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デートって、どうするの? ※
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初めての繋がり(きゃっ
ーーーーーーーーー
「今度の3連休何してる?」
学内カフェで彼と食事中。
ググッと距離が近くなり過ぎてる気がして、ちょっと居心地が…。
「えーと、初日はバイトで、中日はオフで、部屋の片付けと課題の整理。本屋行きたいかな。最終日はバイトになるかどうかが分かんないかな。オレ待機組みたいな感じ。だから、部屋で課題してる」
正直に答えるオレ。
意図が全然わからない。
遊びに行きたいのだろうか?
デートって、今までの恋人ではしてこなかったなぁ。
ーーーーデートってどうするの?
ちなみに歴代彼氏とは昼デートはした事ない。オレって考えてみると、都合のいいってヤツだったのではないかと、最近になって思う。
最後の別れた彼が、オレの事セフレだって言ってたんだよ。
あー、オレって『セフレ』だったんだって納得したら、じゃあ、前の彼は? その前のは?ってなって……。
気が滅入るにで振り返るにはその時辞めたんでした。
今、振り返ってたけどね!
「待機ってどこで待機でもいいよね?」
なんだか食い下がってくるね。
「んー、多分大丈夫。ゼミ経由のバイトで欠員出たらだけど、おいしいバイトだから欠員はないと思うよ。実質オフだね」
食後のコーヒーを飲む。苦い。紅茶にしてもらえば良かった。
砂糖を入れる。
「じゃあ、俺とどっか行こう?」
「どっか?」
「中日に、本屋一緒に行ったり、カラオケ行ったりさ」
グイグイくる。
この男遠慮なく踏み込んで来るんだよ。
距離感がバグっちゃう。
でもね、それ、オレ、嫌いじゃないって、気づいちゃった。
好き。
モジモジしちゃう。
もっとグイグイ来てくれても、いいです。
きゃぁッ!
最終日まで確認したって事は、アレがあるって事かな。
キスはしたんだけど、機会がなくて、彼と……イヤン。
彼って暑がりさんなんだけど、バスケとか誘われるらしくて、よくやってる。
汗をシャツで拭いたりしてるんだけ、お腹ペロンと出して、シャツを捲り上げて拭いてるの!
腹筋割れてるんだよ。
思い出しても涎出そうになっちゃった。
オレって筋肉フェチかも。
ああん、あの筋肉を抱く…抱かれる?
抱く方はないか。
抱かれる方だな。バイって言ってたし、突っ込む方しかしてないよな。
あの筋肉で力任せのガン突き…。お腹がキュンとしちゃった。
「ーーー泊まってくれる?」
そこグイグイじゃないんだ。しょぼん。
真横にきた。
肩抱きながら、耳元で、囁かれる。
「覚悟してね?」
やっぱ、踏み込んでくるなぁ。好きッ。
顔が見れない。
コクっと頷いて、俯いちゃった。
やるよ宣言って!
初めて。。。
三連休まで、待ち?
しかもお昼間デートして、お預けからの……オレ大丈夫だろうか。理性保てる?
今まで、呼び出されて、押し倒されて……セフレだわ…。
虚しい。
バイトに集中!
帰宅して、予定してた片付けと整理だけする。課題は連休明けでも大丈夫。
ああ! 待ち遠しい。
何着て行こう。
デート!
シンプルな格好に纏めた。
小柄だからカッコイイには出来ないので、ざっくりしたポップファッションになっちゃうんだよね。
どこに行くか分かんないから、抑えめの色合いにした。
そして、トートバックにお着替えも入ってます。
昼ちょっと前に、駅前広場で待ち合わせ。
ダウンのいつもの格好の彼。
かっこいい。
肩組まれちゃうと抱き寄せられてるみたいで。周りの目が気になっちゃう。
周りはじゃれ合い程度に思ってるみたい?
