5 / 28
フラグ回収
しおりを挟む
フラグ、みごとに回収。
「ふぁ、ぁんっ!おいしぃ……!おいし、のっ」
ほんと、おいしい。
また外だよ、とか、上から押さえるの逃げないようにしてるのかな、とか、腰だけ上がってるのけっこう恥ずかしいとか、秒で消えた。
おなかでおいしいのに、口の方もだばだばヨダレでちゃって、幸せすぎて涙もぼたぼたで、顔はぐちゃぐちゃになってるはず。
ごちゅごちゅいっぱい固いのが入れてくるから、俺の中からおいしいものが溢れ出てってる――ああだめ、こぼれないで。
ぎゅって、閉じようとしたら……ほああ、うまい!おいしいのきた!
「っあ、あー、いっぱい、ぃいー」
すっごいだらしのない声。
俺のか、俺なのか、ひどいな。
ぜんぜん、ダインの声は聞こえないのな。
第二の災禍。
魔物に瘴気が集まった、けっこうよくあるカタチ、らしい。ゲームでは7つの災禍以外にすこししか他の災禍は出てこないから、誰かの……僧侶だったかな?のセリフで分かるんだけど。
ただ、この第二は危険視されて封印されるだけの力は持っている。
あ、封印封印っていうけど、誰がどうして封印したかなんてこれっぽっちも設定出ません。いっそ潔いね。
7つプラスアルファもあるけど、誰が封印したんだろ、うーん。
まあ、そんなわけで。
俺が事前に教えて、対策はとったんだ。
第二の災禍は、炎をまとった大きな魔物。
素早く動くせいで、なかなか捕まらないし、攻撃も当てられない。
伝承では国ひとつ炎の海にしたとか。
ただ、なあ……
体は四角っぽくて、足が変化して円盤型で、元は四足だったんだろうね、左右に4つ。なぜか下半身がすこし上半身よりへこんでいる。
こういう……自動車、見たことあるぞ。
えーなんだったかな、ジム……なんちゃら?
メラメラ燃える炎でコーティングされてるからシルエットだけで見えて、なおさら車っぽい……あ、目もヘッドライトっぽいんだ。なるほど。
動きもまあ、形通りに車の動きですね、なんか笑いそう……っ
「くっ!本当に素早いんだね!」
こちらは真剣に、クリスティナがロッドを手でひょいひょい動かして魔法をバンバン撃つ。動きがかっこよくて、なんかそういうショーみたいだ、すごい。
炎がやっかいで、近距離のアタッカーはあんまり役に立たない。
なので、牽制に回ってもらう。どっか行こうとしたら、道を塞いでもらうのな。魔法剣っていう技があって、カウンターくらいなら出来るらしい。
俺も髪で壁とか作っちゃうぜ!すっげー長く伸ばして折りたたんで妖怪ぬりかべみたいなの。
燃やされるかな、って思ったんだけど、吸魔のドレインの気配が嫌いらしく、衝突直前でピタリと止まる。……なんか……急ブレーキ実験……
ともかく動きが速い。車と比べちゃうけど、それよりは遅いんだ、けど、なんか動物的なランダムな動きで、捕まえにくい。
クリスティナの魔法で、ともかくガンガンいけ!っていうのが主な攻撃。
で、だんだん、追い込んでいくんだ……聖女と僧侶の、『聖域』に。
浄化の力と、祝福の力を合体させて、瘴気とか悪い気配とか汚れみたいなのを、全部消せる場所を作るんだって。すごい狭い場所にしかならないから、罠的に使うってことになった。
ゲームでもなにかふたりで魔法使ってるな、っていうシーンがあるんだけど、スチルがあるわけじゃなく、二人が魔法で倒した!的な文章があるだけ。
……ゲームの戦闘シーンは本当に雰囲気だからね、なにしてたとかはほとんどわかんないよ。
だから、準備なしに行ったゲームと、この用意周到の作戦がどう違うかは分からない。
でもこれを事前情報無しってかなり無理ゲーじゃね?とは思う、俺的に。逃げられたらどうすんだ。
って、もう、聖域(罠)目前だよ!いけ!そこだクリスティナ!
……いったー!
