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吸魔の思うこと
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第三の災禍、あっけなく討伐。
こいつについては、事前準備があれば全然余裕だと踏んでいた。
かたちは大きいキノコ。人の背丈の倍以上はあるね。
……キノコって、なんだろう、どうしてもフォルムがファンシーだよね。
まっしろいムニュってした胴体に毒々しい赤黒い傘を広げて、攻撃されたら瘴気と一緒に毒胞子を撒く。
毒が厄介で、ゲームでは全滅しかけていた。解毒魔法はあるけど、効果が薄かったらしい。
……その毒でへろへろのアエリアーナを、暴君騎士が容赦なく犯していたよ……治療してやれ。まあ理性のないけだものに言っても、だけど。
さて、事前準備とは。
超強力な解毒剤を用意する。
以上。
あとはひたすらに攻撃。
RPGとかでもあるよなー、HP減っては回復して減っては回復。
たまにアエリアーナの浄化魔法と俺の髪で、瘴気を消しながら、薬瓶くわえてみんな攻撃!
ちょっと俺的に不満だったのは、どうしてもダインを参加させないといけないことだった。
この男、攻撃力、高すぎ。
ゲームでもメインアタッカーのような感じに見えたけど、現実で見るととんでもねー。
たしかに後衛職多めのパーティだけどさ。
で、敵を攻撃するってことは近づくってことだ。
瘴気にあてられやすいってわかってるのに、わざわざ近づくって……けど、いろいろ考えてもダインは外せそうになかったよ。
けど、前回のジムなんちゃら(じゃない)の感じだと、俺が彼の側に張り付いてれば、最悪の事態――アエリアーナの危機にはならないのでは?
と、張り付いてみた。
おお!なんと、ドレインの効果もあったらしいぞ!
ダインが!暴走せず!終わった!
討伐成功!
「……良かったです、また、その、おかしくならなくて」
ほっとしたようにアエリアーナが全員に浄化の魔法を当てている。
まっさきにダインにかけたけど、相変わらず無言で、理性はちゃんと残ってるぞ。やったぜ!
俺は少し離れたところでそれを見てる。
実のところ、俺もちゃんと災禍だから、浄化魔法とかは直接触れるとあんまりよくない。
災禍は瘴気そのものだからな。
普通なら瘴気だぞーって、こうやって、ただいるだけでもばらまくはずなんだが、俺はそーゆーことがない。うーん、アエリアーナにも聞かれたけど、なんでかは分からない。特別なことはしてないし……
ともかく、楽に災禍を討伐できた!
ホクホクとみんなで封印のあった場所から離れ、近くの町へ。
そこに2日ほど前から泊まってる。
人里には俺はちょっと見た目が……と思ったけど、髪が短くできることが判明(そりゃ自在に伸ばせるんだからな)、フードをかぶっていれば大丈夫だ、と、ベッドのあるちゃんとした宿屋に泊まれたんだ。元人間でよかった!
小さい町だから、いちいち聖女一行でございって言って回るのも恥ずかしいし……って、名乗らなかったけど、大きい街ではそうもいかないらしい。街の偉い人にごあいさつとかが必要なんだって。
うーむ、どの世界もそういうのはあるんだな。
そうやって、気分良く町に帰ってくる途中だ。
ダインの様子がおかしい。
俺はなんとなく彼のそばにいることが多くなった。アエリアーナの安全を守るためもあるし、瘴気を吸えるから、ダインの負担が減るんじゃないかって。
だから、ダインが途中で顔色が悪くなったのにもすぐ気づいた。
「……」
「ダイン?」
おいしそうなにおいが……してる。
「……アエリアーナ!」
「!?はいっ!」
気づいたのか、アエリアーナがぱっと浄化魔法を使ってくれた。
少しダインは顔色を取り戻したけど、すぐに戻っちゃう。
「……どうして」
「ううん、困ったな」
俺も彼に髪を巻きつけて、手を握る。
はっきりばっちり彼から瘴気を吸って、俺的には、うまい……
というか、ダイン、ひょっとして……
「……我慢してる?」
そうだ、理性を飛ばさないように、我慢してるっぽい。
無表情だった顔をしかめて、脂汗をかいている。
目が時々ふらって動くから、そうとうギリギリ……?