オレたちって、友達っていうか、親友的な、そんな感じに見えるのかな。
別にいいけど、それの方が色々出歩けて、オレ嬉しい。
あー、オレ、ベタ惚れですゥゥ。
「どこ行こうか? 映画好き?」
気遣いです。
スマートですね。
「人混み苦手で」
「それじゃ、本屋さんも結構混んでない?」
「行きたいところは専門書が多いところだから、むしろ空いてる」
オレ主導のデート?がスタート。
本屋さんに行って、その近くの隠れ家的なカフェで、軽く食事。お昼時間がずれてたから適度に空いてて快適。
緑地を散策。
手繋いで貰って。
彼のポケットに入れられちゃった。
手が、手から温度が上がって、体温上昇!
ホントにぽっかぽかです。
顔が熱い。顔真っ赤だよ。俯いちゃった。
慣れないんです。
もう、どっかのホテルにでも、行きたい気分。
「このままブラついきながら、ウチ来る?」
「へ?」
思わず顔を上げると、周りをキョロキョロしてる。
「近くまで来ちゃってるよ」
運命?!
知らず知らずのうちに、彼のお家に近づいてたの?!
「そうなの?」
「そうみたいだね」
笑ってる。
繋いだ手が離された。
急に彼と目の高さが同じになった。
???
ヒョイとお尻から下に腕が回ったと思ったら、視界が開けた。高くなったのだ。
思わず彼に掴まる。
「ちょっと歩く。ーーーあっちに商店街のアーケードがあるの分かる?」
人が行き交ってる気配がある。
あれかな?
「アレを抜けて暫く行ったら、俺が住んでるマンション」
「へー」
えっ? このままあそこに向かうの?!
「行こうか。買い出しして、宅飲みもいいな。居酒屋行こうかと思ってたんだけどさ」
彼の予定してたプランがあったんだ。そりゃそうだろう。
人混みが苦手って言うオレに合わせてくれた事に驚いてしまった。
オレって、そんなに大切にされた事ない。
掴まってる手をスリっと彼に絡めた。
どんな顔していいか分からない。
顔を隠すように抱きついた。
人混みが苦手なのは、目の前が人の背中が壁になって息苦しくなってしまうから。
「俺さ、唐揚げとか好きなんだ。揚げ物中心になるけどいい?」
コクっと頷く。
彼とだったらなんでもいいです。
ーーーー揚げ物か。オモイな…。さすがごつい身体の持ち主。
ふわっと下ろしれたのは、アーケードに横合いから入る近くだった。
手を引かれて、人の流れを縫っていく。
鶏肉専門店の前で止まった。
「こんちわぁ~」
「よぉ! 兄ちゃんか。いつものか? 数言ってくれ」
慣れた感じで、指差しながら、中華サラダみたいなのとかが、コロッケなど、次々と計り売りのも含めて、容器が積み上がる。
それらが詰められた袋を渡された。
聞こえてきた値段が思ってたよりも安い。
もの凄く良心的。
「酒は洋酒とか大丈夫? ソーダ割りにするし」
「大丈夫」
一緒だったらなんでも大丈夫です!
なんでもあなたに合わせちゃう!
メロメロですね。
ジンってお家で飲めるんですね。
ジンのソーダ割りをくぴくぴ飲みながら、楽しく飲んでます。
揚げ物も胃もたれなく収まってます。
彼とのお話しは楽しいです。
これが恋人と過ごすと言う事なんですね。
ちょっとホロっとしそうです。
ほろ酔いです。気分がいいです。
隣りが当たり前な感じで彼が近いです。
シャツ越しの肉体を感じる距離感。
ぴとっとくっついてたりするんです。
オレってこんなゆったりしたお付き合いした事ないです。
「そろそろする?」
………準備っすね。
やっぱ、男だね。ストレートでいいんだけどさ。
オレだって、その気でお邪魔してるんだからさ。
やりに来てるんだし。
「お風呂準備してきてよ。オレも準備あるし。お湯溜まるぐらいで大体終わるよ」
「ほーい」
軽ッ。
トートの中をゴソゴソ。
お酒でふわふわしてるとはいえ、なんだか酔いが半分冷めて、気が重くなる。
さっさと支度しやがれって感じ?
「ユニットだから、きゅうきゅうだよ」
おや? なんだか楽しそうな声音。こっちまで楽しくなってくる。
振り返ると、空いてる器を片付けたりして、お酒の瓶をまた入れ替えたりしてる。
スピリッツを色々と持ってらっしゃる。
また何か作ってくれるんだろうか。
「泡風呂にしちゃう?」
そんなんまで持っとるんかい!
「えー、お風呂から出れなくなっちゃうよ? 後始末大変なんだよ?」
「知ってるよ。二人だから楽しいんじゃん」
笑顔にノックアウト。
準備がこんなに楽しいと思うのは初めてかも知れない。
ベッドの上では気遣いなかった。
「あ、ちょっと、あーーーーッ」
筋肉男がぁぁあああ!
キスの時に抱き込まれてる感じだったから、もしかしてとは思ってたけど、身動きが出来ない。
キスの時は息苦しい感じに幸せ感じてたけど、今は恐怖さえも感じてて…。
うつ伏せで執拗いぐらい後孔を、太くて長い指が3本は確実に、それ以上入ったんじゃないかって程にしっかり解された。
前立腺も弄り倒されて、快感の痺れを押さえつけられてるので、どこにも逃がせられなくて、喘ぎながらムリぃって伝えてるのにやめてくれなくて……。
今、さっきまで口で奉仕してたブツが当てがわれてる。
口に入りきらなかったし、太くて、長くて、立派過ぎるぅぅ。
確認させられるような口淫だったよ。
めっちゃ褒めてくれるから、気分良かったんだけど。
オレって…涙目になってくる。
褒められ慣れてないってバレバレなんだよ。利用されてる?
あん! 歴代と変わんないじゃん。
オレ、ダメンズほいほい?
ふわふわになってるだろうか孔に圧が掛かった。
あ、コレ!!!
ビクビクと身体が硬くなっちゃう。
耳介に柔らかく触れて、唇でハミハムと甘噛みされる。
「大丈夫。しっかり解したから」
こめかみにキス。頬にも熱を感じる。
肌が汗でしっとり触れ合う。身体をサワサワと撫でられ、緩く揺すられる。
緊張を解してくれてる?
優しい?
否、挿れるのがキツイとしんどいからだよ。
優しさと疑いに針がメトロノームのように揺れる。
オレはどこかで彼を信じれてない。
信じれてなくても、性欲処理でいいように使われても今まで通りだし。
大きな身体してるけど、繊細な感じだし、優しいし、オレに合わせてくれるし。
でも、ベッドで、コレして? アレしよ? って押してくる圧が強いんだよ。目がギラついて怖いんだよ?
でも、従っちゃうというか、してあげたくなっちゃうッ。
精悍な顔がちょっと柔くなって、眉間なんかに皺がよったりしちゃったら、あーん、セクシーで悶えちゃうんだもん。
だから、こんなに優しく揺すられたら、顔見えないけど、受け挿れたくなっちゃうよ。
「んー………ッ」
ツプっと、ゆっくり、這入って来る。
亀頭のツルッとした感じが…あ、ゴムしてくれてる?
