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第二章
7話
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私の周りって……パパとママ、サタ様、アール君と強者ばかりよね。
よし、私も明日はモンスターと戦ってレベルを上げよう。
「エルバ、コーブラの肉を焼きたい」
サタ様が捌いた、コーブラのお肉を食べる分だけ持って現れた。頭などの、残りのお肉はアイテムボックスにしまったらしい。食べない部分は焚き火に焚べると言った。
「……わかった、卓上のコンロをいま出すね……へぇ、それがコーブラのお肉かぁ――綺麗なピンク色だね」
「コーブラの肉は臭みもなく、美味いぞ」
「はい、栄養も満点で美味しいです」
「ふぅん……だったら唐揚げとか、ムニエル……ソテーにしても良さそう」
――あと、ホイル蒸しもいいけど……アルミホイルがないから、フライパンで野菜と蒸せばいいかなぁ~。
「取り敢えず、焚き火のできる場所を探そう」
と言ったのだけど。サタ様とアール君の瞳がキラリと光る。しまった……唐揚げ、ムニエルのどちらかが気になったのかな?
二人は。
「エルバ、ムニエル? ソテー?とは何だぁ!」
「エルバ様、ムニエル、ソテーとは何ですか?」
と、同時に詰め寄ってきた。
待って! と、攻めてくる二人を他の冒険者も来るからと宥め(なだめ)。アウドラム達も連れて、私達はチリの森の入り口から開けた場所に移動した。焼肉の準備をしながら聞いてくる、サタ様とアール君にムニエルとソテーの私なりの説明をする。
「えーっと、ムニエルは魚に塩コショウ、コムギンをまぶしてバターでソテー、こんがり焼く魚料理の名前ね。違う食材、お肉などを少ない油で炒めて作る料理がソテーかね」
「ふむふむ、調理法で呼び名が変わるのか――面白いな」
「僕はムニエルでもソテーでもどちらでもいいです。一度食べたい」
「わかった。コーブラのお肉は魚じゃないけど、今回は塩コショウとコムギン、バターでこんがり焼いて食べてみよう!」
二人も食べたいと頷いたので。まずバターを作らなくてはならない。私のうろ覚えニャンチューバ情報、牛の乳を振ればバターはできる? ……かなぁ。
私、本当にそれで出来るの⁉︎
大切なお乳を貰うのに?
《はーい、エルバ様! 調理で、なにかお困りですか?》
――え、博士?
また違う、博士の声が頭の中に聞こえた。
いつも植物を教えてくれる、真面目な博士。
調合を教えてくれる、明るい博士。
今度は調理の博士⁉︎
すごく、助かるぅ~。
博士、バターの作り方を教えてください。
《はいはーい、生乳――アウドラムの乳を2リットルほど容器に絞ります。次にその容器を一晩冷やしてください。そうすると、脂肪分と脱脂乳に自然と分かれます》
お乳を一晩冷やすと、脂肪分と脱脂乳に自然と分かれる。
《そうです! 上に浮いた脂肪分を密封容器にすくった、トロッとした部分が濃厚な生クリームです》
生クリームが出来るの⁉︎
《密封容器を振ります。脂肪同士がくっ付いて固形と水分に分かれます。固形の部分がバターで水分は栄養が高いので料理にどうぞ》
あとは振って、固形と水分を分ければいいのか。
《正解! 水分を取り除けばバターの完成です! お好みで塩を加えてください》
博士ありがとう、やってみるよ!
よし、私も明日はモンスターと戦ってレベルを上げよう。
「エルバ、コーブラの肉を焼きたい」
サタ様が捌いた、コーブラのお肉を食べる分だけ持って現れた。頭などの、残りのお肉はアイテムボックスにしまったらしい。食べない部分は焚き火に焚べると言った。
「……わかった、卓上のコンロをいま出すね……へぇ、それがコーブラのお肉かぁ――綺麗なピンク色だね」
「コーブラの肉は臭みもなく、美味いぞ」
「はい、栄養も満点で美味しいです」
「ふぅん……だったら唐揚げとか、ムニエル……ソテーにしても良さそう」
――あと、ホイル蒸しもいいけど……アルミホイルがないから、フライパンで野菜と蒸せばいいかなぁ~。
「取り敢えず、焚き火のできる場所を探そう」
と言ったのだけど。サタ様とアール君の瞳がキラリと光る。しまった……唐揚げ、ムニエルのどちらかが気になったのかな?
二人は。
「エルバ、ムニエル? ソテー?とは何だぁ!」
「エルバ様、ムニエル、ソテーとは何ですか?」
と、同時に詰め寄ってきた。
待って! と、攻めてくる二人を他の冒険者も来るからと宥め(なだめ)。アウドラム達も連れて、私達はチリの森の入り口から開けた場所に移動した。焼肉の準備をしながら聞いてくる、サタ様とアール君にムニエルとソテーの私なりの説明をする。
「えーっと、ムニエルは魚に塩コショウ、コムギンをまぶしてバターでソテー、こんがり焼く魚料理の名前ね。違う食材、お肉などを少ない油で炒めて作る料理がソテーかね」
「ふむふむ、調理法で呼び名が変わるのか――面白いな」
「僕はムニエルでもソテーでもどちらでもいいです。一度食べたい」
「わかった。コーブラのお肉は魚じゃないけど、今回は塩コショウとコムギン、バターでこんがり焼いて食べてみよう!」
二人も食べたいと頷いたので。まずバターを作らなくてはならない。私のうろ覚えニャンチューバ情報、牛の乳を振ればバターはできる? ……かなぁ。
私、本当にそれで出来るの⁉︎
大切なお乳を貰うのに?
《はーい、エルバ様! 調理で、なにかお困りですか?》
――え、博士?
また違う、博士の声が頭の中に聞こえた。
いつも植物を教えてくれる、真面目な博士。
調合を教えてくれる、明るい博士。
今度は調理の博士⁉︎
すごく、助かるぅ~。
博士、バターの作り方を教えてください。
《はいはーい、生乳――アウドラムの乳を2リットルほど容器に絞ります。次にその容器を一晩冷やしてください。そうすると、脂肪分と脱脂乳に自然と分かれます》
お乳を一晩冷やすと、脂肪分と脱脂乳に自然と分かれる。
《そうです! 上に浮いた脂肪分を密封容器にすくった、トロッとした部分が濃厚な生クリームです》
生クリームが出来るの⁉︎
《密封容器を振ります。脂肪同士がくっ付いて固形と水分に分かれます。固形の部分がバターで水分は栄養が高いので料理にどうぞ》
あとは振って、固形と水分を分ければいいのか。
《正解! 水分を取り除けばバターの完成です! お好みで塩を加えてください》
博士ありがとう、やってみるよ!
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