16 / 37
episode.16
しおりを挟む
『お前達、いい加減にせんか!!……ベル、ロジェが申し訳ない。こやつは連れて帰る』
ヨルグがロジェの襟首を咥え家から引きずり出してくれた。当然ロジェが「何するんですか!?」などと騒ぎ立てたが大型の獣に敵うはずもない。呆気なく外に出されるとヨルグに対して文句を言っていたが、獣と言えど神格持ちには強くは言えず、不貞腐れながらも大人しくなった。
「仕方ありません……本日は貴女の顔が見れただけでも良しと致しましょう。後日、改めてお伺い致しますね」
「いや、教皇はお忙しい身ですし助けたお礼も頂きましたから……」
遠回しに「来るな」と言っているのだが、ロジェには伝わらなかったのか、伝わっていても素知らぬフリを決め込んでいるのか「気にするな」の一点張りで話にならない。
そんなロジェにヨルグは一喝する様に大口を開けて吠えると、無理やりロジェを背に乗せた。
『ほんにすまない。この詫びはいずれ必ずする』
「結構よ。その代わり、貴方の主をしっかり躾といてよね」
『……あい分かった』
ヨルグの大きな頭を撫でながら伝えると、困ったように微笑み返してくれた。そして、背にロジェを乗せたまま来た道を戻って行った。その後ろ姿を黙って見ていたリアムが、前を見据えたまま口を開いた。
「──……で?どうすんの?また引越す?」
「……………」
問われたベルベットは返答に困った。正直な所は、引越したい。そこに安息があるのなら、洞窟だろうと木の上だろうと文句は言わない。だが、それはベルベッド一人の意見であって皆の意見にはならない。チラッとネリーを見ると、寂し気にこちらを見ていた。苦労して手入れをして住めるまでにした思い入れのあるこの家を離れたくないのだろう。
その思いはベルベットにもよく伝わっているからリアムの問いに中々返事を返せずにいるのだ。
「僕らはベルの従者だし、主であるベルの言葉は絶対だと思ってる。だからどうするかはベル次第なんだよ」
いつになく真面目な表情で詰め寄ってくる。こんな時のリアムは狡い。あくまでも自分は仕えている身だと全力で私に責任を押し付けてくる。
そもそも、お嬢様じゃなくなったんだから私も二人と対等だと思うんだけど……まあ、今そんな事を言ったら火に油を注ぐだけになるから言わないけど。
二人は黙ってベルベットの答えを待っている。ベルベットは大きな溜息を吐くと、二人に向き合った。
「今回はここに残るわ」
「へぇ?」
ベルベットの答えにわざとらしく頬を緩めるリアムに若干イラつきながらも話を進めた。
「何度も引越すほど金銭的な余裕も体力も無いってのが一つだけど、ネリーがここを気に入ってるっての一番の理由ね」
「お嬢様……ッ!!」
ネリーは口元を手で覆いながら感極まって泣きそうになっている。それはベルベットが他人に気遣いが出来ることに感動しているのか、はたまた単純に嬉しいだけなのかは定かではないが、喜んでくれたのらなばそれで良しとしよう
「ベルも大人になったって事だねぇ」
「うるさいわよ。あんただって本当は分かってて、わざと煽ったんでしょ?」
「さあね」
リアムはニヤッと微笑むと手を頭の後ろに回し、そのままどこかへ行ってしまった。
「まったく……」
そう言うベルベッドも心做しか嬉しそうだった。
まあ、攻略者と言えど相手は教皇様。そう易々とこんな山奥になんて来れるはずなかろう。万が一にも来た際には居留守を決め込めばいいだけの事。……そう安易に考えていた。
◈◈◈
「ごめんください」
コンコンと扉を叩きながら声を掛けるのは、言わずもながロジェである。因みに、本日二回目の訪問。
ベルベッドが高を括ったあの日から、連日連夜ロジェは訪れている。その度にリアムとネリーが対応してくれたが、今日のように二度三度と来られると隙が出来てしまい、鉢合わせする事もしばしば……そんな訳だからベルベッドは常に気を張っていて休まる暇がない。
最近では扉の音にも敏感で、コンと一度鳴るだけで体が勝手に隠れようとしてしまう。
「ベル~、今日もドレスだよ」
「はぁぁぁ~~…………」
溜息を吐きながらテーブルに突っ伏すベルベッドの前に、リアムは手に持ったドレスを掲げるように広げて見せてきた。
