封印魔法の活用方法 ~スキルで自由に生きていく~

アイギス山本

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第7話 空間魔法

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「ぐす………ありがとう…もう大丈夫、また泣いちゃってごめんね…?」

「構わないよ、本当に良かったね…」

「うん…マーカスさんもありがとうございます」

「いえいえ、お話ししただけで、どちらかと言うと助けていただいた僕の方こそ、感謝してますよ?ありがとうございます。」

「ふふ…どういたしまして」

「では、そろそろ服をお出ししようかな?」



『空間よ その力を 我が前に示せ【アナザーワールド・オープン】』


 ブォン!

 マーカスが唱え終えると同時に、空間にぽっかりと黒い穴が出来て、マーカスはそこに手を差し込んで探し始めた。


「…………よっと、この服なんてどうでしょうか?」


 そう言って取り出したのは…上が白、下が薄ピンクの襟元が開いているワンピースタイプの服で、 襟元・袖口・腰回り・端の方とそれぞれにレースとリボンをあしらえた、可愛らしい服だった。


「あ、かわいい…でも……良いんですか…?ちょっと、お高そうなのに…」

「なぁに、構いませんよ。助けていただいたお礼と…ぜひ今後は私が加入してるローデン商会をご贔屓にしていただきたいだけですよ」

「しょ、商魂たくましいですね…」

「そうでないと成り上がれませんから、さぁ、サイズは大丈夫とは思いますが、着てみてください。
 あ、後、靴はあるんですが………流石に下着はないので、そちらは町についたら購入してもらえますか?」

「あ、は、はい……じゃ、じゃあ着替えてくるね!」


 恥ずかしくなったのか、イリーナはそそくさと服をもって茂みの奥に隠れてった……そんな姿もかわいいと思ってしまう……………イカンイカン!しっかりしないと…!


「あ、そうだマーカスさん、そのアナザーワールド?触ってみても良いですか?」

「良いですよ?ただ、手を入れられるのは本人だけですよ?」

「そうなんですか…?へぇ~…」


 そう喋りつつ、黒い穴に手を伸ばし……あ、ホントに入らないや…



《スキル【空間魔法】を覚えました》



 おぉ!?よしっ!覚えたぞ!これで今後、移動する時、荷物持たなくてすむな!…それにしても………


「何故に『アナザーワールド』……?もしかして、レベル上げたら異世界に行けるんじゃ…!?」

「いや、話では異世界の扉を開くのではなく、本当に異世界を作っているらしいよ?だからレベルをあげて、行けるようになっても、自分が入れたものしか無いって話だし……時間も経ってしまうから、持たなくて良い大きなガバン…って考えた方がいいね」

「なるほど…勉強になります。」


 そこまで話したところで、イリーナが着替え終わったのか、照れながら戻ってきた


「お、お待たせ………どう、かな…?」


 そう言って、頬を染めてスカート部分の裾を少し拡げてみせた………もぅ、めっちゃ可愛いです、はい。


「に、似合ってるよ?うん、よく似合ってる!」

「そう…?ありがとう…」


 くっ…!俺の理性よ、働け!彼女の事守りたいんだろ?嫌われるような行動禁止!!


「よく似合ってますよ?では、そろそろ町に向かいますか?それと……倒した魔物も私が運びますね」

「何から何まで、ありがとうございます。よろしくお願いします。」


 こうして、一同はユーカリアの町へと向かうのだった。
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