31 / 49
第30話 誓いの借用書
しおりを挟む
こっちには封印魔法に無詠唱もあるが……流石にこんな近くで囲まれると全員は無理だ…!逃げるにしても、唯一の出入り口はガラの悪い連中で塞がれてて、ここは3階だから飛び降りるわけにもいかない………
この状況を打破しようと考えてる中、隙を作るため比較的冷静だったバンがジコルに話しかけた。
「ジコル、俺たちが此処に来ることをリンは知っている。もし俺たちが帰ってこなければ、ギルドや兵士に訴え出るぞ?そうなればお尋ね者だ……そこまでするリスクが本当にあるのか?」
「フッフッ、いい質問ですね~。別に私は殺すつもりは無いんですよ?ただ……喋れなくなればそれでいいのです。後はあの娘を送り届けて、そこで新しい拠点を作る予定ですので、あなた達が"生きてさえ"いてくれれば、どれだけでも誤魔化せれるんですよ」
「じ、じゃあ!俺がその依頼人の倍払う!」
「お、おい、コウスケ!?」
「今は手持ちは無いが…必ず稼いで見せる!だから……」
「プッ、アッハッハッハハハハ!!!稼ぐだと!?笑わせてくれる!!フッフッ、ひとつ教えといてやろう……」
ジコルはそう言うと懐から1枚の大きな金貨を取り出した。
「………なんだ…?その金貨は……?白金貨でもないな………」
「フッフッ、知らないだろうさ………これは一般には出回ることがない特別な物で、その名も"王金貨"といって、その価値は白金貨100枚分の代物さ」
「なっ…!!!!?白金貨100枚分だと!!!?」
え…えっと……?金貨が10万クルドで…白金貨がその10倍で100万クルドだから………1億クルド!!!!?
「素晴らしいだろ?これを持っているのは王侯貴族や大手の商会、下賜された者しかいない特別な金貨だ。今回の依頼で前金として頂いたものでね?成功報酬でさらにもう1枚頂けることになっているのさ!これでワシにも箔がつくというものだ!フッハッハッハ!!」
くっ…!合計2億…!いや、そもそもそれだけ特別な金貨なら、例え4億積もうが断るのが目に見えてる……しかも最悪なことに、依頼人が恐らく"貴族"だという事…!
「……もう分かっただろ?大人しく借用書を渡すんだ。今なら無傷で帰ることが出来るぞ?それとも……あの娘の為に死ぬような目にあいたいか?」
「くっ…!」
「コウスケ…残念だがこれ以上は無理だ……大人しく借用書を渡そう……」
「で、でもそうしたら彼女は…!」
「わかっている!!……わかってはいる、が……バックに貴族が付いているとなると、どう足掻いても勝てない……例え、今助けられたとしても…同じ事の繰り返しになるのが目に見えてる………」
「そ、それは………」
確かにその通りだ……それに、もしそうなった場合ジョー達にも迷惑がかかってしまう……
「さ、早く渡したまえ、この後あの娘に奴隷としての調教が控えているのでね?ゆっくりもしていられないのだよ」
「お前っ…!」
「コウスケっ!!!」
ジコルの台詞に声を荒げたが、それ以上の語気をジョーから浴びせられて、噤んでしまった。その際改めてジョーの顔を見ると、明らかに悔しそうにしていて……あぁ、悔しいのは俺だけじゃないんだと…少し冷静になれた。
「………わかった……これが借用書だ」
悔しい……どうすることも出来ない自分に腹がたつ………俺は、なんて無力なんだ………
諦め……借用書を取り出し、先程出した金貨の入った袋の隣に並べるように置いたところ━━━
突如として、借用書が眩い光を放ち出した!
「うおっ!!?」
「な、なんだっ!!?」
「目が~目が~!!!」
しばらくして光が弱まり、僅かに発光した状態で落ち着くと、ひとりでに浮かび上がった!!!
『金貨10枚ヲ確認シマシタ。返済シマスカ?』
「こ、これは……?」
『繰リ返シマス。━━金貨10枚ヲ確認シマシタ。返済シマスカ?』
そうだ…!『鑑定』!………っ!!!
「ジコルに金貨10枚"返済する"っ!!!」
『━━期限内ノ返済ヲ確認シマシタ。"ジコル" ハ、金貨ヲ受ケ取ッテクダサイ。』
「「「…………は?」」」
全員が訳の分からない事態に唖然としていた。……俺だけは『鑑定』によって、この状況をひっくり返せると興奮していた…!
『誓いの借用書』
:借用書に魔力が宿ったとても珍しい逸品。
:書かれてる内容を守らせる力がある。
:守られなかった場合は罰が下る。
:効果は永続する。
これが、俺が『鑑定』で知り得た情報だ!……もしかしたら……ルートニスさんはこうなる可能性に賭けたのかな……?それとも……彼の想いが届いたんだろうか………どっちにしても、これで彼女が助けられる…!
「ふざけるなっ!!!貴様っ!!!余程痛い目を見たいらしいな!!?オイッ、お前らやってしまえ!!!」
『ブ━━、契約ニ違反シマシタ。コレヨリ刑ヲ執行シマス。』
借用書がまた強く輝き出すと、俺たちを除くジコルとガラの悪い連中に雷が降り注いだ!
「お、おぃ…コウスケ……これはいったい……?」
「あの借用書も宝箱から出てきたんだけど……他のと同様、魔力が宿ったみたいで『誓いの借用書』という物に変わってる。効果は見た通り、書かれた内容を守らせる力があるみたいです」
「ま、マジかよ…そんな『マジックアイテム』初めて聞いたぞ…というか何で解ったんだ?」
「あ、『鑑定』スキル持ってたんで、ついさっき調べたんだ」
「なるほど……」
しばらくすると、悪態をつきながらもジコルが体を起こした。……他の連中は生きてはいるみたいだが、起き上がる気配はなかった………どうやらジコルだけ加減されたみたいだ。
「し、借用書が『マジックアイテム』だとっ…!?そんなバカみたいな話があるかっ!!」
『━━"ジコル" ハ、金貨ヲ受ケ取ッテクダサイ。』
「誰が受け取るものか!!!このチャンスをみすみす逃すはずがないだろ!!?」
『ブ━━、刑ヲ執行シマス。』
「があぁぁぁぁぁ!!!!!!?」
………その後もしばらく同じようなやり取りが続き…ジコルがプスプスと煙を上げて、若干黒くなったところで泣きながら懇願してきた。
「すみません…無理なんです……も、もう…あの娘は、奴隷にしてしまったんです……だから……もう、やめて下さい………」
『ブ━━、不正ヲ確認。今スグ解放サレタシ。』
「ひぃぃぃぃっっ!!!!む、む、む、無理なんだ…!!犯罪奴隷用の首輪を着けさせたから、もう外せないんだぁぁぁあ!!!」
「なっ、テメェ!!?ドンだけ最低なんだ!!?」
「許して下さい許して下さい許して下さい許して下さい許して下さい…………」
『ピ━━。契約内容ヲ履行出来マセン。代替案模索中━━。ルートニス氏ノ死亡ヲ確認。代理人 "山本 康介" ニ、ルートニス氏ノ妹ヲ譲渡サレタシ。』
「そ、それは…………」
『ブ━━、刑ヲ執行シマス。』
「うぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!わ、わかった!!!わかったから、もうやめてくれぇぇぇええ!!!」
…………………え?
この状況を打破しようと考えてる中、隙を作るため比較的冷静だったバンがジコルに話しかけた。
「ジコル、俺たちが此処に来ることをリンは知っている。もし俺たちが帰ってこなければ、ギルドや兵士に訴え出るぞ?そうなればお尋ね者だ……そこまでするリスクが本当にあるのか?」
「フッフッ、いい質問ですね~。別に私は殺すつもりは無いんですよ?ただ……喋れなくなればそれでいいのです。後はあの娘を送り届けて、そこで新しい拠点を作る予定ですので、あなた達が"生きてさえ"いてくれれば、どれだけでも誤魔化せれるんですよ」
「じ、じゃあ!俺がその依頼人の倍払う!」
「お、おい、コウスケ!?」
「今は手持ちは無いが…必ず稼いで見せる!だから……」
「プッ、アッハッハッハハハハ!!!稼ぐだと!?笑わせてくれる!!フッフッ、ひとつ教えといてやろう……」
ジコルはそう言うと懐から1枚の大きな金貨を取り出した。
「………なんだ…?その金貨は……?白金貨でもないな………」
「フッフッ、知らないだろうさ………これは一般には出回ることがない特別な物で、その名も"王金貨"といって、その価値は白金貨100枚分の代物さ」
「なっ…!!!!?白金貨100枚分だと!!!?」
え…えっと……?金貨が10万クルドで…白金貨がその10倍で100万クルドだから………1億クルド!!!!?
「素晴らしいだろ?これを持っているのは王侯貴族や大手の商会、下賜された者しかいない特別な金貨だ。今回の依頼で前金として頂いたものでね?成功報酬でさらにもう1枚頂けることになっているのさ!これでワシにも箔がつくというものだ!フッハッハッハ!!」
くっ…!合計2億…!いや、そもそもそれだけ特別な金貨なら、例え4億積もうが断るのが目に見えてる……しかも最悪なことに、依頼人が恐らく"貴族"だという事…!
「……もう分かっただろ?大人しく借用書を渡すんだ。今なら無傷で帰ることが出来るぞ?それとも……あの娘の為に死ぬような目にあいたいか?」
「くっ…!」
「コウスケ…残念だがこれ以上は無理だ……大人しく借用書を渡そう……」
「で、でもそうしたら彼女は…!」
「わかっている!!……わかってはいる、が……バックに貴族が付いているとなると、どう足掻いても勝てない……例え、今助けられたとしても…同じ事の繰り返しになるのが目に見えてる………」
「そ、それは………」
確かにその通りだ……それに、もしそうなった場合ジョー達にも迷惑がかかってしまう……
「さ、早く渡したまえ、この後あの娘に奴隷としての調教が控えているのでね?ゆっくりもしていられないのだよ」
「お前っ…!」
「コウスケっ!!!」
ジコルの台詞に声を荒げたが、それ以上の語気をジョーから浴びせられて、噤んでしまった。その際改めてジョーの顔を見ると、明らかに悔しそうにしていて……あぁ、悔しいのは俺だけじゃないんだと…少し冷静になれた。
「………わかった……これが借用書だ」
悔しい……どうすることも出来ない自分に腹がたつ………俺は、なんて無力なんだ………
諦め……借用書を取り出し、先程出した金貨の入った袋の隣に並べるように置いたところ━━━
突如として、借用書が眩い光を放ち出した!
「うおっ!!?」
「な、なんだっ!!?」
「目が~目が~!!!」
しばらくして光が弱まり、僅かに発光した状態で落ち着くと、ひとりでに浮かび上がった!!!
『金貨10枚ヲ確認シマシタ。返済シマスカ?』
「こ、これは……?」
『繰リ返シマス。━━金貨10枚ヲ確認シマシタ。返済シマスカ?』
そうだ…!『鑑定』!………っ!!!
「ジコルに金貨10枚"返済する"っ!!!」
『━━期限内ノ返済ヲ確認シマシタ。"ジコル" ハ、金貨ヲ受ケ取ッテクダサイ。』
「「「…………は?」」」
全員が訳の分からない事態に唖然としていた。……俺だけは『鑑定』によって、この状況をひっくり返せると興奮していた…!
『誓いの借用書』
:借用書に魔力が宿ったとても珍しい逸品。
:書かれてる内容を守らせる力がある。
:守られなかった場合は罰が下る。
:効果は永続する。
これが、俺が『鑑定』で知り得た情報だ!……もしかしたら……ルートニスさんはこうなる可能性に賭けたのかな……?それとも……彼の想いが届いたんだろうか………どっちにしても、これで彼女が助けられる…!
「ふざけるなっ!!!貴様っ!!!余程痛い目を見たいらしいな!!?オイッ、お前らやってしまえ!!!」
『ブ━━、契約ニ違反シマシタ。コレヨリ刑ヲ執行シマス。』
借用書がまた強く輝き出すと、俺たちを除くジコルとガラの悪い連中に雷が降り注いだ!
「お、おぃ…コウスケ……これはいったい……?」
「あの借用書も宝箱から出てきたんだけど……他のと同様、魔力が宿ったみたいで『誓いの借用書』という物に変わってる。効果は見た通り、書かれた内容を守らせる力があるみたいです」
「ま、マジかよ…そんな『マジックアイテム』初めて聞いたぞ…というか何で解ったんだ?」
「あ、『鑑定』スキル持ってたんで、ついさっき調べたんだ」
「なるほど……」
しばらくすると、悪態をつきながらもジコルが体を起こした。……他の連中は生きてはいるみたいだが、起き上がる気配はなかった………どうやらジコルだけ加減されたみたいだ。
「し、借用書が『マジックアイテム』だとっ…!?そんなバカみたいな話があるかっ!!」
『━━"ジコル" ハ、金貨ヲ受ケ取ッテクダサイ。』
「誰が受け取るものか!!!このチャンスをみすみす逃すはずがないだろ!!?」
『ブ━━、刑ヲ執行シマス。』
「があぁぁぁぁぁ!!!!!!?」
………その後もしばらく同じようなやり取りが続き…ジコルがプスプスと煙を上げて、若干黒くなったところで泣きながら懇願してきた。
「すみません…無理なんです……も、もう…あの娘は、奴隷にしてしまったんです……だから……もう、やめて下さい………」
『ブ━━、不正ヲ確認。今スグ解放サレタシ。』
「ひぃぃぃぃっっ!!!!む、む、む、無理なんだ…!!犯罪奴隷用の首輪を着けさせたから、もう外せないんだぁぁぁあ!!!」
「なっ、テメェ!!?ドンだけ最低なんだ!!?」
「許して下さい許して下さい許して下さい許して下さい許して下さい…………」
『ピ━━。契約内容ヲ履行出来マセン。代替案模索中━━。ルートニス氏ノ死亡ヲ確認。代理人 "山本 康介" ニ、ルートニス氏ノ妹ヲ譲渡サレタシ。』
「そ、それは…………」
『ブ━━、刑ヲ執行シマス。』
「うぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!わ、わかった!!!わかったから、もうやめてくれぇぇぇええ!!!」
…………………え?
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる