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第一章
第35話
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「リズ様、リオさん…!」
現れた二人は珍しく、竜人の姿のままだった。
「シャルロットちゃんラーロさんに聞いたよ。また、魔力使い過ぎだって?」
「シャルロット様。本当に気を付けてください!」
近くにいるラーロさんと、ハーピーちゃんも「そうだ」と頷く。
「だって…」
森が焼けちゃうかと思ったんだもの、畑が踏まれて、めちゃくちゃだったのだもの。
ラーロさんに風邪を引いて、もらいたくなかった…なんて言えない…。
結局はみんなに心配を掛けている。
自分の魔力量も分かっていないのに、気持ちだけで動いてるからだ。
「…リズ様、リオさん、チビドラちゃん。ラーロさん、ハーピーちゃんも、ごめんなさい」
「うん。あまり無理をしないでね」
リズ様の言葉に、リオさんも「そうですよ」と頷き、チビドラちゃんと(クーッ)と鳴いた。
ありがとう皆、心配掛けないようにするね。
「それじゃ、シャルちゃんと皆は癒やしの木で、このまま回復をしているといい。俺とミルは魔法協会に戻ってるから、もし食事とか用事で協会の方に来たかったら、ミルを呼ぶといいよ」
「ハーピーちゃんを呼ぶの?」
「そうよ、シャルロット!「ミルおいで」と、大きな声でわたちを呼ぶんだよ!そしたら現れて協会まで連れて行ってあげる!」
「うん、わかった。ミルちゃん!」
「ちゃんと呼ぶのよ!」
ラーロさんとミルちゃんが去り、リズ様とリオさんは、私とチビドラちゃんの近くに腰を下ろした。
リズ様は私の胸のチビドラを見て
「まあ、無理をするのはシャルロットちゃんばかりじゃないけどね。シーランお前もだからね…でも、あの障壁は昨日のような事が起こらなければ、当分は持つだろうな」
「そうですね…シーラン様の想いがこもった、素敵な障壁でした」
(クーッ)
チビドラちゃんも「そうだ」と、コクリと頷く。
「昨日のような事が起こらなければ」と、リズ様は言った。
そうだ…。
「リズ様、昨日の朝に部屋に来られた、シーラン様はかなり慌ててました。竜人の国で何が起きたのですか?」
「あっ、それは…なあ、リオ」
リズ様は困った表情を浮かべ、リオさんを見た。見られたリオさんも口元に手をあて、何かを考えていた。
何か言いにくい事なの?
「リズ様。無理には聞かないから安心して」
「…シャルロットちゃん」
「リズ様…大丈夫ですよ。シャルロット様に国の事を話しても、良いのではないでしょうか?」
リオさんがそう言っても、リズ様は悩んでいる。
「…でもよ」
リズ様は口籠もり眉間にしわを寄せた。
私に話したら、また私が無理をすると、思ったのかな?
それとも竜人の国が危ない?
もしかして…。
森で起きた事にも関係してる?
昨日はお父様が守る、竜人の国の入り口と言われる、森の場所にいた。
本当に繋がっていたら?
地鳴り?
あの唸り声は?
「あのリズ様、リオさん。聞いてもいい?」
「うん、何?」
「もしかしてなんですけど、昨日竜人の国でも、地鳴りが起きませんでしたか?」
「どうしてそれを!!」
2人の声がハモり、目を大きく開き、驚きの表情をした。
(クーッ!)
それはチビドラちゃんも同じ、大きな目で私を見た。
「シャルロットちゃん…竜人の国でもって、どう言う事だい?」
あっ…。
畑や森の事をリズ様とリオさん、チビドラちゃんに話してもいいのかな?
この話はやっぱり……お父様に話してをしてからの方が、いいかも。
「リズ様、ごめんなさい。この話はお父様に許可を頂かないと話せません」
「シャルロットの父上?もしかして、竜人の国の入り口に繋がる森の話かな?」
えっ!?
どうして?