ロジェが来るようになってから家の中が急に華やかになった。それもこれも全てロジェからの貢ぎ物。最初の内は花束や菓子だったが、それがドレスになり宝石なのどの装飾品になり、あろう事かシュミーズまで贈ってきた事もある。
何度、要らないと言っても聞き入れてくれず、リアムは「くれる物は貰っとけ」と言うし、ネリーは「毎日同じ服では飽きますからね」と目を輝かせて着せ替え人形の様に毎日着付けてくる。この二人を前に断ることが出来ず、贈り物言う名の貢ぎ物が溜まっているのだ。
「……こう言っちゃなんだけどさぁ。あいつ、ベルを身の回りから管理しようとしてんじゃない?」
「え?」
「百歩譲ってドレスや宝石はまだいいけど、下着まで贈ってくる時点で常識を逸脱してるよね」
「言われてみれば……」
リアムに平然と言われ、初めておかしい事に気がついた。
「今はまだ身に付けるものに限定されてるけど、そのうち行動まで監視し始めたりしてね」
「え?ちょっと待って、何それ、怖いんだけど」
何も知らないリアムは冗談交じりに言っているが、ベルベッドは冗談には聞こえなかった。
リアムの言う通りだわ。シナリオからは外れていると信じたい。けど、こうも攻略者との接触があると疑わしくなる。更に監視までされた日には破滅の道までノンストップコース。
(それだけは死んでも避けたい……!!)
ヨルグがロジェの襟首を咥え家から引きずり出してくれた。当然ロジェが「何するんですか!?」などと騒ぎ立てたが大型の獣に敵うはずもない。呆気なく外に出されるとヨルグに対して文句を言っていたが、獣と言えど神格持ちには強くは言えず、不貞腐れながらも大人しくなった。
「仕方ありません……本日は貴女の顔が見れただけでも良しと致しましょう。後日、改めてお伺い致しますね」
「いや、教皇はお忙しい身ですし助けたお礼も頂きましたから……」
遠回しに「来るな」と言っているのだが、ロジェには伝わらなかったのか、伝わっていても素知らぬフリを決め込んでいるのか「気にするな」の一点張りで話にならない。
そんなロジェにヨルグは一喝する様に大口を開けて吠えると、無理やりロジェを背に乗せた。
『ほんにすまない。この詫びはいずれ必ずする』
「結構よ。その代わり、貴方の主をしっかり躾といてよね」
『……あい分かった』
ヨルグの大きな頭を撫でながら伝えると、困ったように微笑み返してくれた。そして、背にロジェを乗せたまま来た道を戻って行った。その後ろ姿を黙って見ていたリアムが、前を見据えたまま口を開いた。
「──……で?どうすんの?また引越す?」
「……………」
問われたベルベットは返答に困った。正直な所は、引越したい。そこに安息があるのなら、洞窟だろうと木の上だろうと文句は言わない。だが、それはベルベッド一人の意見であって皆の意見にはならない。チラッとネリーを見ると、寂し気にこちらを見ていた。苦労して手入れをして住めるまでにした思い入れのあるこの家を離れたくないのだろう。
その思いはベルベットにもよく伝わっているからリアムの問いに中々返事を返せずにいるのだ。
「僕らはベルの従者だし、主であるベルの言葉は絶対だと思ってる。だからどうするかはベル次第なんだよ」
いつになく真面目な表情で詰め寄ってくる。こんな時のリアムは狡い。あくまでも自分は仕えている身だと全力で私に責任を押し付けてくる。
そもそも、お嬢様じゃなくなったんだから私も二人と対等だと思うんだけど……まあ、今そんな事を言ったら火に油を注ぐだけになるから言わないけど。
二人は黙ってベルベットの答えを待っている。ベルベットは大きな溜息を吐くと、二人に向き合った。
「今回はここに残るわ」
「へぇ?」
ベルベットの答えにわざとらしく頬を緩めるリアムに若干イラつきながらも話を進めた。
「何度も引越すほど金銭的な余裕も体力も無いってのが一つだけど、ネリーがここを気に入ってるっての一番の理由ね」
「お嬢様……ッ!!」
ネリーは口元を手で覆いながら感極まって泣きそうになっている。それはベルベットが他人に気遣いが出来ることに感動しているのか、はたまた単純に嬉しいだけなのかは定かではないが、喜んでくれたのらなばそれで良しとしよう
