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墓荒らし
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「マリーちゃん!!」
名を呼ばれた方を見ると、慌てたキャリー様の姿がありました。
「すまない!!遅れた!!ルッツ隊長らは今こちらに向かっている!!」
キャリー様が仰るには、ゴンが『マム』の扉をぶち破って侵入したようで、それにブチ切れたミレーさんが包丁を手にゴンに向かって行ったが、ゴンの背で血を流し唸っている神父様を見るなり悲鳴が上がり、その悲鳴でゴリさん達に気づいて貰えたようです。
そして、いつの間にかいなくなっていたフェン、リルの二頭は手分けしてキャリー様とヤンさん達へと知らせに走ってくれたようで、いち早くここに着けたとキャリー様が仰っておりました。
──いなくなったことに気づきませんでした……
「……エルさんは大丈夫でしょうか?」
「──ん?大丈夫だよ。私の部下だからね。簡単に負けるような躾はしてないよ」
エルさんを心配してキャリー様に問いかけましたが、キャリー様は笑ってエルさんを見ているだけ。
それよりも、私の傷の方が大変だと手当を始めてくれました。
「マリーちゃんは女の子だからね。傷が残ったら大変だ」
優しく手当をしてくれるキャリー様は戦場の女神様の様ですね。
ドガンッ!!!
私の手当が終わったところで、エルさんが飛んできました。
「いてててて……」
「エルさん!!大丈夫ですか!?」
すぐにエルさんの元に駆けつけると、ゆっくり立ち上がり「大丈夫大丈夫」といつもの様にへらへらと笑っていました。が──……
「エル……」
「隊長……」
キャリー様もエルさんの元へやってきました。
労いの言葉を掛けるのかと思いきや、出てきた言葉は……
「なぁに手こずってんだ?あ゛?私はお前をそんな風に鍛えた覚えはないが?」
「い、いや、だけど、隊長──」
「言い訳は聞かん!!5分待ってやる。5分で片をつけろ。……出来ないとは言わせんぞ?」
キャリー様は腕を組み、エルさんを睨みつけながら罵声を浴びせております。
──えっと……隠密の方々はこれが通常なのでしょうか?
すると、エルさんは「はいはい」と立ち上がり、剣をアンデッドに向け一言。
「──2分でお前を殺ってやるよ」
残り3分ありますけど?
何も削らなくても……と思いましたが、エルさんの目は自信に満ちておりましたから、何も言えませんでした。
アンデッドは「面白い……」と言っているようで、ニヤッとしながらエルさんの攻撃を待っているようです。
エルさんはそんなアンデッドの事など気にもせず、ただ剣を持ち見たことも無い表情で突っ込んで行きました。
──……あれがエルさんの隠密の姿……
私の知っているエルさんとは雰囲気も顔つきも違います。
思わず背筋がゾクッとしました。
「印象が変わって驚いたかい?」
キャリー様が唐突に尋ねてきました。
「えぇ……いつも見ていたエルさんはあんな顔した事ありませんから」
「そうだね」と優しい返事が返ってきました。
「隠密は影の人間だからね。本当の自分を他人に知られる訳にはいかないんだよ」
まあ、簡単に自分を曝け出す人間は隠密には不向きでしょうね。それは重々承知しております。
「マリーちゃんは余っ程アイツに気に入られてるとみえる」
「え?」
「アイツのあんな顔見たのは私でも久々だよ。アイツは隠密の中でも警戒心が高いからね。滅多に本気は見せない。──ましてや隠密ではない一般人には……ね?」
キャリー様は微笑みながら仰いましたが、何やら意味深な言い方ですね。
追求すると面倒な事になりそうだと判断したので、何も言わず黙ってエルさんを見守ることにしました。
キャリー様も腕を組み、エルさんを見守ります。
当のエルさんはとんでもない強さを見せつけております。
見ているこちらが圧巻する程です。
アンデッドの方も負けずに攻撃を仕掛けておりますが、エルさんの方が若干押しています。
そしてアンデッドを大木に追い詰めると、仕留めたと思ったのか微笑みながら剣を振り下ろしました。
──が、アンデッドは寸前の所で剣をかわしました。
「あはははは!!残念でしたね!!私を殺れる最後のチャンスでしたのに!!」
「──ちっ」
アンデッドは高々と笑いながら、負け惜しみとも言える言葉を発しました。
エルさんは大変悔しそうです。
しかし……
「うがぁぁぁぁぁ!!!」
名を呼ばれた方を見ると、慌てたキャリー様の姿がありました。
「すまない!!遅れた!!ルッツ隊長らは今こちらに向かっている!!」
キャリー様が仰るには、ゴンが『マム』の扉をぶち破って侵入したようで、それにブチ切れたミレーさんが包丁を手にゴンに向かって行ったが、ゴンの背で血を流し唸っている神父様を見るなり悲鳴が上がり、その悲鳴でゴリさん達に気づいて貰えたようです。
そして、いつの間にかいなくなっていたフェン、リルの二頭は手分けしてキャリー様とヤンさん達へと知らせに走ってくれたようで、いち早くここに着けたとキャリー様が仰っておりました。
──いなくなったことに気づきませんでした……
「……エルさんは大丈夫でしょうか?」
「──ん?大丈夫だよ。私の部下だからね。簡単に負けるような躾はしてないよ」
エルさんを心配してキャリー様に問いかけましたが、キャリー様は笑ってエルさんを見ているだけ。
それよりも、私の傷の方が大変だと手当を始めてくれました。
「マリーちゃんは女の子だからね。傷が残ったら大変だ」
優しく手当をしてくれるキャリー様は戦場の女神様の様ですね。
ドガンッ!!!