真っ白な光が地面からぼわっ!て膨れ上がって、その中に入ってしまった車、じゃなかった第二の災禍の炎が消え、ボディ、体が黒い消し炭になった。
「すごい!クリスティナ!」
「やったー!」
「やりましたね……!」
嬉しそうにアエリアーナが駆け寄ってきた。魔法を維持するにはずっと魔力を送らなきゃならないらしく、あと、災禍に気づかれないように細工もしながら、彼女たちはずっと待機していた。
ロッドを胸の前で握って、晴れやかな顔をしてるけど、額は汗で濡れてる。遅れて戻ってきた僧侶のフレェイはあからさまにげっそりしてるし。
「よ……よかったです……」
「おつかれさま」
俺が声をかけると、フレェイはびくっと肩を震わせて曖昧に笑う。まあ、まだ慣れてくれないのもしかたないか。
「討伐成功ですか」
「……」
お、ダインたちも戻ってきた。効果が消えかけてる聖域の光を見ながら、ほっとしたんだろうか、聖騎士はすこし頬が緩んでる。
「聖女、討伐成功、お慶び申し上げます」
コンラートはアエリアーナの前に片膝をつき、胸に片手を置く。おお、騎士の礼ってやつか。
「ありがとうございます。貴方も、大義でした」
微笑むアエリアーナは聖女だなー!後光が差して見える。
「……」
ダインは相変わらず無表情無言。
っていうか、どこ見てるんだ?
「……ダイン?」
ふと気になったので、前に立って、ひらりと手をかざした。
ふわっと、彼から、いい匂いが……してる?
ダインの大きな体がちいさく揺れた気がした。
「……」
「……あっ、しまっ、」
かちっ、と金の目の色が変わる瞬間を、見てしまった。
「リュート!」
アエリアーナの声を聞きながら、ダインに突き飛ばされる。
この身体、あんまり感覚が薄くて痛みとかもそんなに感じないんだよね。地面に転がって、おっきい男につぶされてるのに、ぜんぜん痛くない。
「あああ油断した!アエリアーナ!みんな!どっか行ってて!」
さすがに二度も衆人環視で、なんてやだよ!
でもアエリアーナに行かなくてよかった!ホントに!
なんて、思ってるうちに、ビリって音がした。
うん、俺ちゃんと文明人らしく服は着てたんだ、災禍だけど。
思いっきり、やぶられたね、はは……
ダインは心なしか荒い息を吐きながら、俺の腰を砕けそうなほど掴んで、自分のそれにぐっと押し付ける。
「ぐ、ぁあ!」
……この瞬間だけは痛いな……どんだけ乱暴にされてるんだろ。
吸魔だから、怪我しても魔力でも摂取できればすぐに治る……ふぁ、おいしいのが来た。
暴君騎士ダインに、浄化の魔法は何度もかけたんだ。
俺の予想通り、かけてもかけても瘴気は消えなかった。
消えたか?と思ったら数時間後には元に戻ってるっていうのはザラで、焼け石に水ってことで、一日一回だけ、アエリアーナが施すことにした。
……少しは、効いていたのかな。
災禍はそこにいるだけで瘴気を撒き散らす。第二災禍だって炎と一緒に瘴気をふかし、……撒き散らしてた。
だから、本当は討伐隊全員を速攻浄化しないといけなかった……俺も馬鹿だった、倒して喜んでる場合じゃなかった。
ダインの暴走は当たり前だったよ。
けど、意外とすぐにダインは正気に返った。
……ううん、けっこうお腹いっぱいだけど……9分目……?
送られてくるおいしいのが減ったし、俺の腰を掴んで揺さぶっていたダインの手も止まった。
……きもちいいのは、まだ残ってる。
だって、固くて大きいのが腹に入ったまんま。
どうするんだろ、って思ったら、また、動き始めた。
「あっ、あっ、……ふ、ぁあ……」
さっきより薄味?だけど、おいしいのがまた来た。
どうせなら、まだ残ってるっぽいダインの瘴気も吸っておこうかなって、髪を彼の腕に巻きつけた。んーおいしい。すっきりする飲み物飲んでる感じがする。
なんか、一度目も二度目の今のさっきも、ものすごい激しくされてたから、今のためらいがち?なのは変な感じ。
嫌じゃないんだ……いろいろ終わってる気がするけど。
おいしいより気持ちいいがゆっくり続いて、ぐって奥に、濃いのが来た。腰上がっちゃう……
「……んぅうう、きた、きてるぅ……」
「……」
はあっ、て鋭いため息みたいなの、ダインだよな。
……俺はなんかそのへんゆるゆるになってるけど、ダインは、本当は、どうなんだろ。
この世界は女の子のエロい姿を眺める用の(最低だなあらためて)世界だから、男なんて論外!って言われてもおかしくないんだけど。
でも、ダインは快感に弱いのかな……俺で吐き出したんだよな、今。
嫌な思いして男を抱くのはかわいそうだな。
かといって、アエリアーナには触れさせらんないから……やっぱ俺で我慢してもらお。
「ふぁ、ぁんっ!おいしぃ……!おいし、のっ」
ほんと、おいしい。
また外だよ、とか、上から押さえるの逃げないようにしてるのかな、とか、腰だけ上がってるのけっこう恥ずかしいとか、秒で消えた。
おなかでおいしいのに、口の方もだばだばヨダレでちゃって、幸せすぎて涙もぼたぼたで、顔はぐちゃぐちゃになってるはず。
ごちゅごちゅいっぱい固いのが入れてくるから、俺の中からおいしいものが溢れ出てってる――ああだめ、こぼれないで。
ぎゅって、閉じようとしたら……ほああ、うまい!おいしいのきた!
