妄想は煙りの中

アキノナツ

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8】だって… ※

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えーと、道具使う回ですね。


==========

 
 ベッドで絡み合う。

 つかさの重みと温もりを背中に感じながらは、肉壁を擦られ抉られる刺激にビクビクと身体が跳ねる。
 跳ねたところで拘束されるように回された腕に身動きが取れない。胸が弄られ、喘ぐしか出来ない。

 だが、今日は少し喋れる余力がありそうだ。言葉を探り、快楽にピンクに染まる頭で組み立て、発してみた。

「はぁうん、うふぅん、あふぅ…挿れェンさせてェン…?」

 シーツと身体の隙間に差し込まれた手がいやらしく蠢き、乳首が捏ねられ、カリカリ掻かれて、弾かれる。

「嫌だって言ってんじゃん。ほら、ナカ気持ちいいでしょ?」
 気持ちいいんだけど、なんか違う…。頑張って言ったのにぃい!

「あはぁあんッ……ヤらせ…ろ」
 まだ喋れる!

「だから、オレは突っ込む方しか出来る気がしない」
 不服そうな声音。でも、今日はまだ粘れそう。こういう話題なかなか喋れないから…。チャンスだよね。
直腸が後孔がの擦れや腹の奥で撫でてくる逸物の感触が、形が俺の身体を疼かせるけど。

「あはぁぁぁ…ん、や、ヤらせろ…」

 ぼんやりしてきた。奥を撫でる先っぽがトントンと叩いてくる。疼きが全身に広がっていく。俺の身体が勝手に動き出してしまう。気持ちいいを追いかけ出す。前立腺を引き潰す肉棒を抱きしめて扱いてる。
 浮かされるように言葉を紡ぐ。

「執拗い男はモテないよ? モテない方がオレは嬉しいが。オレだけの美鈴みすずちゃん?」

 首筋に顔を埋めてくる。司の温もりが嬉しいのに悲しくて…。

「…あぅんッ…だって…うぐぅ……う、ぐず…」

 喘ぎながら、勝手に燃え上がってくる身体は熱いのに胸の奥が冷えて来る。

「えっ? 泣く? あー、無理なのお前知ってんじゃん…。おっ! えーと、確か……あったッ」

 シーツに顔押し付けて、嗚咽を飲み込ませてる俺を軽々と抱き起こして、彼の膝の上に跨らせるようにする。手はヘッドボードの引き出しを漁ってる。あ? ああ? 何これ? 深く刺さって…。

「や! やめ! あ、あぅぅぅ…」
 入ったままでナニしてる!
 脚開かせるな!
 お前が脚開くと俺が股開いちまって、この格好…いやぁんッ!
 はぁあ?!
 おい、おいおいおい!
 俺にソレを使うのか?!
 やめんかぁぁああああ!!!

「ほらほら、擬似サンドォォ~。どうよ?」
 筒状の道具が俺のナニに使われている。
「オナホ使うなぁぁ。後ろも、奥は、ヤダって…あぁあん、ダメェェ…」
 身体が揺すられ……

 

 最悪な気分だ。身体は気持ち良かったのが、さらに最悪な気分だ。

「司、穴だったらなんだって良いわけじゃない」
 腹が立つ。
 気持ちよくイってしまった自分にも腹が立つ。立つ……ッ!!!
 シーツに顔を押し付ける。

「怒んないでよ。そもそもなんで挿れたがるんだか」

 司が優しい手つきで俺の頭を撫でてる。後頭部に適度な圧と髪が梳かれるようなその手も仕草も…好き。でも、今は腹が立つ。

「ーーーーお前、ノンケだし。女に乗り替わる可能性あるし。後ろでイけるようになったら、女には用はないだろ?」
 俺はお前が好き過ぎて、不安なんだよぉ~。

「ッ! 美鈴、お前…可愛いな」
 明るい声。ますます腹が立つ! もう誰に対して腹を立ててるのか分からなくなってきた。

「可愛くないッ。可愛くないからなッ!」

 顔を埋めたまま叫んだ!
 全身が熱い。顔から火が出そう…。







==============


ノンケの司。只今、バイ認定。
不安で堪らない元タチの美鈴ちゃんでした。

あ、司は下の名前です。んー、本編で書いたかな?
美鈴は苗字です。

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