できるだけ咥え込めるように、お腹に力を入れて、開く。
この人、優しい…。
恋人になって良かった。
こんな些細な事に嬉しくなってしまうオレって…。
ローションもたっぷりだから、ズプププッと這入ってくる。
はぁー、あー、と声にならない息が吐き出される。
やっと繋がれるってのも、気持ちが昂る。
彼のは、エラがしっかり張ってた。
太いところが皺を広げてくる。
んーーーーーーッ
ブチュンと嵌まって、締まってるところを通過して、飲み込めた…。
そこからはカリが肉壁を擦りながら、奥へと拓いていかれる。
最近ご無沙汰だったから、そこは狭くなってるかも…。
お腹にずっしりと存在感を示しつつ、奥へ、奥へ。
「あ、あぅぅん、はぁぁん…」
時折り止まって、前後して、また進む。
前立腺のところでは、執拗く擦られた。
泣いちゃう寸前まで甚振られた。
「可愛い…」
遠くでなんか聞いた気がしたけど、自分の声に掻き消されて。
この声を抑えたくて、唇を噛んで、耐えてたら、その唇の上を指がスリスリ往復されて、擽ったくて、口を開けちゃった。
「あぁぁああん、やぁぁ…、はぁぁ…」
閉じようとしたら、彼の指が舌を触って閉じれなくなっちゃった。
「あぐぅ…ぅぐん…へぅぅ…」
涎が垂れる。
後ろがグチョグチョ音がして、口で指が動くから唇を窄めて、しゃぶれば、ジュプジュパと音をわざと立てるように動かしてる。
彼に串刺しにされてる気分。
奥にトンと当たる感覚がしたけど、お尻にギュッと押しつけられるあの感覚がない。
やっぱり全部はムリだ。
ここで終わりだねって、緊張が緩んだところで、ぐりっと押し込まれた。
はぁあああ?????
「まだ、いけるよね?」
耳元で囁かれる。
全部挿れる気?!
ムリムリムリィィ!!!!
拒否の力を入れたタイミングて、ドチュンと押し込まれた。
侵っちゃいけないところです!
ぐぐぐっと圧し拓かれていく。
一旦引かれた。
諦めた?
力みがふっと緩んだ。
待ってたのか、タイミングを合わせて、グリュンっと突っ込まれて、嵌まり込んだ。
尻に彼の下生えと肌の熱を感じる。
「あーーーーーーーーーッ!!!」
スコーンとオレの頭のどっかも抜けたようになって、トンだ。
ドクトクンと中で彼が波打ってる。
苦しい。
お腹がいっぱいで、圧が、ああ、いっぱいで、苦しくって、、、
オレは、孔で筒で腹全体で彼を感じて、抱きしめた。
呻きが聞こえる。
ナカが痙攣してるのが、感じられる。彼をキュウキュウ抱きしめる。
彼がオレをぎゅーっと抱きしめてくれる。
オレは彼に包まれてる感覚にイきまくっていた。
頭がボーッとしてくる。
「もう少し、付き合って…」
掠れたセクシーボイスが鼓膜を揺する。
大きなストロークはないものの、奥を往き来する刺激は断続的で、悶え狂うには十分な刺激で、グリッ、グチュ、グポッと腹の奥が痺れて、未知の刺激に翻弄される。
あー、もう、ダメ、もう、何が、どうなって、あぁあああああん…!
白く溶けた。
腹の奥に熱を感じる。外から入ってくる自分以外の熱。オレが抱きしめる熱から吐き出された熱。
愛おしい…。
髪に優しく触れるものが気持ちいい。
閉じてた瞼を開けると、彼がいた。
オレと目が合ったのに気づいた途端、破顔。
チュッとちょっと乱暴に唇が合わさった。
「喉乾いてない? 大丈夫?」
手をヘッドボードに手を伸ばして、ペットボトルを引っ張ってきた。
結構酷い抱き方だったと思うんだけど…別にいいっか。
「飲ませて」
わがまま言ってみる。
嬉しそうにペットボトルに口をつけてる。
口移しで飲ませてくれるらしい。
まだ硬いアレが身体に当たってます。
休憩入れたら、次のラウンドでしょうか。
なんて事を考え、割とウキウキとなりながら、彼と唇を合わせた。
喉を通っていく液体が気持ちよく流れ落ちていく。
猫舌さんはバリタチさんで絶倫系で、割とオラオラ系。
器用な舌してるから、熱々でも食べれると思う。でも、猫舌のままでもいい気がしてきた。
だって、キスして、この舌と絡み合わせる理由がひとつ減っちゃうから。
もっとお水と強請って舌を絡めた。
ーーーーー
ありゃ?
