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第24話 宝箱
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その後、3回魔物と遭遇したが…余裕でした。むしろサンドマンの落とすアイテムを探す方が大変だったくらいだ………
━━そして…俺とイリーナは4階層へと降り立った。
「さぁて、4階層に戻ってきたぞ~!どうする?一応昨日見た球体があった場所に行ってみる?」
「そうね、ギルマスからもお願いされてるし………まぁ、もう他の人が調べてしまってるとは思うけど…」
*****
んー…昨日の球体があった場所まで来たけど……やっぱり、誰もいないし、何もなかった……
「うーーーん…予想はしてたけど、これは手がかりは見つかりそうもないね………」
「そうだけど…でも一応探してみよう?もしかしたら埋まってるかもしれないよ?」
「石畳の下に?どうやって調べるのさ……」
「えーっと……それは………あ!【重力魔法】は!?それなら簡単に調べられるんじゃない?」
「おぉ!その手があったか…!よし!じゃあやってみるよ…!」
【反重力】
とりあえず足元の石を一つ魔法で持ち上げてみたが…………何もなかった。
「流石にそう簡単には見つからないか……よーし!次だ!」
……それからしばらく範囲を広げて探してみたが……結局何も見つからなかった……
「はぁ、はぁ、もうダメ……限界……」
「お疲れ様、大丈夫…?」
「ははは…【重力魔法】ってMPをかなり消費するから………ちょっと休まないと動けないかな?」
「わかったわ、それにしても……開けたこの場所はだいたい探したのに見つからないってことは、やっぱり手がかりは無いのかな…?」
「そうだね……諦めて、休憩終わったら先に進もうか」
「うん、それがいいね」
*****
「………よし!ほぼ回復したし、行こうか」
「了解、地図だとこっちだね」
立ち上がり、今まさに進もうとしたところで、さっきまで何もなかった空間に黒い靄が現れた……それもあの球体があった同じ場所に…!
「イリーナ…!これは…!?」
「魔物が現れる前兆よ!気をつけて!」
「あの黒い靄に攻撃は!?」
「効かないわ、アレはただの魔力の集まりで、魔法で攻撃しても霧散するだけですぐ集まってしまうの!」
そうこうしてるうちに黒い靄は濃さを増し、背後が見えないほど真っ黒くなると、一気に地面に吸い込まれるように消えると……魔方陣が現れて黒く輝きだした、そして……魔方陣の中央から━━這い出るように魔物が現れた!
……………………ゴブリンが
「な、なんだ…ただのゴブリンか……焦って損した…」
「うん、あの球体と同じ場所だったから、もしかしてって思ったけど……やっぱりアレが特殊だったんだね」
黒い魔方陣は計3体のゴブリンを産み出すと消えていった。ゴブリン?【土・封印】であっという間でした。南無~
…ただその内の一体が、なんと宝箱を落としたんだ。
「…スゴい……宝箱なんて滅多に出ないのに……流石康介……」
「いやいや、スキルのおかげでしょ?……というか宝箱なんて出るんだ?」
「えぇ…本来はボス部屋とかに出ることがほとんどかな?普段はまず出ないよ…」
「へぇ~、じゃあ物凄くレアなんだね!……ってどうしたの?イリーナ…」
「………あのね……知らないと思うから言うけど…宝箱の中身って………そこで亡くなった人の装備なの………」
「………え?…つまり…遺品………?」
「えっと………ダンジョンで死ぬと、ダンジョンに吸収されるんだけど……その際吸収できなかった物が宝箱に詰まって出てくるの………あ、ただ一旦吸収されるせいか、属性が付いたりして高値で取引されてるんだ、だから厳密に言えば遺品とは言えない…のかな…?」
「そうなんだ………あれ?でもそれなら装備品をダンジョンにわざと吸収させて、宝箱で回収したら儲かるんじゃないの?」
「それは吸収された装備と魔物が同じ場所で出現しないと宝箱が手に入らないからなんだ、魔物はどこに現れるか解らないから…………それに、ボス部屋みたいに決まった魔物が出る場所でも、宝箱が出るかは運しだいだから、割りに合わなくて誰もしないんだよ」
「ふむ……[運]しだいか………だったら俺なら上手くいくかも…?」
