ウブな二人のカウントダウン

アキノナツ

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【本編】〇〇までのカウントダウン

15・お泊まりまでのカウントダウン ※

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タケシが雄の香りを漂わせた。
ちょっと怖いけど、ゾクゾクする。コレは快感だと思う。うっとり身を委ねる。

「トオル、煽るなって…」
ぎゅっと抱きしめてくれる。
「コレ、好きだよ。ぎゅっとされるの」
うっとりです。
「他は?」
ぽやぽやしてる。
「キスとか。あとこうやって肌が触れ合ってるのとか、タケシに触られる手の感触とか、気持ちいい」
熱が引きかけてる身体を摩ってるくれてる。
気持ち良くって、すりすりタケシにくっつく。
さっきので酸欠みたいになってるのかなぁ…。とってもふわふわしてる。

「あの…さ。後ろってどう?」
訊きにくそうなタケシ。
ああ、やっぱり男だから、入れたいよね。

「まだよく分かんない。実はね、洗浄とかしてみてるの。その時、解したりしてるんだけど、違和感しかない」
暫しぼんやり考えて、正直に伝える。
何が良くて、何が問題なのか分かんないんだもの。

「前立腺っての弄ったら、めっちゃ気持ちいいらしい。トオルには気持ち良くなって欲しい」
まだ何か言いたそうだったのに、言葉を飲み込んでしまった。
「それから?」
飲み込んだ言葉を吐き出させる。聞きたい。

「ーーーもうやめてって泣くまで、気持ちよくさせたい」
痛くなるぐらい抱きしめられる。
タケシって握力強い。
手の形ついちゃったりするかも。それもなんだか気持ち良くなってる。そんな自分をなんだか受け入れていた。

「泣かせて? 気持ちいい事したい」
抱きしめられる胸の中で、呟く。
賑やかな音楽が流れてるけど、タケシには聞こえてるはず。
頭にすりすりとほっぺが擦り付けられてる感覚。
禿げるからやめてほしいけど、タケシはコレが好きらしい。
ゴリゴリじゃなくて、サワサワって感じだから、気を使ってくれてるみたいだけど。

「今日ね。洗ってきたの。ーーーやる気満々だよね。エロい事しか考えてないのかって。嫌になっちゃう。こんなオレで、ごめん」
恥ずかしさで泣ける。胸に顔を埋めるようにくっつく。
タケシって筋肉質。胸筋しっかりついてる。

つむじにキスが降ってくる。

「俺らってぴったりだと思う。俺を好きになってくれて、ありがとう」
何か言ってますが。ぴったりって笑っちゃう。確かにぴったりみたいだけど。
こう言うのって、SとMっていうんだろ?
でも、ムチとかは嫌だなぁ。

タケシにぴったり抱きついてる。
もう恥ずかしさに顔が上げれない。オレと違って、鍛えられた身体にきゅっと顔を押しつけて、小さくなってる。

ゴソゴソしてる。
気になって、チラッと見てみる。
あの箱があった。

えーと、それってやっぱり、いまいちなんだよ。気持ちいいのかなぁとか、良くなるのかなぁって考えちゃう。
演技する? それは、なんだか違う気がする。
あ! 確か、気持ちいいところあるって言ってたね。でも…。
するって思ったから、洗って来たんだよね…。

そんな事をうだうだ考えてる内に準備出来たようで、オレの身体をまたサワサワと撫で始めた。
さっきまでに労わる感じじゃない、エッチな感じの触り方。
ピクピクしちゃう…。

お尻、触られてる…。来る? 来る? 入る? 入れちゃうの?
期待? 怯え? もう……分かんない! 身体が強張ってくるのは分かる。
タケシの手は気持ちいいのに……。

お尻の割れ目に手が。オレが身体を固くしてるから、ぴったり合わさって、隙間がない。
屋上だと、タケシの膝に乗って、脚を開いて、受け入れやすいように掴まってた。
狭いし、くっついてないと寒いし、くっついていたかったし…。
今はベッドの上。部屋もエアコンのお陰で適温。今は何も着てない。丸見えです。キャッ。

「トオル…」
優しく呼びかける魅惑の声でも、1ミリも動けないでいるオレ。
ちょっと乱暴に尻肉を掴まれた。
ビクッと身体が揺れる。

タケシをイラつかせた?
アーン、なんで動いてくれないんだろ、オレの身体。

「大丈夫だから。優しくするから」
なんだか言葉と手の動きが一致しないような気はしますが、それも、何というか、ゾクゾクしちゃってる自分が居てですね……嫌じゃないんだなって、思っちゃって、益々恥ずかしくって、タケシにしがみついちゃう。

「トオル、こっち見て」

強い口調に、逆らえなくなって、ぎこちなく見上げる。
大好きなタケシの顔が近づいて来て、目がギラついてたけど、喰われそうって思っちゃたけど、キスだなって思うと、ツイッと伸び上がる。
少し、身体の強張りが解けた。