私の手当が終わったところで、エルさんが飛んできました。
「いてててて……」
「エルさん!!大丈夫ですか!?」
すぐにエルさんの元に駆けつけると、ゆっくり立ち上がり「大丈夫大丈夫」といつもの様にへらへらと笑っていました。が──……
「エル……」
「隊長……」
キャリー様もエルさんの元へやってきました。
労いの言葉を掛けるのかと思いきや、出てきた言葉は……
「なぁに手こずってんだ?あ゛?私はお前をそんな風に鍛えた覚えはないが?」
「い、いや、だけど、隊長──」
「言い訳は聞かん!!5分待ってやる。5分で片をつけろ。……出来ないとは言わせんぞ?」
キャリー様は腕を組み、エルさんを睨みつけながら罵声を浴びせております。
──えっと……隠密の方々はこれが通常なのでしょうか?
すると、エルさんは「はいはい」と立ち上がり、剣をアンデッドに向け一言。
「──2分でお前を殺ってやるよ」
残り3分ありますけど?
何も削らなくても……と思いましたが、エルさんの目は自信に満ちておりましたから、何も言えませんでした。
アンデッドは「面白い……」と言っているようで、ニヤッとしながらエルさんの攻撃を待っているようです。
エルさんはそんなアンデッドの事など気にもせず、ただ剣を持ち見たことも無い表情で突っ込んで行きました。
──……あれがエルさんの隠密の姿……
私の知っているエルさんとは雰囲気も顔つきも違います。
思わず背筋がゾクッとしました。
「印象が変わって驚いたかい?」
キャリー様が唐突に尋ねてきました。
「えぇ……いつも見ていたエルさんはあんな顔した事ありませんから」
「そうだね」と優しい返事が返ってきました。
「隠密は影の人間だからね。本当の自分を他人に知られる訳にはいかないんだよ」
まあ、簡単に自分を曝け出す人間は隠密には不向きでしょうね。それは重々承知しております。
「マリーちゃんは余っ程アイツに気に入られてるとみえる」
「え?」
「アイツのあんな顔見たのは私でも久々だよ。アイツは隠密の中でも警戒心が高いからね。滅多に本気は見せない。──ましてや隠密ではない一般人には……ね?」
キャリー様は微笑みながら仰いましたが、何やら意味深な言い方ですね。
追求すると面倒な事になりそうだと判断したので、何も言わず黙ってエルさんを見守ることにしました。
キャリー様も腕を組み、エルさんを見守ります。
当のエルさんはとんでもない強さを見せつけております。
見ているこちらが圧巻する程です。
アンデッドの方も負けずに攻撃を仕掛けておりますが、エルさんの方が若干押しています。
そしてアンデッドを大木に追い詰めると、仕留めたと思ったのか微笑みながら剣を振り下ろしました。
──が、アンデッドは寸前の所で剣をかわしました。
「あはははは!!残念でしたね!!私を殺れる最後のチャンスでしたのに!!」
「──ちっ」
アンデッドは高々と笑いながら、負け惜しみとも言える言葉を発しました。
エルさんは大変悔しそうです。
しかし……
「うがぁぁぁぁぁ!!!」
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