「あ!そうだね!やってみる価値はあるかも!」
「よし…!じゃあボス部屋に行くときは検証してみようか」
「うん!…それじゃあ宝箱開けて先に進もう」
「了解、あ…そうだ………宝箱に罠とかってある?」
「ん?うーん………確か無かったはずだよ?」
「よしっ!じゃあ開けるね?」
宝箱を開けると中には短剣とショルダーバッグのような薄黄色のカバンが入っていた。
「うーん……思ったより少ないかな…?」
「それはほら…ここは初心者ダンジョンだから、亡くなる人も初心者なんだよ」
「ぬぐぐぐ…!考えないようにしてたのに……」
「あ、ごめん…」
「いや、良いよ……これが、この世界の普通なんだよね…?だからこういう事にも慣れてかないといけないと思うし」
「康介……」
「さ、さぁて、カバンの中は何が入ってるのかな~と…お?」
カバンを開けると中は空間魔法のように真っ黒だった。
「ねぇ、イリーナこれって………空間魔法と同じもの?」
「えぇ、そうだと思うわ。ただ…詳しくは鑑定してみないと………帰ったら見てもらいましょ?」
「了解。さてと…じゃあ改めて中身を確認するね」
カバンの中身を確認したところ、魔鉄・魔銀・魔金の塊(お金が溶けて固まり、魔力が宿った物らしい)保存食・水(これらも魔力が宿ってしまった為、飲み食いは出来ないそうだ…)そして、借用書……?
「何故に借用書が………返済日は…明後日か」
「このルートニスって人がおそらく亡くなった人かな…?それでジコルって人に金貨10枚を返さないと………妹を奴隷として徴収!?大変、康介!」
「落ち着いて、俺も助けたいけど…問題は金貨10枚をどうやって準備するかだ…」
「それならたぶん大丈夫だと思うよ、魔鉄とか魔銀・魔金はかなり高く買い取ってもらえたはず!」
「わかった!なら今日は依頼が達成できたら、すぐに戻って換金しよう。もし足りない場合はサンドマン、もしくはボス部屋に行って宝箱を狙おう。
…で、お金が集まって時間が間に合えば、ご飯に行こう。約束したしね………そして明日から妹さん…いや、ジコルって人を探そう」
「うん、了解!それじゃあ行こう」
━━そして…俺とイリーナは4階層へと降り立った。
「さぁて、4階層に戻ってきたぞ~!どうする?一応昨日見た球体があった場所に行ってみる?」
「そうね、ギルマスからもお願いされてるし………まぁ、もう他の人が調べてしまってるとは思うけど…」
*****
んー…昨日の球体があった場所まで来たけど……やっぱり、誰もいないし、何もなかった……
「うーーーん…予想はしてたけど、これは手がかりは見つかりそうもないね………」
「そうだけど…でも一応探してみよう?もしかしたら埋まってるかもしれないよ?」
「石畳の下に?どうやって調べるのさ……」
「えーっと……それは………あ!【重力魔法】は!?それなら簡単に調べられるんじゃない?」
「おぉ!その手があったか…!よし!じゃあやってみるよ…!」
【反重力】
とりあえず足元の石を一つ魔法で持ち上げてみたが…………何もなかった。
「流石にそう簡単には見つからないか……よーし!次だ!」
……それからしばらく範囲を広げて探してみたが……結局何も見つからなかった……
「はぁ、はぁ、もうダメ……限界……」
「お疲れ様、大丈夫…?」
「ははは…【重力魔法】ってMPをかなり消費するから………ちょっと休まないと動けないかな?」
「わかったわ、それにしても……開けたこの場所はだいたい探したのに見つからないってことは、やっぱり手がかりは無いのかな…?」
「そうだね……諦めて、休憩終わったら先に進もうか」
「うん、それがいいね」
*****
「………よし!ほぼ回復したし、行こうか」
「了解、地図だとこっちだね」
立ち上がり、今まさに進もうとしたところで、さっきまで何もなかった空間に黒い靄が現れた……それもあの球体があった同じ場所に…!
「イリーナ…!これは…!?」
「魔物が現れる前兆よ!気をつけて!」
「あの黒い靄に攻撃は!?」
「効かないわ、アレはただの魔力の集まりで、魔法で攻撃しても霧散するだけですぐ集まってしまうの!」
そうこうしてるうちに黒い靄は濃さを増し、背後が見えないほど真っ黒くなると、一気に地面に吸い込まれるように消えると……魔方陣が現れて黒く輝きだした、そして……魔方陣の中央から━━這い出るように魔物が現れた!
……………………ゴブリンが
「な、なんだ…ただのゴブリンか……焦って損した…」
「うん、あの球体と同じ場所だったから、もしかしてって思ったけど……やっぱりアレが特殊だったんだね」
黒い魔方陣は計3体のゴブリンを産み出すと消えていった。ゴブリン?【土・封印】であっという間でした。南無~
…ただその内の一体が、なんと宝箱を落としたんだ。
「…スゴい……宝箱なんて滅多に出ないのに……流石康介……」
「いやいや、スキルのおかげでしょ?……というか宝箱なんて出るんだ?」
「えぇ…本来はボス部屋とかに出ることがほとんどかな?普段はまず出ないよ…」
「へぇ~、じゃあ物凄くレアなんだね!……ってどうしたの?イリーナ…」
「………あのね……知らないと思うから言うけど…宝箱の中身って………そこで亡くなった人の装備なの………」
「………え?…つまり…遺品………?」
「えっと………ダンジョンで死ぬと、ダンジョンに吸収されるんだけど……その際吸収できなかった物が宝箱に詰まって出てくるの………あ、ただ一旦吸収されるせいか、属性が付いたりして高値で取引されてるんだ、だから厳密に言えば遺品とは言えない…のかな…?」
「そうなんだ………あれ?でもそれなら装備品をダンジョンにわざと吸収させて、宝箱で回収したら儲かるんじゃないの?」
「それは吸収された装備と魔物が同じ場所で出現しないと宝箱が手に入らないからなんだ、魔物はどこに現れるか解らないから…………それに、ボス部屋みたいに決まった魔物が出る場所でも、宝箱が出るかは運しだいだから、割りに合わなくて誰もしないんだよ」
「ふむ……[運]しだいか………だったら俺なら上手くいくかも…?」
「あ!そうだね!やってみる価値はあるかも!」
「よし…!じゃあボス部屋に行くときは検証してみようか」
「うん!…それじゃあ宝箱開けて先に進もう」
「了解、あ…そうだ………宝箱に罠とかってある?」
「ん?うーん………確か無かったはずだよ?」
「よしっ!じゃあ開けるね?」
宝箱を開けると中には短剣とショルダーバッグのような薄黄色のカバンが入っていた。
「うーん……思ったより少ないかな…?」
「それはほら…ここは初心者ダンジョンだから、亡くなる人も初心者なんだよ」
「ぬぐぐぐ…!考えないようにしてたのに……」
「あ、ごめん…」
「いや、良いよ……これが、この世界の普通なんだよね…?だからこういう事にも慣れてかないといけないと思うし」
「康介……」
「さ、さぁて、カバンの中は何が入ってるのかな~と…お?」
カバンを開けると中は空間魔法のように真っ黒だった。
「ねぇ、イリーナこれって………空間魔法と同じもの?」
「えぇ、そうだと思うわ。ただ…詳しくは鑑定してみないと………帰ったら見てもらいましょ?」
「了解。さてと…じゃあ改めて中身を確認するね」
カバンの中身を確認したところ、魔鉄・魔銀・魔金の塊(お金が溶けて固まり、魔力が宿った物らしい)保存食・水(これらも魔力が宿ってしまった為、飲み食いは出来ないそうだ…)そして、借用書……?
「何故に借用書が………返済日は…明後日か」
「このルートニスって人がおそらく亡くなった人かな…?それでジコルって人に金貨10枚を返さないと………妹を奴隷として徴収!?大変、康介!」
「落ち着いて、俺も助けたいけど…問題は金貨10枚をどうやって準備するかだ…」
「それならたぶん大丈夫だと思うよ、魔鉄とか魔銀・魔金はかなり高く買い取ってもらえたはず!」
「わかった!なら今日は依頼が達成できたら、すぐに戻って換金しよう。もし足りない場合はサンドマン、もしくはボス部屋に行って宝箱を狙おう。
…で、お金が集まって時間が間に合えば、ご飯に行こう。約束したしね………そして明日から妹さん…いや、ジコルって人を探そう」
「うん、了解!それじゃあ行こう」
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