次はこの続きに…なりますな( ̄▽ ̄;)
ーーーーーーーーー
「今度の3連休何してる?」
学内カフェで彼と食事中。
ググッと距離が近くなり過ぎてる気がして、ちょっと居心地が…。
「えーと、初日はバイトで、中日はオフで、部屋の片付けと課題の整理。本屋行きたいかな。最終日はバイトになるかどうかが分かんないかな。オレ待機組みたいな感じ。だから、部屋で課題してる」
正直に答えるオレ。
意図が全然わからない。
遊びに行きたいのだろうか?
デートって、今までの恋人ではしてこなかったなぁ。
ーーーーデートってどうするの?
ちなみに歴代彼氏とは昼デートはした事ない。オレって考えてみると、都合のいいってヤツだったのではないかと、最近になって思う。
最後の別れた彼が、オレの事セフレだって言ってたんだよ。
あー、オレって『セフレ』だったんだって納得したら、じゃあ、前の彼は? その前のは?ってなって……。
気が滅入るにで振り返るにはその時辞めたんでした。
今、振り返ってたけどね!
「待機ってどこで待機でもいいよね?」
なんだか食い下がってくるね。
「んー、多分大丈夫。ゼミ経由のバイトで欠員出たらだけど、おいしいバイトだから欠員はないと思うよ。実質オフだね」
食後のコーヒーを飲む。苦い。紅茶にしてもらえば良かった。
砂糖を入れる。
「じゃあ、俺とどっか行こう?」
「どっか?」
「中日に、本屋一緒に行ったり、カラオケ行ったりさ」
グイグイくる。
この男遠慮なく踏み込んで来るんだよ。
距離感がバグっちゃう。
でもね、それ、オレ、嫌いじゃないって、気づいちゃった。
好き。
モジモジしちゃう。
もっとグイグイ来てくれても、いいです。
きゃぁッ!
最終日まで確認したって事は、アレがあるって事かな。
キスはしたんだけど、機会がなくて、彼と……イヤン。
彼って暑がりさんなんだけど、バスケとか誘われるらしくて、よくやってる。
汗をシャツで拭いたりしてるんだけ、お腹ペロンと出して、シャツを捲り上げて拭いてるの!
腹筋割れてるんだよ。
思い出しても涎出そうになっちゃった。
オレって筋肉フェチかも。
ああん、あの筋肉を抱く…抱かれる?
抱く方はないか。
抱かれる方だな。バイって言ってたし、突っ込む方しかしてないよな。
あの筋肉で力任せのガン突き…。お腹がキュンとしちゃった。
「ーーー泊まってくれる?」
そこグイグイじゃないんだ。しょぼん。
真横にきた。
肩抱きながら、耳元で、囁かれる。
「覚悟してね?」
やっぱ、踏み込んでくるなぁ。好きッ。
顔が見れない。
コクっと頷いて、俯いちゃった。
やるよ宣言って!
初めて。。。
三連休まで、待ち?
しかもお昼間デートして、お預けからの……オレ大丈夫だろうか。理性保てる?
今まで、呼び出されて、押し倒されて……セフレだわ…。
虚しい。
バイトに集中!
帰宅して、予定してた片付けと整理だけする。課題は連休明けでも大丈夫。
ああ! 待ち遠しい。
何着て行こう。
デート!
シンプルな格好に纏めた。
小柄だからカッコイイには出来ないので、ざっくりしたポップファッションになっちゃうんだよね。
どこに行くか分かんないから、抑えめの色合いにした。
そして、トートバックにお着替えも入ってます。
昼ちょっと前に、駅前広場で待ち合わせ。
ダウンのいつもの格好の彼。
かっこいい。
肩組まれちゃうと抱き寄せられてるみたいで。周りの目が気になっちゃう。
周りはじゃれ合い程度に思ってるみたい?
