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紫陽花高校生徒会
生徒会と風紀委員①
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「そういえばこの学校って髪型結構自由よね」
「確かにな。
まあ、固定概念に囚われない事が校訓なんだし、大丈夫なんじゃないか?」
「ピンク色でも?」
「まあ、いいんじゃないか?」
「アフロでも?」
「いいんじゃないか?」
「前髪膝まで伸びてても?」
「お化けか」
「金髪で逆立っていて、変なオーラ出てても?」
「戦闘民族か」
「金髪アフロで、鼻毛動いていても?」
「真拳使いか」
「黒く丸い耳に、ネズミの中の王と呼ばれ、声掛けるとハハッ……」
「それ以上はいけない」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「此処は生徒会室。
限られた人物のみが入室される事が許された、とても清く神聖な場所である。
今日もいつものように優雅な時を過ごそうとしていた生徒会の2人。
そんな中、神域とも称されたこの空間に、突如現れた邪悪な存在が現れた。
果たして生徒会はどう立ち向かって行くのか……」
「いや、誰に対しての前置きだ。
それより今この状況を説明してくれ」
生徒会室に入ってくるや否や、突如として壮大な前説を行う河井。
普段ならスルーを決め込む新田だが、今回は打って変わり、河井が邪悪な存在と称した、女性が1人一緒に入ってきた為そんな訳にはいかなかった。
「なん、え?!?!?!?!」
女性は酷く困惑しているようで、視線が泳ぎに泳ぎまくっている。
どうせ河井の思い付きで何となく連れて来られたのだろう。
そう考えた新田は心の中で合掌を行う。
「だから言ったじゃない。
此処は生徒会室。
限られた人物のみが入室を……」
「前置きはもういい。
俺が聞きたいのは、何故此処に風紀委員長がいるのかと聞いてるんだ」
「いや、何故って……」
河井は首を捻ると、斜め上に視線を向け、「うーん」と鼻を鳴らしながら顎に手を当てる。
それから数秒、少し考えた素振りを見せた後、何かを思い付きゆっくりと頷いた。
「テコ入れよ!!」
「何を言ってるんだお前は」
とにかく、埒があかないと思った新田は、未だに気が動転して、唖然としている風紀委員長を椅子に座らせ、他2人はいつもの定位置へと着席した。
風紀委員長の意識が帰ってくるまで、新田は生徒会の仕事を進め、河井はいつも通りにお菓子を貪る。
それから8分ほど経った辺りで、風紀委員長がようやく我に帰り、両手でバンッと机を叩き、勢いよく立ち上がる。
「何するんですか!!」
「だいぶ復活まで時間掛かったな」
あまりの遅さに思わずツッコミを入れてしまう新田。
それ程までに予想をしていなかった出来事だったのだろうと、心の中で自己完結をする。
「何をするんですか!!
諸悪の根源である、河井已香!!」
立ち上がった風紀委員長こと風希 守(かざき まもり)は間髪いれずに睨み付けながら河井の事を指差す。
当の本人はというと、そんな事は気にも止めず変わらずお菓子を貪り食べ続けている。
無理やり連れてきて置いてそれはないだろと、新田は心の中でツッコミを入れる。
「大体なんなんですか?!
帰ろうと思ったら貴方に急に掴まれて、なんの説明もなく此処に連れて来られて、何が目的なんですか?!!」
ごもっともであると、心で頷く新田。
そして、まるで何も見えていないのではないかと思うレベルで無視を決め込む河井。
河井が風希に対して何一つ言葉を発さない為、不自然に静まり返る生徒会室。
流石に気になり、新田は書類から目を離し、チラリと様子を窺うと、風希の顔は怒りで真っ赤に染まっていた。
新田は嵐の前の静けさである事を悟った。
「いい加減にして下さい!
私にもやる事はあるんです!!
説明して下さい!!!」
再び強く机を叩く風希だが、それでも尚無視を決め込む河井。
流石に助け舟を出そうと新田が動こうと顔を上げたところ、怒りの風希とバチリと目が合ってしまう。
「説明して下さい!!!」
「俺か……」
完全にとばっちりである。
「そういえばこの学校って髪型結構自由よね」
「確かにな。
まあ、固定概念に囚われない事が校訓なんだし、大丈夫なんじゃないか?」
「ピンク色でも?」
「まあ、いいんじゃないか?」
「アフロでも?」
「いいんじゃないか?」
「前髪膝まで伸びてても?」
「お化けか」
「金髪で逆立っていて、変なオーラ出てても?」
「戦闘民族か」
「金髪アフロで、鼻毛動いていても?」
「真拳使いか」
「黒く丸い耳に、ネズミの中の王と呼ばれ、声掛けるとハハッ……」
「それ以上はいけない」
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「此処は生徒会室。
限られた人物のみが入室される事が許された、とても清く神聖な場所である。
今日もいつものように優雅な時を過ごそうとしていた生徒会の2人。
そんな中、神域とも称されたこの空間に、突如現れた邪悪な存在が現れた。
果たして生徒会はどう立ち向かって行くのか……」
「いや、誰に対しての前置きだ。
それより今この状況を説明してくれ」
生徒会室に入ってくるや否や、突如として壮大な前説を行う河井。
普段ならスルーを決め込む新田だが、今回は打って変わり、河井が邪悪な存在と称した、女性が1人一緒に入ってきた為そんな訳にはいかなかった。
「なん、え?!?!?!?!」
女性は酷く困惑しているようで、視線が泳ぎに泳ぎまくっている。
どうせ河井の思い付きで何となく連れて来られたのだろう。
そう考えた新田は心の中で合掌を行う。
「だから言ったじゃない。
此処は生徒会室。
限られた人物のみが入室を……」
「前置きはもういい。
俺が聞きたいのは、何故此処に風紀委員長がいるのかと聞いてるんだ」
「いや、何故って……」
河井は首を捻ると、斜め上に視線を向け、「うーん」と鼻を鳴らしながら顎に手を当てる。
それから数秒、少し考えた素振りを見せた後、何かを思い付きゆっくりと頷いた。
「テコ入れよ!!」
「何を言ってるんだお前は」
とにかく、埒があかないと思った新田は、未だに気が動転して、唖然としている風紀委員長を椅子に座らせ、他2人はいつもの定位置へと着席した。
風紀委員長の意識が帰ってくるまで、新田は生徒会の仕事を進め、河井はいつも通りにお菓子を貪る。
それから8分ほど経った辺りで、風紀委員長がようやく我に帰り、両手でバンッと机を叩き、勢いよく立ち上がる。
「何するんですか!!」
「だいぶ復活まで時間掛かったな」
あまりの遅さに思わずツッコミを入れてしまう新田。
それ程までに予想をしていなかった出来事だったのだろうと、心の中で自己完結をする。
「何をするんですか!!
諸悪の根源である、河井已香!!」
立ち上がった風紀委員長こと風希 守(かざき まもり)は間髪いれずに睨み付けながら河井の事を指差す。
当の本人はというと、そんな事は気にも止めず変わらずお菓子を貪り食べ続けている。
無理やり連れてきて置いてそれはないだろと、新田は心の中でツッコミを入れる。
「大体なんなんですか?!
帰ろうと思ったら貴方に急に掴まれて、なんの説明もなく此処に連れて来られて、何が目的なんですか?!!」
ごもっともであると、心で頷く新田。
そして、まるで何も見えていないのではないかと思うレベルで無視を決め込む河井。
河井が風希に対して何一つ言葉を発さない為、不自然に静まり返る生徒会室。
流石に気になり、新田は書類から目を離し、チラリと様子を窺うと、風希の顔は怒りで真っ赤に染まっていた。
新田は嵐の前の静けさである事を悟った。
「いい加減にして下さい!
私にもやる事はあるんです!!
説明して下さい!!!」
再び強く机を叩く風希だが、それでも尚無視を決め込む河井。
流石に助け舟を出そうと新田が動こうと顔を上げたところ、怒りの風希とバチリと目が合ってしまう。
「説明して下さい!!!」
「俺か……」
完全にとばっちりである。
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