竜人さまに狂愛される悪役令嬢には王子なんか必要ありません!

深月カナメ

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第三章 獣人の国に咲いた魔女の毒花編

閑話 ???

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ルル…僕のルル、僕は静かに君がいた家で待っているよ。

早く帰っておいで…前の様に弟には決して邪魔をさせない。今度は必ず僕が手に入れる。

感じる…ああ、君を身体中で感じているよ。

君はやっと戻ってきた。
微かに君の気を感じている。そして、嫌なあいつの気もだ。

準備は整っている、いつでも君を迎えに行くよ。隠れていないで、早くでておいで。

「獣臭い…嫌な気だ。あいつはちゃんと消したのになぁ、今度は渡さないからな」

あいつには渡さない…愛し合う僕から君を奪っていったあいつを許さない!

魔女の毒花達も喜んでいるよ。




あっ、……ああ…いた。



「いま、感じた…これはルルの魔法だ、精霊を呼んだ」

そう…君は、あの子の中にいるんだ。
ふふ、見つけた。

「やっと、君に…ルルに会える」

この時を僕はね、何百年と待っていた。

「早く、迎えに行かなくちゃ…マル、もっと花を咲かせろ、獣臭いあの国を再起できない様にするんだ…皆殺しだ」

「はは、畏まりました、我が王」

あいつと血の繋がったあいつが…僕達の邪魔をしない様にしないとね。

「愛しい、ルルに会える」

そうだ、身だしなみをと問えなくちゃ、衣装もルルの好むやつにしないと…。


早く会いたいな。


   
  ◇◇◇


今日は書く時間がありませんでした。
本編は明日か明後日にアップします。

いただいたコメントも、しっかり呼んでいます。ありがとうございました。  
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