オレたちって、友達っていうか、親友的な、そんな感じに見えるのかな。
別にいいけど、それの方が色々出歩けて、オレ嬉しい。
あー、オレ、ベタ惚れですゥゥ。
「どこ行こうか? 映画好き?」
気遣いです。
スマートですね。
「人混み苦手で」
「それじゃ、本屋さんも結構混んでない?」
「行きたいところは専門書が多いところだから、むしろ空いてる」
オレ主導のデート?がスタート。
本屋さんに行って、その近くの隠れ家的なカフェで、軽く食事。お昼時間がずれてたから適度に空いてて快適。
緑地を散策。
手繋いで貰って。
彼のポケットに入れられちゃった。
手が、手から温度が上がって、体温上昇!
ホントにぽっかぽかです。
顔が熱い。顔真っ赤だよ。俯いちゃった。
慣れないんです。
もう、どっかのホテルにでも、行きたい気分。
「このままブラついきながら、ウチ来る?」
「へ?」
思わず顔を上げると、周りをキョロキョロしてる。
「近くまで来ちゃってるよ」
運命?!
知らず知らずのうちに、彼のお家に近づいてたの?!
「そうなの?」
「そうみたいだね」
笑ってる。
繋いだ手が離された。
急に彼と目の高さが同じになった。
???
ヒョイとお尻から下に腕が回ったと思ったら、視界が開けた。高くなったのだ。
思わず彼に掴まる。
「ちょっと歩く。ーーーあっちに商店街のアーケードがあるの分かる?」
人が行き交ってる気配がある。
あれかな?
「アレを抜けて暫く行ったら、俺が住んでるマンション」
「へー」
えっ? このままあそこに向かうの?!
「行こうか。買い出しして、宅飲みもいいな。居酒屋行こうかと思ってたんだけどさ」
彼の予定してたプランがあったんだ。そりゃそうだろう。
人混みが苦手って言うオレに合わせてくれた事に驚いてしまった。
オレって、そんなに大切にされた事ない。
掴まってる手をスリっと彼に絡めた。
どんな顔していいか分からない。
顔を隠すように抱きついた。
人混みが苦手なのは、目の前が人の背中が壁になって息苦しくなってしまうから。
「俺さ、唐揚げとか好きなんだ。揚げ物中心になるけどいい?」
コクっと頷く。
彼とだったらなんでもいいです。
ーーーー揚げ物か。オモイな…。さすがごつい身体の持ち主。
ふわっと下ろしれたのは、アーケードに横合いから入る近くだった。
手を引かれて、人の流れを縫っていく。
鶏肉専門店の前で止まった。
「こんちわぁ~」
「よぉ! 兄ちゃんか。いつものか? 数言ってくれ」
慣れた感じで、指差しながら、中華サラダみたいなのとかが、コロッケなど、次々と計り売りのも含めて、容器が積み上がる。
それらが詰められた袋を渡された。
聞こえてきた値段が思ってたよりも安い。
もの凄く良心的。
「酒は洋酒とか大丈夫? ソーダ割りにするし」
「大丈夫」
一緒だったらなんでも大丈夫です!
なんでもあなたに合わせちゃう!
メロメロですね。
ジンってお家で飲めるんですね。
ジンのソーダ割りをくぴくぴ飲みながら、楽しく飲んでます。
揚げ物も胃もたれなく収まってます。
彼とのお話しは楽しいです。
これが恋人と過ごすと言う事なんですね。
ちょっとホロっとしそうです。
ほろ酔いです。気分がいいです。
隣りが当たり前な感じで彼が近いです。
シャツ越しの肉体を感じる距離感。
ぴとっとくっついてたりするんです。
オレってこんなゆったりしたお付き合いした事ないです。
「そろそろする?」
………準備っすね。
やっぱ、男だね。ストレートでいいんだけどさ。
オレだって、その気でお邪魔してるんだからさ。
やりに来てるんだし。
「お風呂準備してきてよ。オレも準備あるし。お湯溜まるぐらいで大体終わるよ」
「ほーい」
軽ッ。
トートの中をゴソゴソ。
お酒でふわふわしてるとはいえ、なんだか酔いが半分冷めて、気が重くなる。
さっさと支度しやがれって感じ?
