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調達(暢達)8
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初めは勢いが合った言葉も、段々と弱くなっていった。
ただ、説得されている、と言う訳ではなく、これ以上言っても通じないだろうな、と言うような、諦めから来る行動なのだろう。
まあ、気持ちは分からんでもないのだが、あんまり共感する気がない、と言うか、共感したくない。何が悲しくてモテ男の嫌味に共感せねばならんのか……。
つまり、これ以上言葉を重ねても無駄そう、と言う彼の予想は、強ち間違ってないのだ。なので、その調子で引き下がって頂けるとありがたい限りである。
「……もしかして、レオって一目惚れするタイプ?」
「いや、特にないけど……」
そりゃ、初対面の相手の……まあ、容姿にいいな、と思うことは有る。ただ、それだけで無条件に好きになった経験はないな。恐らくだが、これからもないとは思う。
これは単なる予想だが、警戒心の強い人間って、一目惚れしにくいんじゃないだろうか?別に、いくら容姿が好みでも、それが性格の相性が良いことと、イコールにはならないからな。いくら好きな人だろうが、騙されるのは嫌だろうし。
まあ、そんな事すら、気にならないくらい、相手を好きになるのが、真の一目惚れなのかもしれんが……。
「だよね。一目ぼれしたことある、って言われたら、ビックリしてたよ。……でも、だったら、僕が抱いている得体の知れなさ、少しは理解できるんじゃないの?」
「うーんと、つまり、容姿だけでそこまで人を好きになるのが、理解出来ねーって事だよな?」
「そう!そういう事」
漸く、意図が伝わった、と嬉しそうに頷くフェデル。いや、そこは説明されずとも、分かっていたのだが。
「まあ、それは分からなくもねーんだけど、でも世の中には色んな奴が奴がいるからなあ……。思い込みが激しくて、感覚が強い人間もそりゃ居るだろ」
「うーん、まあ。でも、あまりにも理解できないと、やっぱり気にはなるでしょ?」
「確かに、昔、少しはそう思ったこともあったかもだけど、もう、そういう物なんだと思って、割り切ってんなー。その方が楽だし」
「うーん。そういう物なのかなあ……」
あまり納得してないようだが、こう言うしかないのだから、どうしようもない。実を言うと一目ぼれする人の気持ちは、分からんでもない。私も割と、感覚的な部分はあるし、その部分が過激になったと考えれば。うん。
ただ、それが説明できるかと言われれば、難しいように思う。
説明できたら、それは最早、感覚とは言わないんだよなあ。
「と言う事で、そろそろ、サクッと買って来て、いただきたいんだけど」
「……一人で行けと?」
「頑張れ」
「……せめて一緒に行かない?」
そう言って、心底困ったような表情を、此方に向ける。
それくらい、一人で行っていただきたい。いや、まあ、別にフェデルだけが頼まれた事でもないし、言い出したのは、私だから、一緒に行くのは構わない。……と言うか、本来なら、一緒に行くべきなのだろう。
が、言い方がなんか、嫌なんだよなあ。そう、例えるなら、女子の言う、「トイレ一緒に行こ~」みたいな。男と違ってトイレ中、会話ができる訳でもないのに、一緒に行くという謎。
他の人が勝手にやる分には、どうでもいいのだが、こう……誘われるのが、面倒くさいし、行きたくない時は、多分死んでも行かないと思う。
今回の場合、筋を通す為、と言う理由はなくはない。
然し、付いて行った所で、私が何か手伝える事があるかと言ったら、無いんだよなあ。だったら、付いて行っても、行かなくても同じじゃね?
「付いて行く必要性を感じねーなあ」
「え、アドバイスとか、くれないの?」
「弟からアドバイスされる兄ってダサくね?」
ぐっ、と一瞬黙り込むが、直ぐに口を開く。
「だ、だったら、今教えてよ。見られてなければ問題ないでしょう?」
いやあ、そう言う問題ではないと言うか……いや、やめておこう。多分これ以上言っても、無駄な気がする。説得するよりは、適当にアドバイスしておいた方が、無駄な労力を使わずに済みそう。
私が下手にアドバイスするよりも、フェデルが思ったように動いた方が、好感度上がりそうなのはさておき。
「そうだなあ……、多分、ああいう感じのまあ、言ったら、目立たなくて、何の取り柄もなさそうな、女が、綺麗で上品そうな奴に一目惚れするパターンって、夢見る夢子ちゃんなパターンが多いんじゃね?」
「いや、それは流石に言いすぎなんじゃ……もしかして、彼女の事嫌いなのかい?」
「んー。好きか嫌いかで言ったら、嫌いなんじゃね?にーちゃんみたいなのに、一目惚れするような奴があんまり好きじゃねーつーの?」
「……僕みたいなの、ってどういう意味で言ってる?もしかして、遠回しにけなされてる?」
おや、鋭い。と言いたいところだが、流石にね。そこまでハッキリ言うと傷つくだろうし、仲良くなりたい相手に言う事ではないよな。それくらいはちゃんと弁えてます。はい。
嫌味言っても、上手に返してくれるなら、問題ないのだが、あんまり言うと、凹みそうだし。
確かに、フェデルへの嫌悪感が根本にあることは、否定できない。ただ、それだけではないと言うか、それ以上に、嫌な事があるんだよなあ。
道具が悪いのではなく、それを使った人間が悪いのだ、みたいなね。いや、別にフェデルも人間なのだけども。
そのままの意味ではなく、あくまで例え話ね。
彼だって、ああ生まれたくて、生まれた訳では無いのだ。なのに、それだけで嫌うのは、流石に、理不尽だろう。
然し、彼女は彼女の意思で、フェデルに一目惚れしたのでね。それなら、嫌っても問題はないだろう。なんせ自分の意思なんだからな。
お前それ、嫉妬してるだけだろう、って?
ああ、そうだな。してるとも。イケメンがモテる様を見て、嫉妬する事の何が悪い。みっともなかろうが、何だろうが、不愉快な事には変わり無いのだから、それなりの対応をさせて頂くよ。勿論ね。
「そうでもない。ただ単に、現実見えてない人間があんまり好きじゃねーんだよなー」
「さっきから言ってるけど、彼女の、どの辺が現実見えてないんだい?」
どの辺……って、こいつ、本気で聞いてんのか?むしろ現実的な要素が見当たらねえのだが……。
「一目惚れとかしてる時点で、現実見えてないでしょ……。あんま言いたくねえけど、別に、ね、彼女美人でもないし、特に行動もしねーから、だからまあ、ただ眺めて終わるだけなのだろうけど、うん。俺から見たら、何してーんだろ、って感じかな」
「でも、ああいうのって、その、本気で恋人になりたい訳じゃない場合もあるんじゃない?こういうのって、いや、自分で言うのもなんだけど……、見てるだけで、満足、みたいな……?」
「面白い性格の奴に、そう思うのは分からなくもねーんだけど、容姿だけ見て、キャー格好いい!ってなんのは、分かんねー。それだけだったら、本人じゃなくても、良いような気がするんだよな」
とか何とか云ってるが、まあ要はイケメンがチヤホヤされてるのが、嫌なだけと言う……。個人的にはぶっちゃけたい。こんな下らん事をチマチマ隠したくない。然しまあ、そうすることで不利益が生じるなら、我慢せざるを得ない訳だ。
「んー。よく、分からないけど、何となく分かった気がする。話し戻すけど、彼女が夢見る夢子ちゃん……?だとして、何かいい対策……?があるのかな?」
いや、分かってんのか、分かってないか、どっちだよ。
まあ、本当は分かってないんだろうが、話を進めるために、話題を戻した、と言うのが正解なのだろう。
ここで粘っても、話が終わらないしな。
「ん、正直に言うと、対策って程でもない。ただ、優しくして、ちょっと褒めたら、コロっていきそうって言う、まあ、偏見だなー」
「偏見なのか……。でもそれにしたって、そう思う理由はあるんじゃない?あるなら、教えて欲しいけど……」
「理由……?単純に夢見てるから、その夢を壊さなければいいんじゃね?特殊な性癖がなければ、見た目通りに王子様ムーブしてりゃ行けるだろ、って感じかな」
「み、見た目通り……ん、うん、いや、何で僕が王子なのかは分からないけど、それはさておき、まあ、理屈としては納得したから、うん。優しくしようと思う。アドバイスありがと」
なんだ、こいつ、自覚してないのか……。まあ、王子っぽい、に肯定されても困るんだけどな。個人的には、変に謙遜されるより、開き直ってくれた方が、好感度は高い。……んだけども、まあ、フェデルはそんな事言わんよな。
それにこの国に、王子はいないらしいが、この世界自体には、王子もいるだろう。そうなると、王子っぽい、と言う感想は、複雑な気持ちになるのかもしれない。特定の人物が思い浮かぶ可能性だってあるしな。
「……と言う事で、さっさと買って来てくれ」
「…………やっぱり付いてきてくれない?」
ただ、説得されている、と言う訳ではなく、これ以上言っても通じないだろうな、と言うような、諦めから来る行動なのだろう。
まあ、気持ちは分からんでもないのだが、あんまり共感する気がない、と言うか、共感したくない。何が悲しくてモテ男の嫌味に共感せねばならんのか……。
つまり、これ以上言葉を重ねても無駄そう、と言う彼の予想は、強ち間違ってないのだ。なので、その調子で引き下がって頂けるとありがたい限りである。
「……もしかして、レオって一目惚れするタイプ?」
「いや、特にないけど……」
そりゃ、初対面の相手の……まあ、容姿にいいな、と思うことは有る。ただ、それだけで無条件に好きになった経験はないな。恐らくだが、これからもないとは思う。
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「うーんと、つまり、容姿だけでそこまで人を好きになるのが、理解出来ねーって事だよな?」
「そう!そういう事」
漸く、意図が伝わった、と嬉しそうに頷くフェデル。いや、そこは説明されずとも、分かっていたのだが。
「まあ、それは分からなくもねーんだけど、でも世の中には色んな奴が奴がいるからなあ……。思い込みが激しくて、感覚が強い人間もそりゃ居るだろ」
「うーん、まあ。でも、あまりにも理解できないと、やっぱり気にはなるでしょ?」
「確かに、昔、少しはそう思ったこともあったかもだけど、もう、そういう物なんだと思って、割り切ってんなー。その方が楽だし」
「うーん。そういう物なのかなあ……」
あまり納得してないようだが、こう言うしかないのだから、どうしようもない。実を言うと一目ぼれする人の気持ちは、分からんでもない。私も割と、感覚的な部分はあるし、その部分が過激になったと考えれば。うん。
ただ、それが説明できるかと言われれば、難しいように思う。
説明できたら、それは最早、感覚とは言わないんだよなあ。
「と言う事で、そろそろ、サクッと買って来て、いただきたいんだけど」
「……一人で行けと?」
「頑張れ」
「……せめて一緒に行かない?」
そう言って、心底困ったような表情を、此方に向ける。
それくらい、一人で行っていただきたい。いや、まあ、別にフェデルだけが頼まれた事でもないし、言い出したのは、私だから、一緒に行くのは構わない。……と言うか、本来なら、一緒に行くべきなのだろう。
が、言い方がなんか、嫌なんだよなあ。そう、例えるなら、女子の言う、「トイレ一緒に行こ~」みたいな。男と違ってトイレ中、会話ができる訳でもないのに、一緒に行くという謎。
他の人が勝手にやる分には、どうでもいいのだが、こう……誘われるのが、面倒くさいし、行きたくない時は、多分死んでも行かないと思う。
今回の場合、筋を通す為、と言う理由はなくはない。
然し、付いて行った所で、私が何か手伝える事があるかと言ったら、無いんだよなあ。だったら、付いて行っても、行かなくても同じじゃね?
「付いて行く必要性を感じねーなあ」
「え、アドバイスとか、くれないの?」
「弟からアドバイスされる兄ってダサくね?」
ぐっ、と一瞬黙り込むが、直ぐに口を開く。
「だ、だったら、今教えてよ。見られてなければ問題ないでしょう?」
いやあ、そう言う問題ではないと言うか……いや、やめておこう。多分これ以上言っても、無駄な気がする。説得するよりは、適当にアドバイスしておいた方が、無駄な労力を使わずに済みそう。
私が下手にアドバイスするよりも、フェデルが思ったように動いた方が、好感度上がりそうなのはさておき。
「そうだなあ……、多分、ああいう感じのまあ、言ったら、目立たなくて、何の取り柄もなさそうな、女が、綺麗で上品そうな奴に一目惚れするパターンって、夢見る夢子ちゃんなパターンが多いんじゃね?」
「いや、それは流石に言いすぎなんじゃ……もしかして、彼女の事嫌いなのかい?」
「んー。好きか嫌いかで言ったら、嫌いなんじゃね?にーちゃんみたいなのに、一目惚れするような奴があんまり好きじゃねーつーの?」
「……僕みたいなの、ってどういう意味で言ってる?もしかして、遠回しにけなされてる?」
おや、鋭い。と言いたいところだが、流石にね。そこまでハッキリ言うと傷つくだろうし、仲良くなりたい相手に言う事ではないよな。それくらいはちゃんと弁えてます。はい。
嫌味言っても、上手に返してくれるなら、問題ないのだが、あんまり言うと、凹みそうだし。
確かに、フェデルへの嫌悪感が根本にあることは、否定できない。ただ、それだけではないと言うか、それ以上に、嫌な事があるんだよなあ。
道具が悪いのではなく、それを使った人間が悪いのだ、みたいなね。いや、別にフェデルも人間なのだけども。
そのままの意味ではなく、あくまで例え話ね。
彼だって、ああ生まれたくて、生まれた訳では無いのだ。なのに、それだけで嫌うのは、流石に、理不尽だろう。
然し、彼女は彼女の意思で、フェデルに一目惚れしたのでね。それなら、嫌っても問題はないだろう。なんせ自分の意思なんだからな。
お前それ、嫉妬してるだけだろう、って?
ああ、そうだな。してるとも。イケメンがモテる様を見て、嫉妬する事の何が悪い。みっともなかろうが、何だろうが、不愉快な事には変わり無いのだから、それなりの対応をさせて頂くよ。勿論ね。
「そうでもない。ただ単に、現実見えてない人間があんまり好きじゃねーんだよなー」
「さっきから言ってるけど、彼女の、どの辺が現実見えてないんだい?」
どの辺……って、こいつ、本気で聞いてんのか?むしろ現実的な要素が見当たらねえのだが……。
「一目惚れとかしてる時点で、現実見えてないでしょ……。あんま言いたくねえけど、別に、ね、彼女美人でもないし、特に行動もしねーから、だからまあ、ただ眺めて終わるだけなのだろうけど、うん。俺から見たら、何してーんだろ、って感じかな」
「でも、ああいうのって、その、本気で恋人になりたい訳じゃない場合もあるんじゃない?こういうのって、いや、自分で言うのもなんだけど……、見てるだけで、満足、みたいな……?」
「面白い性格の奴に、そう思うのは分からなくもねーんだけど、容姿だけ見て、キャー格好いい!ってなんのは、分かんねー。それだけだったら、本人じゃなくても、良いような気がするんだよな」
とか何とか云ってるが、まあ要はイケメンがチヤホヤされてるのが、嫌なだけと言う……。個人的にはぶっちゃけたい。こんな下らん事をチマチマ隠したくない。然しまあ、そうすることで不利益が生じるなら、我慢せざるを得ない訳だ。
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いや、分かってんのか、分かってないか、どっちだよ。
まあ、本当は分かってないんだろうが、話を進めるために、話題を戻した、と言うのが正解なのだろう。
ここで粘っても、話が終わらないしな。
「ん、正直に言うと、対策って程でもない。ただ、優しくして、ちょっと褒めたら、コロっていきそうって言う、まあ、偏見だなー」
「偏見なのか……。でもそれにしたって、そう思う理由はあるんじゃない?あるなら、教えて欲しいけど……」
「理由……?単純に夢見てるから、その夢を壊さなければいいんじゃね?特殊な性癖がなければ、見た目通りに王子様ムーブしてりゃ行けるだろ、って感じかな」
「み、見た目通り……ん、うん、いや、何で僕が王子なのかは分からないけど、それはさておき、まあ、理屈としては納得したから、うん。優しくしようと思う。アドバイスありがと」
なんだ、こいつ、自覚してないのか……。まあ、王子っぽい、に肯定されても困るんだけどな。個人的には、変に謙遜されるより、開き直ってくれた方が、好感度は高い。……んだけども、まあ、フェデルはそんな事言わんよな。
それにこの国に、王子はいないらしいが、この世界自体には、王子もいるだろう。そうなると、王子っぽい、と言う感想は、複雑な気持ちになるのかもしれない。特定の人物が思い浮かぶ可能性だってあるしな。
「……と言う事で、さっさと買って来てくれ」
「…………やっぱり付いてきてくれない?」
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