28 / 37
episode.28
しおりを挟む
夜の町を歩くネリーは迷うことなく、噴水のある広場へやって来た。そこには思った通り、ジェフリーが待ち人を待っている様だった。
呆れるように溜息を吐き、ジェフリーの元へ足を進めた。
ジェフリーは人の気配を感じ、振り返るとそこには顔を隠すように真っ黒な外套を羽織った者がいた。すっかりベルベットだと信じているジェフリーは口元が緩みそうになりながら声を掛けようとした。
「──こんばんわ。騎士様」
いち早くネリーがフードを取り、にっこり微笑みながら挨拶をした。
ベルベットだと思っていたジェフリーはまさかの人物にたじろいだが、すぐに気を戻しネリーに鋭い視線を向けた。
「お嬢様じゃなくてごめんなさい?」
あからさまな態度に失笑してしまう。
「何故お前がここにいる」
「だって、呼びつけたのは騎士様でしょう?」
「……お前を呼んだのではない」
そんなこと知っている。
ジェフリーはネリーの態度に眉間に皺をよせ、苛立ちを隠せていない。
だが、ネリーは屈しない。その姿は普段おっとりとしている雰囲気とは似ても似つかない程、厳しい顔つきをしている。
「わざわざ私が来なくても良かったんですが、来た理由としては忠告。ですかね」
「ほお?侍女のお前が騎士である私に忠告か?」
「ええ、これ以上お嬢様に付き纏うのは止めてください」
はっきり言い切ったネリーをジェフリーは真っ直ぐ顔を逸らさず見ている。
「お嬢様はこれ以上貴方との関りを持つことを恐れています」
「……恐れる?」
「それはそうでしょ?こちらは断罪された挙句平民に落とされたのですよ?そんな者の元に騎士が頻繁に訪れれば警戒するには十分すぎる理由だと思いませんか?」
「………………」
最もらしい言葉で言えば、ジェフリーは何も言えずに黙った。
これ以上攻略対象者がベルベットの傍をうろつかれるのを危惧したネリーが、独断でやって来たのが本来の理由だ。
(ここで大人しく引き下がってくれればいいのだけど……)
そう願う一方、この程度で引き下がってくれれば苦労はしてないんだよね。
「……なるほどな。確かにお前が言っている事は一理あるかもしれんな」
「──ッでは!!」
「悪いが、私は他人から言われた言葉は信用しない。本人から言わたらその時は行動を改めよう?」
要はベルベットから直接聞くまでは諦めないと。
(しかもこの男……)
本人から言われても行動を改めるだけで、会う事はやめないと暗に示唆している。
「……ここを離れる前に顔を見ておきたかったが……」
「え?国に戻るんですか?」
ボソッと呟いた言葉を聞き逃さなかった。
「ああ、少々問題が起きてな。明日の早朝経つことになった」
「へぇ」
という事は、実質的にベルベットとの距離がうまれるということ。
「随分嬉しそうだな」
「そう見えます?」
「……口の減らん女だ」
ネリーは満面の笑みを浮かべながらジェフリーを見ていた。
「しばらく会えなくなるが、私の顔を忘れられるのも困るのでな。また近い内に来ると伝えておいてくれ」
それだけを言い残し、ジェフリーは静まった町へと消えていった。
◈◈◈
その頃、リアムは──
「おやおや、なんとも物騒ですね」
執務室で書類に目を通しているロジェの首元に鋭い刃を突き付けているのは黒装束に身を包んだリアム。
チリッと刃が薄皮を破ってもロジェは冷静を保ち驚く事も慌てることも、ましてや命乞いもしない。
まあ、命乞いなんてしたらその時点で首が飛ぶと分かっているのかもしれない。
「随分と余裕だね」
「ふふっ、そう見えます?」
「……僕が来た理由、分かってるだろ?」
「……さあ?」
リアムの問いに知らないとシラを切るが、こちらは既に裏が取れている。今更知らないなどとは言わせない。
ドンッ!!
