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初夜 4 *
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「そろそろ、いいか?」
指を抜かれてようやく愛撫から解放されたオリビアに、さらなる苦難が待ち構えていた。
着ていたガウンを脱いだイクシオンも全裸になり、魅惑的な肉体がすべて露わになっている。
美しい顔に相応しく程よく筋肉がつき、色気を感じさせる肉体美に思わずドクンと心臓が高鳴った。
だが、下腹部で存在感を放っているイクシオンの雄に目がいくと、オリビアはゴクリと唾を飲み込んだ。
「は、ぁ……物理、的に、無理、です……」
「そんな訳はないだろ? こんなに解したんだから挿入る。俺も限界なんだ。ほら、ちゃんとお前に反応して勃っているぞ」
自らの猛った雄を手で掴み、オリビアに見せつけている。初めて見る男性のソレは、自分で想像していたよりもはるかに太く凶器のようにも見える。
「わかり、ました、から……」
力の入らない体で顔だけ横を向いたが、そろそろと近づくイクシオンに、オリビアは足を閉じて最後の抵抗している。
しかしそんな悪あがきにはなんの意味もなく、イクシオンは両手を使いオリビアの膝裏を掴むと、大きく足を開かされた。
「あっ、やめっ!」
「なるべく痛くないように挿れてやるから暴れるな」
ぐっと蜜の滴る孔に熱り立った昂りが当てられる。
ビクッと体が震え、そしてオリビアの腟内を徐々に犯していく。
「――ぅ! んッ、あっ……ぁ、く、ぅ!」
不思議なことに痛みは全くなかった。
それどころか腟内を緩やかに擦られると、じんわりとした快楽すら感じてしまっている。
初体験は痛いと身構えていたオリビアは、自分の体に戸惑いながら、腟内に感じるイクシオンの熱い塊を無意識に締めた。
「くっ! ぅ……、挿入った、ぞ……」
艶を帯びた声が上から聞こえ、ゆっくり瞳を開けると、イクシオンはオリビアにそのまま覆いかぶさってきた。
「ん、でん、か?」
「ふぅ……、痛くは、ない、だろう……?」
肌と肌が重なり、体すべてにイクシオンを感じている。
汗ばんでいる自分とは違い、体温の低いイクシオンの肌が思いのほか心地良かった。
顔の直ぐ側で、いつもより荒い息遣いが響いている。
ここまで余裕のないイクシオンの声音を聞いたのは初めてで、オリビアの胸の奥がほんの僅かにざわめいた。
「……はい」
多少の異物感はまだあったが痛みがない分、オリビアは息を乱しながら、イクシオンの様子をぼーっと眺めていた。
「ん? どうした?」
自分に色気がないという意味が、この時にはっきりとわかった。
それほどベッドでのイクシオンの表情には普段よりも色気を感じ、性欲のないオリビアですら情欲を掻き立てられてしまうほど艷やかだった。
「い、え」
「どうだ。最後まで繋がった感想は?」
しゅるりと縛っていた紐が解かれ、ようやく両手が自由になる。
だが解かれた手をどうすればいいのか、行く先を捜すように体の下に敷かれたシーツを握り締めた。
「よく、わかりません……」
「はっ……これから、嫌でもわかる」
オリビアを見下ろしていたイクシオンは緩やかに口角を上げると艷やかさが一層増し、匂い立つような美しさに思わず目を奪われた。
指を抜かれてようやく愛撫から解放されたオリビアに、さらなる苦難が待ち構えていた。
着ていたガウンを脱いだイクシオンも全裸になり、魅惑的な肉体がすべて露わになっている。
美しい顔に相応しく程よく筋肉がつき、色気を感じさせる肉体美に思わずドクンと心臓が高鳴った。
だが、下腹部で存在感を放っているイクシオンの雄に目がいくと、オリビアはゴクリと唾を飲み込んだ。
「は、ぁ……物理、的に、無理、です……」
「そんな訳はないだろ? こんなに解したんだから挿入る。俺も限界なんだ。ほら、ちゃんとお前に反応して勃っているぞ」
自らの猛った雄を手で掴み、オリビアに見せつけている。初めて見る男性のソレは、自分で想像していたよりもはるかに太く凶器のようにも見える。
「わかり、ました、から……」
力の入らない体で顔だけ横を向いたが、そろそろと近づくイクシオンに、オリビアは足を閉じて最後の抵抗している。
しかしそんな悪あがきにはなんの意味もなく、イクシオンは両手を使いオリビアの膝裏を掴むと、大きく足を開かされた。
「あっ、やめっ!」
「なるべく痛くないように挿れてやるから暴れるな」
ぐっと蜜の滴る孔に熱り立った昂りが当てられる。
ビクッと体が震え、そしてオリビアの腟内を徐々に犯していく。
「――ぅ! んッ、あっ……ぁ、く、ぅ!」
不思議なことに痛みは全くなかった。
それどころか腟内を緩やかに擦られると、じんわりとした快楽すら感じてしまっている。
初体験は痛いと身構えていたオリビアは、自分の体に戸惑いながら、腟内に感じるイクシオンの熱い塊を無意識に締めた。
「くっ! ぅ……、挿入った、ぞ……」
艶を帯びた声が上から聞こえ、ゆっくり瞳を開けると、イクシオンはオリビアにそのまま覆いかぶさってきた。
「ん、でん、か?」
「ふぅ……、痛くは、ない、だろう……?」
肌と肌が重なり、体すべてにイクシオンを感じている。
汗ばんでいる自分とは違い、体温の低いイクシオンの肌が思いのほか心地良かった。
顔の直ぐ側で、いつもより荒い息遣いが響いている。
ここまで余裕のないイクシオンの声音を聞いたのは初めてで、オリビアの胸の奥がほんの僅かにざわめいた。
「……はい」
多少の異物感はまだあったが痛みがない分、オリビアは息を乱しながら、イクシオンの様子をぼーっと眺めていた。
「ん? どうした?」
自分に色気がないという意味が、この時にはっきりとわかった。
それほどベッドでのイクシオンの表情には普段よりも色気を感じ、性欲のないオリビアですら情欲を掻き立てられてしまうほど艷やかだった。
「い、え」
「どうだ。最後まで繋がった感想は?」
しゅるりと縛っていた紐が解かれ、ようやく両手が自由になる。
だが解かれた手をどうすればいいのか、行く先を捜すように体の下に敷かれたシーツを握り締めた。
「よく、わかりません……」
「はっ……これから、嫌でもわかる」
オリビアを見下ろしていたイクシオンは緩やかに口角を上げると艷やかさが一層増し、匂い立つような美しさに思わず目を奪われた。
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