「ユニットだから、きゅうきゅうだよ」
おや? なんだか楽しそうな声音。こっちまで楽しくなってくる。
振り返ると、空いてる器を片付けたりして、お酒の瓶をまた入れ替えたりしてる。
スピリッツを色々と持ってらっしゃる。
また何か作ってくれるんだろうか。
「泡風呂にしちゃう?」
そんなんまで持っとるんかい!
「えー、お風呂から出れなくなっちゃうよ? 後始末大変なんだよ?」
「知ってるよ。二人だから楽しいんじゃん」
笑顔にノックアウト。
準備がこんなに楽しいと思うのは初めてかも知れない。
ベッドの上では気遣いなかった。
「あ、ちょっと、あーーーーッ」
筋肉男がぁぁあああ!
キスの時に抱き込まれてる感じだったから、もしかしてとは思ってたけど、身動きが出来ない。
キスの時は息苦しい感じに幸せ感じてたけど、今は恐怖さえも感じてて…。
うつ伏せで執拗いぐらい後孔を、太くて長い指が3本は確実に、それ以上入ったんじゃないかって程にしっかり解された。
前立腺も弄り倒されて、快感の痺れを押さえつけられてるので、どこにも逃がせられなくて、喘ぎながらムリぃって伝えてるのにやめてくれなくて……。
今、さっきまで口で奉仕してたブツが当てがわれてる。
口に入りきらなかったし、太くて、長くて、立派過ぎるぅぅ。
確認させられるような口淫だったよ。
めっちゃ褒めてくれるから、気分良かったんだけど。
オレって…涙目になってくる。
褒められ慣れてないってバレバレなんだよ。利用されてる?
あん! 歴代と変わんないじゃん。
オレ、ダメンズほいほい?
ふわふわになってるだろうか孔に圧が掛かった。
あ、コレ!!!
ビクビクと身体が硬くなっちゃう。
耳介に柔らかく触れて、唇でハミハムと甘噛みされる。
「大丈夫。しっかり解したから」
こめかみにキス。頬にも熱を感じる。
肌が汗でしっとり触れ合う。身体をサワサワと撫でられ、緩く揺すられる。
緊張を解してくれてる?
優しい?
否、挿れるのがキツイとしんどいからだよ。
優しさと疑いに針がメトロノームのように揺れる。
オレはどこかで彼を信じれてない。
信じれてなくても、性欲処理でいいように使われても今まで通りだし。
大きな身体してるけど、繊細な感じだし、優しいし、オレに合わせてくれるし。
でも、ベッドで、コレして? アレしよ? って押してくる圧が強いんだよ。目がギラついて怖いんだよ?
でも、従っちゃうというか、してあげたくなっちゃうッ。
精悍な顔がちょっと柔くなって、眉間なんかに皺がよったりしちゃったら、あーん、セクシーで悶えちゃうんだもん。
だから、こんなに優しく揺すられたら、顔見えないけど、受け挿れたくなっちゃうよ。
「んー………ッ」
ツプっと、ゆっくり、這入って来る。
亀頭のツルッとした感じが…あ、ゴムしてくれてる?