ロジェの胸ぐらを掴み、机の上に叩きつけた。首元には変わらず小刀が光っている。
「いい加減にしろよ」
「それが君の本来の顔ですか?」
リアムは一層冷たく睨みつけるが、当のロジェは恐れるどころか本来の顔を見れ愉し気だった。
くだらない事ばかり言うロジェに流石のリアムも苛立ちを隠せず、自然と掴んでいる手に力が入る。首を絞められたロジェは顔が歪み苦しそうだ。
「このまま殺ってもいいけど、あんたが二度とベルに近づかないって約束するなら命だけは見逃してやる」
本音は殺ってしまいたいが、お人好しの主人が悲しむと思いリアムの方が譲歩した形だ。
だが、ロジェからでてきた言葉はそれを否定する言葉だった。
「お断りです」
「は?」
一瞬の隙を付きリアムを突き飛ばした。
「私はベルを諦めるつもりもありませんし、ましてや他の男に盗られるつもりもありません」
乱れ服を整えながら言うロジェの目は狂気じみている。頭のイカれた奴を数多く目にしてきたリアムでも、思わず身じろぐ程だった。
「……お前……聖女が気になっているんじゃないのか?」
「私が?あの聖女様を?ふふっ……何を仰るのかと思えば、その様な世迷言を……」
ベルベットの言葉を疑っていた訳ではないが、あまりにも聞いている内容と違うので確信に迫るために問いかけてみれば、そんな言葉が返ってきた。
(やっぱりね……)
ある程度は想定していたので驚きもしない。
「私はあくまで教皇の役目として関わりを持っているだけです。あの様な者、聖女と名がついていなければ顔すら見たくもありませんね」
教皇と言うには相応しくもない憎悪感を漂わせている。リアムはゾクッと背中に伝う冷気に苦笑いを浮かべた。
(こいつ、教皇の皮を被った狂人だな……)
これはベルベットが言わなくても関りを持っては危険な人間だと察した。
「さて、ここまで知られたからには仕方ありません。貴方、私と手を組みませんか?」
「は?」
呆れるように溜息を吐き、ジェフリーの元へ足を進めた。
ジェフリーは人の気配を感じ、振り返るとそこには顔を隠すように真っ黒な外套を羽織った者がいた。すっかりベルベットだと信じているジェフリーは口元が緩みそうになりながら声を掛けようとした。
「──こんばんわ。騎士様」
いち早くネリーがフードを取り、にっこり微笑みながら挨拶をした。
ベルベットだと思っていたジェフリーはまさかの人物にたじろいだが、すぐに気を戻しネリーに鋭い視線を向けた。
「お嬢様じゃなくてごめんなさい?」
あからさまな態度に失笑してしまう。
「何故お前がここにいる」
「だって、呼びつけたのは騎士様でしょう?」
「……お前を呼んだのではない」
そんなこと知っている。
ジェフリーはネリーの態度に眉間に皺をよせ、苛立ちを隠せていない。
だが、ネリーは屈しない。その姿は普段おっとりとしている雰囲気とは似ても似つかない程、厳しい顔つきをしている。
「わざわざ私が来なくても良かったんですが、来た理由としては忠告。ですかね」
「ほお?侍女のお前が騎士である私に忠告か?」
「ええ、これ以上お嬢様に付き纏うのは止めてください」
はっきり言い切ったネリーをジェフリーは真っ直ぐ顔を逸らさず見ている。
「お嬢様はこれ以上貴方との関りを持つことを恐れています」
「……恐れる?」
「それはそうでしょ?こちらは断罪された挙句平民に落とされたのですよ?そんな者の元に騎士が頻繁に訪れれば警戒するには十分すぎる理由だと思いませんか?」
「………………」
最もらしい言葉で言えば、ジェフリーは何も言えずに黙った。
これ以上攻略対象者がベルベットの傍をうろつかれるのを危惧したネリーが、独断でやって来たのが本来の理由だ。
(ここで大人しく引き下がってくれればいいのだけど……)
そう願う一方、この程度で引き下がってくれれば苦労はしてないんだよね。
「……なるほどな。確かにお前が言っている事は一理あるかもしれんな」
「──ッでは!!」
「悪いが、私は他人から言われた言葉は信用しない。本人から言わたらその時は行動を改めよう?」
要はベルベットから直接聞くまでは諦めないと。
(しかもこの男……)
本人から言われても行動を改めるだけで、会う事はやめないと暗に示唆している。
「……ここを離れる前に顔を見ておきたかったが……」
「え?国に戻るんですか?」
ボソッと呟いた言葉を聞き逃さなかった。
「ああ、少々問題が起きてな。明日の早朝経つことになった」
「へぇ」
という事は、実質的にベルベットとの距離がうまれるということ。
「随分嬉しそうだな」
「そう見えます?」
「……口の減らん女だ」
ネリーは満面の笑みを浮かべながらジェフリーを見ていた。
「しばらく会えなくなるが、私の顔を忘れられるのも困るのでな。また近い内に来ると伝えておいてくれ」
それだけを言い残し、ジェフリーは静まった町へと消えていった。
◈◈◈
その頃、リアムは──
「おやおや、なんとも物騒ですね」
執務室で書類に目を通しているロジェの首元に鋭い刃を突き付けているのは黒装束に身を包んだリアム。
チリッと刃が薄皮を破ってもロジェは冷静を保ち驚く事も慌てることも、ましてや命乞いもしない。
まあ、命乞いなんてしたらその時点で首が飛ぶと分かっているのかもしれない。
「随分と余裕だね」
「ふふっ、そう見えます?」
「……僕が来た理由、分かってるだろ?」
「……さあ?」
リアムの問いに知らないとシラを切るが、こちらは既に裏が取れている。今更知らないなどとは言わせない。
ドンッ!!