「森の事をリズ様が知っているの?」
「だって俺達は今朝。シャルロットちゃんの父上に頼んで荷馬車に乗せてもらい、隣国まで連れて来てもらったからね」
「お父様に?」
そう言えば昨日。
ラーロさんにお母様も連れて「俺の屋敷に来るといい」と、お父様に言っていたわ。
その時にチシャの葉が欲しいとも言われていた。
「昨日、国から城に戻った時。血相を変えたマリーさんに話を聞きました。急いでシャルロット様のお屋敷に向おうと馬車乗り場まで行ったのですが、丁度その時に国王陛下や騎士達が城に戻てこられたので、隠れて様子や話を聞くと、シャルロット様やご両親は大丈夫だと確認でき安心いたしました」
森で騎士達は、地響きに悲鳴を上げ、慌てふためき逃げていた。
国王陛下はお父様を押しのけ、森に火を付け、騎士達に抱えられ逃げていった。
「シャルロット様。リズ様やマリーさんと話して明日の朝早くに、屋敷に向かう事にしたんです」
「でね。朝早く屋敷に行ったらシャルロットちゃんの両親が丁度、荷車で屋敷を出る所でさ、話をして荷車に乗せてもらって、その森でチシャの葉の収穫のお手伝いをして、隣国まで連れて来てもらったというわけさ」
「リズ様、リオさん。お父様に森の話は聞いたのですか?」
「聞いたよ。初代竜人王の付き人?従者?をしていて、森と畑をその竜人王にいただいた……だったかな?この森は竜人の国と繋がっているかもしれないとも、聞いたかな?」
えっ…お父様それだけ?
昨日の地鳴りの話は?
唸り声は?
あっ、でも。
お父様は竜人の国の話を知らないわ。
「その後は到着を屋敷で待っていたラーロさんに話すと、魔法協会にシャルロットちゃんはいるからと連れてきてもらって、癒しの木で眠るシャルロットちゃんを見つけ、チビドラは一目散に胸にくっ付いたってわけさ」
「でも、目が覚めた時…チビドラちゃんしかいなかったけど」
キラキラと光る癒やしの木の下で、気持ち良さそうに眠る、チビドラちゃんがいた。
「シャルロット様。私達は乗せてきてもらったお礼にと、リズ様と荷車から、チシャの葉を下ろす作業を手伝っていたんです」
「そうだったのですか…リズ様、リオさんお疲れ様です」
お父様に聞いて、リズ様、リオさんは森の事を知っているし、昨日の事を話しても良さそう。
「リズ様、リオさん。チビドラちゃん」
「どうしたの?シャルロットちゃん、そんなに改まって…」
「昨日…竜人の国で起きた地鳴り、それと同じ時刻に森でも、地鳴りが起きていたかもしれません」
「まじか!!」
「それは、本当ですか!!」
(クーッ)
声を上げ驚きを見せた、リズ様とリオさん、チビドラちゃんがいた。
現れた二人は珍しく、竜人の姿のままだった。
「シャルロットちゃんラーロさんに聞いたよ。また、魔力使い過ぎだって?」
「シャルロット様。本当に気を付けてください!」
近くにいるラーロさんと、ハーピーちゃんも「そうだ」と頷く。
「だって…」
森が焼けちゃうかと思ったんだもの、畑が踏まれて、めちゃくちゃだったのだもの。
ラーロさんに風邪を引いて、もらいたくなかった…なんて言えない…。
結局はみんなに心配を掛けている。
自分の魔力量も分かっていないのに、気持ちだけで動いてるからだ。
「…リズ様、リオさん、チビドラちゃん。ラーロさん、ハーピーちゃんも、ごめんなさい」
「うん。あまり無理をしないでね」
リズ様の言葉に、リオさんも「そうですよ」と頷き、チビドラちゃんと(クーッ)と鳴いた。
ありがとう皆、心配掛けないようにするね。
「それじゃ、シャルちゃんと皆は癒やしの木で、このまま回復をしているといい。俺とミルは魔法協会に戻ってるから、もし食事とか用事で協会の方に来たかったら、ミルを呼ぶといいよ」
「ハーピーちゃんを呼ぶの?」
「そうよ、シャルロット!「ミルおいで」と、大きな声でわたちを呼ぶんだよ!そしたら現れて協会まで連れて行ってあげる!」
「うん、わかった。ミルちゃん!」
「ちゃんと呼ぶのよ!」
ラーロさんとミルちゃんが去り、リズ様とリオさんは、私とチビドラちゃんの近くに腰を下ろした。
リズ様は私の胸のチビドラを見て
「まあ、無理をするのはシャルロットちゃんばかりじゃないけどね。シーランお前もだからね…でも、あの障壁は昨日のような事が起こらなければ、当分は持つだろうな」
「そうですね…シーラン様の想いがこもった、素敵な障壁でした」
(クーッ)
チビドラちゃんも「そうだ」と、コクリと頷く。
「昨日のような事が起こらなければ」と、リズ様は言った。
そうだ…。
「リズ様、昨日の朝に部屋に来られた、シーラン様はかなり慌ててました。竜人の国で何が起きたのですか?」
「あっ、それは…なあ、リオ」
リズ様は困った表情を浮かべ、リオさんを見た。見られたリオさんも口元に手をあて、何かを考えていた。
何か言いにくい事なの?
「リズ様。無理には聞かないから安心して」
「…シャルロットちゃん」
「リズ様…大丈夫ですよ。シャルロット様に国の事を話しても、良いのではないでしょうか?」
リオさんがそう言っても、リズ様は悩んでいる。
「…でもよ」
リズ様は口籠もり眉間にしわを寄せた。
私に話したら、また私が無理をすると、思ったのかな?
それとも竜人の国が危ない?
もしかして…。
森で起きた事にも関係してる?
昨日はお父様が守る、竜人の国の入り口と言われる、森の場所にいた。
本当に繋がっていたら?
地鳴り?
あの唸り声は?
「あのリズ様、リオさん。聞いてもいい?」
「うん、何?」
「もしかしてなんですけど、昨日竜人の国でも、地鳴りが起きませんでしたか?」
「どうしてそれを!!」
2人の声がハモり、目を大きく開き、驚きの表情をした。
(クーッ!)
それはチビドラちゃんも同じ、大きな目で私を見た。
「シャルロットちゃん…竜人の国でもって、どう言う事だい?」
あっ…。
畑や森の事をリズ様とリオさん、チビドラちゃんに話してもいいのかな?
この話はやっぱり……お父様に話してをしてからの方が、いいかも。
「リズ様、ごめんなさい。この話はお父様に許可を頂かないと話せません」
「シャルロットの父上?もしかして、竜人の国の入り口に繋がる森の話かな?」
えっ!?
どうして?
「森の事をリズ様が知っているの?」
「だって俺達は今朝。シャルロットちゃんの父上に頼んで荷馬車に乗せてもらい、隣国まで連れて来てもらったからね」
「お父様に?」
そう言えば昨日。
ラーロさんにお母様も連れて「俺の屋敷に来るといい」と、お父様に言っていたわ。
その時にチシャの葉が欲しいとも言われていた。
「昨日、国から城に戻った時。血相を変えたマリーさんに話を聞きました。急いでシャルロット様のお屋敷に向おうと馬車乗り場まで行ったのですが、丁度その時に国王陛下や騎士達が城に戻てこられたので、隠れて様子や話を聞くと、シャルロット様やご両親は大丈夫だと確認でき安心いたしました」
森で騎士達は、地響きに悲鳴を上げ、慌てふためき逃げていた。
国王陛下はお父様を押しのけ、森に火を付け、騎士達に抱えられ逃げていった。
「シャルロット様。リズ様やマリーさんと話して明日の朝早くに、屋敷に向かう事にしたんです」
「でね。朝早く屋敷に行ったらシャルロットちゃんの両親が丁度、荷車で屋敷を出る所でさ、話をして荷車に乗せてもらって、その森でチシャの葉の収穫のお手伝いをして、隣国まで連れて来てもらったというわけさ」
「リズ様、リオさん。お父様に森の話は聞いたのですか?」
「聞いたよ。初代竜人王の付き人?従者?をしていて、森と畑をその竜人王にいただいた……だったかな?この森は竜人の国と繋がっているかもしれないとも、聞いたかな?」
えっ…お父様それだけ?
昨日の地鳴りの話は?
唸り声は?
あっ、でも。
お父様は竜人の国の話を知らないわ。
「その後は到着を屋敷で待っていたラーロさんに話すと、魔法協会にシャルロットちゃんはいるからと連れてきてもらって、癒しの木で眠るシャルロットちゃんを見つけ、チビドラは一目散に胸にくっ付いたってわけさ」
「でも、目が覚めた時…チビドラちゃんしかいなかったけど」
キラキラと光る癒やしの木の下で、気持ち良さそうに眠る、チビドラちゃんがいた。
「シャルロット様。私達は乗せてきてもらったお礼にと、リズ様と荷車から、チシャの葉を下ろす作業を手伝っていたんです」
「そうだったのですか…リズ様、リオさんお疲れ様です」
お父様に聞いて、リズ様、リオさんは森の事を知っているし、昨日の事を話しても良さそう。
「リズ様、リオさん。チビドラちゃん」
「どうしたの?シャルロットちゃん、そんなに改まって…」
「昨日…竜人の国で起きた地鳴り、それと同じ時刻に森でも、地鳴りが起きていたかもしれません」
「まじか!!」
「それは、本当ですか!!」
(クーッ)
声を上げ驚きを見せた、リズ様とリオさん、チビドラちゃんがいた。
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