「ベルも大人になったって事だねぇ」
「うるさいわよ。あんただって本当は分かってて、わざと煽ったんでしょ?」
「さあね」
リアムはニヤッと微笑むと手を頭の後ろに回し、そのままどこかへ行ってしまった。
「まったく……」
そう言うベルベッドも心做しか嬉しそうだった。
まあ、攻略者と言えど相手は教皇様。そう易々とこんな山奥になんて来れるはずなかろう。万が一にも来た際には居留守を決め込めばいいだけの事。……そう安易に考えていた。
◈◈◈
「ごめんください」
コンコンと扉を叩きながら声を掛けるのは、言わずもながロジェである。因みに、本日二回目の訪問。
ベルベッドが高を括ったあの日から、連日連夜ロジェは訪れている。その度にリアムとネリーが対応してくれたが、今日のように二度三度と来られると隙が出来てしまい、鉢合わせする事もしばしば……そんな訳だからベルベッドは常に気を張っていて休まる暇がない。
最近では扉の音にも敏感で、コンと一度鳴るだけで体が勝手に隠れようとしてしまう。
「ベル~、今日もドレスだよ」
「はぁぁぁ~~…………」
溜息を吐きながらテーブルに突っ伏すベルベッドの前に、リアムは手に持ったドレスを掲げるように広げて見せてきた。
ロジェが来るようになってから家の中が急に華やかになった。それもこれも全てロジェからの貢ぎ物。最初の内は花束や菓子だったが、それがドレスになり宝石なのどの装飾品になり、あろう事かシュミーズまで贈ってきた事もある。
何度、要らないと言っても聞き入れてくれず、リアムは「くれる物は貰っとけ」と言うし、ネリーは「毎日同じ服では飽きますからね」と目を輝かせて着せ替え人形の様に毎日着付けてくる。この二人を前に断ることが出来ず、贈り物言う名の貢ぎ物が溜まっているのだ。
「……こう言っちゃなんだけどさぁ。あいつ、ベルを身の回りから管理しようとしてんじゃない?」
「え?」
「百歩譲ってドレスや宝石はまだいいけど、下着まで贈ってくる時点で常識を逸脱してるよね」
「言われてみれば……」
リアムに平然と言われ、初めておかしい事に気がついた。
「今はまだ身に付けるものに限定されてるけど、そのうち行動まで監視し始めたりしてね」
「え?ちょっと待って、何それ、怖いんだけど」
何も知らないリアムは冗談交じりに言っているが、ベルベッドは冗談には聞こえなかった。
リアムの言う通りだわ。シナリオからは外れていると信じたい。けど、こうも攻略者との接触があると疑わしくなる。更に監視までされた日には破滅の道までノンストップコース。
(それだけは死んでも避けたい……!!)
87
あなたにおすすめの小説
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
【完結】氷狼魔術師長様と私の、甘い契約結婚~実は溺愛されていたなんて聞いていません!~
雨宮羽那
恋愛
魔術国家アステリエで事務官として働くセレフィアは、義理の家族に給料を奪われ、婚期を逃した厄介者として扱われていた。
そんなある日、上司である魔術師長・シリウスが事務室へやってきて、「私と結婚してください」と言い放った!
詳しく話を聞けば、どうやらシリウスにも事情があるようで、契約結婚の話を持ちかけられる。
家から抜け出るきっかけだと、シリウスとの結婚を決意するセレフィア。
同居生活が始まるが、シリウスはなぜかしれっとセレフィアを甘やかしてくる!?
「これは契約結婚のはずですよね!?」
……一方セレフィアがいなくなった義理の家族は、徐々に狂い始めて……?
◇◇◇◇
恋愛小説大賞に応募しています。
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます( . .)"
モチベになるので良ければ応援していただけると嬉しいです!
※この作品は「小説家になろう」様にも掲載しております。
※表紙はAIイラストです。文字入れは「装丁カフェ」様を使用しております。
※小説内容にはAI不使用です。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる