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8.色々あったよ…。
しおりを挟む妊娠が判明したのは、オレがずっと寝てるのを見た年かさのメイドさんの進言があったからだった。
自分の娘もよく寝てたらしい。立ったまま寝てるのをみて、慌てて医者に診せたらおめでただったらしい。初期過ぎて医者が困ったらしいが…。妊娠初期にある事らしい。
彼女には、オレが女で生理がそろそろだろうから準備をしたいと相談してただけだったんだけど…。女のカンというヤツだろうか…。周りは長旅で疲れてるんだと思ってたみたいだし。
こういう気の利き方をするから、ここで長く勤めてるのかも知れない。産休で休んでた時期もあったらしいが復帰して、長く勤めている人だ。
オレは彼女に色々と助けてもらった。母のような存在とでもいうのだろうか。とにかく温かい人だった。
今は、引退して娘夫婦と仲良く暮らしてる。時々お茶菓子を持ってやってくる可愛らしいおばちゃんです。
焼き菓子を食べながら、思う事があった。
初めてのあの時も、妊娠してたか、もしくは、そうなろうとしてたのじゃないだろうかと…。
手元のクッキーをひと口。甘い…。あのクッキーは、少し苦かった。
今は薬草なども扱ってる関係で少し詳しくなっていた。中絶させる薬草もある。その毒を中和させる薬草も…。
それから、軽やかな香りのあのお茶。
あの香りのお茶にまだ出会っていない。不意にあの香りが恋しくなって探したんだが、見つからないのだ。
王室に献上されるような茶葉だろうから、一般流通してないのかも知れない。
毒薬、毒を制する毒、毒にも色々あって、作用も色々…。
あの時、オレは色々な思惑の中に居たのかもしれない。
妊娠して欲しくない人。オレを消してしまいたかった人。それを阻止しようとしてた人。
オレが呑気にゴロゴロしてる周りで、色々な思惑が渦巻いてたのかも…。
んー、毒殺されたところで、困る事もなかっただろうから、阻止しようとしてた人はいなかったかも知れないね。毒と毒がぶつかったんだろうか…。
今、こんな考えに至ってもオレ自身は呑気だ。今が穏やかで暮らせてるからだろう。んー、どっかの部分が死んでるのかも知れない。ある意味、毒は効いてるって事だな。盛られてたとしたらだが…。
テーブルの上の手紙を見遣る。お茶をしながら、ついさっき手元に来た手紙を読んでいた。
兄上から手紙を読んだから、こんな考えが巡ったのかもしれないな。
王宮から使者が来たらしい。オレの所在を尋ねられたとか。ただ、使者は陛下のではなく王妃さまからのだったらしい。
王妃さま…。
彼女とは一度踊っただけだ。面白い人だった。良き友人になれそうな、そんな予感をさせる人だった。彼女もそうだったらいいけど、彼女の夫を寝とった男にそんな良い感情なんて起きようもないだろうな。
オレの事は、回復はしたが、ウィルスの毒素が回って身体が不自由になっという事にしたらしい。で、領地で養生してるという設定で返答しておいたと書いてあった。
オレは、辺境の領地でひっそり暮らしてるって事だな…。ん? オレって今、二重国籍? 別人状態って事? よく分からないけど、そういう事でよろしくって事か? 了解、了解。
夏、近くの国の保養地に兄家族が家族旅行で来るらしい。いつもこうやって会いに来てくれる。今は、年に一回は会ってるかな。
数年前は手紙さえやり取りも出来ずだったけど…。出来ず…かな。あはは…。
妊娠出産、そして赤ちゃんの世話でそれどころではなかった。
思い出しても自分の事ながら呆れてしまう。初めて家族からの手紙の束を受け取って、連絡を取ってなかった事に気づいたってだけ。あちらもルート作りに難儀していたようです。慣れない事をするんだもんね。
この手紙も貿易商のルートで荷物に紛れさせてやって来た。毎度違う支社などを通してやってくる。密輸のようだ。これ以外ではやってないのでいいかな。
この前は用事で会えなかったから久々に甥っ子とも会えるのか。大きくなっただろうな。ウチの子は更に可愛くなったよッ。惚れるなよぉ~。
オレに似て癖っ毛でくるくるしてる髪をツインテールにして、フリルいっぱいの服にピンクのふんわりスカートは罪だ…。我が子ながら可愛すぎるだろッ。垂れ目は似なくて良かったね。美人さんになるだろうねぇ~。
ん?
この服は来客用の…。
「今日のお茶出しはしなくていいって言ったよね?」
「私の仕事です。取らないで下さいです」
腰に手を当てて、唇を尖らせてブーブー言っても可愛い。でも、頑固だ。誰に似たんだか。彼の面影を見つけては胸が熱くなる。あちらの貴族に目をつけられるのは勘弁して欲しい。
『私にも仕事が欲しいですッ!』と駄々を捏ねて勝ち取った彼女の仕事だから、ちゃんとしたいのだろうな。来客には、可愛さもあって好評である。
お茶の淹れ方も勉強熱心で、茶葉やお茶菓子に至るまで、探求はキリがないようだ。メイドも従業員も一緒になって勉強してるから、いい傾向ではある。
それで契約の事を知ったのか…。
大きなリボンも彼女の愛らしさを引き立てている。
ふわふわしてる。笑みが自然と湧いてくる。頭に手を置き、撫でる。彼女もニコニコになった。機嫌が治ってくれたらしい。
旅行に着て行く服を新調しよう。もちろん彼女のである。
秋の気配を感じ始めた頃、兄から手紙が来た。保養地で会ってからそんなに経ってないので不思議だったが、内容にこちらも唸ってしまった。
『王妃さまが会いたいそうだ』
近々領地を訪問したいらしい。日程調整をしているとか。たぶん断りはしたんだろうが、これは何度も打診があって、こちらに回って来たのだろう。行くしかないか。両親にも彼女を合わせたいし…。
年一回会ってるのは、兄の家族とだ。両親は領地の事もあるし、年齢の事も考えると長旅は無理と手紙だけのやり取りだった。写真は毎度見てくれてるらしいが、やはり実際に会わせてやりたい。
「会いに行くか…」
二人分の旅行支度を始めた。急がないと間に合わないな。
「ここが父さまが生まれたところですか?」
「そうだよ。もうすぐ『じーじ』と『ばーば』に会えるからな」
今日のツインテールも可愛いく仕上がってる。なんとか間に合った。ちょっと強行軍ではあった。旅は楽しめたようだからいいか。
馬車から見える景色をずっと見ている。紅葉はこちらの地域の方が綺麗で、見ていて飽きないのだろう。オレが海をいつまでも見てるのと変わらないかも。似てるところもあるもんだ。
可愛らしい頭に手を置いて、注意をこちらに向けさせる。これからオレは演技力を必要になる仕事が待ってる。演技は下手だからな…。精々頑張るとしよう。
「父は、ちょいと用事があるから、おじさんのところで暫く厄介になっててくれ。すぐに迎えに行くから…ね?」
すぐに済めばいんだが、こればかりは分からない。王妃さまはお忍びで来るらしい。何を言われるんだろう…。オレの所業がバレたんだろうなぁ…。自業自得とは言え気が重い。
兄上と設定の念入りな確認。愛娘は甥っ子とお出掛け。車椅子が用意されていた。移動はこれ。日中は籐の安楽椅子とベッドの往復という設定らしい。
車椅子の乗り降りの練習。ゆっくりなら車椅子を押して歩けるという感じの歩き方の練習。とりあえず、不敬にはなるが、安楽椅子からあまり動かないようにする事にした。
オレが使ってるとされてる部屋に案内してもらう。元々オレの部屋だったんだが、居なくなって、随分になるから埃っぽいのをなんとかしてくれたらようだ。懐かしんでる暇はないな。
セッティングはバッチリなようだ。あとは演者のオレがしっかりすればいい。
明日、来訪との予定だったのに、何故、今?!
慌ただしく支度する事になった。
旅で草臥れてたから演技は要らない状態ですけど。室内着に着替えて、室内履きに履き替える。草臥れた靴も旅で埃っぽくなった服も全て片付ける。
ベッドも程よく空気を含ませて。これは使用人がしてくれてたようだ。寝っ転がって遊んでた気がする。そう云う遊びをするんだよなぁ。いい感じに仕上がってるからグッジョブッ。
車椅子で庭に面したテラスで、気不味いお茶会です。さっきまで兄上が居てくれたが、王妃さまの希望もあって、今は二人っきり。
「今、王都は人口が増えて、公衆衛生の向上に取り組んでいるんです。なので、過去の資料を見たりしてて…」
言葉遣いは気にしないで良いと言われてしまったので、友人的な立場で話した方がいいようだ。困ったなぁ。過去資料って、オレの何かに関わってたから来たって事じゃん。ここは土下座した方がいいか?
「私が知らない資料を見かけてね。どうも最近保管されてた場所から移動になったって云うですよ。それって、閲覧が禁止になってたって事でしょ。そう云うのはやましかったりするから処理されたりするから不思議に思ってね。見たの…」
オレの挙動不審な視線の動きに何か思うところもあるだろうに、それに気を留める感じもなく、彼女も何かズバリと言えずに、遠回りしてる感じだ。
二人して、不思議な空気を発生させていた。二人もと居心地の悪い状態だ。なんだよ、これ…。
「そこに、王宮内であった、感染性のあるウィルスの事が書いてあったわ…」
やっぱアレか…。文書で残ってたのかよ~。
まぁ、大掛かりな消毒をされたようだし。報告書の類いはあるか。飲む訳でもないのに、カップを持ち上げては、手で温めて、置いてを繰り返していた。
オレがあそこに居たって事がバレた。なんで、下級貴族のオレが長期滞在していたのかとかも書かれてたか?!
彼女は婚約に向けて色々としていた時期だ。気分のいい事ではないだろう。まだ正式に婚約してなかったとしても、未来の夫がこんな男に寝取られてたと思ったら、ひと言言ってやりたくもあるか?!
彼女がカップに口をつけて、しばらく中を見ていた。重い空気だ。
「残されてた食べ物など口にしてた物を調べたとあったわ。ウィルスはいきなり部屋の中に発生はしない。持ち込まなければ、発生しないのよ…」
「そうですね…」
「検査した者がね。何かを感じ取ったのかしらね。毒物検査もしてたの。ウィルスの検出がなかったからかもしれないわね。そこに居た人は、急に嘔吐したって事だったから…」
カップをテーブルに静かに置いた。彼女の指が少し震えてる。
「ええ、急でした」
兄の台本を思い出す。
実際は吐いてない。風呂で茹って、兄に目眩を起こされて、ぐったりしてただけです。
「…ごめんなさい」
「はぁ?」
深々と頭を下げる彼女の頭を見ていた。何が起きてる? 頭を下げるのはオレの方で…。彼女の肩が震えてる。
「あなたは、あんなにダンスが上手で。また踊りたいと私、思ってたの。乗馬が好きだって言ってたわよね。私が植物が好きだって言ったら、自分の領地には珍しい草花があるって教えてくれたわ」
「あ…そうでしたね…」
「なのに、あなたから好きな物を奪ったのが、ウィルスではなく、人的に仕組まれた毒だったなんて…。しかも、あんなに…」
「あんなに?」
涙声で顔を伏したまま言われる内容に、それほど驚きもしなかった。納得した気分っでスッキリした。気分も落ち着いてきた。
ただ、『あんなに』ってどう云う事?
「料理、お茶、お茶菓子、水差しの水…口にする物全てから、あらゆる毒が検出されました」
えーと、オレって生きてるのが奇跡?
上げた顔は、涙で綺麗な顔が台無しです。思わずハンカチを取り出して拭きに行っていた。
彼女の前に跪き、涙を拭ってあげながら彼女の手を取った。不敬だろうが、そうせずにはいられなかった。
「生きてます。大丈夫」
あなたが気に病む事ではない。そう伝えたかった。そもそも、オレが間違を犯さなければ、こんな事にはならなかった。
「でも、身体が、不自由に…」
ここまで数歩だから、まだ不自由な演技も継続出来ると思うが、種明かしでもいいかもしれない。
「あの時、とても眠かった事だけは覚えてます。合点がいきました。色々入れてくれたお陰で拮抗してたんでしょうね。実は、水差しの水はあまり飲んでなかったんです。あの味は好きになれなくてね。それに、暇だったんで、運動をしてたんですよ。汗をかいちゃうから、シャワーの時に水道の水を直にガブ飲みしてました。水差しのも中身を捨てて、水道水を汲んでたんですよ」
笑ってしまう。貴族らしからぬ、横着者とか大雑把とよく怒られた癖が、命を救ってくれたのかもしれない。まぁ、この行動は、貴族どうのではないな。
大量に汗をかいて、大量の水を飲んで、毒を排出してたのかも知れないな。自分の変な行動が良いように作用したらしい。結果論だが。
彼女が驚きながらも納得したようだ。どうやら水差しの水の成分が最悪だったのだろう。だとするとお茶を淹れていたお湯もか。
あの香りは相殺された香りかもしれない。
幸運だっただけだな。
この幸運は何かと引き換えだったかもしれないが、それは分からない。この幸運を…感謝した。
「あなたは、どこまで知ってるんですか?」
「陛下が、あなたを愛してると知ってます」
真っ直ぐな眼差しに暗い恨みや燃えるような嫉妬もなかった。
確か、お子さまがお二人いるはず。夫婦としても陛下はちゃんとしてるって事かな?
「私は、陛下を愛してます。敬愛してます。あなたを好いてる陛下ごと好きです」
やはり面白い人だ。でも、オレは、お二人の仲を割きたいとは思わない。
「オレは、陛下が好きだと思いますが、昔の事です。初めてが陛下だったから勘違いしてるだけかも知れません。あとは、薬の所為かも…」
毒薬には媚薬のような作用もある。薬は良くも作用するが、悪くも作用するのだ。
「陛下との…アレは…大変です…よね」
「まぁ、そうですね…」
共通の認識が二人の頭に浮かんでいるのが分かる生暖かい空気だ。
彼女の手にハンカチを握らせて、立ち上がると、お茶を淹れ直した。
「脚は、大丈夫ですか?」
立ちっぱなしで、心配になったのだろう。兄上には悪いが、やっぱり種明かししよう。
「オレ、私も謝罪しなければなりませんね。身体が不自由だと云うのも、ここで養生してるのも全部、嘘です」
カップを差し出す。申し訳なくて、苦笑いだ。
彼女が笑った。あのダンスで見せたあの笑顔。良い顔だ。重い物がなくなった清々しい空気が流れた。
受け取ってくれた。どうやらこれで丸く収まって…。
「良かったです。元気だと陛下が知ったら、きっと迎えに来たがるでしょうね」
「へ?」
丸く収まったと思った事が、収まってなかった? キュッと括った包み布が、不意に解けてふわっと広がる…。
「父さま、ただいま帰りましたぁ~」
可愛い娘が走ってくる。もっとややこしくなりそうだ。ツインテールがふわふわしてる。娘の後ろから必死の形相で追いかけてる甥っ子。お前はッ!と言っても仕方がない。娘は繋いだ手をスルスルと抜けるのが上手いからな。
会談は明日の予定だったから、彼女にも明日はここに居ないようにと言ってたが。今日だもんなぁ。伝達が間に合わなかったかぁ~。
天を仰ぐしかなかった…。
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はい、えっちぃのがない回でした(⌒-⌒; )
二人の頭には極太のアレが浮かんでるでしょうけど( ̄▽ ̄;)
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