点となる。
 王子が精通が起きて、バレた。
 研究者たちに。

 研究者たちは『異世界から聖女を呼び寄せる』研究をしていた。
 強大な『聖魔法』を保有する人『聖女』(どうせなら可憐な少女が良いだろう?もしくは美しい女性がいいなぁ~というか考えてもいいだろう?by研究者)
 魔法陣の改良が重ねられ、現実味が出て来たところの出来事。

 研究用に集められていた『穢れ』が一瞬で何処かに移動して消えた。完全浄化。

 研究者たちが王子の存在に気づくのは時間の問題で、あっという間に丸裸。
 流石に王族一丸となって対処。だって、こんなに大きくはないけど自分たちも持ってる力がバレる。

 第3王子に公爵の爵位と辺境領が渡し、守るという名のもとに閉じ込めた。
 本人の認識は、のんびりしてていいの? 好き勝手いいの? というお花畑だったが。

 ヒーローたちも疲れ、気にもしない人々は汚れを作り、穢れを生み出し、瘴気を濃くしていく。

 瘴気が世界を覆うまであと少し…。

 絶望が目の前としているところで、それを救うように瘴気が何処かへ流れて、なんとか抑え込めるまでの状態に押し戻していった。

 まだ世界は気づいてなかったが、小国の辺境領地へ『瘴気』は漂い集まっていた。

 公爵閣下は、暇に任せて自慰をしていた。

 そんな事になってるとは知らない公爵様は楽しんでた。
 王様は思った。浄化方法がバレたら恥ずかしい。
 研究者たちを集め、告げた。

「聖女の召喚を急げ。王子が瘴気を抑えてる間に」

 聖女が現れれば、世界の瘴気を集めた場所を一気の浄化すれば、王子も普通の生活ができて、自分たちの事もバレない。
 win winだね!と、自分の考えに浮かれていた。

 息子に手紙と侍女たちを送ったのだった。

「てのが、貴方がここで暮らす経緯という事は分かってますよね?」

「あー、そうだった気はする。早く聖女来ないかなぁって思ってたね。父も急ぐから耐えろとか手紙くれてたなぁ。ーーーーそういえば、手紙来なくなったね」

「そうなんです。私が侍従長に選ばれたのも、瘴気に耐性があるからってだけで。宰相補佐でなんやかやと学んでましたけど、領地運営なんて初めてですから、四苦八苦してる間に、こんな事に…」

「こんな事?」

「なんと言いますか…。瘴気に重さがあるのはなんとなく分かってました。穢れの濃度というか、気体が重いと沈むのと同じ感じだと思われてました。研究者でもない私でも理解はしてましたが、ソレが集まったココと外との時間の流れが、」

 ここまで言って、思わず日頃いつも冷静にと過ごしてる自分でも抑えられない感情がフツフツと噴き出て来た。

「ズレるなんて誰が思いますかぁぁああああ!」

 執務室の扉の前で叫んでしまった。
 隣りでキョトンとしてる主に、今から重要な事を伝えなければならない。

 コホンと咳払いして、扉を開けて中へ促す。

 主は大人しく執務机に着いた。
 目の前の用紙に目を通してる。

「これって、サインしなくてもいいんじゃない? 確認しましたのサインが欲しいってヤツ? 通知書みたいなの? 報告書みたいな?」

 地頭がいいのは分かっていたが、話は早そうだ。

「そうです。人間、現状を認識しないと前に進めませんでしょ?」

「んー、辺境領が国として認知されて、俺が、王となってるって事だな」

「はい、そうです。瘴気はこの領地に集まってます」

「世界の?」

「はい、世界の」

「全部?」

「はい、全部です」

「新たに発生してるのは?」

「瘴気まではなってないそうです。外は300年程経ってますので、浄化方法が確立されたそうです」

「………良かったね」

 良かったですね。世界は良くても、こちらは良くないんですけどねッ。





=================


えーと、次回からちーっとエッチな方向にいくかな?( ̄▽ ̄;)頑張るよ。

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