ロジェの胸ぐらを掴み、机の上に叩きつけた。首元には変わらず小刀が光っている。
「いい加減にしろよ」
「それが君の本来の顔ですか?」
リアムは一層冷たく睨みつけるが、当のロジェは恐れるどころか本来の顔を見れ愉し気だった。
くだらない事ばかり言うロジェに流石のリアムも苛立ちを隠せず、自然と掴んでいる手に力が入る。首を絞められたロジェは顔が歪み苦しそうだ。
「このまま殺ってもいいけど、あんたが二度とベルに近づかないって約束するなら命だけは見逃してやる」
本音は殺ってしまいたいが、お人好しの主人が悲しむと思いリアムの方が譲歩した形だ。
だが、ロジェからでてきた言葉はそれを否定する言葉だった。
「お断りです」
「は?」
一瞬の隙を付きリアムを突き飛ばした。
「私はベルを諦めるつもりもありませんし、ましてや他の男に盗られるつもりもありません」
乱れ服を整えながら言うロジェの目は狂気じみている。頭のイカれた奴を数多く目にしてきたリアムでも、思わず身じろぐ程だった。
「……お前……聖女が気になっているんじゃないのか?」
「私が?あの聖女様を?ふふっ……何を仰るのかと思えば、その様な世迷言を……」
ベルベットの言葉を疑っていた訳ではないが、あまりにも聞いている内容と違うので確信に迫るために問いかけてみれば、そんな言葉が返ってきた。
(やっぱりね……)
ある程度は想定していたので驚きもしない。
「私はあくまで教皇の役目として関わりを持っているだけです。あの様な者、聖女と名がついていなければ顔すら見たくもありませんね」
教皇と言うには相応しくもない憎悪感を漂わせている。リアムはゾクッと背中に伝う冷気に苦笑いを浮かべた。
(こいつ、教皇の皮を被った狂人だな……)
これはベルベットが言わなくても関りを持っては危険な人間だと察した。
「さて、ここまで知られたからには仕方ありません。貴方、私と手を組みませんか?」
「は?」
75
あなたにおすすめの小説
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
【完結】氷狼魔術師長様と私の、甘い契約結婚~実は溺愛されていたなんて聞いていません!~
雨宮羽那
恋愛
魔術国家アステリエで事務官として働くセレフィアは、義理の家族に給料を奪われ、婚期を逃した厄介者として扱われていた。
そんなある日、上司である魔術師長・シリウスが事務室へやってきて、「私と結婚してください」と言い放った!
詳しく話を聞けば、どうやらシリウスにも事情があるようで、契約結婚の話を持ちかけられる。
家から抜け出るきっかけだと、シリウスとの結婚を決意するセレフィア。
同居生活が始まるが、シリウスはなぜかしれっとセレフィアを甘やかしてくる!?
「これは契約結婚のはずですよね!?」
……一方セレフィアがいなくなった義理の家族は、徐々に狂い始めて……?
◇◇◇◇
恋愛小説大賞に応募しています。
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます( . .)"
モチベになるので良ければ応援していただけると嬉しいです!
※この作品は「小説家になろう」様にも掲載しております。
※表紙はAIイラストです。文字入れは「装丁カフェ」様を使用しております。
※小説内容にはAI不使用です。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる