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グロッサ国
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ユリウス様との一戦を終え、他の皆さんの様子を伺いました。
まずは、ジェムさん対ヤンさん。
当然ヤンさんの圧勝。ジェムさんはヤンさんの横で気を失っています。
『俺に勝とうなど千年早い』と仰りながら、一服中。
次に、シモーネさん対ティムさん。
こちらも、ティムさんの勝利。
シモーネさんは縄で縛られ布で口を塞がれてもなお、暴れています。
「まあ、シモーネだからね。大人しく縛れてるはずないでしょ?」と言われてしまえば、何も言い返せません。
そして、マリアさん対ニルスさん。
こちらは正直、五分の勝負になるかと思われましたが、思ったより早く勝負が着きました。
勝敗は、ニルスさんの勝利です。
マリアさんは、ニルスさんに斬られ血を流し倒れていました。
「僕が負けると思う?仮にもNO.1だったんだよ?僕」
そう言いながら剣に着いた血を振い落しておりました。
──そう言えば、この方毒蜘蛛のNO.1の称号を持っていたんでした。
なんにせよ、皆さんご無事のようです。
さて、残すのはゴリさん対お兄様。
お二人共睨み合いながら、一歩も進みません。
「……どうやら、残すはお前だけみたいだぞ?」
「そうみたいだね。まあ、いいよ。僕が本当に欲しいのはルッツ、君だけだから」
「だから、何故俺を付け回す!!俺が何をした!!」
遂に、ゴリさんが声を荒らげました。
その理由は、私達も知りたいところですね。
「それは、さっきも言ったろ?君は生まれた時から僕のものだって」
「なに当たり前の事聞いているんだい?」と付け加えながら仰りましたが、ゴリさんはものではありません。
まあ、ご兄弟の問題に他人である私は口出ししませんが……お兄様、その考えはおかしいです。
「……ねぇ。アイツ頭のネジイカれてると思うんだけど……」
ティムさんが私の横までやって来て、小声で仰りました。
その意見。同感です。
「……いや、言い方を変えると、弟を思うあまり心配で自分の元に置いておきたい。と思っているんでは?」
そこにユリウス様まで加わってきました。
「そんな訳ないでしょ?あれは、確実に頭がおかしいって」
「兄弟と言うものは、互いに支え合って育つものだ」
「その考え古臭いよねぇ」
「なっ!!?」
ユリウス様とティムさんがしょうもない事で揉め始めました。
今にも斬りかかりそうなユリウス様とティムさんの合間に入り、落ち着かさせます。
「…………」
「『黙って見ていろ』と申しておりますよ。……因みに、ヤンさんは結構お怒りです」
そう伝えると、お二人共渋顔をしながらも黙ってゴリさんの行く末を見守りました。
「俺はお前のものでは無い!!いい加減この縁を切らせてもらう!!」
「そんな事出来るのかい?血の繋がった唯一の家族に?」
「──っ!!」
中々に汚い手を使ってきます。
唯一の家族なんて言われたら、誰もが怯みます。
しかし、こんな事ではうちのボスは負けませんよ?
「俺には血は繋がらずとも、共に戦ってくれる仲間が出来た!!お前の言葉には惑わされん!!」
ビシッと剣を向けて力強く宣言しました。
「……そう。残念だよルッツ。君には力を使わずに、君自身の意思で僕の元に来て欲しかったのに」
そう言うなり先程と同様に、お兄様の雰囲気が変わりました。
慌てて目を塞ぎ、ゴリさんの名を呼びますが返事がありません。
ゆっくり目を開き、ゴリさんを見ます。
ゴリさんは真っ直ぐお兄様を見たまま動きません。
──まさか!?
と思った瞬間……──
「……あほか?」
「は?」
ゴリさんの言葉に、お兄様の間抜けな返事が聞こえました。
まずは、ジェムさん対ヤンさん。
当然ヤンさんの圧勝。ジェムさんはヤンさんの横で気を失っています。
『俺に勝とうなど千年早い』と仰りながら、一服中。
次に、シモーネさん対ティムさん。
こちらも、ティムさんの勝利。
シモーネさんは縄で縛られ布で口を塞がれてもなお、暴れています。
「まあ、シモーネだからね。大人しく縛れてるはずないでしょ?」と言われてしまえば、何も言い返せません。
そして、マリアさん対ニルスさん。
こちらは正直、五分の勝負になるかと思われましたが、思ったより早く勝負が着きました。
勝敗は、ニルスさんの勝利です。
マリアさんは、ニルスさんに斬られ血を流し倒れていました。
「僕が負けると思う?仮にもNO.1だったんだよ?僕」
そう言いながら剣に着いた血を振い落しておりました。
──そう言えば、この方毒蜘蛛のNO.1の称号を持っていたんでした。
なんにせよ、皆さんご無事のようです。
さて、残すのはゴリさん対お兄様。
お二人共睨み合いながら、一歩も進みません。
「……どうやら、残すはお前だけみたいだぞ?」
「そうみたいだね。まあ、いいよ。僕が本当に欲しいのはルッツ、君だけだから」
「だから、何故俺を付け回す!!俺が何をした!!」
遂に、ゴリさんが声を荒らげました。
その理由は、私達も知りたいところですね。
「それは、さっきも言ったろ?君は生まれた時から僕のものだって」
「なに当たり前の事聞いているんだい?」と付け加えながら仰りましたが、ゴリさんはものではありません。
まあ、ご兄弟の問題に他人である私は口出ししませんが……お兄様、その考えはおかしいです。
「……ねぇ。アイツ頭のネジイカれてると思うんだけど……」
ティムさんが私の横までやって来て、小声で仰りました。
その意見。同感です。
「……いや、言い方を変えると、弟を思うあまり心配で自分の元に置いておきたい。と思っているんでは?」
そこにユリウス様まで加わってきました。
「そんな訳ないでしょ?あれは、確実に頭がおかしいって」
「兄弟と言うものは、互いに支え合って育つものだ」
「その考え古臭いよねぇ」
「なっ!!?」
ユリウス様とティムさんがしょうもない事で揉め始めました。
今にも斬りかかりそうなユリウス様とティムさんの合間に入り、落ち着かさせます。
「…………」
「『黙って見ていろ』と申しておりますよ。……因みに、ヤンさんは結構お怒りです」
そう伝えると、お二人共渋顔をしながらも黙ってゴリさんの行く末を見守りました。
「俺はお前のものでは無い!!いい加減この縁を切らせてもらう!!」
「そんな事出来るのかい?血の繋がった唯一の家族に?」
「──っ!!」
中々に汚い手を使ってきます。
唯一の家族なんて言われたら、誰もが怯みます。
しかし、こんな事ではうちのボスは負けませんよ?
「俺には血は繋がらずとも、共に戦ってくれる仲間が出来た!!お前の言葉には惑わされん!!」
ビシッと剣を向けて力強く宣言しました。
「……そう。残念だよルッツ。君には力を使わずに、君自身の意思で僕の元に来て欲しかったのに」
そう言うなり先程と同様に、お兄様の雰囲気が変わりました。
慌てて目を塞ぎ、ゴリさんの名を呼びますが返事がありません。
ゆっくり目を開き、ゴリさんを見ます。
ゴリさんは真っ直ぐお兄様を見たまま動きません。
──まさか!?
と思った瞬間……──
「……あほか?」
「は?」
ゴリさんの言葉に、お兄様の間抜けな返事が聞こえました。
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