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《10》 ※
しおりを挟む「その配信、なんで観るようになったの?」
ホットミルクの入ったマグカップを渡しながら、カオルちゃんが尋ねる。
定位置になった事務所のソファの隅で、今日も動画を見ながら藍さんはチマっと収まっている。
俺も聞いてみたかった事だった。
俺がなんでここに居るかと言うと、やっとあの朝に撮った動画の編集が終わったので、藍さんに観てもらおうと持ってきたのだ。
他の編集や撮影に押されて仕上げが遅くなってしまった。
あれから、藍さんの部屋にカオルちゃんと交代で泊まっている。
撮影も度々してる。
大分落ち着いてきたから、ひとりにしても大丈夫かもと話していた。
「どうだったかなぁ。分かんない。気づいたら観てた」
「そう…。もしかしてだけど、青くんの声に似てるから見始めたんじゃないの?」
藍さんの横に座って、なおも食い下がる。
いつもなら、藍さんが「分からない」と言うと下がるカオルちゃんが珍しく踏み込んでいる。
「俺の?」
思わず俺も話に入ってしまったが、二人に無視された。
「青くんの? もー! カオルちゃん、青くんが『クーにゃん』に似てるんだよ?」
何を言ってるんだと非難がましく言い返している。藍さん、俺を指差さしてるし。
一応いる認定はされているようです。
こうも一緒にいる事が多くなってくると、藍さんの記憶がチグハグしている事に気づいた。
カオルちゃんは俺よりも先に気づいてたようだ。俺よりずっと一緒に居たから、当たり前だね。
消えていた時期だけでなく、そこは完全に消えてる節があるが、その前の事も、最近の事も、ともすればズレる事がある。
「分からない事言うカオルちゃん嫌い!」
プイッと身体ごとそっぽを向く。背中を向けてしまった。
マグカップに口をつけてるが、飲めてる様子がない。
カオルちゃんからは見えないが、俺の位置からは見えていた。震える手と口でマグカップを支えてるのが精一杯の様子。
カオルちゃんは大きなため息を吐いて仕事に戻って行った。
入れ替わりに横に座る。小刻みに震えてる藍さんに寄り添う。
気づかない振りをして、明るく声を掛ける。
「藍さん、動画の編集終わったんで、観てもらっていいですか?」
「いいわよぉ~」
ひと呼吸置いて、いつもの明るい声で振り返った藍さんは笑顔だった。
◇◇◇◇◇◇
自分でも分かってる。
記憶が段々、霞が掛かったみたいになっていく。自分の記憶かどうかも怪しく、映画かドラマの話とも人から聞いた話のような気もしてくる。実感のない記憶。
地に足がついた感じがしない。
矢継ぎ早に質問とかされると、頭が回らなくなってくるし、混乱してきて、頭が痛くなってくる。
自然と頭を使うのが面倒になってきて、その場の流れに乗って喋ってる。
今日は手が震えて、思わずカオルちゃんに酷い事を言ってしまった。
青くんとお話ししてると気持ちが落ち着く。
ホント、『クーにゃん』の声と似てる。
話し方は全然違うけど……
耳心地がいい。
毎日でも青くん泊まっていいよって言いたいけど、理由がない。
理由かぁ……
「イチャイチャしてる感じに撮れたと思うんですけど、どうですか?」
ピッタリ身体を寄せて、声の振動を感じながら動画を観てる。
体温が緩く伝わってくる。
シチュエーション的にいい感じです。オレが好きな感じ。
画面の中のオレは幸せそうです。
綺麗に撮ってくれてる。
愛されてる……。
「これもあそこに載せるの?」
「そうしようかと。その辺を相談したくて。定期的に載せていけばそれなりの収入になると思いますよ。以前のが評判良くて次は?とかコメントがあって…」
定期的!
青くん、居てくれる!
「いいよ。定期的にお泊りおいで」
もうずっとでもいいって思って、言葉を繋ぐ。
「あはは、この前泊まる回数減らそうって、カオルちゃんと話したところじゃないですかぁ。ねぇ、カオルちゃん?」
青くんが笑ってる。こういう返しの時は本気にしてないか、逸らかしたい時。
「仕事は別でしょ」
カオルちゃんが顔を上げずに返してくる。
カオルちゃんって頭がマルチに出来てるのね。あちこち同時にしてさ。
羨ましぃいッ。
「仕事か…。そうですね。泊まるかどうかはその都度の状況で。載せていいんですね? 契約書作りますね。」
「うん載せていいよ、いいよぉ~」
泊まりになるようにスケジュール立てるから! どうしたら青くんと一緒に居れるかなぁ……。頑張って頭を回す。
カオルちゃんがため息ついてる。
何か難しいお仕事かしら?
◇◇◇◇◇◇
「スーツ持ってきましたよ。言われた通りYシャツとネクタイもいくつか持ってきました」
「うん! ありがとう。今日の台本です!」
メモ用紙に箇条書き。
数行で終わってます。
概要です。
「あー、なんとなく分かりました」
青くんが台本見てる間にさっさと脱いで、彼シャツを着込む。
青くんのYシャツ!
パンツはグレーのボクサーをチョイス。チラ見えがいいでしょう。
青くんはカメラセティングと着替えてるオレでカメラテスト。
笑顔でポージングすれば、青くんが笑ってる。
ネクタイは……
ベッドに並べたネクタイを眺める。
赤だね。
スラックスにYシャツ着込んでる青くんに近づいて、ネクタイを締めてあげる。
キュッと締めて、ほっぺにキス。
大笑い。
何もかも忘れられる時間。
メガネを外して、撮影開始……
◇◇◇◇◇◇
「…ぁふ、あ、ぁあん……もう…欲しぃん…」
「なにを?」
耳元で囁く。
藍さんの吐息混じりの睦言が鼓膜を擽る。
股間が熱が集まってくる。
ヤバイぐらいギンギン。
冷静に画角を考えて、ストーリーを組み立てて行くが、流されそうだ。
「…焦らさない、でぇ…挿れて……コレ」
脚を絡ませて、俺を引き寄せる。
蕩けてるのに積極的に絡んでくる。
帰宅してきたら、ベッドの上で恋人が彼シャツ姿で誘ってきて、事に雪崩れ込むという流れ。
既に藍さんはほぼ全裸。
チラ見えしてた灰色のボクサーパンツは抱き合ってのソフトタッチな愛撫で先走りでシミが広がり、陰茎の形を浮かび上がらせて、淫靡な演出アイテムだったが、藍さんの指が絡んで自ら脱いで、今はベッドの隅に転がってる。
Yシャツは辛うじて片腕に引っ掛かってる。
俺も藍さんに脱がされて、残骸があちこち散らばっている。
終始キスをしながら、手は肌を確かめるように弄り合う。
指が後孔に数本。
解しは既に完了。
今は前立腺を虐め倒して、喘がせている。
内腿が震えて、俺の手に藍さんの手が重なるが、すぐに引っ込み自分の腿を掴んで耐える。
ピクピクと尻が揺れる。
「ぅふ、はぁう、ふぅ、はぅん…」
ケツイキしてる。
ナカが痙攣して気持ち良さそうにうねってる。
突っ込み時か?
「コレ」と言って掴みに伸びてくる白く長い指先がてろりと俺を撫でる。
ピクンと跳ねて、トロリと先走りが滲む。
ゴムを着けるべく、袋を片手で掴みに口に運ぶ。ピッと開封して手早く装着。
「あ、あぁあ、あ、あぅぅん…」
両腕で藍さんが顔を隠して腰がくねる。
吐息をもっと聞いていたいが、指をすりっと引き抜き孔の縁を丸く撫でる。
「ふぅぅうん…はぁ、はぁやぁあ、くぅぅうんッ…」
プルプル震える藍さんが可愛い過ぎる。
今回は割とアップな画角で撮影してるが、もっと…。
サブで置いていたスマホを手に取る。
挿入の様子と悶える藍さんを収める。
「あ、あ、あぅ、はぁあ……あぅ、あぅぅん…」
ガン勃ちの肉棒がズブズブと藍さんの孔に這入っていく。
藍さんは、頭の下の大きな枕の縁をぎゅっと握って、喘ぎながら、挿入に悶え耐えてる。
もう少しで……全部収まる。
ナカが俺のに馴染むまで、抱き込んでキスで互いの熱を確認した。
さぁ、これから藍さんの艶やかなカッコ可愛い乱れた姿をどう収めていくか。
腕がなりますな。
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「動くね…」
コクっと小さく頷きが返ってくる。
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当たる位置を考えながら、ヌチヌチと動き始める。
縋るように絡む手を解きながら、身体起こし、藍さんの様子を伺いながら、腰を揺らす。
潮吹かせてやるか……。
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「あ、あ、あぁぁ、あはぁん、んふぅん…ん…ぅんん…あぅうう…」
ビシャビシャに潮を吹かせて、今はバックから激しめにパンパンと音を立てて突っ込む。
肉棒に押し出されるように、藍さんが高く啼いてる。
白い背中で肩甲骨が、別な生き物のようなうねりを伴って蠢く。
たらり、たらりと潮吹きで濡れた雄芯からトコロテンされたモノが糸を引いてシーツに落ちていってる。
「あぁぁぁ……もぅ、ぃきぃぃ……たぁぁいんッ!」
尻を高く上げて、上半身がシーツに雪崩れてる。両腕が藻掻くように彷徨う。
きゅっとシーツを掴んでシワさえも劣情を掻き立てる。
ぎゅっと後孔が締まる。
隘路を抉り、擦りあげる。
俺もラストスパート。
小気味良い肉を打つ音と結合部で奏でられる水音に脳内が沸騰する様に溶けて、藍さんに溺れていく。
好きだ、好きだ、好きだ!と脳内でリフレイン。
腰と連動して、荒い息と呻きと共に熱く沸騰した精液を発射した。奥の奥にと打ち付けて。
……共に溶けるようにベッドに沈む。
キスを求めるように顔を向ける藍さんの唇に乾いた唇を重ね合わせる。
熱い舌を互いを確かめるように絡めた。
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