キスと同時に、後ろの窄まりを撫でられる。
ビクンと跳ねたが、タケシにがっしり押さえられて、動けない。
ぎゅっと拘束されてるような抱きしめ方は、身体を熱くさせる。

ああ、オレは、コレも快感に感じてるんだッ。こんなの恥ずかし過ぎる……。前に熱が集まってくる。
タケシには、気付かれないようにキスに集中する。

段々と身体が開いてくるのを感じていた。

ヌルついてるゴムを嵌めた指が浅く深く出入りしてる。
1本しか入っていないのに、違和感だけが増すだけだった。
オレって、動画のお兄さん達みたいな才能(?)ないんだなぁって思ってると、中で指がくにゅんと曲がって、孔が拡がった。

ひゃん!と叫んじゃったが、情けない声はタケシの口の中に消えた。

一瞬穴の中に外気を感じた気がした。
気のせいだろうけど、オレの穴、確実に拡がってる。

指が増えたのを感じた。圧迫感がぁぁッ。
裂けるような気がして、キスに蕩ける舌が縮こまる。
チュパぁっと離れる唇を、タケシに縋りついてるオレは、ぽやぁんと見つめる。

「ゆっくり拡げるから大丈夫」
そっかぁ…と、なんとなくほっとして、くてんと凭れる。
お尻が自然と突き出て、自らも力が抜けて穴が開いていく。

「ヒョッ。な? ひゃぁん…にゃに? タケシ?」
指が変な感じのするところを掠った。

「ここだね…」
くにゅくにゅんとその周辺を触って、掠った箇所を特定した。

「違和感ッ、upなんだけど? あふッ。オヒョ? そこ、あ、触っちゃ、あ、はぅ…変な、感じが、あ、マジ、ウフッ、んんん…」

抱きしめられて動けない身体を捩る。
お尻の中で、指がここってところを執拗に触ってる。擦ったり、トントン叩いたり、押し込んでぐりぐりしたり…手を変え品を変えと変化させて、そこを弄り倒されて、オレは排尿感のようなジレジレとした感覚に身悶えていた。

屋上で触ってる場所と同じようなところなのに何かが違う。

「なんか、出るッ。出そう、タ、タケシぃん、やめてぇぇん、んんっ、ぅううう…」

前を押さえた。
ガッチリ勃ってる。カウパー液がダラダラ出てる。
違和感が変な違和感にすり替わっていく。

「イっちゃえば?」
掠れた声で囁かれる。
見れば、薄い唇を舌が舐めてる。
その舌は、オレの口の中に来てほしい。

「いく?」
「うん。イくの」
クイッと押される。
「はぅぅんん!」
カクンと顎が上がって、ピュッと前からなんか出た。
おしっこじゃない。
この臭い…精液。ーーーー射精した?

トントン、コシュコシュ…
「あ、あぅぅん、ダメ、いやァン、待ってぇぇん……また、出りゅぅうッ」
「出るじゃなくて、イクだよ?」
優しく言ってくれてるけど、指の動きは優しさからは程遠い。苛められてる。

「イ、イくぅぅう? あ、あぁぁん、イグん。タケシ、イグゥうう、んんん、んはぁぁあああんッ」
手の中に熱いどろっとしたモノが吹き付けられた。
「イ、イったぁぁああ。ヤァああ。もう…触んにゃいでぇええ」
泣きそうになりながら、訴える。
指が執拗く、あそこを刺激して、止まってくれない。

「うぎゅ、ゔぐん、もう、許してぇぇ…」

揺らぐ視界に愉しそうなタケシがいた。
瞬きをすると、涙が頬を流れる。

「可愛い…」
呟きを聞いた。
ゾクゾクして、またプシュっと出ちゃった。
連続する絶頂感にクラクラしていた。

タケシの指は止まってくれない。

「あ、あ、アゥ、くるクルゥ、イクゥゥゥ……ッ」

きゅっと身体に力が入った気がしたが、フィッと力が抜けて、意識も遠のいて、身体から何もかも抜けた。




目が覚めたら、音楽は止まってて、静寂と薄暗い空間。
モソッと動くと、抱きしめられてる事が分かった。

タケシに抱きしめられてる。
動く気配はない。しっかりホールドされてる。

身体はさっぱりしてる。
拭いてくれたんだろうか。
オレは全裸だけど、タケシはトランクス履いてるみたい。
石鹸の匂いがする。
お風呂入ったのかな。
スースーと寝息が聞こえる。

この静まり返ってる感じは、夜中かもしれない。お泊まりになっちゃったんだ。

もう帰れないし……と、諦めて、タケシに寄り添って、温もりを感じながら力が抜けて、眠りに落ちた。



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