……なんかかわいそうだな。
「よし、俺と宿にさっさと戻ろう」
外はもう嫌だ。
「え!?」
「みんなはゆっくりでいいよ、」
「リュート!」
アエリアーナが必死に首を振っている。
あー心配かけちゃってるのか。
「大丈夫。前も言ったけど、俺はなんも思わないし、むしろごはん的な……」
「それでもです!」
アエリアーナは涙目だ。
うっ、そんなに俺の心配してくれるのか。嬉しすぎる。
「いいから。あ、1回浄化魔法かけてくれる?」
「……っ」
アエリアーナはぎゅっと唇を結んで、それからぱっとあったかい光のようなものを手のひらから出してダインに浴びせた。近くにいる俺もちょっと食らっちゃってるんだけど、今はエネルギー満タンでそこまでダメージがない。
アエリアーナが瞳を、キッ、って……ダインをにらんだ?
「リュートに怪我させないでください」
「……」
「あ、じゃ、じゃあ行くか、はやく」
なんでかふたりの仲が悪くなっていってるような?
手を掴んで、ダインと足早に町に戻る。やっぱり、ダインはすぐに調子が悪そうになる。
……人間の中から出る瘴気って、感情によって起こされるものが多いんだよな。
ダインは、それだけの負の感情を持ってるってことだ。
俺は――たまたまゲームの選択肢を間違えて、それで知ったんだ。
宿に着いて、宿のマスターに挨拶もそこそこに部屋に行く。
やべ……そこまで壁が厚い宿じゃないんよな。
うん、全力で声を我慢しよう。
「……って、ちょ、待て!」
バタン、って、扉が閉まったとたんに、ダインが俺を押し倒そうとしやがる!
けど、ぴたりと止まった。理性が残ってるの?よかったー
「なあ、鎧脱いで。いっつも重いんだ」
「……」
ダインはじっとこっちを見ている。すごい汗。でももうちょっと我慢してくれー。
って……う、頷いた!?
こくん、ってちいさくだけど、ダインの顎が上下して、お、俺は……感動している!
はじめて、ダインと意思疎通できた!すごい!
本当に無反応で、たまになんにも聞いてないんじゃって思うくらいだった、あの、ダインが!
って、感動してる場合じゃない。
ばちっ、て、すごい音を立てて鎧の留め具を外してるダインに背を向けて、俺はベッドに上がって服を脱ぐ。
……時間稼ぎができたんだ、毎回痛い思いをするのもヤダ。
自分でそこをいじるのは気が引けるんだけど、まあもうさんざんダインに突かれまくって、る、し。
あー、雑念は捨てる!もぞっとするのはまだ人間だった頃の感覚が残ってるからだ。
いざ!
……
…………
………………あんま、よく分からない。ホッ。
五感が鈍いっていうのは気がついてたけど、ここもそうなんだな。
うううん、それを超えて超痛いダインのアレって……
と、あれこれ考えて、うりうりとその、股の後ろの穴を、指でいじってると。
がっ、っていきなり強く肩を掴まれた。
「うわっ」
そのままごろんってシーツに背中から転がって、すぐに、おっきい体が上にかぶさってきた。
「だ、ダイン」
はい、暴走中です、コレ。
鎧は外してくれたけど、中のサーコート?ってやつはそのまんま。
ぐい、って彼の膝に俺の腰が掬い上げられた。
ダインのずっしりした腰を挟んで、自然と開いた俺の脚。相変わらず骨と皮ばっかりの、棒みたいな。
で、その、根本に、ちょこんとある突起みたいなの。
……気づいたときはちょっとショックだったな。
子供サイズの俺の分身。
もうぜんぜんただの飾りになってた。
身体自体元人間だけど、災禍になったから、必要なくなったんだろうな……なきそう。
って、それよりも、だ。
「…………ひっ」
見えたんだ……その、俺のと比べ物にならない、お、お、…………で、でっか…………
初めてまともに見てしまった!ダインのダイン!
見なきゃよかった!
「あ、あ、待って、それ、そん……ぎ、ぁ、――!」
あ、ほぐしたからかそこまでじゃない。
でも、圧迫感がすごい。
「ん、く……ぅ、ぅう、んんん……っ」
すぐに、腹がじわって……ああ、これ、これ……うま。
んああ、おいしい、おいしいよぉ。
なんでこんな、あ、くる、いっぱい。
ごんごん、して、~~っ、あ、ああ……うまいよ……
……はっ、やばい、口閉じないと。
多分ちょっとあのだらしのない声出してたけど、これ以上はやだ。気分だよ気分。
両手を口に当てて、その間もがんがん腰打ちつけてくるダインは、無表情で目だけらんらんと輝いていてちょっと怖い。
ごちゅごちゅ音立てて突かれてる腹は、美味しくて、熱くて気持ちがいい……んだけど、一回我に返ったら、なんか、……俺、暴君騎士にやられてんだな……
ああ、きもちい。
「ん、んぅーっ、んく、ふ、ぅっ」
おいしいの、ごんごんってくる。
目の前がぱちぱちって白くなる。
足が、腰が、ダインの動きにつられてクイクイって跳ねてる。
あっついな……
……ふあっ!?いっぱいきたぁ!
なか、おいしいのばくはつした?あ、きてるぅ……はぁ。
一番濃い味のが奥にきて、俺の身体が喜んじゃってるのがわかる。
どっこもちからはいんない。
ぐにゃぐにゃで、動けない。
この瞬間、もしダインが俺を殺そうと思えば、簡単にできるんだろうな……
でも、彼はそうしない。
まだ、自分を助けてくれるのが俺だと勘違いしているんだろうか。
まだ人間の彼なら、災禍のドレインより、聖女の浄化のほうが魅力的なんじゃないのかな……女の子だし。
(……まあ、いっか)
彼の瘴気を俺が吸えるのは間違いないし。
それよりも…………はぅ、おいしぃ…………
驚いたことに、多分2回くらいおいしいのを俺に出したら、ダインの暴走は収まった。
道すがらかけまくった浄化魔法のおかげと、今回はあんまり長い間災禍とも戦わなかったからかなって。
この調子で行けば、暴走しないで災禍と戦えるようになるんじゃないかな。
……ただ、ちょっと気がかりが増えた。
アエリアーナがあんまりダインを好きじゃないみたいだな。ううん、あんなゲームでもイチャイチャするシーンがあるんだけど。
恋愛的に発展するのか?っていうのははっきり出ていなかった。ただ、これからも一緒に戦う仲間なんだから、あんまり仲が悪く乗るのも良くないよなー。
それと――
ゲーム上最大の難関が、はやくも次に迫っていた。
こいつについては、事前準備があれば全然余裕だと踏んでいた。
かたちは大きいキノコ。人の背丈の倍以上はあるね。
……キノコって、なんだろう、どうしてもフォルムがファンシーだよね。
まっしろいムニュってした胴体に毒々しい赤黒い傘を広げて、攻撃されたら瘴気と一緒に毒胞子を撒く。
毒が厄介で、ゲームでは全滅しかけていた。解毒魔法はあるけど、効果が薄かったらしい。
……その毒でへろへろのアエリアーナを、暴君騎士が容赦なく犯していたよ……治療してやれ。まあ理性のないけだものに言っても、だけど。
さて、事前準備とは。
超強力な解毒剤を用意する。
以上。
あとはひたすらに攻撃。
RPGとかでもあるよなー、HP減っては回復して減っては回復。
たまにアエリアーナの浄化魔法と俺の髪で、瘴気を消しながら、薬瓶くわえてみんな攻撃!
ちょっと俺的に不満だったのは、どうしてもダインを参加させないといけないことだった。
この男、攻撃力、高すぎ。
ゲームでもメインアタッカーのような感じに見えたけど、現実で見るととんでもねー。
たしかに後衛職多めのパーティだけどさ。
で、敵を攻撃するってことは近づくってことだ。
瘴気にあてられやすいってわかってるのに、わざわざ近づくって……けど、いろいろ考えてもダインは外せそうになかったよ。
けど、前回のジムなんちゃら(じゃない)の感じだと、俺が彼の側に張り付いてれば、最悪の事態――アエリアーナの危機にはならないのでは?
と、張り付いてみた。
おお!なんと、ドレインの効果もあったらしいぞ!
ダインが!暴走せず!終わった!
討伐成功!
「……良かったです、また、その、おかしくならなくて」
ほっとしたようにアエリアーナが全員に浄化の魔法を当てている。
まっさきにダインにかけたけど、相変わらず無言で、理性はちゃんと残ってるぞ。やったぜ!
俺は少し離れたところでそれを見てる。
実のところ、俺もちゃんと災禍だから、浄化魔法とかは直接触れるとあんまりよくない。
災禍は瘴気そのものだからな。
普通なら瘴気だぞーって、こうやって、ただいるだけでもばらまくはずなんだが、俺はそーゆーことがない。うーん、アエリアーナにも聞かれたけど、なんでかは分からない。特別なことはしてないし……
ともかく、楽に災禍を討伐できた!
ホクホクとみんなで封印のあった場所から離れ、近くの町へ。
そこに2日ほど前から泊まってる。
人里には俺はちょっと見た目が……と思ったけど、髪が短くできることが判明(そりゃ自在に伸ばせるんだからな)、フードをかぶっていれば大丈夫だ、と、ベッドのあるちゃんとした宿屋に泊まれたんだ。元人間でよかった!
小さい町だから、いちいち聖女一行でございって言って回るのも恥ずかしいし……って、名乗らなかったけど、大きい街ではそうもいかないらしい。街の偉い人にごあいさつとかが必要なんだって。
うーむ、どの世界もそういうのはあるんだな。
そうやって、気分良く町に帰ってくる途中だ。
ダインの様子がおかしい。
俺はなんとなく彼のそばにいることが多くなった。アエリアーナの安全を守るためもあるし、瘴気を吸えるから、ダインの負担が減るんじゃないかって。
だから、ダインが途中で顔色が悪くなったのにもすぐ気づいた。
「……」
「ダイン?」
おいしそうなにおいが……してる。
「……アエリアーナ!」
「!?はいっ!」
気づいたのか、アエリアーナがぱっと浄化魔法を使ってくれた。
少しダインは顔色を取り戻したけど、すぐに戻っちゃう。
「……どうして」
「ううん、困ったな」
俺も彼に髪を巻きつけて、手を握る。
はっきりばっちり彼から瘴気を吸って、俺的には、うまい……
というか、ダイン、ひょっとして……
「……我慢してる?」
そうだ、理性を飛ばさないように、我慢してるっぽい。
無表情だった顔をしかめて、脂汗をかいている。
目が時々ふらって動くから、そうとうギリギリ……?
……なんかかわいそうだな。
「よし、俺と宿にさっさと戻ろう」
外はもう嫌だ。
「え!?」
「みんなはゆっくりでいいよ、」
「リュート!」
アエリアーナが必死に首を振っている。
あー心配かけちゃってるのか。
「大丈夫。前も言ったけど、俺はなんも思わないし、むしろごはん的な……」
「それでもです!」
アエリアーナは涙目だ。
うっ、そんなに俺の心配してくれるのか。嬉しすぎる。
「いいから。あ、1回浄化魔法かけてくれる?」
「……っ」
アエリアーナはぎゅっと唇を結んで、それからぱっとあったかい光のようなものを手のひらから出してダインに浴びせた。近くにいる俺もちょっと食らっちゃってるんだけど、今はエネルギー満タンでそこまでダメージがない。
アエリアーナが瞳を、キッ、って……ダインをにらんだ?
「リュートに怪我させないでください」
「……」
「あ、じゃ、じゃあ行くか、はやく」
なんでかふたりの仲が悪くなっていってるような?
手を掴んで、ダインと足早に町に戻る。やっぱり、ダインはすぐに調子が悪そうになる。
……人間の中から出る瘴気って、感情によって起こされるものが多いんだよな。
ダインは、それだけの負の感情を持ってるってことだ。
俺は――たまたまゲームの選択肢を間違えて、それで知ったんだ。
宿に着いて、宿のマスターに挨拶もそこそこに部屋に行く。
やべ……そこまで壁が厚い宿じゃないんよな。
うん、全力で声を我慢しよう。
「……って、ちょ、待て!」
バタン、って、扉が閉まったとたんに、ダインが俺を押し倒そうとしやがる!
けど、ぴたりと止まった。理性が残ってるの?よかったー
「なあ、鎧脱いで。いっつも重いんだ」
「……」
ダインはじっとこっちを見ている。すごい汗。でももうちょっと我慢してくれー。
って……う、頷いた!?
こくん、ってちいさくだけど、ダインの顎が上下して、お、俺は……感動している!
はじめて、ダインと意思疎通できた!すごい!
本当に無反応で、たまになんにも聞いてないんじゃって思うくらいだった、あの、ダインが!
って、感動してる場合じゃない。
ばちっ、て、すごい音を立てて鎧の留め具を外してるダインに背を向けて、俺はベッドに上がって服を脱ぐ。
……時間稼ぎができたんだ、毎回痛い思いをするのもヤダ。
自分でそこをいじるのは気が引けるんだけど、まあもうさんざんダインに突かれまくって、る、し。
あー、雑念は捨てる!もぞっとするのはまだ人間だった頃の感覚が残ってるからだ。
いざ!
……
…………
………………あんま、よく分からない。ホッ。
五感が鈍いっていうのは気がついてたけど、ここもそうなんだな。
うううん、それを超えて超痛いダインのアレって……
と、あれこれ考えて、うりうりとその、股の後ろの穴を、指でいじってると。
がっ、っていきなり強く肩を掴まれた。
「うわっ」
そのままごろんってシーツに背中から転がって、すぐに、おっきい体が上にかぶさってきた。
「だ、ダイン」
はい、暴走中です、コレ。
鎧は外してくれたけど、中のサーコート?ってやつはそのまんま。
ぐい、って彼の膝に俺の腰が掬い上げられた。
ダインのずっしりした腰を挟んで、自然と開いた俺の脚。相変わらず骨と皮ばっかりの、棒みたいな。
で、その、根本に、ちょこんとある突起みたいなの。
……気づいたときはちょっとショックだったな。
子供サイズの俺の分身。
もうぜんぜんただの飾りになってた。
身体自体元人間だけど、災禍になったから、必要なくなったんだろうな……なきそう。
って、それよりも、だ。
「…………ひっ」
見えたんだ……その、俺のと比べ物にならない、お、お、…………で、でっか…………
初めてまともに見てしまった!ダインのダイン!
見なきゃよかった!
「あ、あ、待って、それ、そん……ぎ、ぁ、――!」
あ、ほぐしたからかそこまでじゃない。
でも、圧迫感がすごい。
「ん、く……ぅ、ぅう、んんん……っ」
すぐに、腹がじわって……ああ、これ、これ……うま。
んああ、おいしい、おいしいよぉ。
なんでこんな、あ、くる、いっぱい。
ごんごん、して、~~っ、あ、ああ……うまいよ……
……はっ、やばい、口閉じないと。
多分ちょっとあのだらしのない声出してたけど、これ以上はやだ。気分だよ気分。
両手を口に当てて、その間もがんがん腰打ちつけてくるダインは、無表情で目だけらんらんと輝いていてちょっと怖い。
ごちゅごちゅ音立てて突かれてる腹は、美味しくて、熱くて気持ちがいい……んだけど、一回我に返ったら、なんか、……俺、暴君騎士にやられてんだな……
ああ、きもちい。
「ん、んぅーっ、んく、ふ、ぅっ」
おいしいの、ごんごんってくる。
目の前がぱちぱちって白くなる。
足が、腰が、ダインの動きにつられてクイクイって跳ねてる。
あっついな……
……ふあっ!?いっぱいきたぁ!
なか、おいしいのばくはつした?あ、きてるぅ……はぁ。
一番濃い味のが奥にきて、俺の身体が喜んじゃってるのがわかる。
どっこもちからはいんない。
ぐにゃぐにゃで、動けない。
この瞬間、もしダインが俺を殺そうと思えば、簡単にできるんだろうな……
でも、彼はそうしない。
まだ、自分を助けてくれるのが俺だと勘違いしているんだろうか。
まだ人間の彼なら、災禍のドレインより、聖女の浄化のほうが魅力的なんじゃないのかな……女の子だし。
(……まあ、いっか)
彼の瘴気を俺が吸えるのは間違いないし。
それよりも…………はぅ、おいしぃ…………
驚いたことに、多分2回くらいおいしいのを俺に出したら、ダインの暴走は収まった。
道すがらかけまくった浄化魔法のおかげと、今回はあんまり長い間災禍とも戦わなかったからかなって。
この調子で行けば、暴走しないで災禍と戦えるようになるんじゃないかな。
……ただ、ちょっと気がかりが増えた。
アエリアーナがあんまりダインを好きじゃないみたいだな。ううん、あんなゲームでもイチャイチャするシーンがあるんだけど。
恋愛的に発展するのか?っていうのははっきり出ていなかった。ただ、これからも一緒に戦う仲間なんだから、あんまり仲が悪く乗るのも良くないよなー。
それと――
ゲーム上最大の難関が、はやくも次に迫っていた。
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