できるだけ咥え込めるように、お腹に力を入れて、開く。
この人、優しい…。
恋人になって良かった。
こんな些細な事に嬉しくなってしまうオレって…。
ローションもたっぷりだから、ズプププッと這入ってくる。
はぁー、あー、と声にならない息が吐き出される。
やっと繋がれるってのも、気持ちが昂る。
彼のは、エラがしっかり張ってた。
太いところが皺を広げてくる。
んーーーーーーッ
ブチュンと嵌まって、締まってるところを通過して、飲み込めた…。
そこからはカリが肉壁を擦りながら、奥へと拓いていかれる。
最近ご無沙汰だったから、そこは狭くなってるかも…。
お腹にずっしりと存在感を示しつつ、奥へ、奥へ。
「あ、あぅぅん、はぁぁん…」
時折り止まって、前後して、また進む。
前立腺のところでは、執拗く擦られた。
泣いちゃう寸前まで甚振られた。
「可愛い…」
遠くでなんか聞いた気がしたけど、自分の声に掻き消されて。
この声を抑えたくて、唇を噛んで、耐えてたら、その唇の上を指がスリスリ往復されて、擽ったくて、口を開けちゃった。
「あぁぁああん、やぁぁ…、はぁぁ…」
閉じようとしたら、彼の指が舌を触って閉じれなくなっちゃった。
「あぐぅ…ぅぐん…へぅぅ…」
涎が垂れる。
後ろがグチョグチョ音がして、口で指が動くから唇を窄めて、しゃぶれば、ジュプジュパと音をわざと立てるように動かしてる。
彼に串刺しにされてる気分。
奥にトンと当たる感覚がしたけど、お尻にギュッと押しつけられるあの感覚がない。
やっぱり全部はムリだ。
ここで終わりだねって、緊張が緩んだところで、ぐりっと押し込まれた。
はぁあああ?????
「まだ、いけるよね?」
耳元で囁かれる。
全部挿れる気?!
ムリムリムリィィ!!!!
拒否の力を入れたタイミングて、ドチュンと押し込まれた。
侵っちゃいけないところです!
ぐぐぐっと圧し拓かれていく。
一旦引かれた。
諦めた?
力みがふっと緩んだ。
待ってたのか、タイミングを合わせて、グリュンっと突っ込まれて、嵌まり込んだ。
尻に彼の下生えと肌の熱を感じる。
「あーーーーーーーーーッ!!!」
スコーンとオレの頭のどっかも抜けたようになって、トンだ。
ドクトクンと中で彼が波打ってる。
苦しい。
お腹がいっぱいで、圧が、ああ、いっぱいで、苦しくって、、、
オレは、孔で筒で腹全体で彼を感じて、抱きしめた。
呻きが聞こえる。
ナカが痙攣してるのが、感じられる。彼をキュウキュウ抱きしめる。
彼がオレをぎゅーっと抱きしめてくれる。
オレは彼に包まれてる感覚にイきまくっていた。
頭がボーッとしてくる。
「もう少し、付き合って…」
掠れたセクシーボイスが鼓膜を揺する。
大きなストロークはないものの、奥を往き来する刺激は断続的で、悶え狂うには十分な刺激で、グリッ、グチュ、グポッと腹の奥が痺れて、未知の刺激に翻弄される。
あー、もう、ダメ、もう、何が、どうなって、あぁあああああん…!
白く溶けた。
腹の奥に熱を感じる。外から入ってくる自分以外の熱。オレが抱きしめる熱から吐き出された熱。
愛おしい…。
髪に優しく触れるものが気持ちいい。
閉じてた瞼を開けると、彼がいた。
オレと目が合ったのに気づいた途端、破顔。
チュッとちょっと乱暴に唇が合わさった。
「喉乾いてない? 大丈夫?」
手をヘッドボードに手を伸ばして、ペットボトルを引っ張ってきた。
結構酷い抱き方だったと思うんだけど…別にいいっか。
「飲ませて」
わがまま言ってみる。
嬉しそうにペットボトルに口をつけてる。
口移しで飲ませてくれるらしい。
まだ硬いアレが身体に当たってます。
休憩入れたら、次のラウンドでしょうか。
なんて事を考え、割とウキウキとなりながら、彼と唇を合わせた。
喉を通っていく液体が気持ちよく流れ落ちていく。
猫舌さんはバリタチさんで絶倫系で、割とオラオラ系。
器用な舌してるから、熱々でも食べれると思う。でも、猫舌のままでもいい気がしてきた。
だって、キスして、この舌と絡み合わせる理由がひとつ減っちゃうから。
もっとお水と強請って舌を絡めた。
ーーーーー
ありゃ?
次はこの続きに…なりますな( ̄▽ ̄;)
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