「っあ、あー、いっぱい、ぃいー」
すっごいだらしのない声。
俺のか、俺なのか、ひどいな。
ぜんぜん、ダインの声は聞こえないのな。
第二の災禍。
魔物に瘴気が集まった、けっこうよくあるカタチ、らしい。ゲームでは7つの災禍以外にすこししか他の災禍は出てこないから、誰かの……僧侶だったかな?のセリフで分かるんだけど。
ただ、この第二は危険視されて封印されるだけの力は持っている。
あ、封印封印っていうけど、誰がどうして封印したかなんてこれっぽっちも設定出ません。いっそ潔いね。
7つプラスアルファもあるけど、誰が封印したんだろ、うーん。
まあ、そんなわけで。
俺が事前に教えて、対策はとったんだ。
第二の災禍は、炎をまとった大きな魔物。
素早く動くせいで、なかなか捕まらないし、攻撃も当てられない。
伝承では国ひとつ炎の海にしたとか。
ただ、なあ……
体は四角っぽくて、足が変化して円盤型で、元は四足だったんだろうね、左右に4つ。なぜか下半身がすこし上半身よりへこんでいる。
こういう……自動車、見たことあるぞ。
えーなんだったかな、ジム……なんちゃら?
メラメラ燃える炎でコーティングされてるからシルエットだけで見えて、なおさら車っぽい……あ、目もヘッドライトっぽいんだ。なるほど。
動きもまあ、形通りに車の動きですね、なんか笑いそう……っ
「くっ!本当に素早いんだね!」
こちらは真剣に、クリスティナがロッドを手でひょいひょい動かして魔法をバンバン撃つ。動きがかっこよくて、なんかそういうショーみたいだ、すごい。
炎がやっかいで、近距離のアタッカーはあんまり役に立たない。
なので、牽制に回ってもらう。どっか行こうとしたら、道を塞いでもらうのな。魔法剣っていう技があって、カウンターくらいなら出来るらしい。
俺も髪で壁とか作っちゃうぜ!すっげー長く伸ばして折りたたんで妖怪ぬりかべみたいなの。
燃やされるかな、って思ったんだけど、吸魔のドレインの気配が嫌いらしく、衝突直前でピタリと止まる。……なんか……急ブレーキ実験……
ともかく動きが速い。車と比べちゃうけど、それよりは遅いんだ、けど、なんか動物的なランダムな動きで、捕まえにくい。
クリスティナの魔法で、ともかくガンガンいけ!っていうのが主な攻撃。
で、だんだん、追い込んでいくんだ……聖女と僧侶の、『聖域』に。
浄化の力と、祝福の力を合体させて、瘴気とか悪い気配とか汚れみたいなのを、全部消せる場所を作るんだって。すごい狭い場所にしかならないから、罠的に使うってことになった。
ゲームでもなにかふたりで魔法使ってるな、っていうシーンがあるんだけど、スチルがあるわけじゃなく、二人が魔法で倒した!的な文章があるだけ。
……ゲームの戦闘シーンは本当に雰囲気だからね、なにしてたとかはほとんどわかんないよ。
だから、準備なしに行ったゲームと、この用意周到の作戦がどう違うかは分からない。
でもこれを事前情報無しってかなり無理ゲーじゃね?とは思う、俺的に。逃げられたらどうすんだ。
って、もう、聖域(罠)目前だよ!いけ!そこだクリスティナ!
……いったー!
真っ白な光が地面からぼわっ!て膨れ上がって、その中に入ってしまった車、じゃなかった第二の災禍の炎が消え、ボディ、体が黒い消し炭になった。
「すごい!クリスティナ!」
「やったー!」
「やりましたね……!」
嬉しそうにアエリアーナが駆け寄ってきた。魔法を維持するにはずっと魔力を送らなきゃならないらしく、あと、災禍に気づかれないように細工もしながら、彼女たちはずっと待機していた。
ロッドを胸の前で握って、晴れやかな顔をしてるけど、額は汗で濡れてる。遅れて戻ってきた僧侶のフレェイはあからさまにげっそりしてるし。
「よ……よかったです……」
「おつかれさま」
俺が声をかけると、フレェイはびくっと肩を震わせて曖昧に笑う。まあ、まだ慣れてくれないのもしかたないか。
「討伐成功ですか」
「……」
お、ダインたちも戻ってきた。効果が消えかけてる聖域の光を見ながら、ほっとしたんだろうか、聖騎士はすこし頬が緩んでる。
「聖女、討伐成功、お慶び申し上げます」
コンラートはアエリアーナの前に片膝をつき、胸に片手を置く。おお、騎士の礼ってやつか。
「ありがとうございます。貴方も、大義でした」
微笑むアエリアーナは聖女だなー!後光が差して見える。
「……」
ダインは相変わらず無表情無言。
っていうか、どこ見てるんだ?
「……ダイン?」
ふと気になったので、前に立って、ひらりと手をかざした。
ふわっと、彼から、いい匂いが……してる?
ダインの大きな体がちいさく揺れた気がした。
「……」
「……あっ、しまっ、」
かちっ、と金の目の色が変わる瞬間を、見てしまった。
「リュート!」
アエリアーナの声を聞きながら、ダインに突き飛ばされる。
この身体、あんまり感覚が薄くて痛みとかもそんなに感じないんだよね。地面に転がって、おっきい男につぶされてるのに、ぜんぜん痛くない。
「あああ油断した!アエリアーナ!みんな!どっか行ってて!」
さすがに二度も衆人環視で、なんてやだよ!
でもアエリアーナに行かなくてよかった!ホントに!
なんて、思ってるうちに、ビリって音がした。
うん、俺ちゃんと文明人らしく服は着てたんだ、災禍だけど。
思いっきり、やぶられたね、はは……
ダインは心なしか荒い息を吐きながら、俺の腰を砕けそうなほど掴んで、自分のそれにぐっと押し付ける。
「ぐ、ぁあ!」
……この瞬間だけは痛いな……どんだけ乱暴にされてるんだろ。
吸魔だから、怪我しても魔力でも摂取できればすぐに治る……ふぁ、おいしいのが来た。
暴君騎士ダインに、浄化の魔法は何度もかけたんだ。
俺の予想通り、かけてもかけても瘴気は消えなかった。
消えたか?と思ったら数時間後には元に戻ってるっていうのはザラで、焼け石に水ってことで、一日一回だけ、アエリアーナが施すことにした。
……少しは、効いていたのかな。
災禍はそこにいるだけで瘴気を撒き散らす。第二災禍だって炎と一緒に瘴気をふかし、……撒き散らしてた。
だから、本当は討伐隊全員を速攻浄化しないといけなかった……俺も馬鹿だった、倒して喜んでる場合じゃなかった。
ダインの暴走は当たり前だったよ。
けど、意外とすぐにダインは正気に返った。
……ううん、けっこうお腹いっぱいだけど……9分目……?
送られてくるおいしいのが減ったし、俺の腰を掴んで揺さぶっていたダインの手も止まった。
……きもちいいのは、まだ残ってる。
だって、固くて大きいのが腹に入ったまんま。
どうするんだろ、って思ったら、また、動き始めた。
「あっ、あっ、……ふ、ぁあ……」
さっきより薄味?だけど、おいしいのがまた来た。
どうせなら、まだ残ってるっぽいダインの瘴気も吸っておこうかなって、髪を彼の腕に巻きつけた。んーおいしい。すっきりする飲み物飲んでる感じがする。
なんか、一度目も二度目の今のさっきも、ものすごい激しくされてたから、今のためらいがち?なのは変な感じ。
嫌じゃないんだ……いろいろ終わってる気がするけど。
おいしいより気持ちいいがゆっくり続いて、ぐって奥に、濃いのが来た。腰上がっちゃう……
「……んぅうう、きた、きてるぅ……」
「……」
はあっ、て鋭いため息みたいなの、ダインだよな。
……俺はなんかそのへんゆるゆるになってるけど、ダインは、本当は、どうなんだろ。
この世界は女の子のエロい姿を眺める用の(最低だなあらためて)世界だから、男なんて論外!って言われてもおかしくないんだけど。
でも、ダインは快感に弱いのかな……俺で吐き出したんだよな、今。
嫌な思いして男を抱くのはかわいそうだな。
かといって、アエリアーナには触れさせらんないから……やっぱ俺で我慢してもらお。
19
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる