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僧侶フレェイ
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※かなり気持ち悪いです、注意。
常々思っているのですが、聖職者だからといって、度が過ぎる身ぎれいさは逆に不健全では?
体の構造が一般信者とたいして変わるわけでもありませんし。
けれどまあ、規律違反は良くないですね。まだ隠れて花街に通っている私は潔白なほうだと思いますよ。
そう、院内で幼い見習いを侍らせて、その子らをもてあそんでいることをあちこちで見せびらかしている、腐った……失礼、趣味のよろしい上の方々は、一度その身を清らかな水に投げてはいかがでしょう。
まあそれくらいに、稚児趣味というひと昔の悪習は嫌いだったんです、私。
今こそ僧侶も妻帯を認められていますが、昔は女性に触れることが悪道だと信じて疑われなかったこともある。
まだ幼い無垢な少年は女性とは対極に位置し、清らかなるものと持ち上げて……女性の代わりにする。屁理屈を述べて結局自分たちの欲を正当化したいだけですね。
あのたわわで柔らかな慈悲深い果実を、悪だなどと……なんともおかしな時代があったものです。
ですが、そういう思想論は、私は一度も院内でどなたにも言ったことはありませんよ。いちいち目くじら立てるのもよろしくないです。そういった方々とはつかず離れず、お付き合いを望んだほうが、神の広い御心に沿う結果になりますでしょう。
……と、思っていたのですが。
神よ、私のなにがいけなかったのですか。
私は周囲から予想外の出世を妬まれ、災禍を討伐する旅に出る、教会の聖女のお付きに任命されされました。
事実上追放……いや、処刑でしょうか。
はあ、やはりあの方々とは縁を切るべきでしたか……
聖女はいいとして、教会からの護衛というのが気に入りません。あの男、たぶん聖女を助ける気はなく……いえ、人様のところに首を突っ込んでもなんにも得はありませんね。
まあ、聖女も大変なのでしょう。美しすぎるのも理由でしょうか、あの大きなお胸では男を誘っていると言われてもしかたがないと思いません?
口には出しませんよ、ええ。
なんとも憂鬱な晩年の始まりですか。
そう半ば諦めて、聖女に付いて、災禍の討伐に参りました。
が。
おそらく、誰もが、予想外の展開を迎えたのです。
暴君騎士とかいう男は、要注意だと聞きました。
理性をなくし、暴れまわる危険な男だと。
……こんな暴れ方、ありますか。
暴君騎士が、少年らしいものを襲っています。
その少年らしいもの、というのも、私の矮小な想像力を超えているものですが……それを、力ずくで組み敷き、男が、犯している。
……ここ、外ですね。我々もいるんですが。
少年らしきもの……災禍?でしょうか。それは細い折れそうな体を大きな男に折りたたむように押さえつけられて……ああ、いけない、なんと不道徳な。
災禍は災禍。ですが、今男に捕まり、好き勝手にされている小柄なものは……それらしくない。攻撃性も獣性も見当たらず、ただ、哀れに男に陵辱される子供にも……
「あ、っああ!おぃひぃ~~っ!あっあっ」
喜んで、いますね。
あれ?こう、見るに堪えない惨劇になるかと……?
……ああ、いけませんよそんな、折れそうな身体なんですから、丁寧に……あ、そんな腰を高く上げて獣のような……私は何をそんなに真剣に?
暴君騎士が理性を取り戻さないのか、何度も繰り返される行為に、最初は喜んでいた災禍も泣き出しました。ふふ、哀れですね……はっ。
聖女がだいぶ前から暴君騎士を止めようと苦労なさっていますが、あれは……覇気ですか。無理ですね、我々魔法の使い手が、あれをどうにかしようというのは。
やがて、男が満足したようです。
聖女は、やはり憐れみを感じたのか、真っ先に少年のようなものを保護しました。得体のしれないものですが、敵意はなさそうでしたしね。
聖女が、そのお身体でそれを抱き締め……彼女の聖性で、絵になりますね。
ただ、私は、その……折れそうな細い足に目が離せません。白い蝋のような、不健康な足、地面に投げ出され、汚れた……
リュートと名乗ったその災禍(なぜ名前があるのでしょう?)は、まるで人間のようでした。
なんでも聖女のように神託を受け、一行を助けるために理性を授けられたのだとか。
にわかには信じがたいですが……まあ、本人が必死に訴えている通り、今のところ災禍を倒すために色々な助力をくれています。
それどころか、まるで善人ですね。
聖女の護衛や……ともすれば、私などよりよほど。
あっさりと聖女の懐に飛び込み、その関心をかっているところも見事です。ですが、あれはそんな打算などしていないのでしょうね。
ある意味、恐ろしい存在ですよ、今のところ無害ですが。
そのリュートですが、エネルギーを吸う能力を持ち、なんと瘴気に冒されている暴君騎士を何かと気にかけている様子。
あれを忘れたのでしょうか?あの、出会い頭に身体を蹂躙された……
いえ、どうも人間らしくはあるけれど、結局のところ災禍、ということでした。力を増すために、瘴気を生み出すダインに本能的にすり寄っている……
まあ、よろしいのではないのですか?何をそこまでこだわっているのでしょう……聖女が、ですよ?
旅は順調です。
さっくりと、何の問題もなく……というわけにもいきませんが、滞りなく災禍を倒していっている。
私も当初はどうせ神の御下にお呼ばれするのだと嘆いていたものですが、少しばかり希望を持ち直しました。
ですが……
「リュート!」
聖女が半狂乱になっている。
今度ばかりは、前は見ているだけだった聖騎士も焦っているようですね。魔道士は悔しげに足を踏み鳴らしている。
また、繰り返してしまった、暴君騎士の暴走。
この覇気というものは本当に厄介です。物理的には遠ざかって対象に触れることも出来ず、魔法は効果が激減します。
その覇気を出しているダインは……あれは正気ではないですか?
ただ、腕にリュートを抱いてじっとしている。
まるで、お気に入りのおもちゃを……いえ、宝物を守るように、でしょうか。
リュートは意識がないのか、ぐったりとダインに身を預けています。また、無茶をされて、服などぼろぼろで肌が露出している――哀れですね、本当に。
……?ぞくっと、したのはなんでしょうね。
ダインは意識を取り戻したリュートに諭され、覇気を解いて彼を解放しました。
聖女は今度こそお怒りの様子。これではダインは隊から外れそうですね。主力の除隊はかなり痛いと思うのですが……どうせ、人員の補充は認めらませんでしょうし。
リュートは休憩が欲しいといい、我々は合わせてここで野営をすることに決めました。
重い空気の中、ダインは相変わらず無言で、先ほどまでの狂乱は嘘だったかのよう。
元々強い男ですが、理性がないというのはああも無茶苦茶なのですね。死ぬかと思いましたよ……
「……」
落ち着きません。
どうしたのですか、私。
……小用に、と聖騎士に告げて、その場を離れました。
茂みに隠れて、それを、目にして。
「……嘘でしょう」
なんで、元気になっているのですか、私。
たしかに思うように花街に寄れませんが、かといって完全な禁欲生活でもないのです。先日だって……いえ、それよりも、さっさと処理してしまいましょう。
言うことを聞かない自分のものを、右手で包みます。
……こう、むなしいものですね。なにもない茂みでというのは。
聖女は……美しいのですが、どうにも違うという気がして、なにも感じません。
魔道士は可愛らしいですが、そこまででは……
……ほそい、脚でした。
白くて、手で握ったら折れてしまいそうな。
それが、鎧をつけたままの男を挟んで、大きく広げられて……
ちらりと見えた彼の分身は、本当にちっちゃなものだった。それが激しい動きにぷるっと揺れて。
腕を男に引かれて、伏せていた上半身がぐいっと宙に浮く。
肋が浮いて、薄いストンとした胸がくっと突き出される。
『ああっ!?』
高いかすれた声が、上がった。
ぐいぐいと男に突き上げられて、細いしろい身体が前後左右めちゃくちゃに揺れる。
『ふあ、おい……しいぃ……っ!』
おいしいというのは、瘴気を含めいろんなエネルギーを摂取するとそう感じるとか。
うれしげに、大きな目を潤ませて、たらたらと口から透明なものを垂らして。
細いからだがよじれて、ふやふやの声が鋭い悲鳴に変わる。
『いやあ、もう、いっぱい……!』
男の大きな手に太ももをつかまれて、ピンと伸びた足が宙で半円を描く。
ほとんど立ち上がった男の腰に、尻を押しつけるように脚を固定され、逆さにぐらぐらと揺れるしろい、ほそい……少年のような身体。
あちこちに自身の長い髪が絡まっていて、まるで自らを戒めているような――
『むり、ゆるし……ぃ、っあ、ああ!もうだめ、だめぇ……!』
泣き崩れた彼の顔は、それでもどこか陶然としていて――
「……っ!」
で、でた。
……ええ、出てしまいました。うわ、多すぎ……
……
…………
………………
……………………さいあく。
神よ、私はどうしてしまったんでしょうか。
たわわなおっぱいの女の方が好きでした。
あんな、細くて食べがいのない、男なんかに分身が反応して。
……これでは、あの唾棄べき神院のクソ狸どもと変わらないではないですか。
罪深い。いちおうあれでも彼は仲間ですよ、しかも聖女のお気に入り……
……バレたら、色々終わりです。
「…………ふっ」
ああ、何たる罪。
神よ、天にまします我らの父。
私は心を入れ替えました。
この、澄み切った心。今までの罪を懺悔します。
誓います。
必ずや生きて戻り、罪を犯し続ける者どもに罰を。
この世を正しく清らかなものに、御心があまねく伝わる素晴らしい地に。
それが私の贖罪です。
……マジごめんなさいリュート。
ほう、最初の試練でしょうか。
あの暴君騎士も、かわいそうな迷える者でしたか。
ならば、導き教えるのが我々僧侶の役目です。与えられた使命に身の震える思いです。
おお、クリスティナ、あなたもやりますね、罪悪感と愛情を元に、ダインに教えを授けるとは。
……やはり見た感じ、ダインはリュートにただならぬ愛を抱いている様子。
なにも性愛だけではなさそうです。よろしいことです。
ええ、神よ、分かっております。
壮大な目標の前に、目の前の憐れな人間に、まずは手を差し伸べましょう。
常々思っているのですが、聖職者だからといって、度が過ぎる身ぎれいさは逆に不健全では?
体の構造が一般信者とたいして変わるわけでもありませんし。
けれどまあ、規律違反は良くないですね。まだ隠れて花街に通っている私は潔白なほうだと思いますよ。
そう、院内で幼い見習いを侍らせて、その子らをもてあそんでいることをあちこちで見せびらかしている、腐った……失礼、趣味のよろしい上の方々は、一度その身を清らかな水に投げてはいかがでしょう。
まあそれくらいに、稚児趣味というひと昔の悪習は嫌いだったんです、私。
今こそ僧侶も妻帯を認められていますが、昔は女性に触れることが悪道だと信じて疑われなかったこともある。
まだ幼い無垢な少年は女性とは対極に位置し、清らかなるものと持ち上げて……女性の代わりにする。屁理屈を述べて結局自分たちの欲を正当化したいだけですね。
あのたわわで柔らかな慈悲深い果実を、悪だなどと……なんともおかしな時代があったものです。
ですが、そういう思想論は、私は一度も院内でどなたにも言ったことはありませんよ。いちいち目くじら立てるのもよろしくないです。そういった方々とはつかず離れず、お付き合いを望んだほうが、神の広い御心に沿う結果になりますでしょう。
……と、思っていたのですが。
神よ、私のなにがいけなかったのですか。
私は周囲から予想外の出世を妬まれ、災禍を討伐する旅に出る、教会の聖女のお付きに任命されされました。
事実上追放……いや、処刑でしょうか。
はあ、やはりあの方々とは縁を切るべきでしたか……
聖女はいいとして、教会からの護衛というのが気に入りません。あの男、たぶん聖女を助ける気はなく……いえ、人様のところに首を突っ込んでもなんにも得はありませんね。
まあ、聖女も大変なのでしょう。美しすぎるのも理由でしょうか、あの大きなお胸では男を誘っていると言われてもしかたがないと思いません?
口には出しませんよ、ええ。
なんとも憂鬱な晩年の始まりですか。
そう半ば諦めて、聖女に付いて、災禍の討伐に参りました。
が。
おそらく、誰もが、予想外の展開を迎えたのです。
暴君騎士とかいう男は、要注意だと聞きました。
理性をなくし、暴れまわる危険な男だと。
……こんな暴れ方、ありますか。
暴君騎士が、少年らしいものを襲っています。
その少年らしいもの、というのも、私の矮小な想像力を超えているものですが……それを、力ずくで組み敷き、男が、犯している。
……ここ、外ですね。我々もいるんですが。
少年らしきもの……災禍?でしょうか。それは細い折れそうな体を大きな男に折りたたむように押さえつけられて……ああ、いけない、なんと不道徳な。
災禍は災禍。ですが、今男に捕まり、好き勝手にされている小柄なものは……それらしくない。攻撃性も獣性も見当たらず、ただ、哀れに男に陵辱される子供にも……
「あ、っああ!おぃひぃ~~っ!あっあっ」
喜んで、いますね。
あれ?こう、見るに堪えない惨劇になるかと……?
……ああ、いけませんよそんな、折れそうな身体なんですから、丁寧に……あ、そんな腰を高く上げて獣のような……私は何をそんなに真剣に?
暴君騎士が理性を取り戻さないのか、何度も繰り返される行為に、最初は喜んでいた災禍も泣き出しました。ふふ、哀れですね……はっ。
聖女がだいぶ前から暴君騎士を止めようと苦労なさっていますが、あれは……覇気ですか。無理ですね、我々魔法の使い手が、あれをどうにかしようというのは。
やがて、男が満足したようです。
聖女は、やはり憐れみを感じたのか、真っ先に少年のようなものを保護しました。得体のしれないものですが、敵意はなさそうでしたしね。
聖女が、そのお身体でそれを抱き締め……彼女の聖性で、絵になりますね。
ただ、私は、その……折れそうな細い足に目が離せません。白い蝋のような、不健康な足、地面に投げ出され、汚れた……
リュートと名乗ったその災禍(なぜ名前があるのでしょう?)は、まるで人間のようでした。
なんでも聖女のように神託を受け、一行を助けるために理性を授けられたのだとか。
にわかには信じがたいですが……まあ、本人が必死に訴えている通り、今のところ災禍を倒すために色々な助力をくれています。
それどころか、まるで善人ですね。
聖女の護衛や……ともすれば、私などよりよほど。
あっさりと聖女の懐に飛び込み、その関心をかっているところも見事です。ですが、あれはそんな打算などしていないのでしょうね。
ある意味、恐ろしい存在ですよ、今のところ無害ですが。
そのリュートですが、エネルギーを吸う能力を持ち、なんと瘴気に冒されている暴君騎士を何かと気にかけている様子。
あれを忘れたのでしょうか?あの、出会い頭に身体を蹂躙された……
いえ、どうも人間らしくはあるけれど、結局のところ災禍、ということでした。力を増すために、瘴気を生み出すダインに本能的にすり寄っている……
まあ、よろしいのではないのですか?何をそこまでこだわっているのでしょう……聖女が、ですよ?
旅は順調です。
さっくりと、何の問題もなく……というわけにもいきませんが、滞りなく災禍を倒していっている。
私も当初はどうせ神の御下にお呼ばれするのだと嘆いていたものですが、少しばかり希望を持ち直しました。
ですが……
「リュート!」
聖女が半狂乱になっている。
今度ばかりは、前は見ているだけだった聖騎士も焦っているようですね。魔道士は悔しげに足を踏み鳴らしている。
また、繰り返してしまった、暴君騎士の暴走。
この覇気というものは本当に厄介です。物理的には遠ざかって対象に触れることも出来ず、魔法は効果が激減します。
その覇気を出しているダインは……あれは正気ではないですか?
ただ、腕にリュートを抱いてじっとしている。
まるで、お気に入りのおもちゃを……いえ、宝物を守るように、でしょうか。
リュートは意識がないのか、ぐったりとダインに身を預けています。また、無茶をされて、服などぼろぼろで肌が露出している――哀れですね、本当に。
……?ぞくっと、したのはなんでしょうね。
ダインは意識を取り戻したリュートに諭され、覇気を解いて彼を解放しました。
聖女は今度こそお怒りの様子。これではダインは隊から外れそうですね。主力の除隊はかなり痛いと思うのですが……どうせ、人員の補充は認めらませんでしょうし。
リュートは休憩が欲しいといい、我々は合わせてここで野営をすることに決めました。
重い空気の中、ダインは相変わらず無言で、先ほどまでの狂乱は嘘だったかのよう。
元々強い男ですが、理性がないというのはああも無茶苦茶なのですね。死ぬかと思いましたよ……
「……」
落ち着きません。
どうしたのですか、私。
……小用に、と聖騎士に告げて、その場を離れました。
茂みに隠れて、それを、目にして。
「……嘘でしょう」
なんで、元気になっているのですか、私。
たしかに思うように花街に寄れませんが、かといって完全な禁欲生活でもないのです。先日だって……いえ、それよりも、さっさと処理してしまいましょう。
言うことを聞かない自分のものを、右手で包みます。
……こう、むなしいものですね。なにもない茂みでというのは。
聖女は……美しいのですが、どうにも違うという気がして、なにも感じません。
魔道士は可愛らしいですが、そこまででは……
……ほそい、脚でした。
白くて、手で握ったら折れてしまいそうな。
それが、鎧をつけたままの男を挟んで、大きく広げられて……
ちらりと見えた彼の分身は、本当にちっちゃなものだった。それが激しい動きにぷるっと揺れて。
腕を男に引かれて、伏せていた上半身がぐいっと宙に浮く。
肋が浮いて、薄いストンとした胸がくっと突き出される。
『ああっ!?』
高いかすれた声が、上がった。
ぐいぐいと男に突き上げられて、細いしろい身体が前後左右めちゃくちゃに揺れる。
『ふあ、おい……しいぃ……っ!』
おいしいというのは、瘴気を含めいろんなエネルギーを摂取するとそう感じるとか。
うれしげに、大きな目を潤ませて、たらたらと口から透明なものを垂らして。
細いからだがよじれて、ふやふやの声が鋭い悲鳴に変わる。
『いやあ、もう、いっぱい……!』
男の大きな手に太ももをつかまれて、ピンと伸びた足が宙で半円を描く。
ほとんど立ち上がった男の腰に、尻を押しつけるように脚を固定され、逆さにぐらぐらと揺れるしろい、ほそい……少年のような身体。
あちこちに自身の長い髪が絡まっていて、まるで自らを戒めているような――
『むり、ゆるし……ぃ、っあ、ああ!もうだめ、だめぇ……!』
泣き崩れた彼の顔は、それでもどこか陶然としていて――
「……っ!」
で、でた。
……ええ、出てしまいました。うわ、多すぎ……
……
…………
………………
……………………さいあく。
神よ、私はどうしてしまったんでしょうか。
たわわなおっぱいの女の方が好きでした。
あんな、細くて食べがいのない、男なんかに分身が反応して。
……これでは、あの唾棄べき神院のクソ狸どもと変わらないではないですか。
罪深い。いちおうあれでも彼は仲間ですよ、しかも聖女のお気に入り……
……バレたら、色々終わりです。
「…………ふっ」
ああ、何たる罪。
神よ、天にまします我らの父。
私は心を入れ替えました。
この、澄み切った心。今までの罪を懺悔します。
誓います。
必ずや生きて戻り、罪を犯し続ける者どもに罰を。
この世を正しく清らかなものに、御心があまねく伝わる素晴らしい地に。
それが私の贖罪です。
……マジごめんなさいリュート。
ほう、最初の試練でしょうか。
あの暴君騎士も、かわいそうな迷える者でしたか。
ならば、導き教えるのが我々僧侶の役目です。与えられた使命に身の震える思いです。
おお、クリスティナ、あなたもやりますね、罪悪感と愛情を元に、ダインに教えを授けるとは。
……やはり見た感じ、ダインはリュートにただならぬ愛を抱いている様子。
なにも性愛だけではなさそうです。よろしいことです。
ええ、神よ、分かっております。
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