13 / 14
後日】誘われた
しおりを挟む友人宅!
============
心の友尾方氏宅に招待された。
AVを手土産に持っていった方がいいだろうか。
酒はいるか?
コンビニ…と思ったが、スーパーが開いてたので、コロッケと缶ビールを購入して向かった。
「よッ。コロッケとビール」
会ってすぐ渡す。
玄関先で中身を覗いて、私越しに空を覗き見た。
「台風だっけ?」
「ん? 発生したのか?」
会話が噛み合わない。
見合ってしまった。
ググッと踏み込んだ。
ススっと入れてくれた。
その辺は長年の付き合いである。難なく入れた。
尾方氏の調子が悪いようだ。台風? よく分からん。
勝手知ったるで、荷物を置き、洗面所を借りて手を洗う。いつも通り。
戻るとコロッケを皿に出してる心の友。いつもと変わらないが違うような…。何故か、落ち着かない…。
ローテーブルに彼が用意してたのか他のツマミや惣菜が並ぶ。
夕飯兼飲み会の始まりのようだ。
彼の横に座ると石鹸の香りが鼻を掠める。
すぐに揚げ物の匂いに掻き消された。些細な香りだった。
たわいもない話に花を咲かせ、盃と箸が進む。
「おお、忘れてた…」
鞄から秘蔵DVDを出す。
私視点の愛蔵版なのだが、巨乳女子も登場してたはず。彼には初見せである。
なんせ男優の尻からのアングル過多で余り人気が出なかった代物だ。
「借りてこようかとも思ったのだが、コレを見て欲しくてな」
彼の方を振り返ると、ふわっと身体が揺れた。
たぶん酔っていた。
前の不始末再びは不味いと酒量には気を付けていたのだが、どうもふわふわとおかしい。
「おすすめ? じゃあ、尻多めなんだな?」
「よく分かってるではないか。さすが心の友ッ」
思わず抱きつきていた。
石鹸の香り?
スルッと腕から抜けて、DVDを掛けてくれた。
「ケツばっかだな。これなら尻越しより腰越しでいいじゃん。むしろダイレクトに乳映せ」
「それは粗暴だろう」
「この尻の主の腰振りの方が粗暴だろう」
尾方氏を見て、画面を観る。
確かに。。。
尻の形と躍動にばかり目がいっていて、そこには気づけてなかった。
一気に冷めた。
「尾方氏よ。ありがとう。自分の浅はかさを知る事が出来た」
手元のグラスをクッと空けた。
テレビ画面を切り替える。
バラエティー番組が流れてる。
ん?
なんだか画面が霞むな…。
「…酔ったか? 俺のお願い聞いてくれる?」
テーブルに肘をついてこちらを見遣る友。薄っすら赤い顔で遠慮がちに言ってる。
「いいぞ。さっきのお礼もしたいからな。出来る事か?」
「お前にしか出来ない。尻を…この前みたいに揉んで欲しい」
どこか遠くで声がしている。
くふふと耳元で笑いが含まれてる声。
尾方氏も酔ってるのか?
横で徐にズボンを脱ぎ出した。
ピッタリとした布地に包まれた形いい尻が目の前に晒される。
誘われるように、手を触れる。
生でもいいだろうか…?
「好きに揉んでいいんだぞ」
掠れた声が誘う。
私は、請われるまま揉み拉いた。酔いが理性を霞ませる。
「はぁぁん、めっちゃいい。もっと…」
喘ぎ?
気分がいい。頬に尻を感じつつ、撫で揉む。
舐めて、噛み付く。
???
何を…?
「尾方氏?」
唾液の糸が尻と繋ぐ。
ん?
不始末をしでかしたらしい。酔ってたのか…。まだ酔いが回っているが、意識がむっくり起きた。
「同意だ。気にせず揉めッ」
同意?
揉んでいいの?
「お前の所為だからな。欲求不満が溜まっちまってッ」
イラつく声。
「なんだ。揉んで欲しいなら言ってくれればいいのに」
リズムよく揉む。やはりいい尻だ。
「ーーーー恥ずい」
「じゃあ、密室ならいいって事か? 私ならいつでもウェカムだ」
手を止める。本音。
「はぁ?」
うつ伏せの身体を捻ってこちらを伺ってる。
「度数のキツイの混ぜやがったな?」
笑ってやった。
瞠った目とばっちり視線が合う。
「俺も飲んだよ…」
不意に、真っ赤な顔で目を伏せる。
可愛いと思ってしまった。
モニュッと鷲掴む。
「わおぅッ?!」
こちらを見たまま、口を開いた。
ニッと笑ってやった。
尾方の片側の口角がクッと上がった。
互いに視線がガッチリ絡んだ。
「「諾」」
その夜は思う存分揉んで揉んで揉みまくった。
翌朝、尻が腫れたと頭を叩かれた。
強く揉み過ぎたか…と今後の事も考えて、考察を開始した。
形が崩れては勿体無い。まぁ…崩れたら崩れたらでいいんだが……でへへ…
より良い尻ライフの為に!
==========
互いの利害が一致?!
さてさて、どうなることやら?
ムフフ…( ̄∀ ̄)
10
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる