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紫陽花高校生徒会
生徒会と考査後
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あれ、ちょっと待って……。
考査後って……2箇所の漢字を変えると……」
「変えると?」
「交差後……」
「2本以上の線状のものが、ある一点で交わることだな」
「なんか、すっごく如何わしい感じする!」
「脳みそ中学男児か」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「まさか……こんな事になるなんてね……」
放課後の生徒会室。
いつも通り、河井は部屋に入るやいなや着席し、机に突っ伏す。
普段と違うところがあるとすれば、河井の顔がげっそりとやつれ、本当に疲弊している様子だという事だ。
「まあ、確かに行き過ぎかと思うが、こうなる事はある程度予想できただろ」
生徒会の仕事を進めながら、項垂れる河井と会話をする新田。
「この学校は考査結果の順位の張り出ししないって話だったじゃない……」
「まあ、確かにそうだな」
ここまで河井が疲労しているのには、理由があった。
ここ、紫陽花高校は先程、河井が言った通り、考査順位の張り出しは一切行っていない。
点数はそれぞれの科目の授業時に返却。
その後、個別に考査の総合得点と学年順位が記載された小さい用紙が、クラスの担任から手渡しされる。
しかし、蓋を開けてみれば全教科満点で、生徒会役員2人が学年1位をとっている事は、全校生徒に広まっていた。
「なんで考査返却時に、教科の最高得点と最高得点者の名前を発表するのよ……」
最後に「意味ないじゃない」と呟き、盛大にため息を吐き出す河井。
考査結果を知ったクラスメイトや、これを機に親しくなろうと試みた他クラスの人に揉みくちゃにされたのだ。
「まあ、100点なんて滅多に無いだろうし、教師も鼻が高いんじゃないのか」
「確かに普通の生徒相手なら、教師の教え方や人柄が点数に直結するから鼻が高くなるのはわかるわ。
けど、こと私達に関しては関係ないわよ。
もう既に叩き込まれているんだから」
新田は「まあ、確かにな」と呟く。
明らかに不満が溜まっている様子の河井。
新田は新田で印象のお陰で、揉みくちゃにされる事は無かったものの、多少なり、クラスメイトに話し掛けられたりの変化はあった。
「余裕そうね。
仔犬系インテリヤクザさん?」
「うるさい。
天から舞い降りし聖女様」
「どんなあだ名よ」
「どんなあだ名だ」
2人して自分の陰で言われているあだ名に対し、ツッコミを入れる。
「あなたはまだ親しみやすそうで良いじゃない。
私なんていつの間にか至高の存在になってるのよ?」
河井はヒートアップしてきたのか、上半身を起こし、机を両手で叩く。
「通り過ぎる人に崇められる気持ちわかる??
思わず外面剥がれて、引き攣った笑いしか出来なかったわ!!」
「崇められたのか」
「そうよ。
恋愛成就とか勉学成就の祈願もされたわよ!!
私は神か!そんな力無いわよ!」
珍しく声を荒らげ、ツッコミに回る河井。
今日1日で過剰にストレスが溜まったのが窺える。
「因みに……」
「……なに?」
「……やっぱり何でもない」
「そう?」
新田はふと今日耳にした事を思い出し、口にしようとするが、今の河井の状況を見て、更にストレスを増やすだけだと判断すると、胸に秘める事にした。
因みに新田が知り得た情報は、この学校に既に“我らが天使を崇め奉る会”というファンクラブが存在しているという事だ。
「新田は何もなかったの?」
「いや、少し前からあったぞ」
「少し前?
考査後じゃなくて?」
「ああ」
新田は頷くと、ペンを止めて、カバンからある物を取り出した。
「何これ、犬用のオヤツじゃない……」
「最近何を思ったのか、あだ名のせいで俺を犬か何かと勘違いしている輩がいるらしく、良く机の中に入ってる。
最初は新手のいじめかと思った」
新田は犬用のおやつを見せるだけ見せると、カバンにしまい、再び仕事に戻った。
「因みにそれどうしてるの?」
「近所の犬飼ってる人にあげてる」
「いや、もう、なんて言うか、本気でごめん」
「いや、これに関しては河井の所為じゃない」
2人は大きくため息を吐き出した。
この学校の生徒ノリなのか、ただのおふざけなのか、少し先が思いやられる2人だった。
「あれ、ちょっと待って……。
考査後って……2箇所の漢字を変えると……」
「変えると?」
「交差後……」
「2本以上の線状のものが、ある一点で交わることだな」
「なんか、すっごく如何わしい感じする!」
「脳みそ中学男児か」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「まさか……こんな事になるなんてね……」
放課後の生徒会室。
いつも通り、河井は部屋に入るやいなや着席し、机に突っ伏す。
普段と違うところがあるとすれば、河井の顔がげっそりとやつれ、本当に疲弊している様子だという事だ。
「まあ、確かに行き過ぎかと思うが、こうなる事はある程度予想できただろ」
生徒会の仕事を進めながら、項垂れる河井と会話をする新田。
「この学校は考査結果の順位の張り出ししないって話だったじゃない……」
「まあ、確かにそうだな」
ここまで河井が疲労しているのには、理由があった。
ここ、紫陽花高校は先程、河井が言った通り、考査順位の張り出しは一切行っていない。
点数はそれぞれの科目の授業時に返却。
その後、個別に考査の総合得点と学年順位が記載された小さい用紙が、クラスの担任から手渡しされる。
しかし、蓋を開けてみれば全教科満点で、生徒会役員2人が学年1位をとっている事は、全校生徒に広まっていた。
「なんで考査返却時に、教科の最高得点と最高得点者の名前を発表するのよ……」
最後に「意味ないじゃない」と呟き、盛大にため息を吐き出す河井。
考査結果を知ったクラスメイトや、これを機に親しくなろうと試みた他クラスの人に揉みくちゃにされたのだ。
「まあ、100点なんて滅多に無いだろうし、教師も鼻が高いんじゃないのか」
「確かに普通の生徒相手なら、教師の教え方や人柄が点数に直結するから鼻が高くなるのはわかるわ。
けど、こと私達に関しては関係ないわよ。
もう既に叩き込まれているんだから」
新田は「まあ、確かにな」と呟く。
明らかに不満が溜まっている様子の河井。
新田は新田で印象のお陰で、揉みくちゃにされる事は無かったものの、多少なり、クラスメイトに話し掛けられたりの変化はあった。
「余裕そうね。
仔犬系インテリヤクザさん?」
「うるさい。
天から舞い降りし聖女様」
「どんなあだ名よ」
「どんなあだ名だ」
2人して自分の陰で言われているあだ名に対し、ツッコミを入れる。
「あなたはまだ親しみやすそうで良いじゃない。
私なんていつの間にか至高の存在になってるのよ?」
河井はヒートアップしてきたのか、上半身を起こし、机を両手で叩く。
「通り過ぎる人に崇められる気持ちわかる??
思わず外面剥がれて、引き攣った笑いしか出来なかったわ!!」
「崇められたのか」
「そうよ。
恋愛成就とか勉学成就の祈願もされたわよ!!
私は神か!そんな力無いわよ!」
珍しく声を荒らげ、ツッコミに回る河井。
今日1日で過剰にストレスが溜まったのが窺える。
「因みに……」
「……なに?」
「……やっぱり何でもない」
「そう?」
新田はふと今日耳にした事を思い出し、口にしようとするが、今の河井の状況を見て、更にストレスを増やすだけだと判断すると、胸に秘める事にした。
因みに新田が知り得た情報は、この学校に既に“我らが天使を崇め奉る会”というファンクラブが存在しているという事だ。
「新田は何もなかったの?」
「いや、少し前からあったぞ」
「少し前?
考査後じゃなくて?」
「ああ」
新田は頷くと、ペンを止めて、カバンからある物を取り出した。
「何これ、犬用のオヤツじゃない……」
「最近何を思ったのか、あだ名のせいで俺を犬か何かと勘違いしている輩がいるらしく、良く机の中に入ってる。
最初は新手のいじめかと思った」
新田は犬用のおやつを見せるだけ見せると、カバンにしまい、再び仕事に戻った。
「因みにそれどうしてるの?」
「近所の犬飼ってる人にあげてる」
「いや、もう、なんて言うか、本気でごめん」
「いや、これに関しては河井の所為じゃない」
2人は大きくため息を吐き出した。
この学校の生徒ノリなのか、ただのおふざけなのか、少し先が思いやられる2人だった。
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